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プールでドッキリ!
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「次は純粋ケイトでも分かりそうなドッキリってことで。ケイトには水で溶ける水着を着てもらったから、アイドル運動会のリハってことで泳いでもらおうか」
胸ポケットに仕込んだカメラが映す先では、プールサイドでケイトがストレッチをしている。身に纏う水着はトランクスタイプだ。まさかそれが水で溶けるとは知る由もなく、はりきって腕を伸ばしている。
「クラマ、お前は着替えないのか?」
「オレは泳ぐの苦手だからさ。オレの分まで頑張れよ、ケイト」
「ふん、言われなくとも」
堂々とした足取りでプールの中へと入っていったケイトは、そのまま壁を蹴って泳ぎ出す。何ともスムーズで優雅なフォームだ。水中に仕込み済のカメラで撮影される肢体を、クラマは手元のタブレットで確認していた。最初は何ともなかったが、次第にボロボロと水着が溶けていく。ケイトのちんぽがポロンと露出するまで、そう時間はかからなかった。
「ふ、っは、……ん、……っ!?」
泳ぐことに集中していたケイトだったが、流石に下半身が裸になっていることに気付き、途中で足を止めてしまった。何も分からないフリをして、クラマが声をかける。
「おいおい、どうしたんだよ。足でもつったか?」
「い、や……、その……」
股間を隠して言い淀むケイトだったが、意を決して口を開いた。
「み、水着が脱げてしまったらしい。しかも見当たらなくなってしまったから……、悪いが、新しい水着を持ってきてくれ」
「ん~、予備の水着あったかな」
どうやら、溶けた、ということには気づいていないようだ。それならドッキリは続行である。
念のために用意していた荷物の中から、ケイトはとある水着を取り出した。普通なら着るのも憚られるような、サスペンダータイプのシースルーマイクロ水着である。
「悪ぃな、これしかないみたいだわ」
「な……っ!?ほぼ紐じゃねぇか!?」
放られたそれを受け取ったはいいものの、流石におかしいと感じたらしい。ピンク色の水着を握りしめて顔を赤くするケイト。そんな彼をついからかいたくなってしまうのは、悪い癖である。
「え~、ケイトなら絶対かっこよく着こなすと思ったんだけど」
「そ……っ、そんなことを言われても、俺は着ないからな!」
「じゃあ、裸のまま上がってこいよ。どうせオレしかいないんだし」
「そ、れは……っ!」
少しでも隠せる水着を着るか、裸のまま上がってしまうか。短小ちんぽを見られたくないケイトに選べるものは、前者しか存在しなかった。そもそも服を持ってきてもらえばいいのだが、混乱と興奮でまともな思考が残っていないケイトにはその考えすら浮かばなかった。
「くそ……っ」
チャポン、と沈めた水着に渋々足を通す。クラマがタブレットで水中生着替えを堪能しているとも知らずに。
乳首を隠そうにもずれる紐、ぴったりとちんぽに張り付くシースルーの生地、お尻を隠す気もない小さな透け透け三角形。そんな破廉恥な水着姿になったケイトは、至極ゆっくりと陸に上がっていった。
*****
胸ポケットに仕込んだカメラが映す先では、プールサイドでケイトがストレッチをしている。身に纏う水着はトランクスタイプだ。まさかそれが水で溶けるとは知る由もなく、はりきって腕を伸ばしている。
「クラマ、お前は着替えないのか?」
「オレは泳ぐの苦手だからさ。オレの分まで頑張れよ、ケイト」
「ふん、言われなくとも」
堂々とした足取りでプールの中へと入っていったケイトは、そのまま壁を蹴って泳ぎ出す。何ともスムーズで優雅なフォームだ。水中に仕込み済のカメラで撮影される肢体を、クラマは手元のタブレットで確認していた。最初は何ともなかったが、次第にボロボロと水着が溶けていく。ケイトのちんぽがポロンと露出するまで、そう時間はかからなかった。
「ふ、っは、……ん、……っ!?」
泳ぐことに集中していたケイトだったが、流石に下半身が裸になっていることに気付き、途中で足を止めてしまった。何も分からないフリをして、クラマが声をかける。
「おいおい、どうしたんだよ。足でもつったか?」
「い、や……、その……」
股間を隠して言い淀むケイトだったが、意を決して口を開いた。
「み、水着が脱げてしまったらしい。しかも見当たらなくなってしまったから……、悪いが、新しい水着を持ってきてくれ」
「ん~、予備の水着あったかな」
どうやら、溶けた、ということには気づいていないようだ。それならドッキリは続行である。
念のために用意していた荷物の中から、ケイトはとある水着を取り出した。普通なら着るのも憚られるような、サスペンダータイプのシースルーマイクロ水着である。
「悪ぃな、これしかないみたいだわ」
「な……っ!?ほぼ紐じゃねぇか!?」
放られたそれを受け取ったはいいものの、流石におかしいと感じたらしい。ピンク色の水着を握りしめて顔を赤くするケイト。そんな彼をついからかいたくなってしまうのは、悪い癖である。
「え~、ケイトなら絶対かっこよく着こなすと思ったんだけど」
「そ……っ、そんなことを言われても、俺は着ないからな!」
「じゃあ、裸のまま上がってこいよ。どうせオレしかいないんだし」
「そ、れは……っ!」
少しでも隠せる水着を着るか、裸のまま上がってしまうか。短小ちんぽを見られたくないケイトに選べるものは、前者しか存在しなかった。そもそも服を持ってきてもらえばいいのだが、混乱と興奮でまともな思考が残っていないケイトにはその考えすら浮かばなかった。
「くそ……っ」
チャポン、と沈めた水着に渋々足を通す。クラマがタブレットで水中生着替えを堪能しているとも知らずに。
乳首を隠そうにもずれる紐、ぴったりとちんぽに張り付くシースルーの生地、お尻を隠す気もない小さな透け透け三角形。そんな破廉恥な水着姿になったケイトは、至極ゆっくりと陸に上がっていった。
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