常識改変あつめました

桜羽根ねね

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最推しアイドルのファンイベントに行ったらラブハメされて恋人が出来ました

中編

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 広い部屋の中、簡易的なステージの上に立つ二人は、初めて見る衣装に身を包んで立っている。え、うわ、これってこのイベント限定衣装ってこと?僕、そんなに徳積んでないのに。見ちゃっていいの?

「うっ。うう、かっこいい……!!」
「トウゴ君の目にはかっこよく見えてるんだね」
「なっ、何言ってるんですかゼンさん!推しの新規衣装ですよ!?」

 興奮している僕とは違って、ゼンさんは至ってニュートラルだ。微笑んでいるから楽しくないわけじゃないとは思うけど、この場で僕だけがテンション高いというのも気恥ずかしい。まあ、そんなの推しの前じゃ気にならなくなっちゃうんだけど。

「だって、ほら!あんなにスケスケの衣装を着こなして……!ピンクとライムグリーンが二人にぴったりマッチしていて素敵です……!それに、乳首まで見えるなんてセクシーでかっこいいです!マナトくんは乳輪が大きいし、キイチくんは……陥没してるのかな?対比もすごく良いですね。……あっ、思い出しました、これってベビードールですよね!?女性用の物でも着こなしてしまうなんて、すごすぎです!えへへ、僕、すごいとしか言えてないですね。もっと語彙力あったらなって思うんですけど。ああでも、だから二人ともちんちんがはみ出しちゃってるんだ。パンツが小さいから仕方ないんですね。ガニ股になってくれているから、ナオトくんの小さいちんちんも、キイチくんの包茎ちんちんもバッチリ見えて幸せです。ゼンさんもそう思いますよね!」

 にこにこしながら捲し立てた僕の言葉に頷いて、頭を撫でてくれるゼンさん。子供じゃないから普通だったら嫌なはずなんだけど、ゼンさんの手は心地よくてつい身を任せちゃうんだよな……。

「だめだよ、トウゴ君。そんなとろっとろな顔見せられたら、勘違いしちゃうから。トウゴ君が好きなのはツイパレだもんね?」
「あ……」

 温かい手が離れていって、肩を抱いてくれていた腕も離れてしまった。さびしい。いやだ。もっとゼンさんとくっついていたい。そんな衝動のままに、自分からゼンさんに抱き着いた。憧れのアイドルの前で、僕は何をしているんだろう。でも、今は推しの新衣装より、好きな人が離れていく方が……、って、あれ……?

「(僕、ゼンさんのこと……)」
「トウゴ君?」
「あっ、わ、わわっ、ご、ごめんなさいっ!」
「謝らないで。トウゴ君から触れてくれて嬉しい」
「あ、う……」

 だめだ。
 どうして今まで普通に接してこれたんだろう。好きだと自覚しただけでこんなに嬉しくて恥ずかしい。ああでも、勘違いしないようにしないと。ゼンさんは誰にでも優しいんだから。僕みたいなドルオタに好かれても困るに決まってる。自重するところはちゃんとしないと。

「も、もういいだろっ!何でオレ等がこんな格好しなきゃいけねぇんだ!」
「おい、キイチっ!」

 突然響いた声は、キイチくんのものだった。端正な顔を真っ赤に染めて、胸と股間を隠している。マナトくんはどこか焦った様子だけど、ポーズは崩さないままだった。
 どうしよう。推しが怒ってる。僕が怒らせた?気持ち悪い視線を向けたから?アイドルそっちのけでゼンさんのことばかり考えだしちゃったから?何にせよ、不快にさせてしまったことは確かだ。
 僕はかっこいいと思っていても、キイチくんはその衣装でいるのは嫌だったんだから。

「ぼ、僕、帰りますっ。ふ、二人と、こんな近くで、会えて嬉しかったです。ありがとうございま──」
「帰さないよ、トウゴ君」
「う、わっ」
「それに、君が謝る必要はないから」
「え、あ、あの、ひゃっ、ゼンさっ」

 なに、なにがおきてるんだ?ゼンさんに横抱きにされて?そのままソファーに座られて?マスク越しとはいえ額にちゅー、されて?どうしよう、思考が感情に追いつかない。

「かわいい。好きだよ、トウゴ君」
「すっ……!?」
「トウゴ君も好きだよね、俺のこと」

 反射的に何度もこくこく頷いていた。葛藤なんてどこかに飛んでしまって、今はもうゼンさんのことしか考えられない。

「す、き。すき、です……っ」
「嬉しい。両想いだね。それじゃあ……、俺のかわいいトウゴ君のために、お仕置きイベントをしてもらおうか」

 最後の方は、僕じゃなくて、ステージに向かって言っていた。まるで、命令をするかのような声音だったから、いつもの優しくて甘い声とのギャップがすごい。
 ゼンさんもツイパレのファンのはずなのに、まるで関係者側みたいな……。

「楽しもうね、トウゴ君」
「んっ♡は、い……♡」

 ずらされたマスクの下、赤い唇にぱくりと食べられてしまった僕は、それ以上考えることが出来なかった。

 初めてのキスでふわふわしている僕の前で、二人が徐に後ろを向く。晒されるのは、ほぼ丸見えな尻と、そこから伸びる三本のコードだ。透けている布地がひらりと舞うのが可愛い。

「キイチのせいだからな。おれは止めたのに」
「うっ、うるせぇ!」
「二人とも、無駄口叩かないで。トウゴ君を悲しい顔にさせた分、ちゃんと働いてよ」

 彼等にそんな指示を飛ばすゼンさんは、いったい何者なんだろう。不思議に思うけど、ふとした瞬間にキスをされるものだから、頭から抜けてしまった。

「んっ、なに、始まるんでしゅか?」

 舌を吸われて痺れてしまったからか、呂律がおかしくなった。恥ずかしい。
 そんな僕に触れるだけのキスをしてくれたゼンさんは、見ていれば分かるとでも言うように、そっと抱き直してくれた。

 こっちにお尻を向けている二人は、小さなパンツを膝まで下ろしていた。元々紐みたいなパンツだったからあまり変わらないような気もするけど。

 そして、軽快な音楽が鳴り始めると、自分のお尻をくぱっと割り開いて上下左右に振り始めた。カラフルなコードが一緒にブンブン揺れている。

「すごい……っ。キイチくんのむちむちなお尻も、マナトくんの黒子が並んだお尻も綺麗です……♡あ、くぱくぱしてるお尻から、ピンクのが見えてる……?」
「トウゴ君、お尻じゃなくておまんこだよ。言ってごらん?」
「おまんこ……?んっ、おまんこ、から、何か出てきてる……っ。ひゃ♡ゼン、さん、僕のおまんこ、すりすりしないでください……♡」
「嫌?」
「っん……♡嫌じゃ、ないですけど……っ♡」

 横に抱かれたまま、服越しにおまんこを撫でられてきゅんきゅんしてしまう。直接触ってほしい……っていうのは我儘かな。
 なんて、そんなことを思っていると。

「ふお゛っ♡さ、産卵ショー、いっこめ、出る゛……ッッ♡♡ふん゛っ♡ん、う゛うぅっ♡♡」

 キイチくんの大きな息み声が響くと同時に、ぷくっと盛り上がったおまんこからピンク色で激しく震えているモノが飛び出した。モノ、というかローターだ。

「んぐっ♡お、おれも、出る……っ♡んほ、ぉっ♡♡」

 キイチくんに続いて、ナオトくんも水色のローターをひり出した。太腿のベルトにスイッチが巻かれているから、産まれたローターは震えたままブラブラとぶら下がっている。
 曲がサビの部分に突入すると、二人が向かい合わせになった。ピョコンと勃起したちんちんはカウパーでべとべとで、透明な涎を垂らしている。すると、そのちんちん同士を擦り合わせるように腰をヘコつかせ始めた。両手も絡めて、胸も重ねて、唇も……、っ!?

「あ、あわわ……、キ、キス……っ♡えっ、しゅ、宗教画……!?」
「二人は恋人同士だからね。キスくらいしてもおかしくないよ」
「恋人……っ!?」

 キイチくんと、ナオトくんが。
 恋人。

 互いの舌をジュルジュルと吸いながら、ちんちんを擦り付けて、振りたくるおまんこから二個目のローターをひり出している二人が……。

「……す、すごく、お似合いです……っ♡僕、もっとファンになっちゃいました!」
「よかった。二人とも喜ぶよ」
「ん゛んんんっっ♡♡ナオ゛っ♡♡ナオ♡♡♡ちゅう♡♡ぎもちい゛っっ♡♡♡」
「キイチ……っ♡もっと、キス……っ♡♡んぉっ♡♡ちんぽっ♡♡ちんぽキス、イぐぅ♡♡」
「……あの。ゼンさん」
「ん?」
「僕も……、キス、したいです。ちんちんキス……♡さっきから当たってる、ゼンさんのおっきいちんちん……っ♡だめ、ですか……?」
「…………は?くっそかわ……、ン゛ンッ、……トウゴ君から求めてくれるなんて、嬉しい誤算だよ。いいよ、おちんぽキスしよっか」
「ちんちん……、おちんぽ……♡」

 ダメ元のお願いだったのに、嬉しい……♡
 キイチくん達を見ていると、僕もどうしようもなく同じことがしたくなっちゃって……。唐突な我儘なのに、二つ返事で頷いてくれるゼンさんはすごく優しい♡

 スラックスと下着をもぞもぞと一緒に脱ぐと、普通ぐらいのサイズな僕のおちんぽがポロンと飛び出てきた。触られてないのにもう半勃ちしてる♡おまんこすりすり気持ちよかったからかな♡
 ゼンさんもベルトを緩めて、開いた前からおちんぽを取り出す。ブルンッと現れたそれはあまりにも大きくて、思わず喉を鳴らしてしまった。カリが目立つおちんぽが、僕の会陰や玉、震えるおちんぽにピトピトとキスをしてくれる。

「すご、ぃ……♡♡おちんぽ……♡♡」
「トウゴ君専用のおちんぽだよ。どう?おちんぽキス気持ちいい?」
「あ……♡ん♡こすこす、ちゅうするの、きもちいです……♡♡」

 トロトロと溢れる先走りで、おちんぽがコーティングされていく。このまま擦り続けていたら、すぐにイっちゃいそうだ。

「ほお゛おおおぉぉッッ♡♡♡」
「んぎゅううっっ♡♡♡」

 ……と、思ったら。先にイったのはキイチくん達だった。乳首を痛いくらいに引っ張って、ほじくって、キスをしながら射精していた。ぶら下がる二つのローターがガチガチ当たっては激しい音を立てている。

「ん、ふぅ♡あと、いっごぉ……♡」
「はぁ゛っ、ン、ぉ♡」
「えっ、あ、あれ、こっち来て……!?わ、わわわわ」

 精液をトロリと垂らしながら、二人がステージを降りて僕達が座るソファーに近付いてくる。待って心の準備が出来てない……!

「は、ぅ♡今日、はぁ、オレ等の変態イベントに、来てくれて、ありがとな……っ♡」
「最後のローターは、んっ、君の手で、抜いてくれ……♡」

 そう告げた彼等は、ぴったり横にくっ付き合うと、前傾しておまんこを突き出してきた。僕の目と鼻の先に並ぶ、ツイパレのおまんこ。最後のコードが伸びているそこは、二人とも縦に割れていて、ひくひくパクパクと蠢いていた。えっち。すごくえっちで、やばい。だめ、キャパオーバーしそう。

「ぬ、ぬく……♡僕が、抜いていいんですか……♡」
「構わないよ。トウゴ君に楽しんでもらうイベントだからね」
「じゃ、じゃあ……♡その間、僕のおまんことゼンさんのちんちんでちゅーしたいです♡」
「え」
「い、挿れるのは、まだ無理でも……♡キイチくん達のおまんこ見てると、僕もおまんこがウズウズして、堪らないんです……♡んっ♡ゼンさん♡好き♡すきぃ……♡♡」
「トウ、ゴ君……♡あんま、可愛い真似すんなバカ……っ♡」

 沸騰してしまった脳内は、上手く考えが纏まらない。許可を得る前に、自分から動いておまんこをちんちんに当ててしまった。太い先端が、むちゅりとおまんこにキスしてくれる感覚……♡先走りでドロドロなのもあって、これだけで気持ちいい♡
 いつもの温和な口調が崩れるゼンさんもかっこいいなぁ……♡

 うっとりしながら、ローターのコードをそっと握る。推し達のおまんこを傷つけないように、ゆっくり抜かないと……。

「ゆっくり、ゆっくり……♡」
「んぉ、お゛おおおぉ、お……ッッ♡♡ぜんりつ、せんっ、ゆっぐり、潰されでるッ♡」
「は、あ゛ぁん♡イくっ♡またザーメン出りゅう゛っっ♡♡」

 むくっ、と大きめのローターが顔を出したかと思えば、次の瞬間にはブポッと音を立てて吐き出された。わ……、こんなに大きいの挿入っちゃってたんだ……♡
 ぽっかり空いたおまんこは、物寂しそうにパクパク収縮している。

「はぁっ、は、あっ♡あ゛……っ♡で、る……♡♡やば、っ、あぁ……♡♡」
「おれも……♡我慢できない……♡ほぉっ♡あ、はああぁ……♡♡」

 ショロッ……
 ジョパパパパッ、シャアアアアァァッ♡

 キスをしながら抱き合って倒れた二人。そんな彼等のおちんぽから、黄金色のそれが溢れ始めた。

「えっ……、おしっ、こ……?」
「あーあ。アイドルがファンの前でお漏らしするなんて……。後でしっかり反省会だね」
「キイチくんと、ナオトくんが、お漏らし……」

 僕達の声は聞こえていないようで、舌を絡めたキスに夢中になっている二人は、おしっこを垂れ流している。相手のそれで身体が濡れていっても気にすることなく……、寧ろどこか興奮した様子でおしっこ中のちんちんを擦り合わせていた。

 見ちゃいけないと分かっているのに、目を逸らすことが出来ない。あの、二人が。ステージ上でキラキラ輝いている彼等が。子供みたいに、お漏らししてる……♡

「推しアイドルのこんな姿見て、幻滅しちゃった?」
「幻滅なんて、するわけありませんっ。二人とも、すごく幸せそうで……♡こんなに蕩けた二人の表情を見れるなんて嬉しいです♡」
「トウゴ君ならそう言うと思った」
「んっ♡あ、ちんち、なか、はいちゃ……っ♡」
「はいらないよ。ちゅーしてるだけ」

 くぷ、ちゅぱ、と、ちんちんの先っぽにおまんこが吸い付いてしまう。恥ずかしい♡慣らしてないのに、ちんちんお迎えしようとしてる♡

「あ、ゼンさん♡僕、どうしよう、ほ、ほしく、なっちゃって……♡挿れるのまだ無理かもって、言ったのに♡ちんちん……♡おちんぽ♡ほしいです♡」

 きゅっ、と胸元の服を握って、自分から唇を寄せる。

 こんな恥ずかしくてはしたないおねだり……♡ゼンさんに引かれたらどうしよう♡

 だけど、そんな心配は杞憂だったみたいだ。

「う、わっ」

 僕を横に抱いたまま器用に立ち上がったゼンさんは、ステージの横に無造作に置かれたベッドに歩いていく。見上げたその表情は、赤く発火していて、何かを耐えるようにぐっと唇を噛み締めていた。硬く勃起したおちんぽが肌にベチベチ当たって、ゼンさんが興奮していることを知る。僕で、こんなに大きくなってくれたのかな……♡嬉しい……っ♡

「時間をかけて優しくするつもりだったのに……。トウゴ君の方から煽った責任、ちゃんと取ってね」
「はい……♡」

 そのまま押し倒されることになった僕が解放されたのは──、暗くなっていた空が白み始めた時だった。
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