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80 【医療用付与】のアクセサリーに膏血して貰う事と、お爺ちゃんとタキちゃんの帰還!
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「お二人揃ってふしだらです!! 結婚するまではそう言う事をしてはいけないのですよ!」
「固いなぁ。アタシは何時でもウエルカムなのに」
「もーもーもー!!」
顔を真っ赤にして叫ぶセンジュ君には申し訳なかったけど、ついでだったのでプラチナ鉱石と宝石を色々使った【防音付与】も作り満足したのは言うまでもない。
昼休みになる前にラフィとスギとドマに声を掛け、三人同時にパリンした所でアイテム『効果カット付与』に布をかけ、ゾロゾロと手を洗ってやって来た皆さんと会話しながら試作の付与アイテムを見て貰っている。
「確かに医療用付与にはなるが……」
「兄上は欲しいものあります?」
「【性欲増強付与】と【防音付与】」
「エンジュはいっそ清々しいね!!」
「でもこれらは必要な人にはいるアイテムだろう。女の子なら特に【生理痛緩和付与】は絶対欲しいだろうし」
「うん、私も欲しいわ」
「アタシも欲しいね」
「あとの三つは膏血付与だな。無暗に悪戯目的に使われたらたまらん」
「「確かに」」
「となると、専用の部屋が必要ですか?」
「いや、応接室で良いだろう」
「なるほど」
そう会話しつつ今日のお昼ご飯はキャベツタップリフワフワのお好み焼きである。
私とミモザさんとセンジュ君とで作ればあっと言う間なのだ!
お皿を置いて食べながらの食事となったが、私とセンジュ君は付与ギルドで付与を登録してくるようにと言われた。
また、これらのアイテムは「医療用」として販売する事をお父様が決め、口コミで広げていく戦法で行くらしく、商業ギルドで雀を囀らせて貰おうと言う事になった。
浸透するには時間は掛かるものの、耳ざとい人なら耳にするだろうし、敢えてその方法を取る事で本当に困っている人はくるだろうと言う事だった。
「じゃあ帰りに商業ギルドでお願いしてきます」
「ああ、頼んだよ。経費はガーネットで落として置いてくれ」
「分かりました」
「それと、帰りにユニコーンの角とバイルコーンの角を多めに購入した方が良い。来る人数も多そうだ」
「了解です」
取り敢えず午後の予定は決まった。
後は綺麗に形にして行くだけだけど、そこはエンジュさんがしてくれるらしい。
大体の人たちが作れるようになったので、今は手が空き始めたらしいのだ。
「【性欲増強付与】に【勃起不全改善付与】は俺が出来ますけど、【避妊付与】に【生理痛改善付与】は姉上にしか付与は出来ませんでした」
「男女で違うんだな」
「体の構造の違いだと思うわ」
「なるほど」
「付与にも男女で出来る、出来ないがあるんだねぇ」
こうしてお昼を食べ終えた私たちは簡単に洗い物をして、午後からはまずは付与師ギルドへと向かい、私は【避妊付与】【生理痛改善付与】【防音付与】【効果カット付与】を登録。
センジュ君は【性欲増強付与】に【勃起不全改善付与】を登録すると、流石に付与師のギルマスが驚いていた。
「おいおい、お前ら何作る気だ?」
「医療用の物を少々」
「医療用か……これ、完全予約制か?」
「そうですね。口コミで広げて行こうかと」
「ほ――……」
「お手紙が来れば時間も取れやすくて分かりやすいんですけどね」
「ふんふん、後で手紙送るわ」
「では、あっちこっちに噂流してくださいね?」
「ははははは! 面白そうだから言ってやるよ」
と、言う事で次に商業ギルドに行き事情を説明して伝えると、レイルさんも神妙な趣で「完全予約制……いいね!!」と言う事で、後で手紙を送ると言っていた。
何だかんだ男性陣は苦労が多いんだろうか。
最後に冒険者ギルドに行き、ユニコーンとバイルコーンの角を多めに欲しいと言うと、10本ずつ今あるらしく買う事が出来た。
無論、ガーネットの経費で落としたけれど。
「どんなアイテムを今度は作ったんだ」
「それがですね……」
と耳打ちして内容を伝えると「俺も後で手紙送るわ」とボソボソとはなし、是非冒険者にも広めて欲しいと頼んでから馬車に乗って帰った訳だけど、既に三人以上の予約が入っていて、女性もかなり多かった。
「予約数からして、捌けるのは一日30人までにしましょうか」
「それがいいな、朝10人、昼から20人だな」
「前もってアクセサリー作っておかないとですね」
「ええ、姉上は忙しいので付与がですね」
「しかし、時と場合を考えて着けたり外したりする医療用アクセサリーかい。ユリもセンジュも色々考えるねぇ。アタシもお守りはこの世話になってる家の分はキッチリ作るつもりだよ。家内安全、商売繁盛、無病息災をね。二号店だと商売繁盛と無病息災を作ろう」
「「見てみたいのでお願いします!」」
「明日から作ってみるかねぇ」
こうして一日終わりのミーティングも無事終わり、明日の朝一番に来られるお客様用にエンジュさんが作った腕輪にセンジュ君と私が付与をしておく。
医療用なので宝石の色を分けたのだ。
女性は赤やピンクと言った色合いで、男性は青やグリーンの色合いにした。
そっちの方が分かりやすいと言うのもある。
それに、一般的に女性が着けやすい色だから目立たないと言うのもあるし宝石も小さく腕輪も細い。
何かと一緒に付けていても問題は無いようにしているのが女性用で、男性用も同じように何かと付けていても問題ないように、致していても邪魔にならないように作ったそうだ。
「しかし【避妊付与】のアクセサリーか。ユリは必要ないだろうに」
「えーっと」
そう言う訳にはいかないんだよなぁ……とお父様の言葉に言葉を詰まらせていると――。
「何を言う。ユリの仕事量を考えたら当たり前じゃて」
「「「「お爺ちゃん!」」」」
「「お爺ちゃん!? これが!?」」
久々にお爺ちゃんが帰ってきて私の胸に飛び込んできた。
随分と小さくなった気がする。嗚呼、お爺ちゃんっ!!
「ユリの仕事言うてみ?」
「週1~2の冒険者ギルドでのアイテム生成」
「月1の商業ギルドへのアイテム生成」
「週1の製薬ギルドへの納品」
「ラフィの製薬の先生に」
「商品のアイディアだしに」
「毎日数回の倉庫見回りとアイテム生成と」
「家に帰ってからのポーション瓶作り」
「どうじゃ? これらの仕事毎回やっとるんじゃぞ。避妊せなんだったらユリも腹の子も持たんわ」
「「「「確かに」」」」
「仕事量が多すぎるんじゃ! どれもこれもスタンピードが悪いんじゃあああ!! 鉄の国サカマル帝国め、この恨み何時か晴らすぞぉぉぉお!!」
と、駄々っ子になってしまったお爺ちゃん、余程お疲れなのだと思いケーキを出す前にササッとタブレットを開いてカップケーキを購入すると、スプーンも一緒についてきたので開けてカップケーキをすくってお口に入れてモグモグさせてあげた。
「どう? 美味しい?」
「ユリ……ユリ~~~!!」
「ええ! お爺ちゃんたちのユリですよ」
胸に飛びついて頬ずりするお爺ちゃんが可愛い。
タキも「オツカレナンダネ」と優しくなでていた。
「でも、お爺ちゃんのお陰で怪我人も少なかったと聞いているわ。ありがとうお爺ちゃん」
「ハッ! そうじゃ、タキの分裂したのがな、王城で今怪我人を見てておってな。そろそろ帰って来る筈じゃ」
「王城で?」
「タダイマ!! ツカレチャッタネ! アマイノ ホシイヨ!」
「オツカレ! ボク!」
「アマイノ タベヨウ!」
そう言って一匹のタキに戻ると、私は【お取り寄せ】でカップケーキを買ってあげた。
スタンピードの中痩せてしまう程頑張った二匹を労う為まずはカップケーキだ。
せっせと運びながらお爺ちゃんとタキに食べさせると、少し満足したのかホッとしている。
「今日は存分に甘えるぞい」
「タキモ」
「あらあら」
「それから、鉱石の国ノシュマン王国と宝石の国ダイヤ王国の魔物討伐隊がユリに礼を言いたいそうじゃ。明日城に来てもらえるかのう?」
「それは構いませんが。エンジュさんも来て貰える?」
「分かった」
「鉄の国サカマル帝国はワシ等の忠告を無視して瀕死の重傷に死傷者も多いが、二つの国は何とかなっておる。その礼を言いたいそうじゃ」
「分かったわ」
「チョロット オレイ イワレテ カエレバイイヨ」
「そうね、そうするわ」
こうして明日朝一番に王城にいくことになったのだけれど、馬車に乗って一号店に戻り、ご飯を作って久々の私の作ったご飯に満足したお爺ちゃん達。
でもこれで終わりではないのだ。
そう、此処からは――。
「固いなぁ。アタシは何時でもウエルカムなのに」
「もーもーもー!!」
顔を真っ赤にして叫ぶセンジュ君には申し訳なかったけど、ついでだったのでプラチナ鉱石と宝石を色々使った【防音付与】も作り満足したのは言うまでもない。
昼休みになる前にラフィとスギとドマに声を掛け、三人同時にパリンした所でアイテム『効果カット付与』に布をかけ、ゾロゾロと手を洗ってやって来た皆さんと会話しながら試作の付与アイテムを見て貰っている。
「確かに医療用付与にはなるが……」
「兄上は欲しいものあります?」
「【性欲増強付与】と【防音付与】」
「エンジュはいっそ清々しいね!!」
「でもこれらは必要な人にはいるアイテムだろう。女の子なら特に【生理痛緩和付与】は絶対欲しいだろうし」
「うん、私も欲しいわ」
「アタシも欲しいね」
「あとの三つは膏血付与だな。無暗に悪戯目的に使われたらたまらん」
「「確かに」」
「となると、専用の部屋が必要ですか?」
「いや、応接室で良いだろう」
「なるほど」
そう会話しつつ今日のお昼ご飯はキャベツタップリフワフワのお好み焼きである。
私とミモザさんとセンジュ君とで作ればあっと言う間なのだ!
お皿を置いて食べながらの食事となったが、私とセンジュ君は付与ギルドで付与を登録してくるようにと言われた。
また、これらのアイテムは「医療用」として販売する事をお父様が決め、口コミで広げていく戦法で行くらしく、商業ギルドで雀を囀らせて貰おうと言う事になった。
浸透するには時間は掛かるものの、耳ざとい人なら耳にするだろうし、敢えてその方法を取る事で本当に困っている人はくるだろうと言う事だった。
「じゃあ帰りに商業ギルドでお願いしてきます」
「ああ、頼んだよ。経費はガーネットで落として置いてくれ」
「分かりました」
「それと、帰りにユニコーンの角とバイルコーンの角を多めに購入した方が良い。来る人数も多そうだ」
「了解です」
取り敢えず午後の予定は決まった。
後は綺麗に形にして行くだけだけど、そこはエンジュさんがしてくれるらしい。
大体の人たちが作れるようになったので、今は手が空き始めたらしいのだ。
「【性欲増強付与】に【勃起不全改善付与】は俺が出来ますけど、【避妊付与】に【生理痛改善付与】は姉上にしか付与は出来ませんでした」
「男女で違うんだな」
「体の構造の違いだと思うわ」
「なるほど」
「付与にも男女で出来る、出来ないがあるんだねぇ」
こうしてお昼を食べ終えた私たちは簡単に洗い物をして、午後からはまずは付与師ギルドへと向かい、私は【避妊付与】【生理痛改善付与】【防音付与】【効果カット付与】を登録。
センジュ君は【性欲増強付与】に【勃起不全改善付与】を登録すると、流石に付与師のギルマスが驚いていた。
「おいおい、お前ら何作る気だ?」
「医療用の物を少々」
「医療用か……これ、完全予約制か?」
「そうですね。口コミで広げて行こうかと」
「ほ――……」
「お手紙が来れば時間も取れやすくて分かりやすいんですけどね」
「ふんふん、後で手紙送るわ」
「では、あっちこっちに噂流してくださいね?」
「ははははは! 面白そうだから言ってやるよ」
と、言う事で次に商業ギルドに行き事情を説明して伝えると、レイルさんも神妙な趣で「完全予約制……いいね!!」と言う事で、後で手紙を送ると言っていた。
何だかんだ男性陣は苦労が多いんだろうか。
最後に冒険者ギルドに行き、ユニコーンとバイルコーンの角を多めに欲しいと言うと、10本ずつ今あるらしく買う事が出来た。
無論、ガーネットの経費で落としたけれど。
「どんなアイテムを今度は作ったんだ」
「それがですね……」
と耳打ちして内容を伝えると「俺も後で手紙送るわ」とボソボソとはなし、是非冒険者にも広めて欲しいと頼んでから馬車に乗って帰った訳だけど、既に三人以上の予約が入っていて、女性もかなり多かった。
「予約数からして、捌けるのは一日30人までにしましょうか」
「それがいいな、朝10人、昼から20人だな」
「前もってアクセサリー作っておかないとですね」
「ええ、姉上は忙しいので付与がですね」
「しかし、時と場合を考えて着けたり外したりする医療用アクセサリーかい。ユリもセンジュも色々考えるねぇ。アタシもお守りはこの世話になってる家の分はキッチリ作るつもりだよ。家内安全、商売繁盛、無病息災をね。二号店だと商売繁盛と無病息災を作ろう」
「「見てみたいのでお願いします!」」
「明日から作ってみるかねぇ」
こうして一日終わりのミーティングも無事終わり、明日の朝一番に来られるお客様用にエンジュさんが作った腕輪にセンジュ君と私が付与をしておく。
医療用なので宝石の色を分けたのだ。
女性は赤やピンクと言った色合いで、男性は青やグリーンの色合いにした。
そっちの方が分かりやすいと言うのもある。
それに、一般的に女性が着けやすい色だから目立たないと言うのもあるし宝石も小さく腕輪も細い。
何かと一緒に付けていても問題は無いようにしているのが女性用で、男性用も同じように何かと付けていても問題ないように、致していても邪魔にならないように作ったそうだ。
「しかし【避妊付与】のアクセサリーか。ユリは必要ないだろうに」
「えーっと」
そう言う訳にはいかないんだよなぁ……とお父様の言葉に言葉を詰まらせていると――。
「何を言う。ユリの仕事量を考えたら当たり前じゃて」
「「「「お爺ちゃん!」」」」
「「お爺ちゃん!? これが!?」」
久々にお爺ちゃんが帰ってきて私の胸に飛び込んできた。
随分と小さくなった気がする。嗚呼、お爺ちゃんっ!!
「ユリの仕事言うてみ?」
「週1~2の冒険者ギルドでのアイテム生成」
「月1の商業ギルドへのアイテム生成」
「週1の製薬ギルドへの納品」
「ラフィの製薬の先生に」
「商品のアイディアだしに」
「毎日数回の倉庫見回りとアイテム生成と」
「家に帰ってからのポーション瓶作り」
「どうじゃ? これらの仕事毎回やっとるんじゃぞ。避妊せなんだったらユリも腹の子も持たんわ」
「「「「確かに」」」」
「仕事量が多すぎるんじゃ! どれもこれもスタンピードが悪いんじゃあああ!! 鉄の国サカマル帝国め、この恨み何時か晴らすぞぉぉぉお!!」
と、駄々っ子になってしまったお爺ちゃん、余程お疲れなのだと思いケーキを出す前にササッとタブレットを開いてカップケーキを購入すると、スプーンも一緒についてきたので開けてカップケーキをすくってお口に入れてモグモグさせてあげた。
「どう? 美味しい?」
「ユリ……ユリ~~~!!」
「ええ! お爺ちゃんたちのユリですよ」
胸に飛びついて頬ずりするお爺ちゃんが可愛い。
タキも「オツカレナンダネ」と優しくなでていた。
「でも、お爺ちゃんのお陰で怪我人も少なかったと聞いているわ。ありがとうお爺ちゃん」
「ハッ! そうじゃ、タキの分裂したのがな、王城で今怪我人を見てておってな。そろそろ帰って来る筈じゃ」
「王城で?」
「タダイマ!! ツカレチャッタネ! アマイノ ホシイヨ!」
「オツカレ! ボク!」
「アマイノ タベヨウ!」
そう言って一匹のタキに戻ると、私は【お取り寄せ】でカップケーキを買ってあげた。
スタンピードの中痩せてしまう程頑張った二匹を労う為まずはカップケーキだ。
せっせと運びながらお爺ちゃんとタキに食べさせると、少し満足したのかホッとしている。
「今日は存分に甘えるぞい」
「タキモ」
「あらあら」
「それから、鉱石の国ノシュマン王国と宝石の国ダイヤ王国の魔物討伐隊がユリに礼を言いたいそうじゃ。明日城に来てもらえるかのう?」
「それは構いませんが。エンジュさんも来て貰える?」
「分かった」
「鉄の国サカマル帝国はワシ等の忠告を無視して瀕死の重傷に死傷者も多いが、二つの国は何とかなっておる。その礼を言いたいそうじゃ」
「分かったわ」
「チョロット オレイ イワレテ カエレバイイヨ」
「そうね、そうするわ」
こうして明日朝一番に王城にいくことになったのだけれど、馬車に乗って一号店に戻り、ご飯を作って久々の私の作ったご飯に満足したお爺ちゃん達。
でもこれで終わりではないのだ。
そう、此処からは――。
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