双子の恋人とえっちがしたくて堪らないけど今日も僕はオナります

桜羽根ねね

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双子の恋人とえっちがしたくて堪らないけど今日も僕はオナります

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「イ、く……っ♡♡ はぁっ♡ ライオネル、アウグスト……っ、ん、んん~っ♡♡」

 乳首を弄りながら扱いていた性器から、幾度目かの精液がゴムの中に飛び出していく。もう色も薄くなっていて、量も少ない。そろそろ切り上げるべきだろう。

「っは、ぁ、はー……♡ ん、んうっ!」

 後ろに埋め込んでいたバイブの電源を切って、ずぷずぷと引き抜く。ライオネルやアウグストのそれと変わりないはずの大きさを、僕のお尻は簡単に咥え込めるようにまでなってしまった。最初は怖かった洗浄も慣れた……とまでは言えないものの卒なくこなせるようになったし、お尻だけで勃起出来るようにもなった。
 こんなにも身体は準備万端なのに、肝心の彼等とはまだキス止まりだ。

「ん……っ、ライオネル、アウグストぉ♡ はやく、えっちしたい、のに……っ♡ ん、はぁ……♡」

 足りないとひくつくアナルに、アメジストを模したジュエリー付きのアナルプラグを埋め込んでいく。ステンレス製のそれはそこまで大きくないものの、双子の色を纏っているのだと思うと気分が高揚した。
 手早く後始末をして、プラグを挿れたまま横になる。就寝用に作られた安心設計の魔法玩具だから、いくら寝返りをうっても痛くならないし、勝手に抜けることもなければ乾くこともない優れ物だ。

「……明日、こそは。二人に、抱かれ──……」

 彼等から貰った、大きなクマのぬいぐるみを抱き枕代わりにすれば、すぐに睡魔が押し寄せてきた。


*****


 ライオネルとアウグストは、僕のことを子供か何かと勘違いしているのではと思う。キスは唇を触れ合わせるだけ。舌を入れられたことは一度もない。あと、ハグはあれどペッティングはしてこない。対応が完全に我が子に対するそれだ。

 僕の我慢の方が限界で、「えっちがしたい」ということをオブラートに包みまくって何度も伝えているものの、返ってくるのは『大事にしたいから』『無体を働きたくないから』という耳触りのいい言葉。最初の方こそ照れくさくなったけど、僕の身体なんて抱きたくないからそう言ってるのでは? と悪い方向に考えてしまうようにもなった。

 そんな嫌な考えを振り切るように、溜まった性欲をひとりで発散し続けた。前も後ろも、それに乳首も、感度だけが上がっていって、慰めるための玩具もどんどん増えていった。クマのぬいぐるみにディルドを固定して騎乗位をしたり、お尻にローターがいくつ入るのか試してみたり。だけど、いくら気持ちよくなっても、彼等と一緒じゃなければ何もかも味気ない。

 自分でも引くほどに、えっちがしたい。

 二人に貫かれて、満たされたい。恋人なんだから、嫌われてない限りはしてくれてもいいはずなんだ。
 こくりと唾を飲み込んで、授業が終わった二人に話しかける。

「ライオネル、アウグスト。明日の休みは、確か二人とも目立った予定はなかったよね?」
「ん~。そーだけど、気分で出かけるかもぉ」
「私は授業の復習をしようかと」
「……折角、休みなんだし。今夜、ハジメテのことをしてみない?」

 少し濁したものの、夜のお誘いだってことは分かるだろう。ドキドキしながら返事を待っていると、

「俺、今日疲れたからいーや」
「そうだね、また別の機会に」

 分からないフリをして無難な言葉を返された。断りの言葉は何度も聞いてきたものの、流石に聞き飽きた。
 だったらもう、直接言ってやるまでだ。オブラートなんかに包まず、直球で。

「……僕は、お前達とえっちが……、セックスが、したいんだ。僕とするのは、嫌?」

 僕達以外誰もいなくなった教室、ただでさえ静かなそこから音が消える。
 ……明け透けな言葉を使うのは恥ずかしかったものの、僕の本心は伝わったはず。正直、これで断られたら、嫌な予感が当たってしまうことになる。

「レヴィン」
「っ……」

 ふわ、とアウグストから抱きしめられて、心臓が高鳴った。色良い返事がもらえるのでは、と、胸の中と下半身が熱くなる。

「嫌じゃねぇけどさ、駄目なの」
「……は……?」
「俺等も我慢してるから、あんま煽んないで」

 軽く触れ合った唇も、すぐに離れていく。我慢なんてしなくていいのに、どうして。

「理由を言えたらいいんだけど……、今はまだ、待っていてとしか言えないんだよ」
「…………」
「その時が来たらちゃんと話すから」
「……分かっ、た」

 嫌ではない、けれど理由は言えない。僕の知らないところで、何らかの力……というより制限みたいなものがかけられているんだろうか。
 僕を抱きたくないわけじゃない、ということが分かったのは僥倖だったものの、一体いつ彼等と繋がることが出来るのかと思うと、アナルに挿入したままのプラグをきゅっと締め付けてしまった。


*****


 相変わらずキス以上のことはされないまま月日が過ぎ、現在2月の半ば。ここまで来ると、やけくそになって自慰の頻度も増えてきてしまった。

 必ずそうなるわけでもないけど、乳首だけでイくことが出来るくらいには、すっかり自分の手や玩具で開発済みだ。
 ただ、満たされない思いが募るばかりだと、それ以上のモノを望んでしまうもので。

 あまりにも飢えてしまっていたのか何なのか、気付けば媚薬効果のある魔法薬を調合していた。これを彼等に飲ませれば、と思ったものの、ここまで待っておいて薬に頼るのかという気持ちも強い。

「…………はぁ」

 眠気覚ましに用意していたコーヒーを飲み干して、小瓶に詰めた魔法薬を手に取る。これは、自分用として使ってしまった方がいいかもしれない。

「あ……♡」

 考えただけで疼き出すペニスは、哀れなくらい欲に従順だ。ベッドの上で諸々の準備をした後、魔法薬を一気に飲み込んだ。全くもって美味しくない味に顔を顰めてしまう。
 効果はすぐに現れるはず……だったのに、何故かいくら待っても何も起こらない。期待したペニスだけが無駄に半勃ちになっている。

 効果が上手く現れなくとも、中途半端なままで止める気は更々ない。ライオネルとアウグストに抱かれる妄想をしながら、いつものオナニーに浸ることにした。

 無味乾燥な精液は、誰に見られることなくゴムの中に溜まっていく。バイブで前立腺をいじめぬくと、それだけでとろとろ湧き出してきてしまう。

「ふ……♡ お前達が、触ってくれない、内に、僕のおしり、ケツまんこになっちゃったよ……♡♡ ひ、うっ♡ 結腸は、まだ……、責めてないから、っあ♡ お前達の……おちんぽで、いっぱい……ずぼずぼして、もらうんだからな、ぁ♡♡」

 下品であからさまな言葉を使うと、余計に興奮するようになったのはいつからだろう。セルフ言葉責めでこんな体たらくだと、もし、彼等にえっちな言葉で責められたりしたら……、それだけでイってしまうかもしれない。

 空っぽになるまで出し切った余韻に浸りながら、いつか暴かれる奥を想う。きゅんきゅん疼く下腹は、ずっとはらぺこだ。いい加減、はやく、満たしてくれないと──……。

「(……夜這い、してしまうのも。いいかもしれない)」

 彼等が知らない間に、童貞を貰ってしまおうか。そんな心躍る妄想を浮かべている内に、達しすぎて疲れた身体は眠りに落ちていった。


*****


「「レヴィン」」

 名前を呼ばれて振り返ると、ライオネルとアウグストが立っていた。何故か二人ともパンツしか穿いていなくて、僕に至っては全裸だ。

「(……ああ、夢か)」

 夢にしてははっきりした思考のまま、彼等の元に駆け寄る。今の僕は、二人のペットだと、意識がそう理解していた。

「また一人でシコってたの? レヴィンはえっちですけべだね」

 既に勃起していたペニスを撫でられて、くぅんと媚びるような声が出てしまう。違う。お前達が触ってくれないからオナニーしてるだけなのに。
 腰を揺らして、犬の尻尾のようにおちんぽをぶんぶん振ると、ライオネルが楽しそうに目を細めてきた。

「分かっているよ。待てが出来るレヴィンには、ご褒美をあげようか」
「ごほう、び?」
「うん。マーキングをしてあげる。そこにしゃがんで……、そう、脚を開いて、おちんちんを見せつけるようにして、手は頭の後ろで組んでごらん」

 言われるがままに、勝手に身体が動いていく。恥ずかしげもなくかぱりと開いた脚の中心で、ペニスがびくびく反応している。ご褒美。マーキング。言葉を聞いただけで先走りが止まらない。

「あ~あ。もう涎垂らしてんじゃん」
「そのまま動かないでね」

 くすくすと悪戯に微笑みながらそう言った彼等は、揃ってパンツを下にずらした。ボロン、と目の前に現れたのは、ずっと待ち望んでいた双子のちんぽ。だけど、現実で直接勃起したところを見たことがないからか、うっすらぼやけている。

「あ……っ♡ちんぽ♡おちんぽぉ……♡♡」

 気がつけば、舌を伸ばしていた。全然届かないのに、ペニスを舐めたいという欲に従うまま、はしたなく。

「あはっ♡ ほんとレヴィンは俺らのちんこ好きだよねぇ♡」
「必死に舌を突き出すレヴィンも可愛いけれど、動かないでって言ったよね?」
「んっ♡」

 ペチン、と、ライオネルのちんこが頬をうった。面白がったアウグストからも、別の方向から一発。おちんぽビンタなんて……♡こんな屈辱的なこと、憤慨してもおかしくないのに。心を満たすのは歓喜のそれだ。その後何発かベチベチうたれたものの、嬉しいという感情しか湧いてこない。

「ちんぽビンタされて喜んでんじゃーん、ウケるんだけど♡」
「レヴィンにとっては躾もご褒美になってしまうね」

 匂いも痛みも感じないけど、ただただ性欲ばかりが募る一方で。僕のおちんちんの下には、先走りで出来た小さな水溜まりが出来てしまっていた。

「んじゃ、そろそろ始めよっかぁ」
「あ……」

 僕の顔をべとべとにしたおちんぽが、二人の手によって扱かれていく。切っ先は僕の方を向いているから、これはそう、つまり──……。

「ん……っ、イく、よ……!」
「ぜーんぶ受け止めて、ね……っ!」

 ビュルルルッ!! ドピュッ!!

「ふ、あぁっ♡♡」

 ぶっかけられた精液が、髪や顔を、胸や腹を、勃起したおちんぽを……、全身を、白く汚す。すごい量の、もったりとした子種……♡
 まるでそれ自体が媚薬かのように、かけられた箇所がじわりと火照って堪らない。口の傍にたらりと垂れてきた精液を舐め取ると、身体のナカもぶわっと熱くなった。

「あ……♡ あつ、いっ♡ ん……っ♡」
「……ふふ、お臍に精液が溜まっているね」
「うっとりしてるレヴィン可愛いねぇ♡ ……あ~、すっきりしたらおしっこもしたくなっちゃった」
「へぇ。それならそっちでもマーキングしておこうか」
「……え、……?」
「さんせ~い♡」

 言葉の意味を飲み込んでいる間に、シャアアァと音を立てて温かい水が降り注いできた。……水といっても、おしっこだ。二人から、おしっこをかけられている。

「うそ……、ライオネルと、アウグストの……っ♡ あったかいおしっこ♡♡ 僕っ、マーキングされてる、ぅ♡♡♡」

 髪はびちょびちょに濡れて、身体に大量に付着した精液がおしっこで流れていく。頭の先から、すべてが、彼等のそれで包まれて……。

「あああぁ~~~~っっ♡♡♡」

 その瞬間、僕は触られてもいないペニスから精液を飛ばしていた。

 ジョロジョロとおしっこまで漏らしていることに気付いた時には、鮮明だった意識が薄くなっていって──……。


*****


「────……っは、ぁ!? はぁ、……っはー……、ゆ、…………夢? よかっ、た……、……うう、夢とはいえ、なんて、内容のものを……っ!? ……え、……あ、れ?」

 飛び起きるように、目が覚めた。
 とんでもない夢を見てしまったと慌てていたら、下半身が妙に冷たいことに気付く。なんだか嫌な予感がして視線を下ろせば、足の間に挟まっていたクマのぬいぐるみが、ぐじゅぐじゅに色濃く湿って濡れていた。僕のスウェットも、その下のシーツも。

「…………は? ……え、…………おね、しょ?」

 こんな正夢、望んでない。
 それなのに、膀胱が、出し切れていなかった分を勝手に排出し始めて。

「ひんっ♡♡ あっ♡ なん、でぇ……っ!? おしっ、こ、きもちい……っ、あああぁっっ♡♡♡」

 シュワワワと漏れていくそれには、まるで射精をした時のような快楽が伴っていた。ビリビリと痺れるような快感で身体が震えて、堪えきれない声が出てしまう。
 放尿自体はすぐに終わったものの、ペニスの疼きが止まらない。混乱した脳内で、昨日飲んだ……、失敗したと思っていた媚薬の存在が蘇る。

「(こんな、効果が出るなんて……っ、聞いてな…………、……まさか、先に飲んでいたコーヒーのせいで、反応に変化が……?)」

 考察要素は多々あれど、今はとにかくびしょ濡れになってしまった惨状を、どうにかしないと。運良く今日が休みとはいえ、下半身を濡らしたままというわけにはいかない。

「レヴィン、起きてるー?」
「おはよう、レヴィン」
「っ!?」

 不意に。
 ドアの外から聞こえてきた声に、血の気が引いた気がした。

 タイミングが、悪すぎる。

 まだ朝だぞ? 学校があるならいざ知らず、約束もしていないのに僕の部屋に来る理由なんてない、はずなのに。

「ねぇ、早く開けてよ。今日レヴィン誕生日でしょ」
「伝えたいことがあるんだ。ずっと、待たせてしまっていたことについて」

 誕生日。そうか、今日は僕の誕生日だった。わざわざ祝いに来てくれたのか、……いや、違う。ライオネルの言葉から察するに、ずっと僕が望んでいたことについて、何か……?

 うう、そうだとしても、今この現状を知られるわけにはいかない……!

「……っ、ま、待って! 起きたばっかで、身嗜みが何も──……!」

「待たないよ」
「待ちませーん♡」

 そういえば、昨日は寝落ちしてしまって、扉の施錠をし忘れていた。

 今更思い出しても、もう遅い。

 ぬいぐるみを抱えたまま、ベッドの上をぐっしょりと濡らした僕の姿が、彼等の瞳に、捉えられた。


*****


「レヴィンのパパさんからさ、言われたんだよね。次のレヴィンの誕生日が来るまでえっちは禁止だ~、って。このことはレヴィンにも伝えるな~ってさ」
「本当はもっとオブラートに包まれていたけどね。交際を認めてやったんだから、それくらい守ってみせろ……といったところかな。昔からだけど、本当にレヴィンのことになると頑固だよね」
「俺達すっっっっっげぇ我慢したんだからね? えっちなニオイで煽ってくるレヴィンのこと、すぐにでも食べちゃいたかったのに。だから俺もライオネルも、この日をずっとずっとお腹空かせて待ってたんだぁ♡」
「随分と寂しい思いをさせちゃったね。でも、これからは君が嫌という程『えっち』してあげるから、安心して乱れてね」
「ふ♡ あ……♡」

 時折耳を舐められながら、至近距離で囁かれる言葉は、これまでの彼等の行動理由そのものだった。義父さんがそんなことを言っていたなんて知る由もなかったとはいえ、えっちをねだっていた自分が、破廉恥で、恥ずかしくて堪らない。

 部屋に備え付けてある、広めのバスルームの中。彼等に挟まれた状態で、風呂椅子に座ったまま身を縮こませる。媚薬が染み渡った身体が、さっきからずっと二人に反応してしまう。折角綺麗に洗い流したのに、またはしたないことになってしまいそうだ。

「それにしても、自分で媚薬作って飲んじゃうなんて、変な方向に突っ走るよね~、マジで」
「あんな効果が出るなんて思ってなかっ…………、……いや待って、どうして、媚薬のことを……」
「……アウグスト」
「いーじゃん、ライオネル。この際だからぜーんぶバラしちゃお」

 楽しげに笑ったアウグストが、内緒話をするかのように耳打ちしてくる。

「レヴィンさぁ、ずーっとひとりえっちしながら俺等の名前呼んでたでしょ♡」
「……っ、え……?」

 ちゅぷ、と舌を這わしながら、そんな聞き捨てならないことを。

「私達がプレゼントしたあのぬいぐるみに、ちょっとした仕掛けをしていたんだよ。レヴィンの可愛らしい痴態は全て録画済みなんだ」
「は、……?」
「だから昨日の夜『おちんぽで結腸責めてもらう~』って言ってたのも、今日の朝、寝言でずっと喘いでたレヴィンがおねしょしてたとこもバッチリ見たよぉ♡」
「本当なら私達の手で開発したかったんだけど……、美味しく仕上がったレヴィン、いっぱい食べさせてね♡」
「……い、や、何とんでもないことやってんの!?」

 ぬいぐるみに仕掛け? 全然気づかなかった。でも、僕よりずっと成績がいい彼等なら魔法でちょちょいと出来てしまうだろう。いや、それより、それもだけどそんなことより……!

「~~っ! えっ、閲覧料払って!!」
「え、そこ?」
「アウグストがバラしたから、お願いね」
「はぁ!? ぬいぐるみに仕掛けようって言い出したのはライオネルじゃん!」

 本音半分、羞恥を誤魔化す気持ちが半分。裸を見られていただけじゃなくて、赤裸々な自慰まで見られていたなんて……、何か等価交換しないと気が済まない。

「それならさぁ、こうしよ」

 沸騰した頭で思考していた内に、どうやら口喧嘩は終わったらしい。アウグストの手が、僕の顎を掴んで上向かせてくる。

「俺等でレヴィンのこといっぱい気持ち良くしたげるから、それでチャラね」
「……は? お前、何を勝手、に──んうっ!?」

 ちゅう、と触れてきた唇は、これまで何度も重なってきたモノ。けれど、性急に伸ばされた舌の感触は、初めてのものだった。咄嗟のことで開いてしまった口の中に、アウグストのそれが侵入してくる。くちゅり、と絡められた舌が、甘く感じた気がした。

「ふ、うっ、ん、んむ、っは、あ♡」

 まるで水中で揺らめく尾鰭のように、吸われて、舐められて、なぞられて。恥ずかしい水音がどんどん大きくなっていく上に、ぞくぞくとした快感が背筋を這う。媚薬のせいで余計に感じているだけだと、そう思っても、咥内に与えられる刺激が気持ち良すぎて、とけてしまいそうだ。

「ふふ、では私はこちらを」
「んあっ!? ふ、ぁ♡ らいお、ねりゅぅ♡ なめ、ちゃ……んんっ♡」
「逃げちゃだぁめ♡ もっとちゅーしよ、レヴィン」
「んぷっ♡ ん゛~~~っっ♡♡」

 じゅるる、と強く舌を吸われて、抵抗の言葉が奪われる。その間にも、僕の胸に……、硬くなった乳首にかぶりついたライオネルは、執拗なまでに舐めて、責めてきた。乳首の周りをゆっくり辿ったかと思えば、コリコリと甘噛みされて、ぢゅううと激しい音と共に、吸われて。

「ひ、んう♡ あ、ふ、あぁ♡ や、……んっ、れ、ひゃうっ、んああっ♡♡」

 くちもむねもとろとろになって、我慢出来ないペニスからおしっこが漏れ出していく。あれだけおねしょしたのにまだ出るなんて、魔法薬の……媚薬の効果はえげつない。尿道をどんどん通っていく水圧が気持ちよくて、ずっと身体が感じてしまう。

「や、ら……っ♡ でて、るぅ……♡♡」
「大丈夫だよ。何度でも綺麗にするから」

 乳首を吸い上げながら、ライオネルがおもらし中のペニスをやんわりと握ってくる。ブシュ、と勢いが強くなってしまったのが、すごく恥ずかしい。

「あ、……っ、ん、きたな……っ、からぁ……♡」
「いっぱい出してきもちーね、レヴィン♡ 水分補給もしなきゃ♡」
「ん……っ、ぷぁ♡」

 アウグストから送られてきた唾液を、こくりと飲み込む。触れ合う舌が気持ちよくて、自分から吸うように食んでしまう。

「……っは、はぁ……♡」

 ようやく唇が離れた時には、お互いの唾液でべたべたになっていて、ぽってりと腫れてしまっていた。胸に視線を落とすと、片方の乳首だけぷっくりと膨らんでつやつやと煌めいていた。乳輪に沿うように歯型までつけられている。
 経緯はどうあれ、大好きな彼等から甘い刺激を与えられて。ずっとひとりで弄ってきた後ろが、疼いて疼いて堪らない。

「あ……♡ ライオ、ネル、アウグ……スト……っ♡♡」
「なぁに、レヴィン」
「何かな、レヴィン」

 僕の痴態を見てきたなら、今僕が何を望んでいるか、分かっているくせに。わざとらしく聞き返してくる二人は意地悪だ。

「っ……♡」

 風呂椅子からゆっくり立ち上がると、ひくつくアナルを見せつけるように、彼等の目の前で割り開いた。期待でくぱくぱ呼吸しているのが自分でも分かる。痛いくらいに注がれる、視線の強さも。

「こ、こ……っ♡ 二人の、おっきいの、ちょうだい……♡♡」
「……うわ、えっろ……」
「直接至近距離で見ると……、これは、やばいね」
「あっ♡ い、息……っ、当たって……♡」

 ふうっと感じる吐息にすら、びくりと感じてしまう。ピシャッ、と短く飛び出したおしっこがタイルを打って、排水溝へと流れていく。

「……レヴィンのここ、えっちなおまんこになっちゃったんだねぇ」
「ひっ♡」
「ああ……、ほら、簡単に挿入っちゃったよ」
「んあっ♡」

 ずぷ、ぷちゅ、と挿入されたのは、彼等の指。二本ずつぐっぽりと挿れられて、ナカでバラバラに動き出す。自分でシていた時とは違う、容赦のない責めが前立腺を襲って、膝が笑い始めた。だめだ、これ。きもちいい……っ♡

 シイイイィーッ♡

「ふはっ、おしっこ漏れるくらい気持ちいーの? もっと食べさせたげる~」
「きゅうきゅう締め付けてきて、千切られてしまいそうだよ」
「ぅあっ♡ あっ、そこ、ばっかりぃ♡♡ だめ、ぇ、おしっこ、止まんなくなっ、ちゃ、ああぁっ♡♡♡」

 ぐりぐりとしこりを弄られる度に、おちんぽからプシャプシャ放尿してしまう。まるで精液の代わりとでも言わんばかりに、僕の足元をしとどに濡らしていく。

「も……っ、指、いいからぁ……♡ はやく、おっきい、の……っ、おちんぽぉ♡ 僕のっ、けつまんこに、いれて……っ♡♡ さみしんぼおまんこ、いっぱいにしてぇ♡♡♡」

 勝手にふりふり揺れてしまう腰が、更なる刺激を求めてきゅんっと引き締まる。ちゅぽん、と指が抜けていくと、程なくして熱い切っ先が宛てがわれた。脇腹に手を添えられて、腰を引かれる。

「あ……っ♡ おちんぽ、当たって、るぅ♡♡」

 フーッ、と息を噛み殺す音が聞こえて、先端がゆっくりと埋め込まれていく。どっちのおちんぽが挿入ってきているのか、今の僕には判断がつかない。

 ただただ、ずっと待ち望んでいたえっちが叶うことに、感極まって。

「ひぐっ♡ あ、ああああぁっっ♡♡♡」

 奥まで一気に挿入されると同時に、噴水のようにおもらししてしまっていた。


*****


 ──一体、どれだけの時間が経ったのか分からない。
 全身ぐずぐずにとかされて、代わる代わるに挿入されて、何度もおしっこを漏らして。
 まともな思考回路は既に焼き切れてしまっていた。

「……っはぁ……、少し、ヤりすぎちゃったね……」
「レヴィンめちゃくちゃえっちなんだもん……。キンタマ空っぽになったぁ~」
「ん……♡」
「レヴィン、起きてる? ナカを掻き出さないと……」
「や、ぁ……♡」

 椅子に座ったライオネルに抱きついた体勢のまま、ずっぷりと咥えたおちんぽを抜きたくなくていやいやと首を振る。無機質なプラグじゃない、あったかいおちんぽ。たくさんナカに出された精液が、先端で奥に奥にと押しやられている感覚がする。
 腕と脚を絡めてがっちりホールドすれば、すぐ側でごくりと唾を飲み込む音が聞こえた。

「……駄目だよ、レヴィン。私も限界だから……」
「や、だぁ……♡ きもちぃの、もっと、ぉ♡」
「うわ……、媚薬効果やばくね? ライオネル大丈夫?」
「……実は、そろそろ、我慢が」
「いい、よ♡ そのまま、僕に種付けして……♡」

 どこか余裕のない表情のライオネルが可愛くて、抱きついたままちゅうちゅうと首筋にキスをする。ぬぽぬぽ腰を上下に動かせば、ナカのおちんぽがびくんと震えて。

 そして。

「……ぇ、あ、れ……っ♡♡」

 ジョボボボボ、と。

 精液とはまるで違う勢いと熱さのそれが、ナカに注がれていくのを感じる。これは、そう、僕が何度も漏らしてしまった、

「おし、っこ……♡ ライオネルの、おしっこっ、注がれてるぅ♡♡ ひんっ♡ はげし、あつ……ぃ、んあぁっ♡♡♡」
「ごめんね、レヴィン……っ。限界だって言ったのに、君が離してくれないから……♡」
「マーキング、されてりゅっ♡♡ からだのなかっ、ライオネルにおかされちゃう♡」

 現実と、夢で見たシーンが、脳内でぐるぐる混ざっていく。気がつけば、ジョボジョボ感じる熱に流されるまま、背後のアウグストに声をかけていた。

「あう、ぐしゅとっ♡ アウグストもっ、僕にマーキングして、ぇ♡♡ おしっこ、かけてぇ……っ♡」
「……は?」
「熱いの、ぶっかけて、んっ♡ ほしいの、……っひ、あぁ、ん♡♡」
「俺、そういう趣味ねぇんだけどな~。……ま、でも、えっちなレヴィンの頼みだし、特別に聞いたげる~♡」

 ぐり、と背中におちんぽの感触がして、ゼロ距離で放尿が始まった。温かい熱が、内からも外からも身体を満たす。彼等色に染められたことが嬉しくて、歓喜の感情が湧き出てしまう。

「ふあ、ぁ……♡♡」

 しょろろろ、と薄くなったおしっこが勝手に漏れ出すのを感じながら、僕の意識はゆっくりと落ちていった。



 ──あまりにもアブノーマルなハジメテだったにも関わらず、引くどころかおもらしプレイに目覚めてしまった双子によって今後更なる痴態を晒すことになるのを、……この時の僕は、まだ知らない。
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感想 1

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みんなの感想(1件)

yuna
2023.10.27 yuna

……もうやばいです、桜羽根ねね様の小スカ表現最高すぎるっ……!
小スカをしている受けの感情がこんなにも分かるって、書き方天才過ぎますよね?!!?!?!?
そろそろ心臓射止められそうです

2023.10.28 桜羽根ねね

時間を割いて感想を書いていただくの、とても嬉しいですし励みになっています!
私には勿体ないお褒めの言葉ありがとうございます♡創作なのですごく好き勝手に書いていますが、そう言っていただけて作者冥利につきます!

解除

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