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勇者と魔王の結婚に巻き込まれた魔法使いは魔界でママになりました
後編
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「んぢゅっ♡ふ♡んううぅっ♡♡ぷ、あぁ♡♡んぅ、まお……ぅ♡♡エメ……♡♡は、ぁん♡♡きもち、い……♡♡」
「はぁ……♡ほんに愛らしいのう……♡もっと蕩けた顔を見せてくれんか♡」
「んにゃああぁっ♡♡♡らめっ♡♡赤ちゃん、いるのにっ♡♡おちんちんつよいよぉっ♡♡」
「たっぷり栄養を注がんとならんから、なっ♡余の精を存分に浴びるといい♡」
「ふぢゅっ、んうぅ♡♡あああぁっっ♡♡♡」
パンッ♡パンッ♡パンッ♡
ズチュッ♡♡ジュルルルッ♡♡ニュブッ♡♡
「(俺は……、一体、何を見せられているんだ……?)」
最初こそ、普通に始まった結婚式。ココが着ているウェディングドレスの露出がやばいだとか、初めて見る魔王エメビルの見た目がイケメンの優男で驚いたとか、まあ色々言いたいことはあったけど、本当に何事もなかったんだ。
誓いの言葉の後、ハイジが花を渡して、そして……、えげつないキスが始まった。舌までがっつり入れた、深くて長いキスだ。俺や他の魔族が参列している目の前で、ココが淫らに喘いでいって……、気が付けば公開セックスだ。
こんなの絶対おかしすぎるのに、あちこちから涙ぐむ音が聞こえてくるのは何なんだ。これって実は感動シーンなのかと、常識がバグってくるじゃないか。
「(お、男同士って、ケツに挿れられんだな……。あんなでっかいチンポが、ココに……。い、痛くないのか……?)」
肌がぶつかる肉音と、激しく響く水音、嬌声。それに釣られたのか何なのか、俺も身体が熱くなってくる。あらぬところがきゅんと疼いて、慌てて頭を振った。場に流されるな、視線を逸らせ、正気を保て、俺……!
「……大丈夫か」
「……っ!?パ、パパ」
「貴様の親になった覚えはないが。……私のことはジストと呼べ」
いつの間にか、俺の隣に美形オーガが座っていた。隣というか、もうぴったりくっついて肩まで抱かれている。あれ、人間嫌ってそうに見えたのにそうでもない感じ……?
「ジ、ジスト……?」
名前を口にすると、妙にしっくりきた。これまで何度も呼んできたような……、呼び慣れている、ような……?そんなことあるはずないのに、何故だろうか。
「魔王様のフェロモンに充てられたか。随分と……、美味そうな顔になっている」
「ひ……っ」
美味そう、なんて。親子で同じようなこと言ってくるなよ。……あ、そもそもこんな濡れ場、ハイジに見せていいもんじゃないだろ。
「も、離れろ……っ。ハ、ハイジをここから退出させてやらないと……」
「ママ、だいじょーぶだよ」
「わっ、お、お前までいつからそこに……っ」
ジストとは反対側の方から、いきなり俺にぎゅっと抱きついてきたハイジは、この結婚式の現状を何も不思議に思っていないようだった。
「というか、俺はママじゃない……っ!」
「そのくだりはもういーよ」
「は……?」
「嘘ついちゃったぼくも悪いけど、思い出せないママも悪いんだからね。ね、パパ。早くママのこと捕まえないと逃げちゃうよ」
「全く……、もう少し時間をかけるつもりだったんだがな」
「えっ、ちょ……、んぶっ!?」
止める暇も抵抗する暇もなく。大きな掌で顎を掬われて、分厚い唇でキスをされた。
なんだよ、これ。
この、呼吸まで全部奪っていきそうなキス。
初めてじゃ、ない……?
*****
はじまりは、俺の家。
ひとりぼっちでいる所に、遊びに来てくれた。
それから、町の中。近くにある森の遊び場。泉のほとり。見たことがない雲の上のような空間。
そんな風に場面がいくら切り替わっても、彼はいつも傍に居てくれた。一人だけだったのが、彼の甥が増えて二人になって。俺が大きくなるにつれて、少しずつ『遊び』が変化していって。
今は、ふわふわした不思議な夢の世界の中、大きなベッドの上で彼等を待つのがデフォルトだ。
『あっ♡ジスト♡♡今日も来てくれたんだな♡おまんこ準備して待ってたんだ♡早くキスハメしたい……♡♡』
『貴様は……、本当にキスが好きだな』
『キスじゃなくて、ジストとえっちするのが好きなんだよ♡俺をこんな身体にしたのはジストなんだから、ちゃんと責任取れよな?』
『ああ、分かっている』
『ママ、僕のことも忘れないでね』
『もちろん♡ハイジにはおっぱいあげような♡俺の敏感乳首、いっぱい吸って……っお゛♡♡いぎなりっ♡♡噛むのら゛めぇっっ♡♡♡』
『おいし……♡ママのおっぱい、すごく甘いよ♡』
裸の俺の胸に抱きついて、ぢゅうぢゅうおっぱいを吸ってくるハイジは大きい赤ちゃんみたいですごく可愛い♡喘ぎながらよしよしって頭を撫でてあげると、嬉しそうにもう片方の乳首を捏ねくり回して、摘んで、引っ張って……♡俺をいっぱい気持ちよくしてくれる♡
『……ラギ』
『あ……♡んふ♡ジスト……っ♡』
そんなハイジを優しく挟むようにしながら、ジストの唇がぱくりと降ってきた♡大きくて熱くて、気持ちいいジストのおくち……♡ぺろぺろ舌が絡むだけで、俺のおまんこはひっきりなしにひくついてしまう♡早くおちんぽほしい♡おちんぽハメながらちゅーしたい♡♡
『ふう゛うぅ♡♡ジスト♡おちんぽ♡ちんぽちょうだいっ♡♡オーガのごくぶとおちんぽで、俺のオス子宮ガン掘りして♡♡♡つよつよ精子でいっぱいにしてっ♡♡♡』
初めて見た時はあまりの大きさに怖気付いてしまったデカチンポ♡何年間も毎日毎日頑張って、拡張して、ようやくふわとろおまんこになれたんだから♡早くズポズポ犯してほしくて堪らない……♡♡
『は……っ、そんなに、コレが欲しいか』
『うんっ♡うん……っ♡♡ジストのっ♡パパのおちんぽ、俺のお嫁さんまんこでよしよししたいから……っっぉほお゛おおおおぉっっっ♡♡んお゛っっ♡♡おぎゅっ♡♡♡イぐうううぅっっ♡♡♡♡♡』
『わあっ♡ママ、パパのちんこ挿れられただけで潮吹きしたの?僕にいっぱいビチャビチャかかってくるよ♡』
『あ゛……、ああ゛~~♡♡ながっ♡♡♡しゅご、いぃ……♡♡♡んきゆっ♡ちゅ、うぅっ♡ぢゅ、っ♡♡♡』
『も~、パパとちゅーするのに夢中になってる。仕方ないなぁ、メス乳首とクリちんぽは、僕が可愛がってあげるね♡』
『ん゛~~~~ッッ♡♡♡』
性感帯を一気に刺激されて、いきすぎた快楽が気持ちよくて、ずっとずっとこうしていたいって思ってしまう……♡♡
夢の中でしか会えないジストと恋仲になれただけでも嬉しいのに、息子と一緒にいっぱい愛してくれるなんて♡俺はなんて幸せなママなんだろう♡♡♡
嫌だな、夢から覚めたくない……。目が覚めると、俺はこのことを全部忘れてしまうんだ。こんなに……、こんなに、ジストのことが好きなのに♡
『う゛……っ、ふ、ううぅ……』
『……どうした、痛かったか?』
『いだぐ、にゃい……っ♡ぎもち、よぐてっ、好きで……、だいしゅきでっ♡♡だから、ジストとハイジのこと、忘れだぐないぃ……っ♡♡』
『っ……。……安心しろ、記憶が残らずとも、身体が覚えている。それに、私は貴様を手放す気などないからな。時が満ちたら……、必ず、貴様を娶りに行くぞ、ラギ』
『ぐす……っ、ほん、と……?』
繋がったまま、ジストがゆっくり身を起こして対面座位の体勢になる。
乳首から口を離したハイジは、俺達の結合部を楽しそうに撫でながら見上げてくる。身体は小さくても俺よりでかいハイジのおちんぽが、俺のクリちんぽに擦り寄った。
『ママに会えるの、楽しみにしてる♡弟と妹、いっぱいほしいな♡』
『~~っ♡♡が、がんばる……っ♡♡♡』
ジストのぶっといおちんぽで膨らんだ腹を撫でると、まるでそこに命が宿っているような気持ちになって……♡おまんこをぎゅうっと締めてしまった♡
『ラギ……ッ、急に、締めるな……!』
『あ゛うっ♡だっ、て、らっでぇ♡♡ほんとに、孕みたいって、思っちゃったからあっっ♡♡♡』
『ぅ、……っ、孕ます……、絶対孕ます……っ!!私には、魔王様のような力はないが……っ、必ず、現実の世界で、貴様を……っっ!!』
『ほお゛おおおおぉっ♡♡♡♡♡』
ビュルルルルルルルルッッッ♡♡ドピュウウウウウウウゥッッ♡♡♡ゴピュッ♡ビュリュウウゥッッッ♡♡♡
結腸まで突かれたおちんぽから、たっぷりと注がれるジストの子種♡熱くて、多くて、溺れそうで……♡♡あまりの嬉しさに、俺はジョボジョボとおしっこを漏らしていた。
『ママはいつもおもらししちゃうね♡おしっこしーしーするの気持ちいい?』
『んぅ……♡しーしー、きもちい……♡♡ふお゛っ♡♡おちんぽ、こねこね……もっとぉ……♡♡♡ぬいちゃやだ……♡もっとキスハメしたい……っ♡♡しーしーしながらキスハメするぅ♡♡♡』
シャアアァッ♡と漏れるおしっこを浴びても、二人は嫌な顔一つしない。
そうしてまた、たっぷりと愛されて、中出しされて、精液を出せなくなったおちんぽから潮や尿を撒き散らして……、俺の夢は、電源が切れた時のように突然プツリと終わるのだ。
*****
──脳内を駆け巡った、俺の知らない、俺の記憶。
ココが魔王と夢で会っていたように、俺も、ジストと夢で会っていたらしい。それこそ小さい頃から、ずっと。
健全だった関わりが、成長するにつれて淫らなものに変わって……、俺の身体も、変えられた。
「な……、なん、だよ、これ……」
ジストからされた、たった数秒のキスで、俺は今までの夢の内容を全て思い出した。あまりにも恥ずかしすぎて、だけどそれ以上に──。
「ジス、ト、ハイジ……♡お、俺、おかしい……っ♡あ♡嘘、だ、めだ、……っ、ふ、ううぅっ♡♡♡」
歓喜に満ち溢れた身体を、止めることが出来なかった。
シュイイイイィッッ♡♡シャアアアァッ♡♡♡
「あ……っ、ああぁ……っっ♡♡♡」
座ったまま、着衣のまま、ココ達のセックスが続く室内で、俺は失禁していた。長椅子からどんどん滴って、足元に広がっていく水溜まり。グレーの服が色濃く染まって、ほかほかとした湯気まで見えて……っ♡
「嬉しくなっておしっこ漏らしちゃうの、夢の中でも可愛かったけど今もすごく可愛いよ、ママ♡」
「はぅ……♡」
「魔王様には既に話していたが……、ラギが良いと言うのなら、これから私達の式も合同で行なおう」
「んぇ、ごう、どう……♡しき……♡」
無意識の内にぱっかりと開いた股間からとめどなくおしっこを垂れ流しつつ、俺はどうにか思考する。
拘束はされていない。俺は弱いけど、魔法で逃げることも出来る。ジストとハイジから敵意なんてものは感じなくて、寧ろ胸焼けする程の甘い視線を向けられている。周りの魔族は俺達のことに気付いているようだけど、どこか微笑ましく見ていて。それに、何より、俺自身が……。
「孕、まして……♡俺のこと、ママにして……♡」
ジストのおちんぽが♡子種がほしくてほしくて♡♡たまらなくなっていた──♡♡♡
【勇者と魔王の結婚に巻き込まれた魔法使いは魔界でママになりました】
(え……、あれ、ハイジ……?な、何でそんなにおっきく……?)
(ごめんねママ、小さい子供の姿なら絆されるのも早いかなって思ってさ。パパよりは背もちんこも小さいけど、こっちが本当の姿だよ)
(……お前もジストも、ほんとかっこよくてムカつく……)
(んー♡そんなこと言われたら、僕がママのこと孕ましてあげたくなっちゃう♡)
(な……っ!?だ、駄目だからな!?今はオス子宮にジストの精液溜めて、着床待ってるところなんだから……!)
(僕はパパの子種とミックスしても構わないよ♡……っいた!)
(……私が構うに決まっているだろう。ラギに甘えることは許すが、ラギのオス子宮は私だけのものだ)
(あ……、ジスト……♡)
(えぇー、僕だってママのこと大好きなのに。魔王様に頼んでママにメスまんこもつけてもらおうかな~)
(っ、ぜ、絶対やめろ、ばか!そんな、の……っ、ぜったい、おかしくなる……♡)
(……満更でもなさそうだな。考えておくか)
(ジストまで!?かっ、考えなくていいから!!)
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