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むかつくアイツと夢中ラブハメ!

前編

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戦士のルキヴィルスと白魔道士のテルードはいつも口喧嘩が絶えない。黒魔道士のイーグが二人の仲を取り持つのがお約束だ。
ルキのことが気に入らないテルードだが、本当の気持ちは違っていて──。


☆☆☆☆☆


「はぁ、はぁっ、やった、倒せた……!」
「てめぇがトロい癖に前衛に出てきやがるから、余計に時間がかかったんだよ。分かってんのか?」
「はあぁ!?脳筋で突っ込んでいくような奴に言われたくねぇんだけど!大体、誰がお前の傷を回復してやってると思ってんだよ!礼を言うべきだろ普通!」
「あー、はいはい。てめぇのクソみてぇな回復魔法な。初級魔法しか使えないくせに威張ってんじゃねぇよ」
「うぐっ、し、仕方ないだろ!魔力節約してんだから!!」
「あーもー、二人ともどうどう。折角勝てたんだから言い争わないで喜ぼうよ。ね?」
「あーあ、てめぇがおこちゃまだからイーグが困ってんじゃねぇか」
「ルキが突っかかってくるからだろ!イーグは俺の味方なんだからな!」
「うーん、僕は中立なんだけどなぁ。ほら、早く素材採らないと日が暮れちゃうよ」

 嫌味を言ってくるルキと、言い返す俺、その間を取り持つイーグ。
 戦士と白魔導士と黒魔導士の三人パーティーは、今日も通常運転だ。


*****


 俺の名前はテルード。
 藁色のくせっ毛にハシバミの瞳、容姿は至って凡庸。
 魔法の才能を持つ者は必ず入学しないといけないレカリック学園の魔法科を、及第点ギリギリで卒業した……、まあ、中の下の魔導士だ。卒業出来たから下の下ではない、はず。

 その学園で仲良くなった青髪翠目のイーグは、俺とは違って首席の優等生だ。おっとりした性格なのに、繰り出される上級魔法はえげつない。あまりにも強すぎるからコントロールが難しく、普段は魔力を抑える指輪をしないといけないくらいだ。イーグの魔力が少しぐらい貰えたらいいのにな、と今でも思ってしまう。

 そして、戦士科だったくせに何故かいつも突っかかってきたのがルキことルキヴィルスだ。正義と平和を守るのが信条の戦士科で、言動が粗暴なルキは浮いていた。
 見た目は金髪碧眼でそれこそ王子様みたくキラキラした美形なのに、口を開けば煽りや罵倒が当たり前。腕が良いから余計にタチが悪いし、暴言を吐いても暴力は振るわないから、先生も強く出れないでいた。

 俺とルキが出会ったのは、魔法科も戦士科も関係なく利用出来る共用カフェテラスだ。正直、あの時のことは今思い出しても腹が立つ。俺はただ、奴が落としたハンカチを親切心で拾ってやっただけなのに。引ったくるように取られた後、『汚い手で触んな』と罵ってきやがった。

 その時はまだそいつが悪名高いルキだとは知らなかったから、反射で『礼くらい言えないのか』と言い返して、それからはもう、毒にも薬にもならない言葉の押収だ。

 それから、学科が違うのにルキはよく俺の前に現れるようになって、俺の魔法の下手さを馬鹿にしてきたり、優秀なイーグと比べてきたり、何かと頭をぐしゃぐしゃ撫でまわしてきたり……、とにかく嫌がらせとしか思えないことを散々されてきた。

 その一つ一つはムカつくことばかりで……、…………でも、嫌なことばかりじゃなかったのは確かだ。

 ルキに絡まれるようになってから、俺のことを蔑んでいた魔法科の連中が何も言ってこなくなったし、何かしらの生傷をこさえてくるルキを小馬鹿にしながら治していたおかげで、魔法の腕も少し向上した。顔を合わせれば相変わらず口喧嘩ばかりだったものの、ルキのことを本気で嫌っているわけじゃない。

 そうじゃないと、卒業した後もこうしてパーティーなんて組んでないからな。

 ……まあでも、ルキの目当ては分かってる。
 イーグだ。
 学園に居た時も、今この時も、ルキはイーグのことを狙っている。現に、俺がイーグに引っ付くとすごく顔を顰めてくるし、俺とイーグが話している所に割り込むことも日常茶飯事。俺のことは馬鹿にして、イーグのことは頼りにしてる。こんなのもう、誰が見ても答えは一つだろう。

「っだ……!」
「わ、大丈夫かい、ルキ?鱗の一部が鋭利になってるみたいだね。テルード、念のために回復を……」
「掠り傷だっての。わざわざなけなしの魔力を使わせるまでもねぇよ」
「はあぁ?傷を甘くみんな馬鹿!」
「っ、おい!」

 何か言われる前に、ルキの手を引っ掴んで傷がついた指に舌を這わせた。白魔導士である俺の体液には、癒しの魔力が宿っている。軽い怪我なら舐めれば治せるのが利点だけど、まあ、ほいほいするもんじゃないってことは分かってる。だからこれは、ルキに対する嫌がらせだ。

「てめっ!汚ぇことすんじゃねぇよ!」
「礼を言えよ、礼を。テルード様治してくれてありがとうございます~、って!」
「誰が言うか!」
「ほんと仲良いよね、二人とも」
「「よくねぇ!」」

 こうしてぎゃんぎゃんとうるさくなってしまうのは、いつものこと。素材を剥ぎ取って、ギルドに報告して、宿のベッドで横になった時、ようやくホッと息がつける。

 ──今日もバレなかった、と。 


*****


「テルード♡」

 現実ではありえない、砂糖を溶かしたような甘い声。すぐにこれが『いつもの』夢だと分かって、俺は彼の胸に飛び込んだ。

「ルキっ♡もう、無茶すんなよ、ばか。ルキが強いのは知ってるけどさ、一人で突っ込むなよ。ルキが怪我すんの、凄く嫌なんだからな」
「テルードにいいところ見せたかったんだよ。てめぇはいつもイーグのことばっか褒めるからな」
「それならルキだって……っ。俺よりイーグのことが好きなんだろ。回復魔法もヘボい俺のことなんて、っん……♡」

 抱き締められたままチュウッとキスをされて、言おうとしていた言葉を忘れてしまう。ちゅ、ちゅ、と何度もキスをされる度に頭の中が幸せになってぽやぽやしていく……♡

「俺が好きなのはテルードだ。だから、後衛が前衛に出て無理してほしくねぇんだよ。……つーか、俺の汚れた指なんて舐めたら汚いだろ」
「汚くないっ!俺がしたくてしたことなんだし。それに、ルキが嫌がってるのは知ってるけど、指にちゅーするのドキドキしちゃった……♡」
「ばぁか、行為自体は嫌だなんて思ってねぇよ。……治してくれてありがとな、テルード」

 なんて都合のいい夢だろう。あのルキが、素直にお礼を言うなんて。

 雲のようにもこもこしたベッドに押し倒されて、見つめ合いながらくすりと微笑み合う。自分から唇を擦り合わせれば、お返しにとばかりに舌でぺろぺろと舐められた。

「ん、ルキ♡すき♡しゅき♡ほんとは喧嘩したくない♡夢じゃなくてもちゅーしたいっ♡」
「俺だって、そうだよ。好きだ、テルード。愛してる……♡」
「ひ、んっ♡♡もう、ルキのえっち♡ちんぽ当たってる、ぅ♡」
「嫌か?」
「嫌じゃない……っ♡もっとちゅーしよ♡口とちんぽでちゅう♡んむっ♡」

 むちゅむちゅと食べられてしまうようなキスをされながら、ごりっとした下半身を擦り合わせる。いつの間にか俺もルキも裸だけど、これは夢なんだからそんなこと気にならない。

 ルキのでっかい雄ちんぽに、俺の控えめちんぽは潰されて、だらだらと先走りを零していく。

 気持ちいい♡好き♡もっと……♡

 ルキのことを愛しいと思う度に、俺のアナルが濡れていくのを感じた。……ああ、いや、違う、夢の中だと、俺のここはお尻まんこ♡ルキ限定の孕み穴だ♡

「んっ、ぷはっ♡はー、はぅ、ル、ルキ……♡ちんぽほしい♡ルキのちんぽ……っ、まんこにちょうだい♡」
「っ……♡仕方ねぇな♡テルードが可愛くチン媚び出来たら挿れてやるよ」
「もう♡意地悪……♡」

 でも、えっちな意地悪は嫌いじゃないし、もっとしてほしいって思ってしまう。現実でこんなこと言われたら反射で憤慨するだろうけど、夢の中なら全部素直になれる。

 ルキのことが、好きだから♡
 学園に居た時から、ずっと、ずっと……♡

「ふ、ぁ♡ルキ♡見える?俺のとろとろまんこ♡」
「ああ。物寂しくてくぱくぱしてんのが丸見え♡糸が引くくらい濡れてんな」
「キス♡きもちかったから……っ♡」

 ぐるりとちんぐり返しになってまんこを見せつけると、ルキが楽しそうに顔を寄せてきた。まんこにふうっと息を吐かれて、待ちきれなくてこぷこぷ愛液を零してしまう。

「ルキのためのまんこ♡ルキのちんぽでいっぱい可愛がって♡塞いでくれないとずっと涎垂らしちゃうから♡」
「俺のでいいのか?」
「うん、ルキがいい♡ルキじゃないとやだ♡っ、んあっ♡」

 晒したまんこの上に、ずしりとした熱を乗せられる。ルキの、ビキビキに反り返ったデカちんこだ♡待ち望んでいたそれに、全身が歓喜で震える。早く欲しくて、濡れた尻が勝手に揺れた。
 あ♡ちんぽでまんこコシコシされるの、きもちい……♡

「こら、一人で楽しんでんじゃねぇよ」
「だ、って、だってぇ♡こんなの、我慢できない♡お願い♡ルキ♡待ちきれないさびしんぼまんこ、あったかいちんぽでよしよしして♡」
「……っ♡仕方ねぇな。じゃあ、テルードの言う通りに動かしてやるよ♡ほら、言ってみな」
「あ♡す、少し、引いて……っ、ひゃんっ♡」
「ん、次は?」
「も、もうちょっと引い、て、んっ♡先っぽ、まんことちゅうして♡」
「こうか?」
「あ、ああぁ……♡♡吸い付く♡吸い付いちゃう♡ちんぽキス熱いよぅ♡」

 自分から腰を浮かしてちんぽを食べちゃう♡へこへこ動いちゃうよぉ♡

「もっと♡もっと奥まで♡そのまま一気に……、っへぁ、お、ほお゛おおおおっっ♡♡♡」
「ふはっ♡とろっとろ……♡」
「あ゛、あぇ♡ちんぽぉ♡♡おぎゅっ♡♡ちゅぶされりゅっ♡♡イくっ、お゛♡イくイく、イぎゅっ♡イッぐうううううううううぅぅ♡♡」

 真上から刺されたちんぽが、メスしこりも結腸も全部暴いて、俺は呆気なく射精した。ビュルルッ♡と溢れた白濁が自分の胸や顔にかかる。
 ちんぽ触られてないのに、イっちゃった♡

「ほお゛ぉっ♡♡んぉっ♡♡ぢんぽぉっ♡♡きもちいっ♡きもぢいいよ、おぉっっ♡♡♡」
「っぐ、いきなり、締めんな……っ♡」
「んぎゅっ♡♡ひ♡あ゛あああぁっっ♡♡♡ごりごりっ♡♡おぐぅ♡♡りゃめえええぇッッ♡♡♡」

 パンッ♡パンパンパンパンッッッ♡♡♡ドチュッ♡♡グプグプグプグプッッ♡♡グリュッ♡♡♡

 始まったのは容赦ない種付けプレス♡こんなのイきっ放しになっちゃう♡♡でも、夢だから金玉空っぽにならないし、どれだけ激しく愛されてもちっとも痛くない。

「なかっ♡♡おちんぽミルクっ、いっぱい注いでぇ……っ♡♡♡お願い♡ひぐっ♡あ、あああ、ア゛ッ♡♡ルキのザーメンでっ、俺を塗り替えて……ぉほお゛っっ♡♡♡」
「言われ、なくても……っ♡まんこの中、染めてやるよ……!!」

 グプゥッ♡♡
 ドピュウウウウウウウウウウゥゥゥゥッッ♡♡♡♡♡

「ふぁ゛…………、~~~~っっっ♡♡♡♡♡」

 温めた生クリームを一気に絞り出されたような、もったりしたザーメンが勢いよくまんこを満たしていく。夢の中のルキは、いつも俺のお願いを聞いてくれて、えげつない量の中出しをしてくれる♡こんなの、量も含めて現実じゃ有り得ない。
 だから、堂々とはしたなくねだれるんだ……♡

「ルキ、……キス、したい……♡ハメたまま、いっぱいちゅーして……♡♡」
「……ほんと、キスが好きだよな」

 苦笑しながら俺を抱き上げて、対面座位のまま唇を塞いでくれるルキ。ぬこぬことゆっくり責めてくるちんぽは硬くて、すぐに二回戦を始めることが出来そうだ。

「んっ♡……ルキ、今日は抜かないままずっとキスハメしたいな……♡」
「……いいぜ、気が済むまでアクメしろよ♡」

 互いに突き出した舌を絡ませながら、パチュパチュと肉音を響かせる。自分に都合のいい夢だから、ルキとのラブハメはいつも10回以上してるんじゃないだろうか。
 勿論今日も、たくさんするつもりだ♡乳首やちんぽも一緒に責められながら、射精したり潮を噴いたり……、とにかく心も身体も全部気持ちいい。現実のルキとは出来ないキスも、ふやけてしまいそうなくらい長い間くっつけることが出来て、すごくすごく幸せだ……♡♡

「──……ぁ、あひゅ……♡ルキ、だめぇ……、おしっこ漏れりゅ……♡♡」
「っは……、てめぇが漏らすのはいつものことだろ。なんなら一緒に漏らすか?」
「いっしょ……?ルキもおしっこするのか……?」
「ああ。このまま、な」

 だぷんっ♡
 精液でタプタプになっている胎を、ちんぽでいやらしく混ぜられる。ここに、俺のナカに、おしっこ……♡
 俺がお漏らしするのはいつものことだけど、ルキと一緒なら何だって嬉しい♡

「して……♡おしっこ♡ルキのなら全部ごくごくしたい……っ♡」
「すげぇエロい顔……♡ほら、キスしてやるよ」
「んっ♡」

 正常位で、指を絡め合って、深いキス♡我慢なんてするつもりもなかったちんぽから、すぐにおしっこが漏れ出した。そして、ルキのおしっこも。

「あ……、あふ……♡あつ、いぃっ♡♡おしっこ♡♡つよい、ぃ♡♡♡」
「ふ……っ、あー……、やば、ハマりそ……」
「ほふっ♡ほ、おおおぉ……っ♡♡」

 ジョバジョバと勢いよく注がれるあったかい熱に、俺の思考はうっとりと溶けていく。なんだか視界もぼやけてきた。

 ……ああ、これは、目が覚める前兆だ。
 このまま夢に浸っていたくて、名残惜しくて、放尿をしながらルキに強く抱きついた。

「離れたく、ない……。ルキ……っ♡好き♡現実でも好きって言いたい♡えっちしたい……っ♡」
「く、テルードっ……!俺だって、どれだけ我慢してると……、くそっ!」

 噛み付くように奪い合った呼吸が、すうっと薄れていって──……。
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