いちゃらぶ話あつめました

桜羽根ねね

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おもらしヒーローが宇宙人の手に堕ちるまで

前編

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侵略にやってきた美形宇宙人と、ヒーローにさせられた凡庸大学生の催眠エロコメ。


☆☆☆☆☆


「あ、あ゛~~……♡♡もれりゅ♡もれてるぅ……♡♡」
「何が漏れてるの?教えて、ヒーローくん♡」
「ぁえ……♡お、しっこ♡おしっこ漏れてるの♡ミースになでなでされると、嬉しくておしっこ出ちゃうのぉ♡♡」
「ふふ、すっごい量だね♡ピチピチのスーツが伸びて、おしっこでタプンタプンになっちゃってるよ。おちんぽの形もくっきり丸分かりで可愛いね」
「ん♡えへへ……♡可愛いって♡褒められちゃったぁ♡嬉しいっ♡ミース♡♡」
「ヒーローくんの可愛い即堕ち顔、皆にも見てもらおうね。ほら、生放送のカメラがきてるよ」
「うんっ……♡俺とミースがラブラブしてるとこっ、見てもらう♡」

 ああ、幸せ……♡♡
 大好きなミースに抱きしめられて、おしっこチョロチョロ漏らしながらちゅーをして♡がくがくとガニ股になった中心で、おしっこがたっぷり溜まったスーツがぶらぶら揺れちゃう♡おっきいタマタマみたい♡

「……っと、そろそろ時間だね」
「え……、や、やだ、離れたくないっ♡ミースと一緒にいたいのっ♡♡ずっとずっとちゅーしたいの……っ♡♡♡」
「じゃあ、地球を捨ててオレのものになる?」
「ちきゅ、……ぅ、……っ、ぐ、くっ、そ……、んなこと、するわけないだろ……っっ!!!」
「わっ。もう、いきなり殴り掛かるのはどうかと思うよ。……うーん、いいところまで催眠が効いてくれたんだけどなぁ」
「うるせぇ!今日という今日はぶっ倒す……!」
「あはは、おしっこで水風船みたいになったスーツを揺らしながら叫んでも、無様で可愛いだけだよ、ヒーローくん♡」
「な、ぁ……っ!!」
「次こそは、オレのものにしてあげる」
「っ!に、逃げるな!」

 俺の静止の声が、誰もいなくなった空間に寂しく響く。……いや、あいつは消えたけど、カメラを回してる人間達は残ってる。情けない姿を撮り続けられるのが恥ずかしく、俺も逃げるように緊急帰還装置を発動させた。

 今日も今日とて正義のヒーローは、連敗記録更新だ。


*****


「なぁ、蘇芳!昨日のヒーローチャンネル観たか?最初は勇ましく啖呵を切っても、すーぐ催眠で堕ちるよな。つーかさ、もう催眠関係なく宇宙人に惚れてんじゃね?」
「ほっ、惚れてるわけないだろ!?」
「なんで蘇芳がキレるんだよ。いや、だって最近の戦いでずっと嬉ションしまくりじゃん。とろっとろになんのも早いし、なんなら催眠かかってない時も物欲しそうな顔してもじもじしてるもんな」
「な、ぁ……っ!」

 大学の構内、昼休みで賑わう外を歩いている途中、友人から明け透けに放たれる言葉に、俺は否定することも出来ずに唇を噛み締めた。

 ──地球を侵略する為にやってきた宇宙人、ミース。オーロラのように輝く長髪と神秘的な紫紺の瞳を持つ、見た目だけはえげつないくらいの美男子だ。そいつは何故か、一介の大学生でしかない俺……蘇芳の前に現れて、『君に負けたら大人しく手を引いてあげるよ、ヒーローくん』と言ってきた。訳が分からないまま、バイブみたいな変身ステッキを持たされて、毎回恥ずかしい格好にさせられて、何故か緊急帰還装置という一瞬で家に帰れる機械まで渡してきて、『戦い』をすることになって……今に至る。いや、戦いという名の酷いセクハラだ。しかも、テレビ局が大々的に俺の痴態を生放送するものだから、羞恥心はずっとマックス。催眠を得意とするミースの力で、友人を始めとした他の人達にはそのこと自体が当たり前だって認識させてるみたいだけど……、恥ずかしいものは恥ずかしい。

 始めは、こんなえっちな生活終わらせたいと意気込んでたけど……、俺はあいつに勝てないし、あいつはあいつで俺にとどめを刺そうとしない。平行線のまま身体だけが開発されて、今ではミースに甘やかされる行為が、す……、好き、になってしまった。こんなこと、口が裂けても言えないけど。

「そういえば、蘇芳って恋人出来たりしたのか?」
「えっ!?な、なんだよ突然」
「だってお前、1年の時はモテたいとか恋人ほしいってよくぼやいてたのに、2年になってからさっぱりだからさ。恋人でも出来たのかなーって」

 それは、俺が2年に進級したと同時に『ヒーロー』にさせられたからだ。モテたいだなんて呑気なことを言える状況じゃ、なくなったから。
 ただ……、うん、恋人は、いないけど。

「……好きな奴は、出来たかも」

 身体から堕とされました、という言葉は呑みこんだ。というか、そもそも侵略してきた宇宙人相手に惚れるってどうかしている。素直になれないから本音なんて絶対言えないけど、あいつは俺のことをどう思っているんだろう。

「へ~~~?ヒーローくん、それってオレのことで合ってるよね?」
「っ!?」
「う、うわああぁ!?宇宙人!?蘇芳っ、逃げるぞ!」

 叫びながら先に逃げていく友人と、逃げ惑う学生達。大学の構内が一気に騒がしくなる中、俺はミースから目を離せないでいた。
 こいつが神出鬼没なのはいつものことだけど、こんな昼間から現れたのは初めてだ。しかもなんだか、怒ってるような……不機嫌なようにも見える。

 ここで好きだと告げたら、地球が侵略されてしまうかもしれない。恋は落ちた方が負けだって、どこかの誰かが言ってた気がする。だから、俺は……。

「へ……、変身っ」

 身バレを防ぐべく、咄嗟に物陰に隠れて変身した。ここはもう『戦う』フェーズにして、有耶無耶にするしかない。
 バッグの中に入れておいたステッキが発光して、俺の姿が変わっていく。昨日はピチピチの全身タイツみたいなスーツで、一昨日はバニーガールだったっけ。今日こそまともな格好を、と願った結果。

「な、なんだよ、これ……っ!」

 裸に、よだれかけ、そしておむつ。武器代わりのガラガラを手にした俺は、どこからどう見ても変態そのものだった。
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