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第二部:新婚編
26:真珠色エタニティ②
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『なんだ、僕の嫁を奪いに来たんじゃないのか。安心したよ。僕の嫁は本当に可愛くて可愛くて愚かで可愛くて可愛いからね。いくらルトラ様でも僕の嫁は渡せないし奪おうとするならどんな手を使ってでも抵抗しようと思ってたからそんなことにならなくてよかった。僕はすぐに感情が先走っちゃうから反省しないとね。ルトラ様のお嫁さんも良い子で何よりだよ。僕の嫁が随分酷いことをしていたみたいだけど、僕がその分たっぷり愛をこめてお仕置きしてあげてるからね。許してあげてとは言わないよ。元から可愛かったけど、随分素直になって可愛く可愛くなってくれたから会わせてあげよっか。大丈夫、もし酷い言葉を使ったらすぐに躾けてあげるから』
つらつらと淀みなく語られる言葉の波に圧倒されて言葉が出ない。何度も繰り返される『可愛い』という低音ボイスが、ねっとりと響いて鼓膜を震わせる。
「え、う、あ、あの……」
「いい奴なんだが、執着心が強すぎるんだよな。さっきもクロが居るってのにオレを敵視してきやがったし」
「あ、だからキスしたんだ……」
パアルさんを納得させるためにしたんだな、と理解する。なんというか、少し病み気味な印象だから、金見くんへの執着もすごいんだろうな。ただ、肝心の彼の姿が見えないけど、どこに居るんだろう。
そう不思議に思ったのと、白い壁からぼるんっとお尻が現れたのはほぼ同時だった。
「え……」
むっちりした、白いお尻。普通なら二つ並んだ黒子に目がいっただろうけど、アナルにぐっぽりとハメられた白いおちんちんや、健気に上を向いているドリル包茎ちんちん、ぷりぷりの金玉に書かれたパアルさんの名前と情報量が多すぎる。
壁から触手のように伸びているおちんちんが、バスバスパンパンとアナルを犯し続けていて……、包皮が剥けていない先端から潮がチョロチョロと漏れていくのが見えた。
「かっ、……金見、くん……?」
呼んでみたところで返事はない。その代わりに、脳内でうっとりとした声が響き出した。
『ほら見て、僕の可愛い可愛い嫁のこと。ずっとずーっとハメたまま愛してあげてるんだ。僕の固有魔法の包含で、四六時中愛し合っても問題なく生きられるんだよ。栄養は全部僕の精液で賄えるし、排泄物も溶かしちゃうんだ。初めてシた時に感極まっておもらししちゃったのが可愛かったから、おしっこはさせてあげてるんだよ。恥ずかしがる姿が本当に可愛いんだよね』
「……ず、ずっとハメたまま……。……っ、じゃあ、今日は朝から……ってことですか?」
『違うよ』
「え?」
『君達が魔界に召喚されてから、ずっとさ。僕は時間の流れに疎いから、どれだけ経ったのか分からないけどね』
召喚されてから、ずっと。
え……、だってそんなの、この新婚旅行で一年ぐらい経ったから……約二年間、ハメられたまま……?
つらつらと淀みなく語られる言葉の波に圧倒されて言葉が出ない。何度も繰り返される『可愛い』という低音ボイスが、ねっとりと響いて鼓膜を震わせる。
「え、う、あ、あの……」
「いい奴なんだが、執着心が強すぎるんだよな。さっきもクロが居るってのにオレを敵視してきやがったし」
「あ、だからキスしたんだ……」
パアルさんを納得させるためにしたんだな、と理解する。なんというか、少し病み気味な印象だから、金見くんへの執着もすごいんだろうな。ただ、肝心の彼の姿が見えないけど、どこに居るんだろう。
そう不思議に思ったのと、白い壁からぼるんっとお尻が現れたのはほぼ同時だった。
「え……」
むっちりした、白いお尻。普通なら二つ並んだ黒子に目がいっただろうけど、アナルにぐっぽりとハメられた白いおちんちんや、健気に上を向いているドリル包茎ちんちん、ぷりぷりの金玉に書かれたパアルさんの名前と情報量が多すぎる。
壁から触手のように伸びているおちんちんが、バスバスパンパンとアナルを犯し続けていて……、包皮が剥けていない先端から潮がチョロチョロと漏れていくのが見えた。
「かっ、……金見、くん……?」
呼んでみたところで返事はない。その代わりに、脳内でうっとりとした声が響き出した。
『ほら見て、僕の可愛い可愛い嫁のこと。ずっとずーっとハメたまま愛してあげてるんだ。僕の固有魔法の包含で、四六時中愛し合っても問題なく生きられるんだよ。栄養は全部僕の精液で賄えるし、排泄物も溶かしちゃうんだ。初めてシた時に感極まっておもらししちゃったのが可愛かったから、おしっこはさせてあげてるんだよ。恥ずかしがる姿が本当に可愛いんだよね』
「……ず、ずっとハメたまま……。……っ、じゃあ、今日は朝から……ってことですか?」
『違うよ』
「え?」
『君達が魔界に召喚されてから、ずっとさ。僕は時間の流れに疎いから、どれだけ経ったのか分からないけどね』
召喚されてから、ずっと。
え……、だってそんなの、この新婚旅行で一年ぐらい経ったから……約二年間、ハメられたまま……?
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