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全裸ジム無料体験実施中!
後編
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*****
「ランニングマシンは見たことがあるかな。今から10分間、無理のない範囲で歩いてもらうよ。大丈夫そうだったら駆け足でもいいけれど、まずはゆっくり始めていこうか」
「…………」
「楓さん?そんなに林檎みたいに膨れてたら時間が勿体ないよ」
「……だ、って、あんな、あんなこと……っ!」
思い出すのも、恥ずかしい。洗浄が必要だの何だの言われて、尻を……っ。温いシャワーを何度も噴射する様子を、全部……全部見られて、自分でも見たことがない穴を、指で開かれて、解されて、凝視されて……!
恥ずかしくて全身が燃えてしまいそうだったのに、僕のちんこが……少しも萎えなかったのがまた羞恥を煽ってくる。寧ろぽたぽたと先走りを零していたような……っ、うう、思い出すな……!
「ああ、そうだ。楓さんにはこのバイブを挿入するから、落とさないように締め付けてね」
「え……?やだ、待っ、んぎっ!!」
風呂場で散々弄られた穴に、無理矢理バイブを挿れられた。……無理矢理、とはいっても、すんなり咥えこんでしまったことに脳内が発火する。尻は何かを挿れる場所じゃないのに、どうしてこんな……っ。
「今回はバーを握って歩こうか。どうしても無理な場合は『大嫌い』って言ってくれれば終わるからね」
「そ、んな、おねが、待って……」
促してくる渉さんの手に、逆らえない。
バイブを挿入されたまま、ランニングマシンに乗った僕は、バーをしっかり握っていた。マシンの向こう側に渉さんが立っていて、僕の目線まで屈んでくれている。
「俺はここに待機しているから……、キスしたかったらしてもいいよ」
「キっ……!?」
「はい、スタート」
「んぎゅっ、ん、んんん~~っ!!」
後ろで震え始めたバイブに、早速へたり込みそうになってしまった。ゆっくり動き出したマシンに合わせて、必死に震える足を動かす。そんな僕のことを、渉さんはにこにこと眺めていた。
「楓さんは普段内股で歩くのかな?」
「ちが、うぅ……っ、っひ、バイブ、なんで……っ、おかし、ぃ……っ、きもち、い……!」
「気持ちいいのはおかしいことじゃないよ。ほら、いち、に、いち、に。……うん、あんよが上手」
「ばっ……、ばかに、しないで、くださ……っあぁ!」
バイブの振動が強くなって、それに押し出されるようにちんこからとろとろとカウパーが溢れた。こんなの、挿入されるのは初めてなはずなのに……っ、後ろだけで、ちんこが気持ちよくなるなんて、絶対おかしい……!
はぁはぁと荒い息を吐きながら、文句を言うために顔を上げれば、至近距離で渉さんと視線が絡まった。……あ、そうか、キスが出来る距離で、待機してくれてて……。
「(キス……。渉さんと、キス……っ)」
気がつけば、唇を尖らせて渉さんに口付けていた。初めてのキスのはずなのに、どうすればいいのかなんとなく分かる気がする。渉さんの唇をいっぱい味わった後に、舌を忍び込ませれば……、あっという間にしゃぶり返されて、逆転された。これ、すごく、気持ちいい……。
大嫌い、なんて言えるわけがない。
バイブの刺激とキスだけでピュルッと射精してしまったことにも気づけないまま、僕は渉さんに溺れ続けた。
──その後も、色んなトレーニングマシンを使わせてもらった。
ピストンバイブ付きの連動フィットネスバイクで何度もメスイキをして、アブドミナルマシンで腹筋をする度に渉さんのちんこをしゃぶった。レッグプレスマシンで足を高く上げていた時は、晒されたちんこと尻穴を渉さんがいっぱい舐めてくれた。どれもこれも、きつくて、気持ちよくて、もっとしてほしくて……、バイブじゃない、あつあつの勃起ちんこが欲しくて欲しくて、堪らなくなってしまった。
「──お疲れ様、楓さん。これで無料体験はおしまいだよ」
「はぁ……っ、は、ぁ、おしま、い……?」
「そう。お風呂で汗を流しておいで」
「やっ……、いや、です……、渉さん……っ」
「……楓さん?」
「お、お願い、します……っ、渉さんの、ちんこで、僕の尻穴を鍛えてください……っ!」
「…………ふふ、構わないよ。折角楓さんから強請ってくれたんだし……、ラブハメスクワットしようか」
「は、はい……っ!したいです!らぶはめ、すくわっと……!」
マットの上に横になった渉さんに跨って、勃起した逞しいちんこと僕の尻穴をキスさせる。むちゅ、と吸い付いた尻穴が、待ちきれないとばかりにぐぷぐぷと飲み込んでいく。
足は大きく開いて、渉さんにちんこが見えるようにして……、おっぱいも逸らして、僕の全部が見えるようにしないと。
「ぃ、イきます……っ!」
そうして待ち望んだちんこを勢いよくハメた僕は──、その瞬間、全ての記憶を取り戻した。
「んあああぁっ!!?くっそ……、またかよ!また、僕の記憶を弄りやがったな……!!」
「ふふ……、あの頃は楓も初々しかったよね。ほら、スクワットの途中なんだから頑張って?俺のちんこ大好きだから、抜きたくても抜けないもんね?」
「く、そ……があぁっ!んっ!あ、あぁっ!あと、で……っ、覚えてろよ……!」
この男……渉は、初めて会うインストラクターどころか、僕の恋人だ。
顔はいいけど性格はぶっ飛んでて、催眠術を嗜んでるとかなんとかで、しきりに僕にかけてきやがる野郎で……、今回も、そのせいでこんなことになってしまった。
確かに僕と渉が出会ったのはジムだったけど、それは一年ぐらい前の話だ。僕の記憶を都合よく催眠で弄って、この男は『ハジメテ』を楽しもうとしていたんだ。
「わた、る……っ、もう、催眠、かけんな、あぁっ!今の、僕の、こと……っ、嫌い……なのか、よ、っんぅ!」
「まさか……。っは……、大好きで、愛おしすぎて、壊してしまいそうな程愛しているよ。だから、壊さないように……色んな楓を思い出して、ストッパーをかけているんだ」
「んだ、よ……っ、その、りく、つ、ぅうう!」
本当に、こいつの思考は訳が分からない。ただ、僕のことが好きすぎる……ってのは、存外、悪くないと思っている。僕も毒されてるのかもしれない。
「あっ、あぁ、む、り、イく、イぐっ!」
「いいよ……、一緒にイこう、あの時みたいに……っ!」
「ひ、あ、ああああぁっっ!!」
腹の奥の奥に熱い精液を浴びながら、次こそは絶対に催眠なんかにかからないと……、強く強く、心に決めた。
「ランニングマシンは見たことがあるかな。今から10分間、無理のない範囲で歩いてもらうよ。大丈夫そうだったら駆け足でもいいけれど、まずはゆっくり始めていこうか」
「…………」
「楓さん?そんなに林檎みたいに膨れてたら時間が勿体ないよ」
「……だ、って、あんな、あんなこと……っ!」
思い出すのも、恥ずかしい。洗浄が必要だの何だの言われて、尻を……っ。温いシャワーを何度も噴射する様子を、全部……全部見られて、自分でも見たことがない穴を、指で開かれて、解されて、凝視されて……!
恥ずかしくて全身が燃えてしまいそうだったのに、僕のちんこが……少しも萎えなかったのがまた羞恥を煽ってくる。寧ろぽたぽたと先走りを零していたような……っ、うう、思い出すな……!
「ああ、そうだ。楓さんにはこのバイブを挿入するから、落とさないように締め付けてね」
「え……?やだ、待っ、んぎっ!!」
風呂場で散々弄られた穴に、無理矢理バイブを挿れられた。……無理矢理、とはいっても、すんなり咥えこんでしまったことに脳内が発火する。尻は何かを挿れる場所じゃないのに、どうしてこんな……っ。
「今回はバーを握って歩こうか。どうしても無理な場合は『大嫌い』って言ってくれれば終わるからね」
「そ、んな、おねが、待って……」
促してくる渉さんの手に、逆らえない。
バイブを挿入されたまま、ランニングマシンに乗った僕は、バーをしっかり握っていた。マシンの向こう側に渉さんが立っていて、僕の目線まで屈んでくれている。
「俺はここに待機しているから……、キスしたかったらしてもいいよ」
「キっ……!?」
「はい、スタート」
「んぎゅっ、ん、んんん~~っ!!」
後ろで震え始めたバイブに、早速へたり込みそうになってしまった。ゆっくり動き出したマシンに合わせて、必死に震える足を動かす。そんな僕のことを、渉さんはにこにこと眺めていた。
「楓さんは普段内股で歩くのかな?」
「ちが、うぅ……っ、っひ、バイブ、なんで……っ、おかし、ぃ……っ、きもち、い……!」
「気持ちいいのはおかしいことじゃないよ。ほら、いち、に、いち、に。……うん、あんよが上手」
「ばっ……、ばかに、しないで、くださ……っあぁ!」
バイブの振動が強くなって、それに押し出されるようにちんこからとろとろとカウパーが溢れた。こんなの、挿入されるのは初めてなはずなのに……っ、後ろだけで、ちんこが気持ちよくなるなんて、絶対おかしい……!
はぁはぁと荒い息を吐きながら、文句を言うために顔を上げれば、至近距離で渉さんと視線が絡まった。……あ、そうか、キスが出来る距離で、待機してくれてて……。
「(キス……。渉さんと、キス……っ)」
気がつけば、唇を尖らせて渉さんに口付けていた。初めてのキスのはずなのに、どうすればいいのかなんとなく分かる気がする。渉さんの唇をいっぱい味わった後に、舌を忍び込ませれば……、あっという間にしゃぶり返されて、逆転された。これ、すごく、気持ちいい……。
大嫌い、なんて言えるわけがない。
バイブの刺激とキスだけでピュルッと射精してしまったことにも気づけないまま、僕は渉さんに溺れ続けた。
──その後も、色んなトレーニングマシンを使わせてもらった。
ピストンバイブ付きの連動フィットネスバイクで何度もメスイキをして、アブドミナルマシンで腹筋をする度に渉さんのちんこをしゃぶった。レッグプレスマシンで足を高く上げていた時は、晒されたちんこと尻穴を渉さんがいっぱい舐めてくれた。どれもこれも、きつくて、気持ちよくて、もっとしてほしくて……、バイブじゃない、あつあつの勃起ちんこが欲しくて欲しくて、堪らなくなってしまった。
「──お疲れ様、楓さん。これで無料体験はおしまいだよ」
「はぁ……っ、は、ぁ、おしま、い……?」
「そう。お風呂で汗を流しておいで」
「やっ……、いや、です……、渉さん……っ」
「……楓さん?」
「お、お願い、します……っ、渉さんの、ちんこで、僕の尻穴を鍛えてください……っ!」
「…………ふふ、構わないよ。折角楓さんから強請ってくれたんだし……、ラブハメスクワットしようか」
「は、はい……っ!したいです!らぶはめ、すくわっと……!」
マットの上に横になった渉さんに跨って、勃起した逞しいちんこと僕の尻穴をキスさせる。むちゅ、と吸い付いた尻穴が、待ちきれないとばかりにぐぷぐぷと飲み込んでいく。
足は大きく開いて、渉さんにちんこが見えるようにして……、おっぱいも逸らして、僕の全部が見えるようにしないと。
「ぃ、イきます……っ!」
そうして待ち望んだちんこを勢いよくハメた僕は──、その瞬間、全ての記憶を取り戻した。
「んあああぁっ!!?くっそ……、またかよ!また、僕の記憶を弄りやがったな……!!」
「ふふ……、あの頃は楓も初々しかったよね。ほら、スクワットの途中なんだから頑張って?俺のちんこ大好きだから、抜きたくても抜けないもんね?」
「く、そ……があぁっ!んっ!あ、あぁっ!あと、で……っ、覚えてろよ……!」
この男……渉は、初めて会うインストラクターどころか、僕の恋人だ。
顔はいいけど性格はぶっ飛んでて、催眠術を嗜んでるとかなんとかで、しきりに僕にかけてきやがる野郎で……、今回も、そのせいでこんなことになってしまった。
確かに僕と渉が出会ったのはジムだったけど、それは一年ぐらい前の話だ。僕の記憶を都合よく催眠で弄って、この男は『ハジメテ』を楽しもうとしていたんだ。
「わた、る……っ、もう、催眠、かけんな、あぁっ!今の、僕の、こと……っ、嫌い……なのか、よ、っんぅ!」
「まさか……。っは……、大好きで、愛おしすぎて、壊してしまいそうな程愛しているよ。だから、壊さないように……色んな楓を思い出して、ストッパーをかけているんだ」
「んだ、よ……っ、その、りく、つ、ぅうう!」
本当に、こいつの思考は訳が分からない。ただ、僕のことが好きすぎる……ってのは、存外、悪くないと思っている。僕も毒されてるのかもしれない。
「あっ、あぁ、む、り、イく、イぐっ!」
「いいよ……、一緒にイこう、あの時みたいに……っ!」
「ひ、あ、ああああぁっっ!!」
腹の奥の奥に熱い精液を浴びながら、次こそは絶対に催眠なんかにかからないと……、強く強く、心に決めた。
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