魔道具人間専門店〜魔族による魔族のためのオモチャ〜

桜羽根ねね

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収納袋『つぼみの貝殻』

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「シヴァロタ出張便をご利用いただきありがとうございまーす。人魚のクグリ様で間違いないですかー?じゃあここ、サインお願いしまーす。注文された魔道具の使い方は分かりますかー?あ、初めてなんですねー。じゃあ簡単に説明しますんで、チンコ勃起させてくださーい」
「ぼ、勃起かい?私が?君の前で?」
「オレはただの配達員兼サポート役なので気にしないでくださーい」

 間延びした喋り方をするハーピーの目は、嘘を言っているように見えない。勃起させること自体が恥ずかしいわけではないが、別種族に見られるのは抵抗があるな……。だが、それをする必要があるというのならやるしかないだろう。
 海岸の岩に腰掛けて、スリットを指で開く。ほじくるようにグチュグチュと刺激していけば、あっという間につるんとしたペニスが勃起した。

「勃起出来ましたねー。それじゃあ、つぼみの貝殻について説明しまーす。この貝殻には人間が封印されていて、ふっくらオスマンコだけが見える状態になってまーす。この貝殻にチンコを収納することで、勃起していても問題なく泳ぐことが出来まーす。人魚専用の収納袋ですねー。きつきつまんこが好まれると思うんですけど、クグリ様は本当にこの中古品でよかったんですかー?」

 ガサガサと袋から取り出された楕円の貝殻には、ふっくらぱくぱくとひくつく、ぽっかりおまんこがついていた。黒子がちょこんと目立っていて、中古品だからかきつくもなさそうだ。それでも、私の目にはこのおまんこがとても可愛く見えてしまった。

「いいんだよ。安くて選んだわけじゃないからね。私のペニスはこの通り異様に長いから、普通の収納袋だと壊してしまいそうでね。このおまんこなら、私のことをしっかり包んでくれそうだ」
「お客様がそうおっしゃるならいいんですけどー。早速着けられますかー?」
「ああ。そうするよ」

 ハーピーから貝殻を受け取って、まずはおまんこの周りを指でそっとなぞる。ふにりとしていて、柔らかい。ひくつく穴が可愛いな。皺の一つ一つを丁寧に舐めると、おまんこ全体がびくびくと震え出した。……うん、私好みの味だ。
 ぺろぺろ舐めることに夢中になっていると、おまんこの上の方に何やら小さな突起がぽつりと生えてきた。まるで貝柱のようだ。

「何か生えてきたけど、これは一体……?」
「それは、その人間のチンコですねー。人間が気持ちよくなって、潮を噴きたい時にだけ出てくるんですよー」
「なるほど……。私の舌で気持ちよくなってくれたんだな」
「……クグリ様は変な御方ですねー。収納袋なんだから、さっさと着けてしまえばいいですのにー」
「私は、生き物を大事にしたいタチだから」

 貝柱のようなペニスをちゅうっと吸ってみると、間髪入れずにプシャッと潮が放たれた。しょっぱくはない。寧ろ美味しい。いくらでも飲めてしまいそうだ。
 たっぷり満足するまでおまんこを舐めて吸った頃には、穴がひっきりなしにくぱくぱ呼吸していた。私のペニスも限界まで反り返っている。

「……よし、挿れるぞ……」

 ペニスの先端におまんこを当てると、それだけでちゅむっと吸い付いてきた。暫く浅い所を楽しんだ後、ゆっくりとペニスを埋めていく。

「あ……っ♡」

 程よくきゅっと締めてきて、どんどんずぷずぷ迎えてくれるおまんこに、思わず喘いでしまった。すごい。私の巨根にこんなにピッタリだなんて。

 あまりの気持ちよさにうっとりしていると、いつの間にか根元まで辿り着いていた。一見すると、私の股間が楕円の貝殻で覆われているようにしか見えない。

「すごい……。全部、包まれて……、気持ちいい……。収納袋とは、こんなにも心地良いモノだったんだな」
「気に入っていただけたようでよかったですー。あ。あと、これは購入特典のまごころの貝殻ですー。耳に当てて使ってくださいー。それじゃ、オレはこれでー」
「あ、ああ。配達ありがとう」
「いえいえー。仕事ですのでー」

 マイペースなハーピーは、そのままバサリと羽を広げて帰っていった。
 まごころの貝殻……とやらは、つぼみの貝殻と違って巻貝の形をしている。耳に当てると何かが聞こえるんだろうか。
 試しにそっと当ててみると。

『ぎも゛ちい゛いよおおおおぉっっ♡♡♡♡♡このデカチン……っ♡♡奥までごつごつされ゛でりゅうう゛ううぅぅっ♡♡おれ゛っ、中古にゃのにっ♡♡いっぱい愛されでる゛っ♡♡嬉しいよ゛おぉっっ♡♡♡♡♡クグリっ♡♡ご主人様♡♡♡おれのまんこずっとハメてえ゛ぇ♡♡』
「は……?この、声は……。まさか、君なのか……?」

 巻貝から聞こえてきた、甘ったるくも激しく感じ入った嬌声に驚きつつ、股間の貝殻をそっと撫でる。

『あう……♡やっ♡ぜ、全身、撫でられてる……っ♡♡だめ、優しくされるの、弱いから゛ぁ……♡』
「……気持ち、いいのか?君も、私で気持ちよくなってくれているのか……?」
『まっ、へ、え、あ……、こ、声、聞こえて……?きっ、気持ちいいっ♡きもちいいですっっ♡♡おれっ、ガバマンで駄目な中古なのに、いっぱい舐めてくれたの、ご主人様が初めてで……っ♡♡……あ、名前、なまえ、呼んでほしい……♡トルフェって♡よんで♡クグリ……っ♡』
「……トル、フェ、……っひぐ!?あ、急に、締め付け、が……っ♡あ、だめだ、も……イぐ……っっ♡♡」
『あ゛あ゛あぁっっ♡♡ザーメンきたぁっ♡ご主人様のほかほかザーメンっ♡♡♡うれしい……っ♡おれの名前よんで、イってくれた、ぁ……♡♡いっぱい潮吹いちゃうよぉ……♡♡』

 海水ではない潮で、股間がビショビショに濡れている。おまんこの……、トルフェの潮だ。
 私のペニスを咥えてくれただけでも嬉しいのに、こんなに喜んでくれるだなんて。私も嬉しくて堪らない。ああ、今ならこの海をぐるりと一周出来そうだ。

「トルフェ……♡君はもう私だけのおまんこだ。絶対に離さないからな……」

 そう告げてなだらかな貝殻をうっとりと撫でると、トルフェは激しい潮吹きで返事をしてくれた。


*****


「ただいま戻りましたー。店長ー、お腹空いたんですけどー」
「お帰り、ハルヒくん。今のところ配達はないから、休憩に入って大丈夫だよ」
「はーい」
「……っ!ハ、ハルヒ!シヴァさんにべたべたくっつくの禁止っす!」
「えー?触手に留まってるだけだけどー」
「それでも駄目っす!触手含めてシヴァさんの全部は俺のものなんすからっっ!」
「ふふ、嬉しいなぁ。ロタくんのものにされちゃった」
「あ……。い、今のは、その……」
「もー、他所でやってほしいんですけどー。ごちそうさまでーす」

 パタパタと飛んでいくハーピーのハルヒは、そのまま栽培部屋へと向かっていく。目指すのは、愛しの番が居る部屋だ。
 彼専用の部屋の扉をそっと開けたハルヒの耳に、その声が届いてくる。

「んほおぉぉっ♡♡でるっ♡たまご、おぉっ♡♡ほっ♡ふ、ほおぉっっ♡♡」

 ぶぼっ♡と下品な音と共に白い卵を産んだ人間の、四つん這いになった身体がビクビクと跳ね上がる。鶏の卵程の大きさをしたそれは、ベッドの上に既に五個も産み落とされていて、ぬるぬるとしたたっぷりの愛液に塗れていた。
 ハルヒが入ってきたことに気づかない人間は、その体勢のままふんばり始める。

「う、うう~~……、あと、みっ、つぅ……♡ほひっ♡俺と、ハルヒのぉ♡♡たまごっ♡うまれりゅう……っ♡♡んひぃっ♡♡♡」

 じわじわとアナルの皺が広がり、白い球体がゆっくりと顔を見せてくる。余程感じているのか、勃起したペニスからはとろとろと白濁が零れっ放しだ。

「んっふうぅ♡♡すきっ♡しゅき♡はるひぃ♡♡産卵するのっ、きもちいぃっっ♡♡お゛っ♡あ♡イく♡産みながらイぎゅうううぅっ♡♡♡」

 ブビュッ♡♡ンボッ♡ヌ゛ボンッッ♡♡♡

「あ゛あ゛あああああぁぁっっ♡♡♡♡♡」

 続け様に産み出された新鮮な卵が、ボトボトと下に落ちていく。腕で支えきれず、上半身をくったりと地に伏せた人間は、尻を高く上げたままの状態でうっとりと放尿を始めた。

「あー……♡♡おしっこぉ……、きもちぃ……♡♡」

 シャアアアァッ、と真下に放たれる水流は瞬く間に水溜まりを作り上げ、卵までもを浸からせてしまう。余韻イキしながら全て出し切った人間をしっかり見守ってから、ハルヒはようやく噤んでいた口を開いた。

「あーあー、卵も小便もこーんなに漏らしてー。お仕置きが必要ですねー」
「ひっ!?あ……、ハ、ハルヒ……!?いっ、いつから……!?」
「オレ、お腹空いてるんですよー。ゼルなら言いたいこと分かりますよねー?」
「あ……、う……」

 ゼルと呼ばれた人間は、今までの痴態が嘘のように、恥ずかしがりながら身を起こす。むっちりとした胸、割れた腹筋、手足についた筋肉等、鍛え抜かれた身体は何も身につけていない。元騎士団長だった彼は、まるで乙女のように真っ赤になってはにかみながら、濡れていないシーツの上に移動して正座をした。
 両手を広げて、もじもじしながらも艶めいた唇を開く。

「だ、旦那様、俺のおっぱい、吸って……♡旦那様の、ハルヒ専用のえっちなミルク……、いっぱい吸い出して、ください……っ♡」
「んー、仕方ありませんねー」

 言葉は相変わらずゆるゆるだが、その声音はギンギンに興奮しきっていた。
 ハルヒのご飯は、番であるゼルの母乳だ。ちゅぱちゅぱと乳首を吸ってミルクを飲みながら、ゼルに手コキをされるのが、お仕置きという名のえっちな食事タイムなのだ。

 食事の後はまた種を仕込もうと心に決め、ハルヒはゆるりと微笑む。敵対していた頃からずっとずっと恋焦がれていた彼へ、言葉に出来ない強い想いを向けながら。




「──うっわ。八個も産んだんすか?やば……。確かハーピーと交尾して出来た卵って、相手のことが好きであればある程増えるんすよね?」
「そうだよ。普通は多くて三個ぐらいなのに……、ハルヒはとても愛されているね」

 回収された産みたて卵を前にして、店長達がそんな会話をしていることなど、彼等は知る由もなかった。
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