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100 【緊急ミッション!】呪いを解く【暁の光】を協力して作れ!
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「地獄に生まれたようなものさね」
「「地獄……」」
「それを変えるだけの力が今の帝王にはない。全く嘆かわしいね。いっそ滅べばいいのに」
そう言って立ち上がったサヤお婆ちゃんに、ロウさんとカヒさんは何も言えないでいる。
その現実が正に――目の前に広がっているのだ。
男達の叫び声は木霊し、子供も女性も怯えている。
今後、檻に入れた男性達は違う場所に隔離するそうだ。
「サヤお婆ちゃん、つかぬ事を聞くけれど」
「なんだい?」
「あの男性達には【破損部位修復ポーション】使った?」
「ああ、使ったよ。使ってあの様だ。アタシの予想だと呪いだと思うね」
「「「呪い」」」
「調べてみたら、鬼門に近い所に住んでる奴等は大体アレだ。鬼門から遠い位置に住んでる奴や男性は家族や子供を大事にする」
「だとしたら確かに呪いだと思うわ」
「うむ、奴等綺麗に呪われておるな。範囲効果のある【暁の光】を使って浄化するしかないが、果たして彼らにとっては今のままが幸せかもしれん」
「どう言う事?」
「家庭の修復が最早無理と言う事じゃ。離婚手続きに入っておるのだろう?」
「良く分かったねぇ、流石レジェンド様だ」
「「「離婚手続き……」」」
「まともになった所で家族もなし、子供と妻だった者達はダイヤ王国で平和に暮らしている。会う事は出来ても近寄る事は出来まい。妻は既に再婚している可能性もある。国が悪いと割り切れるかのう?」
「……」
それもそうだ。
離婚手続きに入っているのなら彼等とは既に縁が切れる。
その上で呪いを解いたところで、彼らの帰る場所に妻子はいないのだ。
「それに人数が多い。一人ずつ呪いを解くのは不可能。【暁の魂】の上の呪いを解く【暁の光】を近くに置いてひび割れるまで何度も使うしかない」
「【暁の光】って……作るのに凄く苦労するじゃない。私でもパリン案件よ? それに一人で作れるアイテムでもないし」
「作れるなら一緒に作って貰えんかねぇ。報酬は弾むから」
「うう……何個くらい必要です?」
「そうさねぇ……大きなクリスタル3つ分で足りるかどうか……五行に置いた方が確実だろうね。クリスタルが大きければ大きい程成功率が上がるが」
「5つか~~……ん――頑張ってみましょうか! その代わり報酬はいらないので、多めに作って幾つか下さい」
「多めに作るのかい? やれやれ、骨が折れそうだ。だがまずは付与魔法で【空中付与】の石板がいるね。【空中付与】は大昔の付与だ、今なら誰でも作れると思うが難しい。そっちもお願い出来るかい?」
「良いですよ。結界石に使うくらいのクリスタル持ってくれば良いです?」
「十分すぎるさね。それなら力もそんなに使わず【暁の光】が作れそうだ」
「なら今日から作りましょうか。午後から伺っても?」
「ああ、製薬ギルドにおいで」
こうして午後は製薬ギルドに行くことが決まり、その間に割れたりひびが入らない鉱石で土台でを作り、空中付与を何枚か作らないといけない。
土台にも一応【空中付与】以外にクリスタルを固定させる【固定付与】と土台を強くする【強化付与】と盗まれないように【結界付与】は必要だろう。
用意もある為私たちは一旦第二工場に帰ったものの、ロウさんとカヒさんの表情は暗い。
民の苦しめられた姿を見たからだろう。
「あんな事になっていたなんて……」
「家臣達も酷いが……重鎮達も呪われていると思っていいのだな?」
「その通りじゃよ。エンジュの持っておる刀とキサラギ一族の結界で、応急処置は出来よう。しかし根本の呪いを消すにはやはり【暁の光】の上の【暁の太陽】が必要じゃ」
「鬼門には深い穴が開いているのです。そこにせめて5つは欲しい……ですね」
「五行ですか……うーん、今回試してみてからでいいです?」
「ああ、構わない」
「根本の呪いが消えれば国内部にいる奴らの呪いも消えるじゃろう。まずはこっちに来てる奴等に効果があるのかも試しておくべきじゃな」
「そうね」
「本当にすまない!! この御恩は何処かで必ず!!」
「なら素晴らしい賢王となって民を導いて下さいね?」
「必ずや!!」
「あとキサラギ一族に必ず協力を仰いで下さい」
「無論だ!」
「タキちゃん後でものまねできる?」
「イイヨー ブンレツシテ タスケテアゲル」
「助かる~!」
タキちゃんが居れば二人で付与するよりはマシになるものね。
サヤお婆ちゃんには黙っていてもらおう。
こうして私はプラチナで分厚めの四角の土台を五つ作り、そこに彫金で大きめの宝石を入れて作って行く。
まずは土台となるプラチナの各宝石に、クリスタルを固定させる【固定付与】と土台を強くする【強化付与】と盗まれないように【結界付与】最後に【空中付与】を掛ける。
二回程付与失敗で最初からになったが、取り敢えず作れる物は作れた。
【暁の魂】が一人専用の呪いを解くアイテムなら、【暁の光】は広範囲で呪いを解くアイテムだ。
【暁の魂】は作った相手に対して呪いが向くが、【暁の光】は媒体となっている宝石に攻撃が向かう為作った者は安心だが、【暁の光】を作るには、製薬師が最低5人は必要。
それ故、タキちゃんの分裂でのものまねが必須となってくる。
【暁の光】より更に上のアイテムは製薬師10人は必要な【暁の太陽】と言うモノがある。
恐らくだが、鉄の国サカマル帝国の鬼門には、この【暁の太陽】が必要だろう。
付与師の仕事の様で、これらは付与にはなるが製薬師しか付与が出来ないアイテムだ。
無事5つの土台が出来た事で「ふう」と汗を拭ったが、後は結界石となるクリスタルと同じひし形のクリスタルを予備も合わせ10個作った。透明度はとても高い。
失敗してもクリスタルだけなので何とかなるだろう。
「後は午後に製薬ギルドね」
「すまないユリ殿。どうか我が民を救って欲しい」
「これが救いになるかは微妙ですけどね。離婚は確定ですし」
「少なくとも、今後来る難民たちの中にいる呪いを受けた者達は直ぐに隔離できるだろう。それだけでも救いだ」
「分かりました。頑張ります。タキちゃんもお願いね」
「ハーイ!」
こうして出来上がったものをアイテムボックスに仕舞いこみ、午後は製薬ギルドへと馬車で向かう。
疲れたらこっそりタキちゃんが作れるようになってしまったアレを飲もう。
一日一つ作るのが限界だろうという事だったので、サヤお婆ちゃんとタキちゃんと一緒に頑張りたい。
そんな事を思いつつ無事製薬ギルドに到着し、私たちはサヤお婆ちゃんに会うべく中に入ると、地下に案内された。
どうやら地下で付与を行うらしい。
カツンカツンと石で出来た階段を降り、待っていたサヤお婆ちゃんの元へと向かい、「持って来たかい?」と聞かれ「無事何とか」と伝えると、鞄から土台を出し、そこにクリスタルを乗せて浮遊させる。
「こりゃまた透明度の高い上質なクリスタルだね」
「これなら効き目もありそうですね」
「充分だよ。ただ二人でするとなるとちと厳しいが」
「あの、これは内緒にして欲しいんですが」
「ん?」
「タキちゃんがものまねで私たちの真似が出来るんです。付与も分裂してやれば出来るかと」
「そいつはいいね!! 5匹ほど分裂して貰おう。楽になる」
「イイヨー」
こうしてタキちゃんは5匹に分裂し、私とサヤお婆ちゃんに飛び乗った。
そして一緒に地下の空間でサヤお婆ちゃんと一緒に付与をして行く。
それを5匹のタキちゃん達もものまねして発動――。
一回目は失敗した。
二回目は成功し、三回目は失敗。
四回目は辛うじて成功し……と言う具合に、成功率だってかなり低い付与だ。
元々製薬師は付与には不慣れだと言われている。
それを付与するのだから負担も大きい。
ここは――と、息切れを起こす私とお婆ちゃん用に、コップを取り出しタキちゃんに【例のアレ】を出して貰い、「新しい薬です」と言って一気の飲む。
「こ、こりゃなんなんだい!?」
「こちらで言う異世界の回復アイテムです」
「こ、こんな回復アイテム……存在するのかえ!?」
「秘密ですよ? タキちゃん工場なんて作りたくないので」
「ほ――……滾るように身体が楽だよ」
「頑張って残り作りましょう!」
「ああ、今なら連続成功間違いなしさ!」
その後、本当に滾った私たちは残り全てを成功させ、予備にと1本作りホッと一息を吐いた。
それでもまだまだ元気だというサヤお婆ちゃん……あの薬は本当に表に出せないな。
「無事に作り終えたから早速持って行こうかね。運んでくれるかい?」
「ええ、良いですよ。外にはドマ達も待っていますし」
「じゃあ、一緒に行こうかねぇ」
こうして私たちは再度鉄の国サカマル帝国の避難民が集まる難民キャンプへと向かったのであった。そして――。
「「地獄……」」
「それを変えるだけの力が今の帝王にはない。全く嘆かわしいね。いっそ滅べばいいのに」
そう言って立ち上がったサヤお婆ちゃんに、ロウさんとカヒさんは何も言えないでいる。
その現実が正に――目の前に広がっているのだ。
男達の叫び声は木霊し、子供も女性も怯えている。
今後、檻に入れた男性達は違う場所に隔離するそうだ。
「サヤお婆ちゃん、つかぬ事を聞くけれど」
「なんだい?」
「あの男性達には【破損部位修復ポーション】使った?」
「ああ、使ったよ。使ってあの様だ。アタシの予想だと呪いだと思うね」
「「「呪い」」」
「調べてみたら、鬼門に近い所に住んでる奴等は大体アレだ。鬼門から遠い位置に住んでる奴や男性は家族や子供を大事にする」
「だとしたら確かに呪いだと思うわ」
「うむ、奴等綺麗に呪われておるな。範囲効果のある【暁の光】を使って浄化するしかないが、果たして彼らにとっては今のままが幸せかもしれん」
「どう言う事?」
「家庭の修復が最早無理と言う事じゃ。離婚手続きに入っておるのだろう?」
「良く分かったねぇ、流石レジェンド様だ」
「「「離婚手続き……」」」
「まともになった所で家族もなし、子供と妻だった者達はダイヤ王国で平和に暮らしている。会う事は出来ても近寄る事は出来まい。妻は既に再婚している可能性もある。国が悪いと割り切れるかのう?」
「……」
それもそうだ。
離婚手続きに入っているのなら彼等とは既に縁が切れる。
その上で呪いを解いたところで、彼らの帰る場所に妻子はいないのだ。
「それに人数が多い。一人ずつ呪いを解くのは不可能。【暁の魂】の上の呪いを解く【暁の光】を近くに置いてひび割れるまで何度も使うしかない」
「【暁の光】って……作るのに凄く苦労するじゃない。私でもパリン案件よ? それに一人で作れるアイテムでもないし」
「作れるなら一緒に作って貰えんかねぇ。報酬は弾むから」
「うう……何個くらい必要です?」
「そうさねぇ……大きなクリスタル3つ分で足りるかどうか……五行に置いた方が確実だろうね。クリスタルが大きければ大きい程成功率が上がるが」
「5つか~~……ん――頑張ってみましょうか! その代わり報酬はいらないので、多めに作って幾つか下さい」
「多めに作るのかい? やれやれ、骨が折れそうだ。だがまずは付与魔法で【空中付与】の石板がいるね。【空中付与】は大昔の付与だ、今なら誰でも作れると思うが難しい。そっちもお願い出来るかい?」
「良いですよ。結界石に使うくらいのクリスタル持ってくれば良いです?」
「十分すぎるさね。それなら力もそんなに使わず【暁の光】が作れそうだ」
「なら今日から作りましょうか。午後から伺っても?」
「ああ、製薬ギルドにおいで」
こうして午後は製薬ギルドに行くことが決まり、その間に割れたりひびが入らない鉱石で土台でを作り、空中付与を何枚か作らないといけない。
土台にも一応【空中付与】以外にクリスタルを固定させる【固定付与】と土台を強くする【強化付与】と盗まれないように【結界付与】は必要だろう。
用意もある為私たちは一旦第二工場に帰ったものの、ロウさんとカヒさんの表情は暗い。
民の苦しめられた姿を見たからだろう。
「あんな事になっていたなんて……」
「家臣達も酷いが……重鎮達も呪われていると思っていいのだな?」
「その通りじゃよ。エンジュの持っておる刀とキサラギ一族の結界で、応急処置は出来よう。しかし根本の呪いを消すにはやはり【暁の光】の上の【暁の太陽】が必要じゃ」
「鬼門には深い穴が開いているのです。そこにせめて5つは欲しい……ですね」
「五行ですか……うーん、今回試してみてからでいいです?」
「ああ、構わない」
「根本の呪いが消えれば国内部にいる奴らの呪いも消えるじゃろう。まずはこっちに来てる奴等に効果があるのかも試しておくべきじゃな」
「そうね」
「本当にすまない!! この御恩は何処かで必ず!!」
「なら素晴らしい賢王となって民を導いて下さいね?」
「必ずや!!」
「あとキサラギ一族に必ず協力を仰いで下さい」
「無論だ!」
「タキちゃん後でものまねできる?」
「イイヨー ブンレツシテ タスケテアゲル」
「助かる~!」
タキちゃんが居れば二人で付与するよりはマシになるものね。
サヤお婆ちゃんには黙っていてもらおう。
こうして私はプラチナで分厚めの四角の土台を五つ作り、そこに彫金で大きめの宝石を入れて作って行く。
まずは土台となるプラチナの各宝石に、クリスタルを固定させる【固定付与】と土台を強くする【強化付与】と盗まれないように【結界付与】最後に【空中付与】を掛ける。
二回程付与失敗で最初からになったが、取り敢えず作れる物は作れた。
【暁の魂】が一人専用の呪いを解くアイテムなら、【暁の光】は広範囲で呪いを解くアイテムだ。
【暁の魂】は作った相手に対して呪いが向くが、【暁の光】は媒体となっている宝石に攻撃が向かう為作った者は安心だが、【暁の光】を作るには、製薬師が最低5人は必要。
それ故、タキちゃんの分裂でのものまねが必須となってくる。
【暁の光】より更に上のアイテムは製薬師10人は必要な【暁の太陽】と言うモノがある。
恐らくだが、鉄の国サカマル帝国の鬼門には、この【暁の太陽】が必要だろう。
付与師の仕事の様で、これらは付与にはなるが製薬師しか付与が出来ないアイテムだ。
無事5つの土台が出来た事で「ふう」と汗を拭ったが、後は結界石となるクリスタルと同じひし形のクリスタルを予備も合わせ10個作った。透明度はとても高い。
失敗してもクリスタルだけなので何とかなるだろう。
「後は午後に製薬ギルドね」
「すまないユリ殿。どうか我が民を救って欲しい」
「これが救いになるかは微妙ですけどね。離婚は確定ですし」
「少なくとも、今後来る難民たちの中にいる呪いを受けた者達は直ぐに隔離できるだろう。それだけでも救いだ」
「分かりました。頑張ります。タキちゃんもお願いね」
「ハーイ!」
こうして出来上がったものをアイテムボックスに仕舞いこみ、午後は製薬ギルドへと馬車で向かう。
疲れたらこっそりタキちゃんが作れるようになってしまったアレを飲もう。
一日一つ作るのが限界だろうという事だったので、サヤお婆ちゃんとタキちゃんと一緒に頑張りたい。
そんな事を思いつつ無事製薬ギルドに到着し、私たちはサヤお婆ちゃんに会うべく中に入ると、地下に案内された。
どうやら地下で付与を行うらしい。
カツンカツンと石で出来た階段を降り、待っていたサヤお婆ちゃんの元へと向かい、「持って来たかい?」と聞かれ「無事何とか」と伝えると、鞄から土台を出し、そこにクリスタルを乗せて浮遊させる。
「こりゃまた透明度の高い上質なクリスタルだね」
「これなら効き目もありそうですね」
「充分だよ。ただ二人でするとなるとちと厳しいが」
「あの、これは内緒にして欲しいんですが」
「ん?」
「タキちゃんがものまねで私たちの真似が出来るんです。付与も分裂してやれば出来るかと」
「そいつはいいね!! 5匹ほど分裂して貰おう。楽になる」
「イイヨー」
こうしてタキちゃんは5匹に分裂し、私とサヤお婆ちゃんに飛び乗った。
そして一緒に地下の空間でサヤお婆ちゃんと一緒に付与をして行く。
それを5匹のタキちゃん達もものまねして発動――。
一回目は失敗した。
二回目は成功し、三回目は失敗。
四回目は辛うじて成功し……と言う具合に、成功率だってかなり低い付与だ。
元々製薬師は付与には不慣れだと言われている。
それを付与するのだから負担も大きい。
ここは――と、息切れを起こす私とお婆ちゃん用に、コップを取り出しタキちゃんに【例のアレ】を出して貰い、「新しい薬です」と言って一気の飲む。
「こ、こりゃなんなんだい!?」
「こちらで言う異世界の回復アイテムです」
「こ、こんな回復アイテム……存在するのかえ!?」
「秘密ですよ? タキちゃん工場なんて作りたくないので」
「ほ――……滾るように身体が楽だよ」
「頑張って残り作りましょう!」
「ああ、今なら連続成功間違いなしさ!」
その後、本当に滾った私たちは残り全てを成功させ、予備にと1本作りホッと一息を吐いた。
それでもまだまだ元気だというサヤお婆ちゃん……あの薬は本当に表に出せないな。
「無事に作り終えたから早速持って行こうかね。運んでくれるかい?」
「ええ、良いですよ。外にはドマ達も待っていますし」
「じゃあ、一緒に行こうかねぇ」
こうして私たちは再度鉄の国サカマル帝国の避難民が集まる難民キャンプへと向かったのであった。そして――。
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