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65 製薬ギルドでの話と、教師にならないかと言うお誘いと、ラフィリアを弟子にしたい私と。
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「ユリは仕事魔じゃからな」
「ユリ オシゴト ダイスキダカラネ」
「心労で俺の方が大変です」
「心落ち着かせるアイテム作る?」
「既に持ってますから!」
というやり取りをしながらポーション瓶を鼻歌交じりに歌いながら作り、朝からアイテム作成に精を出したのは言うまでもない。
さて、午後はちょっと本気で行かないとね!
お昼ご飯を軽く全員で食べ終わってから、私は製薬ギルドへと馬車で向かった。
中に入ると「ギルドマスターはどちらに?」と問い掛けると奥の部屋にいるという事だったのでそちらへと向かう。
ノックをし「お入り」と言われ部屋に入ると、大きな溜息をしながら椅子に座るギルドマスター。
「今朝ね、鉄の国サカマル帝国の製薬ギルドマスターが死んだって言う連絡が来たのさ。しかも一族全員干からびて死んでいたらしい」
「……その事でお話が」
「ん?」
そう言うと、夫の従姉妹が鉄の国サカマル帝国のギルドマスターの孫に虐められていた事。
そしてそのギルドマスターが【呪われの壺】を従姉妹に飲ませる為に作っていた事、それを【暁の光】を作って朝に呪詛返しをした事を語った。
するとギルマスは「アイツはなんてことを……」と首を横に振り、溜息を吐いて「分かった。製薬ギルドマスター全員にその事は伝えよう。とても許せる事ではない」と語ってくれた。
「そんな事より、アンタに頼んだ中級ポーションに上級ポーションは出来上がって持ってきたのかい? それに他にもあるだろう?」
「持って来てます。一応ご報告も兼ねてでしたので【破損部位修復ポーション】の方は余り数はありませんが」
「どれ、見せてみな」
「どちらで見せましょうか?」
「ああ、応接室に行こう。【破損部位修復ポーション】なんて外では見せられないからね」
「分かりました」
そう言うと隣の応接室に向かい、そちらの床にまずは【中級ポーション5000個】【上級ポーション5000個】をドンと置いた。
続けて【破損部位修復ポーション】を300個程置くと「へぇ……?」と感心したように口にする。
「どれも品質いいねぇ。しっかりとした売り物として出来てる。破損部位修復ポーションなんて随分と作った物だねぇ」
「破損部位修復ポーションを作りながら、一度作り終えたら別の中級ポーションや上級ポーションを挟んで、更に破損部位修復ポーションと繰り返していたので、数も多く用意できていて良かったです」
「アンタ、そういやユリって名前だったね。気に入ったよ。あたしゃここのギルドマスターのサヤだ。皆からはサヤばーさんって呼ばれてるね」
「ではサヤお婆ちゃんの方が良さそうですね」
「ははは! 好きに呼びな。まぁ、アタシも鉄の国サカマル帝国出身さ。サカマル帝国は鉄も有名だが製薬を作るのも有名でね。作った薬は他国に輸出もされていたが、製薬ギルドが出来て広がると作れる奴には作り方も教える。集中力のいる仕事だが、その集中力を磨く事もしなくちゃならない。親から子に教えるのが普通だが、それが出来ない所ではギルドで教えていたりするよ」
「ギルドが学校になるんですね」
まさかギルドで授業をしているとは思わなかった。
私が教えなくともラフィリアちゃんは此処で習った方がとも思ったが、今日の朝の様子を見る限り難しいのかも知れない。
「アンタの所で困ってる子がいたら教えてやるけど、アンタは他人に教えられるかい?」
「難しいです……一人生徒のように弟子を持とうかとは思ってますが」
「ふむ、それが上手く行ったらアンタを講師として雇おうかと思っていたんだがね。考えて置いてくれ」
「分かりました。でも私は色々仕事も掛け持ちしているので手がいっぱいなので無理かもしれません」
「そうかい。まぁ弟子の一人が無事出来上がれば文句は言わない。頑張りな」
「ありがとう御座います」
「代金は受付で貰っておくんだよ」
こうしてサヤお婆ちゃんがギルド員を呼ぶと、今回の私が持ってきた量を見てギョッとしていたけれど、シッカリ数えてくれたようで代金を銀行に振り込んでもらう事にした。
随分と銀行にも行けてないけど、今幾らくらい貯金があるのか見当もつかない。
「一度銀行に行ってきたいけど、まだ貴族たちには……」
「銀行は諦めて下さい。お金が必要でしたら受け取ればいいんですから」
「そうよね……。貴族問題はまだ解決はしてない感じかしら?」
「解決していたら俺は此処にはいません……一緒に居たいですが」
「なら、まだまだ貴族問題が続いて良いかも知れないわね。私もドマがいるのが当たり前になって、いないと落ち着かないと思うわ」
「嬉しいです姉様!」
「さ、一旦付与ギルドに寄ってから二号店に戻りましょう」
そう言うと馬車に乗り込み付与ギルドに寄る事になった。
「速乾付与」を使う為に許可を貰うのだ。
後はやる事は各場所の必要なアイテムを入れ込んでのいつも通りの作業。
あとは――ラフィリアちゃんを弟子に迎えること、ドマはどう思ってるのかしら?
「ドマは私がラフィリアちゃんを製薬関係で弟子にしようと思ってる事どう思う?」
「そうだろうなとは思ってましたが、否定はしません。ただ、アレが妹になるのだけは勘弁です」
「あら、元の性格に戻ったラフィリアちゃん可愛いわよ?」
「むう……。絶対姉様を裏切らないという点においては信用できます。今はそれしか言えません。何せ最初の出会いからして諸々最悪でしたから。寧ろ姉様があの子を受け入れられる方が凄いです」
「反抗期の娘を持つ親って大変なんだろうなって、ある意味経験出来たと思ってるわ」
「全く……姉様らしい」
そう話しているうちに付与ギルドに到着し、付与ギルドにてセンジュ君が作った【速乾付与】を借りたいと申請を出し、私ならセンジュ君の義理の姉なので直ぐ使えるようになるだろうという事で許可が下りた。
毎月銀行で使用料としてお金を卸して貰う事になり、ホッと安堵する。
これでラフィリアちゃんの服や下着、カシュールさんの服等も速乾吸収で何とかなりそう。
最後に裁縫ギルドに寄って、裁縫ギルドの横にある店から男性用の肌着6着と、女性用肌着を6着購入して二号店に帰る事になった。
「午後はあっちこっち回ったけど、これでドマの服にもラフィリアちゃんの服にも、カシュールさんの服にも付与が出来るわ」
「その為に【速乾付与】借りたんですね」
「ええ、それに、女の子だから色々お洒落楽しみたいじゃない?」
「姉様が着飾って可愛らしいのは良いんですが、その度に貴族以外の問題も出てきてそうで胃が痛いですよ」
「ユリはただでさえ可愛いからのう」
「イチドミタラ アタマニ ノコルヨネ」
「どういう事かしら?」
「ネコっぽい所が魅力的かと」
「むう……猫耳と尻尾でも付ける?」
「……それは、兄様が大変な事になるかと」
思わず目を閉じて語ったドマにハロウィンとかあったらするのにな……と思いながらクスクス笑い、無事二号店に到着してアイテムを補充してから二号店の二階に上がっていると終業のチャイムが鳴った。
今日は少し余裕を持って出来たかもしれない。
朝こそバタバタしたけれど、夕方は少しのんびり……みたいな。
従業員が全員帰り、皆からの報告と私からの報告も終わった所で、一つ私から提案をした。
「一つ提案なんですが良いでしょうか?」
「どうしたユリ」
「ええ、実は今我が家にお父様の義理のお兄様とその娘さんが来られていまして、娘さんの名前はラフィリアと言うのですが、私の製薬の弟子にしようと思っているんです」
「ラフィリアを?」
「弟子に……ですか?」
「製薬ギルドのサヤ様からも育ててみろと言われていまして、宜しいでしょうか?」
「という事は、此処に来られるという事ですわね?」
「ええ、ロザリオスさん。その通りです」
「分かりました。ご報告有難う御座います」
「こうなったら徹底的に教え込んでいこうかと。その為、出来上がったアイテムは場合に寄っては売りに出したりしても良いかなと思っているんです。暫くはスタンピードでアイテムも枯渇するでしょうから、お父様その辺りどうでしょう?」
「ふむ……ポーション等の販売か」
「無論難しければ製薬ギルドに卸します」
「それもアリだろうが、一号店で売るのも一つの手だろう。あそこはカシュールにも貸しているし、ポーションや薬売り場も一緒にあって問題はない」
「ありがとう御座います」
「棚が足りなくなれば改築致しますし、問題ないかと思いますよ」
と、センジュ君からも許可を貰い頑張って教えていこうとなった。
そして家に帰宅し、その事をお二人に伝えると――。
「ユリ オシゴト ダイスキダカラネ」
「心労で俺の方が大変です」
「心落ち着かせるアイテム作る?」
「既に持ってますから!」
というやり取りをしながらポーション瓶を鼻歌交じりに歌いながら作り、朝からアイテム作成に精を出したのは言うまでもない。
さて、午後はちょっと本気で行かないとね!
お昼ご飯を軽く全員で食べ終わってから、私は製薬ギルドへと馬車で向かった。
中に入ると「ギルドマスターはどちらに?」と問い掛けると奥の部屋にいるという事だったのでそちらへと向かう。
ノックをし「お入り」と言われ部屋に入ると、大きな溜息をしながら椅子に座るギルドマスター。
「今朝ね、鉄の国サカマル帝国の製薬ギルドマスターが死んだって言う連絡が来たのさ。しかも一族全員干からびて死んでいたらしい」
「……その事でお話が」
「ん?」
そう言うと、夫の従姉妹が鉄の国サカマル帝国のギルドマスターの孫に虐められていた事。
そしてそのギルドマスターが【呪われの壺】を従姉妹に飲ませる為に作っていた事、それを【暁の光】を作って朝に呪詛返しをした事を語った。
するとギルマスは「アイツはなんてことを……」と首を横に振り、溜息を吐いて「分かった。製薬ギルドマスター全員にその事は伝えよう。とても許せる事ではない」と語ってくれた。
「そんな事より、アンタに頼んだ中級ポーションに上級ポーションは出来上がって持ってきたのかい? それに他にもあるだろう?」
「持って来てます。一応ご報告も兼ねてでしたので【破損部位修復ポーション】の方は余り数はありませんが」
「どれ、見せてみな」
「どちらで見せましょうか?」
「ああ、応接室に行こう。【破損部位修復ポーション】なんて外では見せられないからね」
「分かりました」
そう言うと隣の応接室に向かい、そちらの床にまずは【中級ポーション5000個】【上級ポーション5000個】をドンと置いた。
続けて【破損部位修復ポーション】を300個程置くと「へぇ……?」と感心したように口にする。
「どれも品質いいねぇ。しっかりとした売り物として出来てる。破損部位修復ポーションなんて随分と作った物だねぇ」
「破損部位修復ポーションを作りながら、一度作り終えたら別の中級ポーションや上級ポーションを挟んで、更に破損部位修復ポーションと繰り返していたので、数も多く用意できていて良かったです」
「アンタ、そういやユリって名前だったね。気に入ったよ。あたしゃここのギルドマスターのサヤだ。皆からはサヤばーさんって呼ばれてるね」
「ではサヤお婆ちゃんの方が良さそうですね」
「ははは! 好きに呼びな。まぁ、アタシも鉄の国サカマル帝国出身さ。サカマル帝国は鉄も有名だが製薬を作るのも有名でね。作った薬は他国に輸出もされていたが、製薬ギルドが出来て広がると作れる奴には作り方も教える。集中力のいる仕事だが、その集中力を磨く事もしなくちゃならない。親から子に教えるのが普通だが、それが出来ない所ではギルドで教えていたりするよ」
「ギルドが学校になるんですね」
まさかギルドで授業をしているとは思わなかった。
私が教えなくともラフィリアちゃんは此処で習った方がとも思ったが、今日の朝の様子を見る限り難しいのかも知れない。
「アンタの所で困ってる子がいたら教えてやるけど、アンタは他人に教えられるかい?」
「難しいです……一人生徒のように弟子を持とうかとは思ってますが」
「ふむ、それが上手く行ったらアンタを講師として雇おうかと思っていたんだがね。考えて置いてくれ」
「分かりました。でも私は色々仕事も掛け持ちしているので手がいっぱいなので無理かもしれません」
「そうかい。まぁ弟子の一人が無事出来上がれば文句は言わない。頑張りな」
「ありがとう御座います」
「代金は受付で貰っておくんだよ」
こうしてサヤお婆ちゃんがギルド員を呼ぶと、今回の私が持ってきた量を見てギョッとしていたけれど、シッカリ数えてくれたようで代金を銀行に振り込んでもらう事にした。
随分と銀行にも行けてないけど、今幾らくらい貯金があるのか見当もつかない。
「一度銀行に行ってきたいけど、まだ貴族たちには……」
「銀行は諦めて下さい。お金が必要でしたら受け取ればいいんですから」
「そうよね……。貴族問題はまだ解決はしてない感じかしら?」
「解決していたら俺は此処にはいません……一緒に居たいですが」
「なら、まだまだ貴族問題が続いて良いかも知れないわね。私もドマがいるのが当たり前になって、いないと落ち着かないと思うわ」
「嬉しいです姉様!」
「さ、一旦付与ギルドに寄ってから二号店に戻りましょう」
そう言うと馬車に乗り込み付与ギルドに寄る事になった。
「速乾付与」を使う為に許可を貰うのだ。
後はやる事は各場所の必要なアイテムを入れ込んでのいつも通りの作業。
あとは――ラフィリアちゃんを弟子に迎えること、ドマはどう思ってるのかしら?
「ドマは私がラフィリアちゃんを製薬関係で弟子にしようと思ってる事どう思う?」
「そうだろうなとは思ってましたが、否定はしません。ただ、アレが妹になるのだけは勘弁です」
「あら、元の性格に戻ったラフィリアちゃん可愛いわよ?」
「むう……。絶対姉様を裏切らないという点においては信用できます。今はそれしか言えません。何せ最初の出会いからして諸々最悪でしたから。寧ろ姉様があの子を受け入れられる方が凄いです」
「反抗期の娘を持つ親って大変なんだろうなって、ある意味経験出来たと思ってるわ」
「全く……姉様らしい」
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これでラフィリアちゃんの服や下着、カシュールさんの服等も速乾吸収で何とかなりそう。
最後に裁縫ギルドに寄って、裁縫ギルドの横にある店から男性用の肌着6着と、女性用肌着を6着購入して二号店に帰る事になった。
「午後はあっちこっち回ったけど、これでドマの服にもラフィリアちゃんの服にも、カシュールさんの服にも付与が出来るわ」
「その為に【速乾付与】借りたんですね」
「ええ、それに、女の子だから色々お洒落楽しみたいじゃない?」
「姉様が着飾って可愛らしいのは良いんですが、その度に貴族以外の問題も出てきてそうで胃が痛いですよ」
「ユリはただでさえ可愛いからのう」
「イチドミタラ アタマニ ノコルヨネ」
「どういう事かしら?」
「ネコっぽい所が魅力的かと」
「むう……猫耳と尻尾でも付ける?」
「……それは、兄様が大変な事になるかと」
思わず目を閉じて語ったドマにハロウィンとかあったらするのにな……と思いながらクスクス笑い、無事二号店に到着してアイテムを補充してから二号店の二階に上がっていると終業のチャイムが鳴った。
今日は少し余裕を持って出来たかもしれない。
朝こそバタバタしたけれど、夕方は少しのんびり……みたいな。
従業員が全員帰り、皆からの報告と私からの報告も終わった所で、一つ私から提案をした。
「一つ提案なんですが良いでしょうか?」
「どうしたユリ」
「ええ、実は今我が家にお父様の義理のお兄様とその娘さんが来られていまして、娘さんの名前はラフィリアと言うのですが、私の製薬の弟子にしようと思っているんです」
「ラフィリアを?」
「弟子に……ですか?」
「製薬ギルドのサヤ様からも育ててみろと言われていまして、宜しいでしょうか?」
「という事は、此処に来られるという事ですわね?」
「ええ、ロザリオスさん。その通りです」
「分かりました。ご報告有難う御座います」
「こうなったら徹底的に教え込んでいこうかと。その為、出来上がったアイテムは場合に寄っては売りに出したりしても良いかなと思っているんです。暫くはスタンピードでアイテムも枯渇するでしょうから、お父様その辺りどうでしょう?」
「ふむ……ポーション等の販売か」
「無論難しければ製薬ギルドに卸します」
「それもアリだろうが、一号店で売るのも一つの手だろう。あそこはカシュールにも貸しているし、ポーションや薬売り場も一緒にあって問題はない」
「ありがとう御座います」
「棚が足りなくなれば改築致しますし、問題ないかと思いますよ」
と、センジュ君からも許可を貰い頑張って教えていこうとなった。
そして家に帰宅し、その事をお二人に伝えると――。
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