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常識改変された街で働き先を探します
その⑥【終】
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*****
「おや、君達は……、ガラッドとハイベルですね。成人おめでとうございます。お祈りされていきますか?」
「神父さん、オレ達永久就職するので、祝福をしてもらってもいいですか」
街の中央にあるでかい教会には、小さい頃からよく通っていた。信心深いわけじゃないものの、ここで働く聖職者からお菓子を貰えたからだ。
出迎えてくれた神父は、俺達にとって歳の離れた兄のような存在だ。すけすけなカソックの下に触手が蠢いていようと、下腹のピンクの淫紋が光っていようとそれは変わらない。
そんな彼に永久就職の話をするのは気恥ずかしい……ってのに、ハイベルは開口一番そう言った。さっきからずっと顔の火照りがおさまらない。……顔だけじゃなくて、全身か。
「それはそれは……!おめでたいことです。幼い頃から好き合っていましたからね。こうして祝福の儀を行なえる日が来ると思っていましたよ」
「す、好き合っ……?なに、勝手なこと言って……!」
「見ていれば分かりますよ。……さあ、祝福の準備をしましょうか」
「お願いします。……そんなに昔から好きでいてくれてたんだね、ガラッド。お揃いだ。嬉しい」
「な……、っく、……う、お、俺だって……、嬉しいっつの」
啄むだけのキスをされて、胸の奥がきゅうきゅう唸る。……そうだ、思い出してきた。あまりにも自分が単純すぎて忘れようとしていたが、俺はハイベルと初めて出会った時に一目惚れをして……、それからずっとベッタリくっついてまわっていたんだ。でも、お揃いってことは、ハイベルも昔から同じ気持ちだったってことで……♡ああ、くそ、ちんこが疼いてきた……♡
「では、参りましょう。新郎、ハイベル。新婦、ガラッド。お二人に祝福を与えます」
神父が祈ると、カソックの下から無数の触手が伸びてきた。
俺達の四肢を拘束して、粘液で服を溶かしてくる。そして、手の甲にあったハートのスタンプをチュプッと吸収され、俺は下腹に、ハイベルは鎖骨の間に移植された。
「ふあ゛っ♡♡ん、お゛おぉっっ♡♡」
じわじわと大きくなったハートが、神父と似たような淫紋に変わる。これは、俺とハイベルだけの証。今この時、俺はハイベルの嫁として永久就職したんだ……♡
しょわっ♡
じょおおおおぉっ♡びちゃちゃちゃちゃっ♡♡
「あ……っ♡や、見んな……!」
「オレのお嫁さんになれて、うれションしちゃったの?……可愛いね、オレのガラッド」
「~~ッッ♡♡」
触手の拘束が解けて、俺が漏らしている途中なのも構わず抱きしめられる。
一人寂しく慰めていたアナルが、勝手にひくつきだすのが分かったし、濡れないはずなのにねっとりしたモノがぼとぼとと垂れていく感覚もした。嫁になった効果とはいえ、発情しているのが丸分かりで恥ずかしい。
「好きだよ。愛してる、ガラッド。オレの大好きなお嫁さん……♡」
「ん、ふ……♡お、れも……、だいすき、……だ、だんなさま…………♡♡」
慣れない呼称で呼べば、腹に当たっているちんこが一際大きくなった。
永久就職した後にすることは、一つ。
俺達は神父が見守る中、初めての共同作業に没頭していった。
*****
「はあぁ……♡今日もいい仕事をしましたね。幼い頃から見守っていましたが、両片想いな二人が結ばれるシーンはとても甘露でした……♡」
「満足したかよ、変態神父」
「ええ、とても。ですが、まだまだ足りませんね。私は自分が愛されるのも好きですが、晒し合って愛し合う方々を見るのも好きなのですから♡」
「はー……、取り憑く奴間違えた気ぃするわ」
「ふふ、そんなことを言いながら、ずっと触手おちんぽが膨らんでいるじゃないですか♡分体の触手だけでは物足りないのですから、今日も貴方様のぶっといおちんぽで愛してくださいね♡」
「……ったく、しょうがねぇなぁ?」
部屋を覆わんばかりの触手と、その中心で淫らにまぐわいだす魔族と神父。
堕とすはずが堕とされた魔族と、彼の力を借りてこの街の常識を変えてしまった神父は、今日も今日とて愛し合うのだった。
「おや、君達は……、ガラッドとハイベルですね。成人おめでとうございます。お祈りされていきますか?」
「神父さん、オレ達永久就職するので、祝福をしてもらってもいいですか」
街の中央にあるでかい教会には、小さい頃からよく通っていた。信心深いわけじゃないものの、ここで働く聖職者からお菓子を貰えたからだ。
出迎えてくれた神父は、俺達にとって歳の離れた兄のような存在だ。すけすけなカソックの下に触手が蠢いていようと、下腹のピンクの淫紋が光っていようとそれは変わらない。
そんな彼に永久就職の話をするのは気恥ずかしい……ってのに、ハイベルは開口一番そう言った。さっきからずっと顔の火照りがおさまらない。……顔だけじゃなくて、全身か。
「それはそれは……!おめでたいことです。幼い頃から好き合っていましたからね。こうして祝福の儀を行なえる日が来ると思っていましたよ」
「す、好き合っ……?なに、勝手なこと言って……!」
「見ていれば分かりますよ。……さあ、祝福の準備をしましょうか」
「お願いします。……そんなに昔から好きでいてくれてたんだね、ガラッド。お揃いだ。嬉しい」
「な……、っく、……う、お、俺だって……、嬉しいっつの」
啄むだけのキスをされて、胸の奥がきゅうきゅう唸る。……そうだ、思い出してきた。あまりにも自分が単純すぎて忘れようとしていたが、俺はハイベルと初めて出会った時に一目惚れをして……、それからずっとベッタリくっついてまわっていたんだ。でも、お揃いってことは、ハイベルも昔から同じ気持ちだったってことで……♡ああ、くそ、ちんこが疼いてきた……♡
「では、参りましょう。新郎、ハイベル。新婦、ガラッド。お二人に祝福を与えます」
神父が祈ると、カソックの下から無数の触手が伸びてきた。
俺達の四肢を拘束して、粘液で服を溶かしてくる。そして、手の甲にあったハートのスタンプをチュプッと吸収され、俺は下腹に、ハイベルは鎖骨の間に移植された。
「ふあ゛っ♡♡ん、お゛おぉっっ♡♡」
じわじわと大きくなったハートが、神父と似たような淫紋に変わる。これは、俺とハイベルだけの証。今この時、俺はハイベルの嫁として永久就職したんだ……♡
しょわっ♡
じょおおおおぉっ♡びちゃちゃちゃちゃっ♡♡
「あ……っ♡や、見んな……!」
「オレのお嫁さんになれて、うれションしちゃったの?……可愛いね、オレのガラッド」
「~~ッッ♡♡」
触手の拘束が解けて、俺が漏らしている途中なのも構わず抱きしめられる。
一人寂しく慰めていたアナルが、勝手にひくつきだすのが分かったし、濡れないはずなのにねっとりしたモノがぼとぼとと垂れていく感覚もした。嫁になった効果とはいえ、発情しているのが丸分かりで恥ずかしい。
「好きだよ。愛してる、ガラッド。オレの大好きなお嫁さん……♡」
「ん、ふ……♡お、れも……、だいすき、……だ、だんなさま…………♡♡」
慣れない呼称で呼べば、腹に当たっているちんこが一際大きくなった。
永久就職した後にすることは、一つ。
俺達は神父が見守る中、初めての共同作業に没頭していった。
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「はあぁ……♡今日もいい仕事をしましたね。幼い頃から見守っていましたが、両片想いな二人が結ばれるシーンはとても甘露でした……♡」
「満足したかよ、変態神父」
「ええ、とても。ですが、まだまだ足りませんね。私は自分が愛されるのも好きですが、晒し合って愛し合う方々を見るのも好きなのですから♡」
「はー……、取り憑く奴間違えた気ぃするわ」
「ふふ、そんなことを言いながら、ずっと触手おちんぽが膨らんでいるじゃないですか♡分体の触手だけでは物足りないのですから、今日も貴方様のぶっといおちんぽで愛してくださいね♡」
「……ったく、しょうがねぇなぁ?」
部屋を覆わんばかりの触手と、その中心で淫らにまぐわいだす魔族と神父。
堕とすはずが堕とされた魔族と、彼の力を借りてこの街の常識を変えてしまった神父は、今日も今日とて愛し合うのだった。
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