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97 【緊急ミッション発動!?】窃盗団を捕まえろ!!
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「あ、でも【体感温度が上がる付与】のネックレスは難しいよね?」
「そちらは3000なら用意がありますが、付与できるのが今の所ユリしかおらず」
「ユリ殿……」
「暇を見てやりますよ。今回の船には間に合わないかもしれませんが、追加便でお出しします」
「ああ、助かる!!」
何だかんだと、忙しい日々を送りつつ、私たちの仕事量を見たロウ様達は「これが普通なのだろうか」と呟いていたけれど、普通じゃありませんからね!!
そんな日々の中、タキちゃんと岩田とドマを連れて早速商業ギルドに来ていた。
先週金塊を沢山出したのに、今週もと言うのは可笑しい。
私が商業ギルドに入るとバタバタと職員の方が来て、私は直ぐに応接室へと案内された。
そしてレイルさんは「待っていたよ!」と言うと人差し指で口元に手を当て、静かにの合図を出した。
「悪いね、今回も追加でお願いしたいんだ」
そう言いつつ紙の上で万年筆を走らせると『会話に合わせてくれ』と書かれてあり、私は頷いいて言葉を返す。
「良いですよ、幾つ必要です?」
「取り敢えず別室に用意しているケース分お願いしたいね」
「分かりました。では別室に」
「「クセモノ――!!!」」
思わず叫んだ我が家のレジェンドタキちゃんと岩田は天井を突き破るとブスッブスリッと何かを刺す音が聞こえシュルルルルルウ!!と言う音と共に天井から無理やり何かを叩き落した。
それらは人で、5名程黒ずくめの男が血だらけでタキちゃんに捕獲された状態で落ちて来たのだ。
「コヤツラ!! セットウダ!!」
「やはり窃盗団か!!」
「窃盗団?」
「このダイヤ王国にも窃盗団は何組かいるのさ。しかし、タキちゃんの攻撃じゃこんな血だらけ……に」
その言葉に岩田が手を無数の槍に変えている。
刃物からしてミスリルだろうか。
良く斬れる~♪ と思わず遠い目をしたくなったが、かなり痛そうに蠢いている。
「タキちゃん、死なない程度に痛い程度に回復を」
「ハーイ」
「岩田、情報を吐かない奴には攻撃を」
「ワーイ♪」
「「「「ひいいいいい!!」」」」
こうして酷い音が聞こえたのでギルド職員やってきて、直ぐに城の警備兵を呼んで貰う事に頼んだが――彼らはどうやら【タランチュラ窃盗団】らしい。
この国では一番大きな窃盗団ので、取引相手は言う間でもなく。
「なるほど、窃盗魔道具が反応しないと思ったら、それを外す魔道具を開発してたのか。これは没収だな。で、売る相手は鉄の国サカマル帝国っと。何時取引に来る」
「きょ、今日の夜8時に……イチジク山の麓で……今まで盗んだものを……」
「今まで何を盗んだ。それらは何処にある」
「イワナイナラ サシチャオーット♪ ゼンインネ!」
「いいいい言います!! 盗んだのは金塊だけだ!! 商業ギルドにある女が帰った後は金塊が沢山あるのを偶々俺達タランチュラが見つけて……」
「ボスは女を盗むのは死と同じと言って……盗むなら金塊だけにしろって!」
「では、タランチュラも一斉摘発と行こうかねぇ」
「そうですね。姉様は俺が守りますから、タキとイワタは攻撃と捕獲を頼めるか?」
「「イイヨー」」
こうして――大捕り物が始まったのであった。
城の警備隊は音を立てず昼間は寝ている彼らの巣へと向かい、一斉摘発!!
騒ぎを聞いて逃げ出そうとするタランチュラメンバー。
私を人質にしようとしてもドマが許さず切り伏せる!
更に岩田による的確なタランチュラの足の腱を斬り落とし作業!
倒れたタランチュラ面子を次々捕獲するタキちゃん!!
阿鼻叫喚地獄絵図。
ボスが逃げようとしたところで――岩田の手槍が炸裂! ボスは瀕死の重傷を負いながらもまだ生きている!!
そこにタキちゃんの手が伸び捕獲……。
時間にして三十分程の大捕り物で、盗まれた物は全て回収された。
「いや~~タキちゃんとイワタくんには助けられちゃったな!」
「「イエーイ!」」
「しっかりどれ位の金が流れたのか聞いておいてくださいね」
「ハッ!」
「ボク ジンモン シヨウカ?」
「ボク カイフク シテアゲヨカ?」
「是非お願いします!!」
「二人共一緒に戻ってこれる?」
「ブンレツ シトクネ ツナガッテイラレルカラ」
「了解」
こうして分裂したタキちゃんを抱っこし、その後足の腱を斬られて動けなかったタランチュラを回復させ、一人で歩けるようにして私たちは先に帰る事になった。
後はレイルさんがしてくれるそうだ。
「いや~面倒事に巻き込んでしまって申し訳ない」
「いえいえ、絶対怪しいって思ってましたから」
「だよねー。良かった、タキちゃんとイワタ君がいて!」
「暫く戻ってこなさそうですけど、一応お夜食にプラチナ鉱石結構渡していたから大丈夫かな?」
岩田はよく食べるのだ。
食べる量的に言えばハク並みによく食べる。
タキちゃんは身体が小さい為、お爺ちゃんと同じくらいだが……やはり個体差はあるのだなと思った瞬間でもある。
「しかし、やっぱり鉄の国サカマル帝国が絡んでいたか……」
「知ってます? 鉄の国サカマル帝国の帝王は毒で寝た切りでずっと政治や物事の判断は重鎮達がしているそうですよ」
「それは……本当なのかい!?」
「ええ、タキちゃんそうだよね?」
「ウン ソウダヨ ボク アヤシイナッテ ミニイッタモノ」
「なんてことだ……では帝王は病にずっと臥せっていて……」
「ヒドイ カシンダヨネー」
「むう……色々と忙しくなりそうだ。ありがとう、気になっていたんだ」
「いえいえ、その情報が何に役立つかは分かりませんが、そう言う事だというのは一応レイルさんには話しておいた方が良いかなと思いまして」
「ははは、情報は命だからね!」
「そうですね!」
こうして溜息を吐いたドマを他所に私達は馬車に乗って帰り、後はレイルさんに丸投げして帰った訳だけど、そこでロウさんとカヒさんに先ほどの大捕り物の話をすると、頭を抱えて溜息を吐いていた。
「どこまでも家臣たちが腐っている……」
「ユリ様にまでご迷惑をお掛けしてどうした事でしょう……」
「まぁまぁ悲観せず。お陰で大きな窃盗団を一つ潰せたのでよしとしましょう。それに、取引をしているという鉄の国サカマル帝国の人たちも捕まえて色々と聞き出せるかもですし」
「そうかも知れないが……」
「情報は寝て待て。ですよ」
「ユリ、果報は寝て待て。だよ」
「語呂が良くてつい」
「ユリ様には本当に驚かされます……女性がそんな場に居れば恐怖だったのではありませんか?」
「カヒ様……。その心配はいないですね!」
「えええ!?」
「だって、私を最高に強い弟が守ってくれてるって信じてますから!」
「――姉様!!」
「だから怖い事は無かったです! 怖いのは信じられない事ですからね!」
「「ユリ様……」」
「姉様……」
「そこが、俺の惚れた一つでもあるな」
「うふふ」
思わず惚気てくれたエンジュさんに頬を赤くして照れると、「何と夫婦仲の良い事か」と言われたけど、色々ありすぎてまだ初夜もしてないんですよね。
早く落ち着かないかなぁ……。
まぁ、あと半年は忙しいという事だろう。
そうだとも、あと半年したら!!
「あと半年、頑張りますよ!! 忙しくとも乗り越えますとも!!」
「そうだな。【体感温度を上げる付与】3000個残っているぞ。頑張ろうな」
「くっ! お店の為にも頑張ります」
うちの夫も最早諦めモード。
何時か本気モードに切り替えてやろうと思ったのは言うまでもない。
その後一人黙々と付与をし続け、皆さんもスキル上げをしている間会話もちょいちょい楽しみつつ過ごしたその夜。
イチジク山の麓では大変な阿鼻叫喚が出来上がっていたらしく、唯一逃げ切った鉄の国サカマル帝国の一人はこう叫んだという。
「レジェンドスライムだけは駄目だ!! 奴らに容赦って言葉は一切無い!!」
それが更に、鉄の国サカマル帝国の上層部や幹部たちを震え上がらせたというのは後日知る事になる訳だけど、ある意味それが事件を早めるきっかけにもなるのだった――。
「そちらは3000なら用意がありますが、付与できるのが今の所ユリしかおらず」
「ユリ殿……」
「暇を見てやりますよ。今回の船には間に合わないかもしれませんが、追加便でお出しします」
「ああ、助かる!!」
何だかんだと、忙しい日々を送りつつ、私たちの仕事量を見たロウ様達は「これが普通なのだろうか」と呟いていたけれど、普通じゃありませんからね!!
そんな日々の中、タキちゃんと岩田とドマを連れて早速商業ギルドに来ていた。
先週金塊を沢山出したのに、今週もと言うのは可笑しい。
私が商業ギルドに入るとバタバタと職員の方が来て、私は直ぐに応接室へと案内された。
そしてレイルさんは「待っていたよ!」と言うと人差し指で口元に手を当て、静かにの合図を出した。
「悪いね、今回も追加でお願いしたいんだ」
そう言いつつ紙の上で万年筆を走らせると『会話に合わせてくれ』と書かれてあり、私は頷いいて言葉を返す。
「良いですよ、幾つ必要です?」
「取り敢えず別室に用意しているケース分お願いしたいね」
「分かりました。では別室に」
「「クセモノ――!!!」」
思わず叫んだ我が家のレジェンドタキちゃんと岩田は天井を突き破るとブスッブスリッと何かを刺す音が聞こえシュルルルルルウ!!と言う音と共に天井から無理やり何かを叩き落した。
それらは人で、5名程黒ずくめの男が血だらけでタキちゃんに捕獲された状態で落ちて来たのだ。
「コヤツラ!! セットウダ!!」
「やはり窃盗団か!!」
「窃盗団?」
「このダイヤ王国にも窃盗団は何組かいるのさ。しかし、タキちゃんの攻撃じゃこんな血だらけ……に」
その言葉に岩田が手を無数の槍に変えている。
刃物からしてミスリルだろうか。
良く斬れる~♪ と思わず遠い目をしたくなったが、かなり痛そうに蠢いている。
「タキちゃん、死なない程度に痛い程度に回復を」
「ハーイ」
「岩田、情報を吐かない奴には攻撃を」
「ワーイ♪」
「「「「ひいいいいい!!」」」」
こうして酷い音が聞こえたのでギルド職員やってきて、直ぐに城の警備兵を呼んで貰う事に頼んだが――彼らはどうやら【タランチュラ窃盗団】らしい。
この国では一番大きな窃盗団ので、取引相手は言う間でもなく。
「なるほど、窃盗魔道具が反応しないと思ったら、それを外す魔道具を開発してたのか。これは没収だな。で、売る相手は鉄の国サカマル帝国っと。何時取引に来る」
「きょ、今日の夜8時に……イチジク山の麓で……今まで盗んだものを……」
「今まで何を盗んだ。それらは何処にある」
「イワナイナラ サシチャオーット♪ ゼンインネ!」
「いいいい言います!! 盗んだのは金塊だけだ!! 商業ギルドにある女が帰った後は金塊が沢山あるのを偶々俺達タランチュラが見つけて……」
「ボスは女を盗むのは死と同じと言って……盗むなら金塊だけにしろって!」
「では、タランチュラも一斉摘発と行こうかねぇ」
「そうですね。姉様は俺が守りますから、タキとイワタは攻撃と捕獲を頼めるか?」
「「イイヨー」」
こうして――大捕り物が始まったのであった。
城の警備隊は音を立てず昼間は寝ている彼らの巣へと向かい、一斉摘発!!
騒ぎを聞いて逃げ出そうとするタランチュラメンバー。
私を人質にしようとしてもドマが許さず切り伏せる!
更に岩田による的確なタランチュラの足の腱を斬り落とし作業!
倒れたタランチュラ面子を次々捕獲するタキちゃん!!
阿鼻叫喚地獄絵図。
ボスが逃げようとしたところで――岩田の手槍が炸裂! ボスは瀕死の重傷を負いながらもまだ生きている!!
そこにタキちゃんの手が伸び捕獲……。
時間にして三十分程の大捕り物で、盗まれた物は全て回収された。
「いや~~タキちゃんとイワタくんには助けられちゃったな!」
「「イエーイ!」」
「しっかりどれ位の金が流れたのか聞いておいてくださいね」
「ハッ!」
「ボク ジンモン シヨウカ?」
「ボク カイフク シテアゲヨカ?」
「是非お願いします!!」
「二人共一緒に戻ってこれる?」
「ブンレツ シトクネ ツナガッテイラレルカラ」
「了解」
こうして分裂したタキちゃんを抱っこし、その後足の腱を斬られて動けなかったタランチュラを回復させ、一人で歩けるようにして私たちは先に帰る事になった。
後はレイルさんがしてくれるそうだ。
「いや~面倒事に巻き込んでしまって申し訳ない」
「いえいえ、絶対怪しいって思ってましたから」
「だよねー。良かった、タキちゃんとイワタ君がいて!」
「暫く戻ってこなさそうですけど、一応お夜食にプラチナ鉱石結構渡していたから大丈夫かな?」
岩田はよく食べるのだ。
食べる量的に言えばハク並みによく食べる。
タキちゃんは身体が小さい為、お爺ちゃんと同じくらいだが……やはり個体差はあるのだなと思った瞬間でもある。
「しかし、やっぱり鉄の国サカマル帝国が絡んでいたか……」
「知ってます? 鉄の国サカマル帝国の帝王は毒で寝た切りでずっと政治や物事の判断は重鎮達がしているそうですよ」
「それは……本当なのかい!?」
「ええ、タキちゃんそうだよね?」
「ウン ソウダヨ ボク アヤシイナッテ ミニイッタモノ」
「なんてことだ……では帝王は病にずっと臥せっていて……」
「ヒドイ カシンダヨネー」
「むう……色々と忙しくなりそうだ。ありがとう、気になっていたんだ」
「いえいえ、その情報が何に役立つかは分かりませんが、そう言う事だというのは一応レイルさんには話しておいた方が良いかなと思いまして」
「ははは、情報は命だからね!」
「そうですね!」
こうして溜息を吐いたドマを他所に私達は馬車に乗って帰り、後はレイルさんに丸投げして帰った訳だけど、そこでロウさんとカヒさんに先ほどの大捕り物の話をすると、頭を抱えて溜息を吐いていた。
「どこまでも家臣たちが腐っている……」
「ユリ様にまでご迷惑をお掛けしてどうした事でしょう……」
「まぁまぁ悲観せず。お陰で大きな窃盗団を一つ潰せたのでよしとしましょう。それに、取引をしているという鉄の国サカマル帝国の人たちも捕まえて色々と聞き出せるかもですし」
「そうかも知れないが……」
「情報は寝て待て。ですよ」
「ユリ、果報は寝て待て。だよ」
「語呂が良くてつい」
「ユリ様には本当に驚かされます……女性がそんな場に居れば恐怖だったのではありませんか?」
「カヒ様……。その心配はいないですね!」
「えええ!?」
「だって、私を最高に強い弟が守ってくれてるって信じてますから!」
「――姉様!!」
「だから怖い事は無かったです! 怖いのは信じられない事ですからね!」
「「ユリ様……」」
「姉様……」
「そこが、俺の惚れた一つでもあるな」
「うふふ」
思わず惚気てくれたエンジュさんに頬を赤くして照れると、「何と夫婦仲の良い事か」と言われたけど、色々ありすぎてまだ初夜もしてないんですよね。
早く落ち着かないかなぁ……。
まぁ、あと半年は忙しいという事だろう。
そうだとも、あと半年したら!!
「あと半年、頑張りますよ!! 忙しくとも乗り越えますとも!!」
「そうだな。【体感温度を上げる付与】3000個残っているぞ。頑張ろうな」
「くっ! お店の為にも頑張ります」
うちの夫も最早諦めモード。
何時か本気モードに切り替えてやろうと思ったのは言うまでもない。
その後一人黙々と付与をし続け、皆さんもスキル上げをしている間会話もちょいちょい楽しみつつ過ごしたその夜。
イチジク山の麓では大変な阿鼻叫喚が出来上がっていたらしく、唯一逃げ切った鉄の国サカマル帝国の一人はこう叫んだという。
「レジェンドスライムだけは駄目だ!! 奴らに容赦って言葉は一切無い!!」
それが更に、鉄の国サカマル帝国の上層部や幹部たちを震え上がらせたというのは後日知る事になる訳だけど、ある意味それが事件を早めるきっかけにもなるのだった――。
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