いちゃらぶ×ぶざまえろ♡らぶざま短編集

神様の愛し子はドスケベな神託から逃れられない

その⑤

　これらも神託によって決まったことです。内容としては、『尿意を感じても土下座で頼んで排尿の許可を取るまで漏らさないこと』『放尿の方法は指示された内容に従うこと』といったものです。大好きなアーヴェンの指示の元、屋上から放尿したり、階段の上から漏らしたり、限界まで我慢させられて授業中におもらししたり、様々な場所でおしっこをしてきました。
　愛し子のマーキングは特別なものとされており、一部の有志によって生徒会長マーキングマップが作られ全学生に公開されています。おもらし跡が残るところはしっかり残した後に、生徒会の後輩達が掃除してくれるので、リチャードは感謝の気持ちでいっぱいでした。

「ふ……っ、ふう……、はぁ……♡アーヴェン♡おしっこ終わったぁ……♡♡」

　下半身をびしょびしょにしたまま、蕩けた瞳で戻ってきたリチャードは、甘えるように声をかけます。壇上から降りたアーヴェンは、そんな彼の頭を優しく撫でました。擽ったそうに身を寄せてくる彼の顎を捉え、むちゅりと唇を塞ぎます。

　『キスは一日100回以上』というのも神託の一つです。ですが、その神託が降りる前から既に100回以上のキスやキスハメをしてきた二人なので、特に変わることはありませんでした。

　ちゅっちゅと唇を味わいながら校内に入れば、廊下の至るところにリチャードの写真が飾ってありました。潮吹きやおもらしの瞬間を撮ったもので、魔法がかけられているため、何度もその光景が再生されています。お子様ちんぽになってからは、かろうじておもらし射精がピュッ♡と零れる程度になってしまったので、写真のほとんどは粗相した時のものです。

「あ。この時のリチャード、オレの名前呼んで喘ぎながらおねしょしてたよな。可愛かったぁ」
「う……♡ゆ、夢の中でもお前がかっこよかったのが悪い……っ♡」
「あとさー、うれション率高すぎ。ほんとオレのこと好きだよな？」
「仕方ないだろう……っ♡大好きで、大好きすぎて……何をされても嬉しいんだ……♡」
「あー……、もう、オレも好き。大好き」

　白いシーツが黄色に染まっていく写真に、喜色満面で唐突にうれションを始める写真。自分の意思とは関係なく漏らす場合は、神託に背いているわけではないので大丈夫なようです。