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①ゆうしゃは つかまって しまった!

3.おもちゃを てにいれた

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 そう言ったかと思うと、玉が連なった棒の先端を長い舌でいやらしく舐める魔王。
 ぞわぞわとした感覚が湧き上がると共に、嫌な予感が確信に変わる。

「オレはお前のペットにも嫁にもなるつもりもない……っ!!誰がそんなことをするものか!」

 反射的にそう叫んで、暴れて……やるつもりだったのに、オレの意思とは裏腹に身体が勝手に動いて魔王の眼前に尻を突きつけるような体勢になってしまった。

「な……っ!?」
「……命令に逆らったらエロ行為に走る、って言いましたよね?」

 使い魔の呆れたような声が降ってくるが、それを気にしている暇なんてない。操り人形にされたかのように動くオレの身体は、魔王が持っている棒に自ら後ろの穴を擦り付けるという暴挙に出ていた。
 あまりの羞恥と屈辱で「やめろ」と叫んでも、身体は言うことを聞かない。それどころか早くとでも言うように腰を振る始末だ。理性が残っている分余計に恥ずかしくて死にたくなってくる。

「や、めっ……、ぐ、いっ、たぁ……!」

無理矢理つぷりと押し入ってきた玉の所為で言いようもない苦しさに襲われる。本来物を入れる所ではないから、気持ち悪くて痛くて堪らない……はず、なのに。

「ふぁっ……!?なん、で……っ!」

 それ以上に、ナカを擦られると、電流が走ったかのような快感で全身がビリビリ痺れた。
 なんだ、なんなんだこれは……っ!これも何かの魔法なのか……!?

「慣らしてもいないのに美味そうに食べているな」
「ひ、ぐっ……♡あ、ん、やめろぉ……!」
「ああ、貴様は知らぬのだな。伝説の杖で尻を開発されていたということに」
「んんっ……!な、に……言って……っ」
「アレク、貴様が宿で寝ている時に、我が遠隔魔法で操った杖で尻を開発していたのだぞ。元々あの杖はそういう役割を担うモノだが……、まさか気づいていないとはな」
「そ、そん、な……っ♡ん、うっ、へんに、尻が、疼いてるとは、思ってたけど、ぉ゛っ♡」
「もうぐずぐずのケツマンコになっているから、こうも簡単に玩具を突っ込むことが出来るのだ。理解出来たか?」
「ひっ、あああぁ……♡♡」

 ずぷん、と勢いよく挿入された玉がナカを抉る。痛い、苦しい、気持ちい……っ、駄目だ即物的な感覚に身を任せるな……!

「っふ、玩具を挿れられて感じたのか?ここが勃っておるぞ」
「んぁ……っ♡さ、わるな……!」
「我とプラチアによく見えるようにしてみろ」
「っ、断る……っ!ひ、んあっ!」

 学習しませんね、という使い魔の声が届いた時には、オレは既に仰向けの体勢で両足を抱えてはしたなく開脚していた。やってしまった、と後悔してももう遅い。自ら恥部を晒け出すような格好に泣きたくなってきてしまう。……こんな奴等の前で泣くなんて、それこそ死んでも出来ないが。

「ペニスがひくついているが……、触ってほしいのか?」
「っあ……♡」

 不可抗力で勃起しかけているちんこを柔く握り込まれて、思わず変な声が出てしまった。慌てて唇をぐっと噛み締め……ようと、したのに。

「オレのおちんちんっ♡いっぱい触ってたくさんザーメン出させてぇ……っ♡えっちなけつまんこも奥までズボズボ突いてほしいっ……♡後ろいじめられるの気持ちいいからぁ……♡♡」

 そんなとんでもない台詞が飛び出して、瞬間的に顔が熱くなった。魔法のせいだと分かっていても、これはあまりにも恥ずかしすぎる……!

「……我の言うことが聞けたら、後でたっぷりイかせてやろう。……プラチア、服従の魔法はこれで固定しておけ。理性は残しておるのだろう?」
「はい、もちろん」
「悪趣味だな、貴様も」
「魔王様には負けますよ」

 ……物凄く、不穏な言葉が飛び交った気がするのだが。

 思考能力だけは正常のまま、身体の自由どころか発言の自由まで奪われて。
 オレは一体どうなってしまうんだ……。
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