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御都合エロ世界で可愛い子に声をかけたら執着つよつよ旦那×2からとことん愛された話
その⑤【終】
しおりを挟む『オレが醜い?そんなこと、オレ自身が分かってる。それでも、そんなオレを選んでくれたのがあの二人だ。オレを馬鹿にするなら、オレを選んだ二人のことも馬鹿にすることになるぞ?』
そうだ、それで、話に割って入ったんだ。陰口を叩いてた奴等は散り散りに逃げていったっけ。
その夜も二人に抱いてもらって……、強がったけど自分はやっぱり釣り合わないんじゃと思って……、少し悲しくなって、部屋に帰る途中、で。
「あ…………」
ぱちんとピースがハマった瞬間と、今までの中で一番強くおまんこを刺激されたのはほぼ同時だった。
ブシャアアアァッッ♡♡♡
「お゛ほ、~~~ッ♡♡♡あ゛♡らぎ、るっ、いざー、くぅ♡♡」
「すっごい潮吹き……♡ちょっと水分補給しようか」
「びっしょびしょだな。気持ちよかったか?」
「ふ……♡♡うぅ……、オ、オレ……っ♡♡ふ、ふだりの、ん゛っ、傍にいだい゛……っっ♡♡」
「ん……?言われなくても勿論そうするつもりだけど……」
「あーもー、泣いてんじゃねぇか」
「よしよし。イきすぎて怖くなっちゃったかな?」
優しく涙を掬ってくれるラキルの指も、頭を撫でてくれるイザークの手も、優しくてあったかい。
少しの間とはいえ、忘れてしまっていたのが心苦しくなる。
……昨日、突然廊下の奥から放たれた黒い魔法。薄暗かったのと、精神が落ち込んでいたのもあって、咄嗟に防御することが出来なかった。
あれは、記憶の一部を封じる魔法だったんだ。オレは転生なんてしてない、ずっと二人の嫁だったんだ……。
「ふ……、ぅぐ……、でも、オレの、せいで、二人が悪く思われるの、嫌だぁ……っ」
「姫……?」
「……あー、焦りすぎて簡単なこと見落としてたわ。まだ魔法解析してなかったな。…………ん、やっぱ記憶が封じられてたのか」
「なにそれ、故意的にってこと?僕達の姫に?はは、笑えるね。……よっぽど命に拘りがないんだ」
「怖ぇから今はやめとけ。……ったく、なんか余計なこと吹き込まれたな?」
「ラキ、ル……」
「周りには分からせてきたつもりだったんだが……、甘かったみてぇだな。明日にでも公開生ハメやんぞ。周りがどう妄想しようが関係ねぇ、俺達の方がお前を求めてんだってこと、はっきり示してやんねぇと」
「こ……っ♡公開生ハメ……♡♡」
「そうだね、僕達のラブハメを一教室ずつ回ってじっくり見せてあげないと。ああ、それとは別に、姫をこんな目に合わせた輩もおもてなししてあげないとね」
……ど、どうしよう。うじうじしている間にとんでもないことが決まってく……!
でも、全然嫌じゃないし、寧ろ嬉しい……♡
「ぁふ……♡い、今から、ラブハメは……だめ……?」
思わず零れてしまったふしだらな欲望に、二人の旦那様は意地悪く愛おしげに微笑んでくれた。
キョウ・ハルーミャ
精を注がれ、卵を産むことが出来る卵精種(カントボーイ)の一人。産んだ卵は施設で孵化された後に巣立っていく。血の繋がりといったものはない。すぐに発情する体質に加えて、求めている時に旦那の雄を見るとうれションしてしまう。
低俗な色とされる桃色の髪と瞳の持ち主。額には傷があり、そばかすや痣もあるため醜いと小馬鹿にされることも。
二人の旦那のことが大好きで、騒動後は更にいちゃいちゃとくっつくようになった。
イザーク・ククト
魔法生物学担当の教師。触手のピーちゃんを可愛がっている。嫁であるキョウのことが大好き。穏やかだが、笑顔で静かにキレるタイプ。騒動の首謀者や陰口を叩いていた学生を突き止めて、ピーちゃんによる優しいお仕置きをした。
キョウのことは卵精種だと分かる前から好きで、ラキルと競い合うようにアタックをしていた。最近はキョウがラキルと自分の絡みをうっとりと見ていることに気付いて、旦那同士でも仲良くちゅーするようになった。
ラキル・ヘミアン
魔法薬学担当の教師。口は悪くぶっきらぼうなところもあるが、キョウのことが好きで仕方がない。イザークのストッパー役でもある。
キョウとは歳が少し離れた幼馴染み。ポッと出のイザークに奪われてなるものかと奮闘していた。今は三人で睦み合うのが何よりの幸せ。ヘタレなところがあったり、顔に出ないだけで混乱して慌てすぎるところもあるが、バレていないと思っているのは本人だけ。
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