クラスまるごと転移したら、みんな魔族のお嫁さんになりました

桜羽根ねね

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番外編

喜色プランニング(ルトクロ・スノドウ・パルカナ)

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CP:ルトラ×黒河、スノー×銅鐘、パアル×金見
時系列:第二部終了後


まる嫁カプにプレゼントクエスチョン企画、というわけで、いただいたプレゼントや質問を贈る(?)お話です。

当初の予定ではSSSで会話文程度にしようかなと思っていましたが、いい感じの数だったので短編になりました。展開は早いです。

ぽちっと送ってくださった方々、ありがとうございます!


☆☆☆☆☆


【ルトラ×黒河】

「クロはオレのどこが好きなんだ?」
「え、っ……、い、いきなりどうしたの」
「いーから」
「え……と、その、……ぜんぶ、好き……」
「強いて言うなら?」

 おちんちん、と零れそうになった声をギリギリで飲み込んだ。今はまだ昼間でそういう空気じゃないし、こんな回答恥ずかしすぎる。ルトラが何をしたいのか分からないけど、ここは……。

「群青色の、綺麗な瞳かな。ルトラから見つめられると、すごく安心するし……愛されてるってことが視線で分かるというか……」
「へぇ……。オレもクロの瞳、好きだぜ。エロいこと考えてんのが丸分かりで、見てて飽きないしな」
「エ、エロって……!いつも考えてるわけじゃないから!」
「それと、何だかんだオレに甘いとこ。キスすると羽が嬉しそうにパタついてんのも可愛い」
「ん、う……っ♡」

 ルトラよりもずっと小さい羽は、飾りみたいなものだから飛ぶことは出来ない。だけど、犬の尻尾のように感情を表に出してしまうから……、こうやって簡単にパタパタしてしまう。ルトラとのキスが気持ちいいのが悪いんだ。

「そういや、クロはサプライズされるの好きか?」
「んー……、嬉しくなるサプライズならいいかも。ドッキリ系は嫌だな」
「ドッキリ系?」
「例えば……、ルトラが僕と離婚したいって」
「言うわけねぇだろ」
「んぷっ」

 例えばの話なのに、不機嫌になった唇で塞がれてしまった。ごめんねの気持ちをこめて僕からも食むようにキスを返す。

 そのうち、だんだんと身体の内側が疼いてきた。意思と関係なく発情することはなくなったけど、快楽耐性が弱くなった僕は簡単に蕩けてしまう。

 我慢するのも嫌だし、我慢もしてほしくない。今が昼間なんてことも、どうでもよくなってきた。

「ぷはっ♡ルトラ……っ♡ここ、さみしくなってきたから、ルトラのでいっぱいにして……♡」

 恥ずかしいけど本当のことだから、ルトラの手を誘導して服越しのアナルに触れさせながらおねだりしてみる。大好きな群青色が一瞬見開かれて、すぐに獰猛な色を帯びた。

「そんなに直球で煽られたら、答えないわけにはいかないよな」
「っわ!」

 軽々と抱っこされて、向かう先は大きなベッド。今日はゆっくり過ごす予定だったけど、どうやら濃厚な時間になりそうだ……♡


*****


 ごくん。

 気持ちよくてトロトロになってしまった一回戦を終えた後、ルトラから口移しで水を飲まされている最中に、固形物が一緒に嚥下されていった。

「ふ、あ……?」

 イった余韻がだいぶ落ち着いてきて……、え、今僕何か飲まされたよね?

「ル、ルトラ……?僕に何を」
「ああ。ローズがお前用にって新商品を送ってきたんだよ。折角だからサプライズしようと思ってな」
「っ、さっ、先に言ってよ!」
「クロは好きなんだろ?嬉しいサプライズ」
「そういう意味で言ったわけじゃ……、っあん!」

 ビリ、と身体が痺れる。なにこれ、熱い。特に下半身が、おちんちんが、ぐつぐつ煮えるように熱くて、気持ちよくなっていく……っ♡♡

「ふあ゛ああああぁっ♡♡あづ、あちゅいっ♡ひぐっ♡イぐ、うぅっ♡♡」

 ブリッジするみたいに腰が高く上がって、ブシュブシュ潮を噴き散らしてしまう♡だめだ、これ、だめなイき方してるぅっ♡♡

 そんな風に突然襲ってきた快楽は、終わるのも唐突だった。びちゃ、と潮溜まりの上でガニ股になった僕を、流石のルトラも心配そうに見下ろしてきた。

「大丈夫か?」
「はひ♡ほ、お゛……っ♡あ、う……、ルトラの、ばかあっ……♡お、おちんち、溶けるかと思ったぁ……♡」
「悪いな。副作用はないって話だったんだが……」

 そう言って、雫型の錠剤が入った小瓶をじゃらりと振る。そこに書いてある文字が、ぽうっとしていた僕の目にも入ってきた。

『ラブクリタブレット♡女の子の快感を味わおう♡1錠できっかり1時間、副作用なし♡』

 そう、丸文字で大きく書かれた文字の下に、

『ただし、どすけべな子が服用するととっても気持ちよくなっちゃうので注意♡』

 羞恥で溶けてしまいそうな文章が小さく添えられていた。ルトラもそれに気づいたようで、心配そうだった目の色がいたずらに瞬いた。

「基準は分かんねぇが、相当どすけべだったみたいだな、クロ?」
「あ、う……♡」

 恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしいっ……♡いっぱいイきまくってるとこ、ルトラに見られた♡どすけべだって全身で主張してたっ♡

 プシュッ♡ピチャチャチャッ♡♡

「あ゛♡っお゛♡また、イ゛ってるぅっ♡」

 たくさん潮を噴いたはずのおちんちんから、じゅわじゅわぼたぼた溢れていく♡……でも、なんだろう、いつもと感覚が違うような……?

「っえ!?お、おちんちんが、ない……っ!?」

 上体を起こした僕の目に飛び込んできたのは、つるりとした恥丘だった。いや、おちんちんは消えたけど、ぷっくり膨らんだクリトリスが見える。お、女の子の快感って、水星くんみたいにカントボーイになるってこと……!?

「こっちの方にも興味がありそうだったからな」
「ひゃう゛っ♡お゛♡クリっ、なでなでだめ゛っ♡」

 既にビンビンに勃起しているデカクリを指でよしよしされて、鋭く甘い刺激に腰が浮いた。甘イキしたはずみでジョロッとおしっこ漏れちゃった♡

 これ、だめだ、気持ちよすぎて変になる……っ♡

「随分ヨさそうだな、クロ」
「う゛んっ♡よすぎる、から゛っ♡もう、クリだめっ、触らないで、ルトラっ♡」
「まあ、クロがそう言うならそうしてやるよ」
「っえ……」

 てっきりクリをしつこくねちっこく刺激されると思っていたから、咄嗟に物欲しげな声が出てしまった。一度快楽を知ってしまったクリが、切なく震えてぷるぷるしている。あ、これ……、僕が無意識に腰ヘコしてるからだ♡素直な本能が、クリもおまんこも触ってほしいって動いてるんだ……♡

「ル、トラっ♡う、ふぁっ♡」
「その代わりに……。これ、かけてやるな」
「へ……、ん゛ほおぉっ♡あ、なっ、にゃに……っ♡♡」

 いつの間に手にしていたのか、とろりとした液体をクリにかけられた。むずむずじんじんして、ほのかにあったかい。

「こっちもローズが送ってきた塗り薬だ。クリの掃除用だな」
「そう、じ……」

 絶対、嘘だ♡だってこんなにじくじくして、熱くて……、早く触ってシコシコしてほしいんだから♡

「そのまま暫くじっとしてれば、綺麗でつやつやのクリに……」
「や、やらっ♡」
「ん?」
「我慢、無理っ♡ルトラので、きもちくしてっ♡クリ、触っていいからっ♡ううん、触ってほしい♡ぐちゅぐちゅして、痒いの止めて……っ♡」

 自分で触るといった選択肢は、全く頭に浮かばなかった。

 おまんこをくぱっと拡げて必死にルトラにおねだりをすれば、望んだものはすぐにやってきた♡

 クリュリュッ♡シコシコッ♡ヂュパッ♡チュウウゥッ♡♡

「ん゛ぉ、~~~ッッ♡♡あ゛ぁっ、ぎも、ちいっ、イぐっ♡イっでりゅ、ううぅっっ♡♡♡」

 摘んでしこしこされながらクリの先端を舐めしゃぶられて、僕は何度も絶頂を繰り返してしまう♡プシャプシャトロトロと溢れているのが愛液なのか潮なのか分からない♡気持ちよくておかしくなる……っっ♡♡♡

 ──それから、おちんちんをハメてもらって疼いて堪らないクリをいっぱい可愛がってもらった僕は、すっかり女の子の快感にハマってしまって……、こっそり一人で薬を飲んでクリオナしていたところをルトラに見られてしまうのは、……また、別の話だ。



【スノー×銅鐘】


「さーて。ドウ、どれから使う?ま、どれから使ったところで全部試すんだけどな。折角ドウが選んだもんなんだし」

 目の前にずらりと並んだ玩具は、この前俺が買ってきた物だ。

 黒河達と色々あって暫く放置されていたものの、スノーがそのままにするわけがない。わざわざ丁寧に並べてきやがったそれらは、俺の羞恥心を煽ってくる。

「……好きに使えばいいだろ」
「ふーん?じゃあ、オレ様の好きにさせてもらうわ」

 そう言いながらスノーが手に取ったのは、カラフルなローターだった。大きさは大小様々で、つるりとした形状からごつごつとしたイボがついたモノまで多種多様だ。セットになっていたから適当に買っただけで、断じて俺の趣味じゃない。

 そう思っても、俺の身体は勝手に疼いてしまう。毎日のように家の中でも外でもハメられてぐずぐずに溶けきった身体は、愛されることに従順になってしまった。

「んじゃ、一気に使うか」
「……は?」
「オレ様の好きにしていーんだろ?」

 くしゃりと子供のように笑いながら、とんでもないことを言ってくるスノーに、一瞬言葉が詰まってしまった。

 何バカなこと言ってんだ、駄目に決まってんだろ、そう言わないといけないという理性を押しのけて、絆されて溶かされきった本能が……勝手に頷いていた。


*****


「ほ、ぉ、っふ、ぎゅうううぅ♡♡」
「やー、絶好の散歩日和ってやつだな。なあ、ドウ?」
「お、ぐ、ふ、うううぅっ♡♡♡」
「ほら、ガニ股になってないでちゃんと歩かねぇと。今はお前の姿しか見えてないんだぜ?こんな道の往来で立ち止まってたら……、ああほら、店の奴が心配そうに見てるじゃんか。大丈夫だってアピールしとけよ?」
「んぐっ♡ふ、ひあ……っ♡」

 ガクガク震える脚でどうにか踏ん張って、視線が合った店主にへらりと笑いかけた。きっと今の俺はとんでもなくだらしなくてはしたないことになっているのに、ここの奴等にとっては日常茶飯事だからか手を振り返されるだけで終わった。この町以外でこんな格好をしていたら、きっと俺は変態だと指を指されてもおかしくないだろうな。

「ふお゛ぉっっ♡♡♡」

 番である俺にしか目視出来ないスノーが、戯れにバイブの振動を上げてきやがったせいで、身体が大きく跳ねた。出さずにイったというより、出せないままイった。

 俺のちんこには、パールが連なった形状の尿道ブジーが埋められているからだ。ちんこや玉、乳首には振動するローターが、ケツにはぶっといバイブを挿れられて、ローライズな透け透けパンツで固定されている。開口器を嵌められたせいで、開きっぱなしの口からは喘ぎ声と唾液ばかりが溢れていく。脇腹や股間近くに貼られたパッドからは微弱な電気を流されて、快楽に直通してしまう。ボディペイントで塗られたスク水みたいな形が、余計に恥ずかしい。

 それなのに……、こんな変態な姿を見られているのに、まだキスもされてなくて発情してるわけでもないのに。

「ん゛ッ、お゛ぉ~~~ッッ♡♡♡」

 気持ちいい♡深いアクメが止まらないっ♡またイくっ、ずっとイってる……っ♡

「ひゅ、にょっ、ほお゛おぉ♡ひゅにょ、ぉっ♡」
「なに、オレ様のこと呼んでんの?かーわい。抱っこして運んでやろーな」
「ひゃめ、っぎゅ♡♡」

 あ……、あっ♡こんな、かっこ♡小さい子供にションベンさせるような、恥ずかしいかっこ……♡ヴィンヴィン動いてるバイが丸分かりだし、泡立ったローションでペイント落ちてく……っ♡

 う、あ、背中にごりごり当たってるの、スノーのちんこだ……♡うぁ、そのまま尻コキされてる……っ♡う、うう……、あ、だめだ、もう、欲しくなる♡♡♡

「ふぎゅ、しゅの、ひゅのぉの、ひんひょっ、ひんほほひいっ♡♡♡」
「えー。オレ様のちんこ?ドウが玩具で遊びたいから買ってきたんだろ?それに、オレ様の好きにしていいって言ったじゃん」
「やりゃっ、ひんほひゃ、ひい゛……ッッ♡♡」
「あーほら、暴れると危ないって。……なぁ、ドウ?そんなにオレ様のちんこがいいのか?」
「ん゛っ♡♡ひゅんっ♡♡♡」

 必死に何度も頷けば、項に軽くキスをされた。

「はは、かーわい。そんな可愛いドウに、ごほーび♡」

 ちんこを挿れてもらえる……♡嬉しい気持ちもあるけど、スノーにハメられたら俺の姿も消えるから、羞恥も少しは薄らぐはず。パンツをずらされてバイブを抜い……。

 みちっ……♡

「ひぁ……ッ!?」

 え、まだそこ、バイブ抜けてない、のに。
 なんで、スノーのちんこが当たって。

「あー♡振動やば。ドウの優秀まんこなら、二本くらい余裕だもんな?」

 にほん。
 バイブと、スノーのちんこ。そんなの同時に挿入ったら、おかしくなる。絶対確実にイき狂う……っ!

「ひゃめっ、にほ、んっ、なんへ、ほわへふひゃりゃぁっ♡」
「んー、そんなに喜んでもらえて嬉し。いっぱい気持ちよくなろーな、ドウ」
「む、ひぃ……っ♡」

 はいらない、絶対無理、そう思って首を振るのに、俺のだらしないまんこは喜んでちゅぱりと吸い付いていた。

 全身、どこもかしこも感じすぎて痺れてる。これならもう頭の中だって痺れていておかしくないし、嫌と言いながら自分から迎えるように腰を揺らしているのも仕方ないことだ。

 プツンと吹っ切れた俺のナカに、膨らんだちんこが挿入された瞬間、何度目か分からないメスイキで脚がピンッと伸びてしまった。でも、もう周りからは見えなくなったから。

「お、ごぉ、きぢゅ、いぃ、ひもひ、いいいぃっっ♡♡♡」
「あ゛ー……、ほんと、すごくきっつ……♡でも、きつきつなドウのまんこ、最高に気持ちいいぜ」
「んひゅっ、ひゅー、ひゅーひらひっ♡」

 必死に顔を背後に向けてキスをねだれば、開きっぱなしでべたべたの口を舐めるように塞がれた。

 ああ……♡食い尽くされそうな激しいキス、思考が全部とけてく……♡♡

 うっとりと快楽の虜になった俺がまともな意識を取り戻した時には、……日付が変わってしまっていた。

 ……もう、今後はスノーの好きなように玩具を使わせないようにしよう。


【パアル×金見】

「カナちゃんのこと飽きちゃった」
「え」

 ずっと拘束され続けてきた身体に、重力が戻ってくる。

 触手越しに与えられていた空気や栄養もなくなって、肺の中に入ってくる不味い味を吐き出すように咳き込んだ。ずっと取り込まれていたせいで、碌に足を動かすことが出来ないままへたり込む。ううん、いや、そんなことより。

「パア、ル……?」

 見上げた先に在るのは白い壁。無機質なそれから聞こえてくる声が、冷たく脳内に響く。

「聞こえなかった?飽きたんだってば。それに、カナちゃんよりもっと可愛い子見つけちゃったし。カナちゃんも媚びればそれなりにイケると思うからさ、頑張って他の魔族に股開いていきなよ」
「やっ、や、だ……っ。捨てられたくないっ。パアルの好きなこと、何でもしていいからっ。あ、ああ、そうだ、ボクが甘えるの好きだったよね?だから……」

 頭の中が真っ白になりながら手を伸ばせば、白くて太い触手が伸びてきた。なんだ、よかった、タチの悪いドッキリだったんだ。

 パシンッ

「え……」

 払われた手の甲が、遅れてジンと熱を持つ。今まで一度も叩かれたことなんかなかったのに。

「触んないでよ、汚らわしい。カナちゃんみたいな性格悪い子だいっきらいなんだから」
「え……、あ、は……、はは、う、うそだよ、ね、だ、だって……、あんなにまいにち、すきだって……」
「嘘だよ、嘘。気付かなかった?可愛くもなければ性格も悪い、屑の寄せ集めみたいなカナちゃんのこと、本気で好きになると思った?もう二度と僕の前に現れないでね」
「そん、な、うそ、うそだっ、うぐ、い、いかないで、パアル……っ!」

 身体が鉛のように重い。追いかけたいのに、目の前がどんどん霞んでいく。

 嫌だ。
 いやだいやだいやだ……!

 ボクはもう、パアルがいないと駄目なのに……っ!
 パアル、ぱある……!!

「──ふぁありゅッッ!」
『あっ!よかった、起きてくれたぁ……。大丈夫、カナちゃん?ずっと魘されてたんだよ』
「う……っ、ふぐ、ふぁ、りゅ……んぐ、ふうぅ……っ」
『っ……!?泣くほど辛かったの?よしよし……、大丈夫だよ、カナちゃん。僕がいるからね』

 口の中に埋まっていた触手が抜けていく代わりに、たくさんの触手が僕の頭や耳や胸をあやすように撫でてくれる。

 ……よかった。夢だったんだ。こんなにボクのことが好きなパアルがボクを捨てるなんて、有り得ないんだ。

《可愛くもなければ性格も悪い、屑の寄せ集めみたいなカナちゃんのこと、本気で好きになると思った?》
「ぁ……」
『カナちゃん?』

 自分の意思を無視して、夢の中のパアルの声が重なってくる。夢……、……本当に、あれは夢だった?パアルの思念が夢に影響したりしたんじゃ?もし……、もし、そうだったら。

「やだ……、いやだ、お願いパアル、捨てないで……っ」
『え?』
「いっ、良い子になるからっ。可愛くなくても、全部パアルの好きにしていいから……っ。パアルと離れるのなんて、いやだぁ……!」
『……はぁ?何それ、僕がカナちゃんのこと捨てるわけないよ。それにカナちゃんはすっごく可愛いんだから、可愛くないなんて言っちゃだめ。……もしかして、夢の中で僕に酷いこと言われた?』
「うぅ……っ、あ、飽きたって……、好きって言ったのも、嘘だって……」
『そっか。それで悲しくなっちゃったんだね。夢の中とはいえ自分を殺してやりたいくらいだよ』
「ふ、ぅ……っ、ぱある……、ボクのこと、好き……?」
『だーいすき。僕はずっとずーっとカナちゃんのことが大好きって言ったでしょ?』

 甘やかすように触手に全身を撫でられて、おまんこのナカに挿入りっぱなしのおちんぽもゆるゆると動き出して……、ようやく心が落ち着いた。

「うん……。ボクも、パアルが好き、大好き……っ。お願い、ずっと離さないで……♡」
『もちろんだよ、カナちゃん。……そうだなぁ、今日はちょっと趣向を変えてみようか。怖がりなカナちゃんをとろっとろに甘やかしてあげるね』
「パアル……?」

 パアルの中は、見た目と違って広い空間になっている。両腕を回してもまだ余裕があるくらいで、外と同じように昼は明るく夜は暗くなる。そんな彼の中でボクは拘束されたままおちんぽを挿れられているわけで……、もうとっくにとろとろなのに、これ以上溶かされたらどうなってしまうんだろう。

 そんなことを思っている内に、内壁がどんどん迫ってきた。足の先がとぷんとパアルに飲み込まれて、あっという間に全身が浸かっていった。

『息は出来るようにしてあるから、たっぷり気持ちよくなってね』
「あ……♡」

 それこそ、頭の先から爪先まで。ボクの身体はパアルに全て包まれてしまった。ガニ股で脇見せをしている恥ずかしいポーズのまま、みっちりと動けない。
 性感帯を一気に刺激されるから、今まで以上に気持ちいい……っ♡

『好きだよ、カナちゃん。まずはちっちゃいおちんぽのお掃除しようね。その後はコリコリ敏感乳首をいっぱい可愛がって、おまんこで何度もメスイキさせてあげる。耳も舌もずっとくちゅくちゅしてあげるから、カナちゃんも好きなだけしゃぶってね♡』
「ん……っ♡」

 ねっとりと響いた声だけで、期待した身体が甘イキした。最初からのんなんじゃ、ボク、イきすぎて身がもたないかも……♡……でも、パアルがシてくれることだから……。

「うれ、しい……♡好き、パアル♡いっぱい気持ちよくシて……っ♡♡すき♡旦那様、あ、愛してる……っっ♡♡」

 そう告げた後、……まともな思考が戻ってくるまで三日かかってしまった。




【後日談】

『実はあの時カナちゃんの型を取って、等身大の石像を作ったんだ~♡僕のだーいすきなカナちゃんだよ、ってみんなに自慢したくなってね。健気に勃起してるドリルおちんぽも、乳輪ごと膨らんでる勃起乳首も、 かっわいいトロ顔も精密に再現されてるんだよ!ちゃーんと、大好きなパアルのお嫁さん、って文字もお腹に掘ってあげたから安心してね。ふふ、真っ赤になってお口パクパクしながら喜んでくれてよかった♡もう僕の知り合いが居るところに全部送ったから、今度飾られているとこを見に行こうね。実はお腹の文字は全部違ってて……、……カナちゃん?嬉しすぎて震えながらおもらししちゃったの?ほんっと可愛い♡だぁいすきっ♡♡』
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