73 / 106
73 順調に上げている【彫刻師】だけれど――……。
しおりを挟む
今日も食事はセンジュ君に頼むことになりそうだと言うと「任せて下さい」と笑顔で言われ、
家に到着すると、まずはドマとタキちゃんを連れて服を選ぶ事となり、子供用作務衣の夏用を購入して速乾吸収の付与をして着替えを整えたのは言うまでもない。
子供用肌着は【お取り寄せ】で速乾吸収な上にひんやりするのを購入し、草履も購入した。
「洋服はこの辺りで良さそうかしら? 着替えは生活魔法が私とセンジュ君とタキちゃんが使えるから、『お洗濯するよー』って言ったら出してね」
「はい」
「木材は何でもいいから一つ切っておいてくれる? 切ったら呼びに来てね」
「はーい」
そう言うと新しい草履を履いてスギは箱庭に入り、5分もしないうちに呼びに来た為私達も中に入ると、桜の木が綺麗に切られて枝も無く切り揃えられていた。
これも彫刻師のスキルだそうで、それに『速乾付与』を付けると直ぐに木は乾いた。
それを10cm間隔で切って欲しいと伝えると、一気にブロックが出来上がる。
彫刻師凄いじゃない!?
「これでハズレスキルは無いわ。充分使えるスキルよ!」
「そう、ですか?」
「えへへ」
「後はこれをアイテムボックスに収納してっと。じゃあ戻りましょうか」
こうして木もゲットできたし外に出ると、丁度晩御飯の時間になり、今日は親子丼に味噌汁と言う料理だった。
「冷蔵庫のチェックを忘れてまして」
「私も忘れてたわ。後で沢山入れて置くわね」
「すみません姉上」
「あと、ユリちゃんには悪いが何時ものを後で頼みます」
「了解です」
と、カシュールさんにポーション瓶もお願いされ、ご飯を食べ終わってから作りに行くことになり、机をもう一つ【お取り寄せ】で増やしての食事となった。
スギは親子丼を食べるのは初めてだったようで「美味しい!」と叫んでシッカリ食べていたし、氷の入ったお茶に感動もしていた。
「スギの部屋と、もう一人追加になる方の部屋は此方の方に作りましょうか」
「そうね、後で本宅というか、こちらに【お取り寄せ】でベッドとかは用意するわ」
「じゃあご飯食べ終わったら魔道具店に行って、部屋を涼しくする魔道具を二個追加で買ってくるから、父上はスギに俺達が付けてるネックレスを作ってあげて。付与はセンジュに任せる」
「分かりました」
「ん、用意しよう」
「明日スギも二号店に来て貰って、木材を出しておくからスキル上げね」
「はい、頑張ります!」
「私もスキル上げしてるの、二人で頑張ろうね」
「うん! ラフィお姉ちゃん!」
こうして更に賑やかになった家でご飯をシッカリ食べた後は、タキちゃんは分裂して男性の洗濯物と女性の洗濯物、そして食器の片付けの為、センジュ君の手伝いにと動き回り、各自やるべき事の為に走って行き、私は一匹のタキちゃんと一緒にポーション瓶を大量に昨日と同じ量だけだし、その後スギの部屋となる場所で【お取り寄せ】でベッドを購入し、着替えを入れて置く棚も購入した。
組み立てはドマがしてくれた為、真新しいベッドにベッドパットに枕に布団と言うのが嬉しいらしく、全ての設置が終わるとベッドに飛び乗って喜んでいるスギが可愛かった。
それから程なくして部屋を涼しくするアイテムが届き、更に【体感温度が下がる付与】と【身体を若干冷やす冷風付与】のついたネックレスをスギの首に掛けて「涼しく感じる!」と喜ぶスギにお父様達も微笑んでいた。
家に小さい子がいると随分と賑やかになっていいわね。
最後にもう一人追加になる女性の部屋にベッドと棚を設置して置けば後は完成。
男性陣は先にお風呂へと行って貰い、女性陣である私とラフィはその間お茶を飲みつつ談話する事となった。
「ユリお姉ちゃんって何時も忙しくしてるのね。ビックリしちゃった」
「そうね……特にスタンピードが起きてからはとても忙しいわ」
「次に来る女性……女性払いされた人なのよね」
「そうね……」
「私も女の子だけの学校に通ってたんだけど、女性は何時かお金になる覚悟をしておけって習ったわ」
「本当に最低ね」
「他国に来て初めてそれが異常だって知って驚いたもの」
「カシュールさんがいいお父さんで良かったわね」
「ふふふ、お父さんとお母さん恋愛結婚だったの」
「なるほど、それで」
「お母さんは流行り病で亡くなったけど、絶対再婚なんてしないって言い張っていたわ。ねぇお姉ちゃん、なんでお守りが作りたいの?」
その問いに、私のいた世界ではお守りが当たり前にあったことを伝えると、とても驚かれたし、そう言ったお守りがあるだけで大分心持も違うのだと伝えると、私が上げたお守りを握って「凄く分かる」と笑った。
「それにドマに聞いたら、【命の花びら】の劣化品だけど、【身代わりの雫】っていうのが作れるのが彫刻師らしいの」
「【身代わりの雫】?」
「一度だけ死にそうになったり、危険になった瞬間に身代わりになってくれるアイテムなんですって」
「へ――!! そういうのあるんだ、全然知らなった!」
「【命の花びら】は高額だけど、【身代わりの雫】はスキル2から作れるらしいのね。だからスキル上げで沢山作って貰って一号店で売ろうかなって思ってるの」
「うんうん」
「常に身につけていないといけないアクセサリーとは違って、鞄とか持ち歩ける物に付けて行けばいいんですって」
「便利だね」
「紐は私が【お取り寄せ】で付けられるし、問題ないかなって」
「知らないスキルの話も一杯なんだぁ……この国に来て世界がとても広がったもの」
「それはとても良い事ね」
そう会話をしていると男性陣が湯上りサッパリで上がってきて、氷の入ったお茶を冷蔵庫から出すとコップを用意して皆さん飲み始めた為、「次女性陣行きまーす」と伝えてからラフィと一緒に温泉へと向かった。
大きな月明かりで道も照らされて良く見える。
ラフィと一緒に服を脱いで身体を洗ってから温泉に入ると、二人して「「あ――……」」と声が出た。
「うん、これは気持が良い」
「生理の時に入れないのが残念なくらいね」
「でもこの温泉って何時も清潔なのかな?」
「そこは鑑定したけど、常に綺麗な温泉らしいわ」
「良かった」
肩まで使って足を伸ばしてゆったり入る温泉時間……。
しかも露天風呂……。
タキちゃんも温泉で泳いでるし気持ちがいいのかな。
あーでも、【箱庭師】と【彫刻師】が来たって事は、私の【ものまね師】でも使えるようになってるんだろうな……封印しておこう。
必要に迫られたらオープンするってことで。
「いいお湯だった」
「そろそろ上がって寝ようか」
こうして温泉も満喫し、着替えを済ませて下駄を履いて戻り、その日はゆったりと眠りについた翌日――。
私は二号店についてからスギに木材を渡してスキル上げをして貰っている間に、ドマと一緒に冒険者ギルドに行ってアイテムを生成しながら午前中を過ごす。
ドマにも待っている間スキル上げをして貰っている為問題はない。
「スキル5になったら石にも彫刻が出来るようになるみたいですね」
「石か……貴金属じゃダメよね」
「まずは普通の石からが良いかと。もしくは宝石でしょうか……勿体ないですが」
「宝石や天然石からでいいんじゃないかしら」
「ああ、天然石がありましたね。まずはそこまでスキルを上げたいです」
「頑張ってね」
そう言いつつやっとアイテム生成が終わり、ドナンさんが昼前にやってくると鑑定でしっかりと個数を見て貰い、納品書を受け取って支払いは銀行に振り込んでもらう事になった。
その帰りに商業ギルドに寄ってレイルさんに事情を話し、明日には建築スキルを持っている人たちを派遣して貰えることになりホッと安堵する。
後は二号店に戻って二階にいるラフィとスギたちの元に帰る前にアイテム補充を行って帰ると――。
「ユリお姉ちゃん聞いて~! ぼく彫刻師スキル2になった!!」
「おめでとう!! でも、もう少し集中して作らないと【身代わりの雫】は作れそうにないわね……」
「集中力はあるみたいなんだけど、数を作ってスキルを上げるって感じみたいなの」
「彫刻師はまず数を作ってスキルを上げるのは確かなんです。なので【身代わりの雫】は大体石で作られますね」
「木では作らないのね」
「そうですね。ただ彫刻師は他のスキルより最初はスキルが上がりやすく、石でスキルを上げる5からが本番と言われています。7からは銅メインになるかと」
「なるほど。付けれる付与は?」
「レベル5から全ての付与は付けれますね。なので5までは兎に角数を作る作業になります」
「木材が沢山いるわね」
「ぼく、木をきってこようか?」
「ええ、私も行くから2本くらい切って貰える?」
「わかった」
こうしてスギの箱庭に入らせて貰い、ヒノキを2本ドーンと切り倒したスギに若干驚きつつ、速乾付与を行い10センチ間隔に切り刻んで貰う。
それをアイテムボックスに入れて外に出ると、また段ボール一杯に木を入れて、皆でスキル上げして貰いながら、私は製薬ギルドに納めるアイテムを作って行く。
午後はそんな感じで時間を過ごし、ドマは彫刻スキル4へ、スギは彫刻スキル3へ早くも上がる頃、一日の作業が終わった。
後は掃除をタキちゃん達にして貰いながら私はドマに付き添って貰い各倉庫への必要な物を生成していくと、やっと一日が終わる感じがしつつ二号店の二階に戻り、連絡事項を受ける。すると――。
家に到着すると、まずはドマとタキちゃんを連れて服を選ぶ事となり、子供用作務衣の夏用を購入して速乾吸収の付与をして着替えを整えたのは言うまでもない。
子供用肌着は【お取り寄せ】で速乾吸収な上にひんやりするのを購入し、草履も購入した。
「洋服はこの辺りで良さそうかしら? 着替えは生活魔法が私とセンジュ君とタキちゃんが使えるから、『お洗濯するよー』って言ったら出してね」
「はい」
「木材は何でもいいから一つ切っておいてくれる? 切ったら呼びに来てね」
「はーい」
そう言うと新しい草履を履いてスギは箱庭に入り、5分もしないうちに呼びに来た為私達も中に入ると、桜の木が綺麗に切られて枝も無く切り揃えられていた。
これも彫刻師のスキルだそうで、それに『速乾付与』を付けると直ぐに木は乾いた。
それを10cm間隔で切って欲しいと伝えると、一気にブロックが出来上がる。
彫刻師凄いじゃない!?
「これでハズレスキルは無いわ。充分使えるスキルよ!」
「そう、ですか?」
「えへへ」
「後はこれをアイテムボックスに収納してっと。じゃあ戻りましょうか」
こうして木もゲットできたし外に出ると、丁度晩御飯の時間になり、今日は親子丼に味噌汁と言う料理だった。
「冷蔵庫のチェックを忘れてまして」
「私も忘れてたわ。後で沢山入れて置くわね」
「すみません姉上」
「あと、ユリちゃんには悪いが何時ものを後で頼みます」
「了解です」
と、カシュールさんにポーション瓶もお願いされ、ご飯を食べ終わってから作りに行くことになり、机をもう一つ【お取り寄せ】で増やしての食事となった。
スギは親子丼を食べるのは初めてだったようで「美味しい!」と叫んでシッカリ食べていたし、氷の入ったお茶に感動もしていた。
「スギの部屋と、もう一人追加になる方の部屋は此方の方に作りましょうか」
「そうね、後で本宅というか、こちらに【お取り寄せ】でベッドとかは用意するわ」
「じゃあご飯食べ終わったら魔道具店に行って、部屋を涼しくする魔道具を二個追加で買ってくるから、父上はスギに俺達が付けてるネックレスを作ってあげて。付与はセンジュに任せる」
「分かりました」
「ん、用意しよう」
「明日スギも二号店に来て貰って、木材を出しておくからスキル上げね」
「はい、頑張ります!」
「私もスキル上げしてるの、二人で頑張ろうね」
「うん! ラフィお姉ちゃん!」
こうして更に賑やかになった家でご飯をシッカリ食べた後は、タキちゃんは分裂して男性の洗濯物と女性の洗濯物、そして食器の片付けの為、センジュ君の手伝いにと動き回り、各自やるべき事の為に走って行き、私は一匹のタキちゃんと一緒にポーション瓶を大量に昨日と同じ量だけだし、その後スギの部屋となる場所で【お取り寄せ】でベッドを購入し、着替えを入れて置く棚も購入した。
組み立てはドマがしてくれた為、真新しいベッドにベッドパットに枕に布団と言うのが嬉しいらしく、全ての設置が終わるとベッドに飛び乗って喜んでいるスギが可愛かった。
それから程なくして部屋を涼しくするアイテムが届き、更に【体感温度が下がる付与】と【身体を若干冷やす冷風付与】のついたネックレスをスギの首に掛けて「涼しく感じる!」と喜ぶスギにお父様達も微笑んでいた。
家に小さい子がいると随分と賑やかになっていいわね。
最後にもう一人追加になる女性の部屋にベッドと棚を設置して置けば後は完成。
男性陣は先にお風呂へと行って貰い、女性陣である私とラフィはその間お茶を飲みつつ談話する事となった。
「ユリお姉ちゃんって何時も忙しくしてるのね。ビックリしちゃった」
「そうね……特にスタンピードが起きてからはとても忙しいわ」
「次に来る女性……女性払いされた人なのよね」
「そうね……」
「私も女の子だけの学校に通ってたんだけど、女性は何時かお金になる覚悟をしておけって習ったわ」
「本当に最低ね」
「他国に来て初めてそれが異常だって知って驚いたもの」
「カシュールさんがいいお父さんで良かったわね」
「ふふふ、お父さんとお母さん恋愛結婚だったの」
「なるほど、それで」
「お母さんは流行り病で亡くなったけど、絶対再婚なんてしないって言い張っていたわ。ねぇお姉ちゃん、なんでお守りが作りたいの?」
その問いに、私のいた世界ではお守りが当たり前にあったことを伝えると、とても驚かれたし、そう言ったお守りがあるだけで大分心持も違うのだと伝えると、私が上げたお守りを握って「凄く分かる」と笑った。
「それにドマに聞いたら、【命の花びら】の劣化品だけど、【身代わりの雫】っていうのが作れるのが彫刻師らしいの」
「【身代わりの雫】?」
「一度だけ死にそうになったり、危険になった瞬間に身代わりになってくれるアイテムなんですって」
「へ――!! そういうのあるんだ、全然知らなった!」
「【命の花びら】は高額だけど、【身代わりの雫】はスキル2から作れるらしいのね。だからスキル上げで沢山作って貰って一号店で売ろうかなって思ってるの」
「うんうん」
「常に身につけていないといけないアクセサリーとは違って、鞄とか持ち歩ける物に付けて行けばいいんですって」
「便利だね」
「紐は私が【お取り寄せ】で付けられるし、問題ないかなって」
「知らないスキルの話も一杯なんだぁ……この国に来て世界がとても広がったもの」
「それはとても良い事ね」
そう会話をしていると男性陣が湯上りサッパリで上がってきて、氷の入ったお茶を冷蔵庫から出すとコップを用意して皆さん飲み始めた為、「次女性陣行きまーす」と伝えてからラフィと一緒に温泉へと向かった。
大きな月明かりで道も照らされて良く見える。
ラフィと一緒に服を脱いで身体を洗ってから温泉に入ると、二人して「「あ――……」」と声が出た。
「うん、これは気持が良い」
「生理の時に入れないのが残念なくらいね」
「でもこの温泉って何時も清潔なのかな?」
「そこは鑑定したけど、常に綺麗な温泉らしいわ」
「良かった」
肩まで使って足を伸ばしてゆったり入る温泉時間……。
しかも露天風呂……。
タキちゃんも温泉で泳いでるし気持ちがいいのかな。
あーでも、【箱庭師】と【彫刻師】が来たって事は、私の【ものまね師】でも使えるようになってるんだろうな……封印しておこう。
必要に迫られたらオープンするってことで。
「いいお湯だった」
「そろそろ上がって寝ようか」
こうして温泉も満喫し、着替えを済ませて下駄を履いて戻り、その日はゆったりと眠りについた翌日――。
私は二号店についてからスギに木材を渡してスキル上げをして貰っている間に、ドマと一緒に冒険者ギルドに行ってアイテムを生成しながら午前中を過ごす。
ドマにも待っている間スキル上げをして貰っている為問題はない。
「スキル5になったら石にも彫刻が出来るようになるみたいですね」
「石か……貴金属じゃダメよね」
「まずは普通の石からが良いかと。もしくは宝石でしょうか……勿体ないですが」
「宝石や天然石からでいいんじゃないかしら」
「ああ、天然石がありましたね。まずはそこまでスキルを上げたいです」
「頑張ってね」
そう言いつつやっとアイテム生成が終わり、ドナンさんが昼前にやってくると鑑定でしっかりと個数を見て貰い、納品書を受け取って支払いは銀行に振り込んでもらう事になった。
その帰りに商業ギルドに寄ってレイルさんに事情を話し、明日には建築スキルを持っている人たちを派遣して貰えることになりホッと安堵する。
後は二号店に戻って二階にいるラフィとスギたちの元に帰る前にアイテム補充を行って帰ると――。
「ユリお姉ちゃん聞いて~! ぼく彫刻師スキル2になった!!」
「おめでとう!! でも、もう少し集中して作らないと【身代わりの雫】は作れそうにないわね……」
「集中力はあるみたいなんだけど、数を作ってスキルを上げるって感じみたいなの」
「彫刻師はまず数を作ってスキルを上げるのは確かなんです。なので【身代わりの雫】は大体石で作られますね」
「木では作らないのね」
「そうですね。ただ彫刻師は他のスキルより最初はスキルが上がりやすく、石でスキルを上げる5からが本番と言われています。7からは銅メインになるかと」
「なるほど。付けれる付与は?」
「レベル5から全ての付与は付けれますね。なので5までは兎に角数を作る作業になります」
「木材が沢山いるわね」
「ぼく、木をきってこようか?」
「ええ、私も行くから2本くらい切って貰える?」
「わかった」
こうしてスギの箱庭に入らせて貰い、ヒノキを2本ドーンと切り倒したスギに若干驚きつつ、速乾付与を行い10センチ間隔に切り刻んで貰う。
それをアイテムボックスに入れて外に出ると、また段ボール一杯に木を入れて、皆でスキル上げして貰いながら、私は製薬ギルドに納めるアイテムを作って行く。
午後はそんな感じで時間を過ごし、ドマは彫刻スキル4へ、スギは彫刻スキル3へ早くも上がる頃、一日の作業が終わった。
後は掃除をタキちゃん達にして貰いながら私はドマに付き添って貰い各倉庫への必要な物を生成していくと、やっと一日が終わる感じがしつつ二号店の二階に戻り、連絡事項を受ける。すると――。
109
お気に入りに追加
2,131
あなたにおすすめの小説
妹だけを可愛がるなら私はいらないでしょう。だから消えます……。何でもねだる妹と溺愛する両親に私は見切りをつける。
しげむろ ゆうき
ファンタジー
誕生日に買ってもらったドレスを欲しがる妹
そんな妹を溺愛する両親は、笑顔であげなさいと言ってくる
もう限界がきた私はあることを決心するのだった
異世界キャンパー~無敵テントで気ままなキャンプ飯スローライフ?
夢・風魔
ファンタジー
仕事の疲れを癒すためにソロキャンを始めた神楽拓海。
気づけばキャンプグッズ一式と一緒に、見知らぬ森の中へ。
落ち着くためにキャンプ飯を作っていると、そこへ四人の老人が現れた。
彼らはこの世界の神。
キャンプ飯と、見知らぬ老人にも親切にするタクミを気に入った神々は、彼に加護を授ける。
ここに──伝説のドラゴンをもぶん殴れるテントを手に、伝説のドラゴンの牙すら通さない最強の肉体を得たキャンパーが誕生する。
「せっかく異世界に来たんなら、仕事のことも忘れて世界中をキャンプしまくろう!」
婚約破棄されたので四大精霊と国を出ます
今川幸乃
ファンタジー
公爵令嬢である私シルア・アリュシオンはアドラント王国第一王子クリストフと政略婚約していたが、私だけが精霊と会話をすることが出来るのを、あろうことか悪魔と話しているという言いがかりをつけられて婚約破棄される。
しかもクリストフはアイリスという女にデレデレしている。
王宮を追い出された私だったが、地水火風を司る四大精霊も私についてきてくれたので、精霊の力を借りた私は強力な魔法を使えるようになった。
そして隣国マナライト王国の王子アルツリヒトの招待を受けた。
一方、精霊の加護を失った王国には次々と災厄が訪れるのだった。
※「小説家になろう」「カクヨム」から転載
※3/8~ 改稿中
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
わがまま姉のせいで8歳で大聖女になってしまいました
ぺきぺき
ファンタジー
ルロワ公爵家の三女として生まれたクリスローズは聖女の素質を持ち、6歳で教会で聖女の修行を始めた。幼いながらも修行に励み、周りに応援されながら頑張っていたある日突然、大聖女をしていた10歳上の姉が『妊娠したから大聖女をやめて結婚するわ』と宣言した。
大聖女資格があったのは、その時まだ8歳だったクリスローズだけで…。
ー---
全5章、最終話まで執筆済み。
第1章 6歳の聖女
第2章 8歳の大聖女
第3章 12歳の公爵令嬢
第4章 15歳の辺境聖女
第5章 17歳の愛し子
権力のあるわがまま女に振り回されながらも健気にがんばる女の子の話を書いた…はず。
おまけの後日談投稿します(6/26)。
番外編投稿します(12/30-1/1)。
作者の別作品『人たらしヒロインは無自覚で魔法学園を改革しています』の隣の国の昔のお話です。
聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います
登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」
「え? いいんですか?」
聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。
聖女となった者が皇太子の妻となる。
そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。
皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。
私の一番嫌いなタイプだった。
ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。
そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。
やった!
これで最悪な責務から解放された!
隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。
そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。
なんだって? 俺を追放したSS級パーティーが落ちぶれたと思ったら、拾ってくれたパーティーが超有名になったって?
名無し
ファンタジー
「ラウル、追放だ。今すぐ出ていけ!」
「えっ? ちょっと待ってくれ。理由を教えてくれないか?」
「それは貴様が無能だからだ!」
「そ、そんな。俺が無能だなんて。こんなに頑張ってるのに」
「黙れ、とっととここから消えるがいい!」
それは突然の出来事だった。
SSパーティーから総スカンに遭い、追放されてしまった治癒使いのラウル。
そんな彼だったが、とあるパーティーに拾われ、そこで認められることになる。
「治癒魔法でモンスターの群れを殲滅だと!?」
「え、嘘!? こんなものまで回復できるの!?」
「この男を追放したパーティー、いくらなんでも見る目がなさすぎだろう!」
ラウルの神がかった治癒力に驚愕するパーティーの面々。
その凄さに気が付かないのは本人のみなのであった。
「えっ? 俺の治癒魔法が凄いって? おいおい、冗談だろ。こんなの普段から当たり前にやってることなのに……」
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる