4 / 9
ふたつめの部屋①
しおりを挟む
先程の反省を踏まえ、ゆっくり細く開けた扉から中を窺う。
何やら実験室のような部屋らしく、棚が所狭しと並び、大きな机の上には実験器具らしきものが置かれていた。
「何だ、ここ……」
入るのを躊躇ってしまうが、先に進む以外の選択肢は存在しない。警戒しながら部屋の中へと踏み入ると、自然と扉が消えていった。
ここでもナニかをしないと次の部屋への扉が現れないのだろう。
クリを責められた記憶が蘇り、思わずきゅんきゅんと疼いてしまう。そんな彼等の目の前、コルクボードに文字が浮かび上がってくる。
「うわ、どんな仕組みなんだろ。えーと……?『魔法を使ってレシピ通りの薬を作れ』?……魔法?」
不思議そうに悠馬が読み上げた瞬間、光瑠を中心にぼふんとピンクの煙が舞い上がった。
「うわっ!?」
「光瑠!?」
もくもくとしたピンクスモークで視界が塞がれ、振り払うように手で仰ぐ。普通の煙ではなかったようで、その数秒後にはサァッと引いていった。
「光瑠、大丈夫……か…………?」
切羽詰まった声が尻すぼんでしまう。
光瑠の格好がガラリと変わっていたのだ。ひらひらでふりふりの、破廉恥な物に。
肌面積がとにかく広く、首に巻かれたリボンは大きいが、上半身は乳首に貼られたハート型のニプレスのみ。下半身は短いシースルーのひらひらスカートで、まんこにハートの前張りが貼られただけ。ソックスガーターとヒールの高い靴は角度によって色が変わって見える。
魔法少女、というには淫らすぎるその姿。
目を瞑っていた光瑠が瞼を開けると、その瞳孔にはハートがきゅるんと浮かんでいた。
「まじかる♡ひかるの研究室にようこそ!」
「は……?」
「ほら、そんなとこに突っ立ってないでさっさと魔法薬作り始めるよ♡」
「ひ、ひか……、お前、何、操られてんの?」
あまりにも本来の光瑠とは違い過ぎる言動に戸惑うも、当の光瑠はにこにこと微笑みながら準備を進めていく。だが、彼の顔や耳は真っ赤に染まりきっていた。
「(う、嘘だろ、何なんだよこのエロ衣装……!恥ずかしすぎだし似合ってないし!いや、似合ってたまるかって話だけど!ああくそ、身体の自由が聞かない!こっち見んな悠馬!)」
「(えー、これってもしかして意識は残ってるってやつ?は、据え膳?光瑠可愛すぎだし、どうせ薬作んないと駄目みたいだし、ここはもうノっておくか……?)」
悠馬の中で早い判断がくだされる。
「手伝えばいいんだっけ。いいよ、光瑠。オレは何すればいい?」
「(は、はああぁ!?おまっ、悠馬!もっとこの状況にツッコめ馬鹿!)」
内心ではそう思っても、自分の意思では全く動けない。
「じゃあまずは材料を混ぜるところからかな。あ、何個か足りないから取ってくるね。えーっと、どこだったっけ」
そう呟きながら、光瑠はふわりと浮き上がった。原理は不明だが、まるで魔法のように。
そのまま高い位置にある棚を覗き込み出す。何も隠されず晒されたままのアナルが、悠馬の視界でひくついた。
「んー、これじゃないし、これでもないなぁ」
まるで煽るかのようにふりっ♡ふりっ♡とお尻を揺らすものだから、悠馬の理性もぐらぐらだ。
くぱっ、くぱっと誘うように収縮するアナルを晒す光瑠の内心は、頭を抱えてのたうち回っていた。
「(なっ、なななんてことしてんだよ俺!空中に浮くのはすごいけどさ!この位置だと、悠馬に俺のケツが丸見えじゃねぇか……っ!)」
じゅわぁ……♡
視線を意識してしまったことで、まんこから蜜が分泌される。薄い前張りがぴったり張り付いてしまい、余計に周知を煽られる形になってしまった。
「あっ、見つけた!悠馬、これをそこのビーカーに入れて、あっちの試験管に入った薬品を混ぜてくれる?」
ようやく手に取った瓶を渡し、地に足をつける光瑠。汗で色が透けてきたニプレスからは、乳首の淡い色が見えてきた。今すぐしゃぶりつきたくなる欲を抑え、悠馬は言われたとおりに薬品を混ぜ合わせる。
透明な液体と青い液体が混ざったにも関わらず、色が薄いピンク色になっていく。
何やら実験室のような部屋らしく、棚が所狭しと並び、大きな机の上には実験器具らしきものが置かれていた。
「何だ、ここ……」
入るのを躊躇ってしまうが、先に進む以外の選択肢は存在しない。警戒しながら部屋の中へと踏み入ると、自然と扉が消えていった。
ここでもナニかをしないと次の部屋への扉が現れないのだろう。
クリを責められた記憶が蘇り、思わずきゅんきゅんと疼いてしまう。そんな彼等の目の前、コルクボードに文字が浮かび上がってくる。
「うわ、どんな仕組みなんだろ。えーと……?『魔法を使ってレシピ通りの薬を作れ』?……魔法?」
不思議そうに悠馬が読み上げた瞬間、光瑠を中心にぼふんとピンクの煙が舞い上がった。
「うわっ!?」
「光瑠!?」
もくもくとしたピンクスモークで視界が塞がれ、振り払うように手で仰ぐ。普通の煙ではなかったようで、その数秒後にはサァッと引いていった。
「光瑠、大丈夫……か…………?」
切羽詰まった声が尻すぼんでしまう。
光瑠の格好がガラリと変わっていたのだ。ひらひらでふりふりの、破廉恥な物に。
肌面積がとにかく広く、首に巻かれたリボンは大きいが、上半身は乳首に貼られたハート型のニプレスのみ。下半身は短いシースルーのひらひらスカートで、まんこにハートの前張りが貼られただけ。ソックスガーターとヒールの高い靴は角度によって色が変わって見える。
魔法少女、というには淫らすぎるその姿。
目を瞑っていた光瑠が瞼を開けると、その瞳孔にはハートがきゅるんと浮かんでいた。
「まじかる♡ひかるの研究室にようこそ!」
「は……?」
「ほら、そんなとこに突っ立ってないでさっさと魔法薬作り始めるよ♡」
「ひ、ひか……、お前、何、操られてんの?」
あまりにも本来の光瑠とは違い過ぎる言動に戸惑うも、当の光瑠はにこにこと微笑みながら準備を進めていく。だが、彼の顔や耳は真っ赤に染まりきっていた。
「(う、嘘だろ、何なんだよこのエロ衣装……!恥ずかしすぎだし似合ってないし!いや、似合ってたまるかって話だけど!ああくそ、身体の自由が聞かない!こっち見んな悠馬!)」
「(えー、これってもしかして意識は残ってるってやつ?は、据え膳?光瑠可愛すぎだし、どうせ薬作んないと駄目みたいだし、ここはもうノっておくか……?)」
悠馬の中で早い判断がくだされる。
「手伝えばいいんだっけ。いいよ、光瑠。オレは何すればいい?」
「(は、はああぁ!?おまっ、悠馬!もっとこの状況にツッコめ馬鹿!)」
内心ではそう思っても、自分の意思では全く動けない。
「じゃあまずは材料を混ぜるところからかな。あ、何個か足りないから取ってくるね。えーっと、どこだったっけ」
そう呟きながら、光瑠はふわりと浮き上がった。原理は不明だが、まるで魔法のように。
そのまま高い位置にある棚を覗き込み出す。何も隠されず晒されたままのアナルが、悠馬の視界でひくついた。
「んー、これじゃないし、これでもないなぁ」
まるで煽るかのようにふりっ♡ふりっ♡とお尻を揺らすものだから、悠馬の理性もぐらぐらだ。
くぱっ、くぱっと誘うように収縮するアナルを晒す光瑠の内心は、頭を抱えてのたうち回っていた。
「(なっ、なななんてことしてんだよ俺!空中に浮くのはすごいけどさ!この位置だと、悠馬に俺のケツが丸見えじゃねぇか……っ!)」
じゅわぁ……♡
視線を意識してしまったことで、まんこから蜜が分泌される。薄い前張りがぴったり張り付いてしまい、余計に周知を煽られる形になってしまった。
「あっ、見つけた!悠馬、これをそこのビーカーに入れて、あっちの試験管に入った薬品を混ぜてくれる?」
ようやく手に取った瓶を渡し、地に足をつける光瑠。汗で色が透けてきたニプレスからは、乳首の淡い色が見えてきた。今すぐしゃぶりつきたくなる欲を抑え、悠馬は言われたとおりに薬品を混ぜ合わせる。
透明な液体と青い液体が混ざったにも関わらず、色が薄いピンク色になっていく。
155
お気に入りに追加
163
あなたにおすすめの小説

獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果
ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。
そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。
2023/04/06 後日談追加

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる