ヨメペット幼児園

桜羽根ねね

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番外編

反省しましょう②

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「んむ……、ふわぁ……」
「おはよう、ツクシくん。よく眠れたかな」
「んぅ、せんせぇ?タケルくんは……?」
「お迎えまでもうちょっと時間があるかな。今日はみんな頑張ってたから、ツクシくんもまだ寝ていていいんだよ」

 ぼんやりしながら、そういえば運動会のれんしゅうをしたんだったって思い出す。タケルくんにほめてもらいたくって、いっぱいクリイキして潮もたくさん噴いて、疲れて眠っちゃったんだっけ。なんだか懐かしい夢を見ていた気がするや。

「ううん、もう起きる……。せんせぇとね、タケルくんのおはなししたいなぁ」
「うん、いいよ。こっちでお話してもらおうかな」

 りっちゃんとマイトはまだお布団の上でぐっすり眠ってる。しいっと静かに移動して、教室のはしっこ、せんせぇのお膝の上でぎゅうって抱きしめてもらっちゃった。

「タケルさんとは大学も一緒だったんだよね」
「そうだよぉ。タケルくん、すごくかっこいいし、明るいし、優しいから、入学した時から目立ってたんだぁ。だからね、そんなタケルくんの横に立っても恥ずかしくないように、ってがんばったんだぁ」
「ツクシくんは頑張り屋さんだもんね」
「へへ……。……でも、ぼく、とろいから、卒業して、がんばっておしごとしてもぜんぜんだめだったんだ……。タケルくんがまいにちよしよししてくれたからがんばれたけど、やっぱりめーわくになってるなって思っちゃって、家出しようとしたの」
「え……。でも、タケルさんから引き留められたんじゃない?」
「うん。出て行こうとしたの見つかっちゃって、おこられちゃった。それでねぇ、そのままヨメペットにしてもらったんだぁ……♡タケルくん、すっごくせーよくが強いから、ずっとがまんして、ぼくのことこわさないようにって可愛がってくれてたんだけど、ばくはつしちゃったみたい。きがついた時には一週間たっててね、仕事もくびになっちゃったんだぁ」
「そ……、んなに、激しかったんだね……♡じゃあ、その後にこの幼児園に来てくれたんだ」
「ちがうよぉ」
「え?」
「ぼくがさみしくならないようにって、一ヶ月かけてたっぷり愛してもらったんだぁ♡ぼくのクリ、ほんとはもっと小さかったんだよぉ。おまんこはね、タケルくんのおちんぽ、いっぱい覚えさせてもらったの♡」

 ぽわぽわしながら自分のクリをせんせぇのお膝にすりすりさせると、せんせぇもにっこり笑ってくれた。

「あとはねぇ、タケルくんがくしゃって笑うところもだいすき。ぼくのこと、いーこいーこってなでながら優しくわらってくれるんだぁ。それにね……」

 あとからあとからわいてくる、タケルくんの好きなところ。おしゃべりしすぎちゃったかなって思ったけど、せんせぇはにこにこしながらぜんぶ聞いてくれた。

「えへへ、ぼく、せんせぇのこともだいすき」
「嬉しいな。僕も大好きだよ、ツクシくん」

 ほっぺたをくっつけあって、ぎゅうぎゅうだきしめあうと、心も身体もぽかぽかしてくる。ぼく、重たいはずなのに。甘えさせてくれるせんぇ、だぁいすき♡

 しょわ……っ
 しょおおおおぉ……♡

「……え。あ、ツクシくん!」
「へ……?あ、んぅ、や、でちゃ、ふ、ううぅっ♡だめ、おしっこ、やあぁ……っ♡」

 安心しすぎたのが、だめだったみたい。せんせぇのひざの上で、おもらししちゃった……。ヨメペットになったせんせぇに、おしっこマーキングしちゃったぁ……。

「あ、ひぐっ、ご、ごめんなさ……。ぼく……っ」
「大丈夫だよ、ツクシくん。全部出してすっきりしよ?」
「ん、あ……っ♡」

 ぽんぽんって背中をたたかれて、ぼくはえぐえぐしながらぜんぶおしっこを出しちゃった。せんせぇのピンクのエプロンがびしょびしょになっちゃって、ごめんなさいってなんどもあやまる。
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