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48 王家の後ろ盾を得たけれど、貴族からの嫌がらせは止まらないようでして。
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四つの工場の足りない素材を入れ終わると本社に戻り、ロザリオスさん達に心配され祝われ大変だったけど、ドマを紹介すると「本当に姉弟みたいね!」と言われて微笑んだのは言う間でもない。
そして、その日の夜には【ガーネットのエンジュとユリが結婚した】【ユリの凄腕の弟が会いに来た】と言う話は人々に伝わり、尚且つ貴族にも伝わり、貴族たちの多くは地団駄を踏んだらしい――。
というのは、今目の前にいる国王陛下からのお言葉だ。
「貴族たちの悪い話は聞いている。ホムラ様とタキ様が何時暴れるかと生きた心地がしなかった……」
「そうじゃのう。腐りきった貴族の多さに呆れたわい。この国壊そうかのう?」
「待って下さい!! 必ず何とかします! それとユリ、君の後ろ盾に王家が付くことになった」
「おお、やっぱり王家が動きます?」
「当たり前だろう!? レジェンドモンスターを二匹も連れている君を王家が守らずにしてどうする!! この事は城中、そして商業ギルドを通して周囲に流すからね!」
「ありがとう御座います!」
「それで、隣の彼が君の弟かい」
「ええ、ドマと申します」
「お初にお目にかかります」
「ははは、よく似ている。しっかりとユリを守ってくれたまえ」
「心得ております」
こうして急な呼び出しだったが王家が後ろ盾になってくれるなら安心だ。
そもそも【ガーネット】は王家御用達店だし、魔物討伐隊御用達でもあるから、貴族も早々手を出せないのよね。
ただ、私に対してはレアスキルがあるという情報だけで動き回ったので、どれだけレアスキルが珍しいものなのか理解出来た。
ちなみに急な呼び出しだったが、まだ商品の数が出来上がっていない為持って来てはいない。
「しっかりと強い弟さんで良かった。帯刀しているという事は相当強いのだろう」
「そうですね」
「なら安心だ。悪い貴族はこの際叩きのめしてくれて構わん。私が許可を出す」
「「ありがとう御座います」」
「それと連絡があった貴族だが牢に入れている。もう身分も剥奪したし伯爵家もお取り潰しになった。貴族たちのいい見せしめにはなるだろう」
そう言われてホッとする。
【王家の後ろ盾に手を出せばこうなるぞ】という一例を作ったのだから貴族たちも早々アレコレ出来ないだろう。
また、【無理無謀な貴族の依頼は受けなくていい】という事にもなった。
これもありがたい。
「これで常識のある貴族が増えるといいんだけどね」
「全くですね」
「本当にそう思います」
「取り敢えず話は以上だ。すまなかったね」
「いえ、後ろ盾になって頂きありがとう御座います」
「まぁ、本当に成果を出したのなら、庇護してやってもよいぞ? その分王家も必死になる事じゃな」
「必ずや!!!!」
と、お爺ちゃんも私を守る事に対して一応の歩み寄りを見せてくれたので陛下はやる気を出した。
そして城を後にし、私はいつも通り冒険者ギルドへと向かう。
私が来るとモーゼのように道が開くが、ドナンさんは「結婚おめでとう!!」と大声で叫びつつ私とドマを連れて倉庫へと向かう。
「いや~昨日色々聞いた時はびっくりしたが、そうか、君がユリの弟のドナだね。見るからに闘気も強そうだ。申し分ない強さを持っているな!」
「ありがとう御座います」
「此処でユリには足りない鉱石を出して貰っているんだ。無論他の連中には内緒でね」
「分かりました。これからも是非バレる事のないようにお願いします」
「心得た」
「では幾つお出ししましょうか?」
「そうだな、一応1000個ずつお願い出来るかい?」
「分かりました。各種1000ですね。タキちゃん一緒にお願い出来る?」
「イイヨー」
こうしてドマに見守られながらアイテム生成していき、お昼前にはアイテムの補充が終わった頃ドナンさんがやってきてアイテムを確認後、お金を支払い私たちは馬車に乗って二号店へと向かう。
そして王家の盾を貰った事と、貴族の無理難題な依頼は受けなくて良いという許可を得た事を告げると、「それは助かるわ~~!」と嬉しそうだ。
「見て頂戴この依頼書の山」
「何ですこれ」
「全部貴族からの嫌がらせよ。全て陛下のお言葉を書いて送り返すわ。それと書類は全て王家に提出しますって書いてね」
「それは良いですね」
「痛い目をみればいいのよ。ふふふ♪」
ロザリオスさん相当ストレス溜まってるな……なんだか申し訳ない。
今の所城からの依頼を重点的に回すらしく、朝の会議でそれは決まったらしい。
必死に現在作成中で、一週間後にはある程度の品を持って行くことが可能になるそうで、私はその間ある程度暇になるのだけど、と思っていると、業者の方々がお見えになったそうで、工事が開始された。
「俺達がお宅の工事を担当しますんで、此処が終わったら家の方ですね」
「ああ、一号店ですね。お願いします」
暇かと思いきや現場を観察しながら、という仕事が出来た。
彼等は直ぐに開発所を作るべく囲いとなる壁を作ってくれて、開発部屋はそれなりに広く作ってくれるようだ。
正直開発部屋のオープンはどうかなと思っていた所だったので良かった。
涼しいけどやっぱりね。
内緒の話だってしたい訳ですし。
そう思いつつ小窓のついた部屋を作って行く様は見ていて気持ちが良い。
作り方は作り直しという事になるのでかなり難しいようだけど、そこは熟練さん。
はめ込み式の壁を作り丈夫さも実現しながらドアもシッカリ施錠出来るタイプのようだ。
アイテム棚の移動は中々大変そうだったけれど、そこは筋肉隆々の男性陣。
「よいしょー」という掛け声に合わせ全員で移動させていた。
やはり筋肉は全てを解決するのだろうか!!
「姉様、凄く真剣に見てますが」
「いえ、筋肉とは全てを解決するのかと……」
「俺も兄様もそこまで筋肉は無いですが……」
「妹がそう言っていたので」
「妹がいたんですか?」
「ええ、今は何処でどうしているやら分からないけど……。でも弟も欲しいと小さい頃母に頼んだけど、残念ながら」
「ふふ、俺が出来てよかったですね」
「そうね」
そう言って笑い合いつつ、その日の夕方には部屋は完成した。
どうやら後付けに部屋を作るのはとても時間が掛かるのだと改めて実感した感じだ。
「では明日は一号店の方に向かいますんで」
「分かりました」
「お疲れさまでした」
こうして皆さんが帰った頃、私はドマを連れて各倉庫を回る。
何時もの事だ。
倉庫に入って挨拶しながらアイテム補充を行い、それを全ての倉庫で行う。
本社の倉庫にアイテムを入れている所で就業のチャイムが鳴り、私もアイテムを入れ終えて外に出ると彫金師や付与師たちの「スキルが上がった」「まだ上がらない」なんて声を聞きつつ私もスキル上げしたいな~と思いながら歩いていると――。
「奥様」
「はい? ああ、テリーさん」
「ご結婚おめでとうございます。それと其方が奥様の弟さんですか」
「ええ、ドマと言います」
「初めまして」
「ドマさんはずっと奥様についていますが」
「ああ、この子強いので護衛を兼ねているんです。貴族たちが何やら不穏なのでお願いしたんですよ」
「そうだったんですね」
「姉様は何かと狙われやすいですからね」
「本当困るわね」
「やはり二人揃って鉄の国サカマル帝国の方だったんですね」
「「え?」」
「御着物も良くお似合いですし、黒髪は鉄の国サカマル帝国の象徴とも言えますからね」
「そうなんですね。医療用の付与は進んでますか?」
「ええ、恙なく。眼鏡とサングラスを重点的に今は作っている所です」
「それは良い事です。城からの依頼が兎に角多いのと、彫金師さんたちも欲しがってますからね」
「ええ、その為急ピッチで作業が進出ます」
思わず召喚されてきたのだと言えない為話をそらしたけれど、彫金師も目を良く使う為、目が悪くなりやすい。
その為エンジュさんとお父様ですら今は眼鏡を付けて過ごしている。
眼鏡とサングラスはこの国では必須アイテムになるのかも知れない。
「万年筆の方の進みは聞いていますか?」
「それは、」
「はいはーい、私万年筆作ってるサーニャです!」
そう言って元気よくきたのは若い彫金師のサーニャと言う女性で、ロザリオスさん曰くエンジュさんに色目を使っていた女性の一人だと聞いている。
「万年筆の生産は一日平均100本ですね。人数も多いんですけど、皆さん拘りがあるようで兎に角透明で綺麗で使い心地が良い物を! みたいな?」
「なるほど」
彫金師ならではの拘りなら時間が掛かるのも仕方ないのかも知れない。
ただ、目標の数にはまだまだ届かないのかな?
一応財務部に届けるだけの品は出来てそうだけれど。
「それよりー? 奥様の弟さんですよね?」
「そうですが?」
「ちょーイケメン! ちょータイプ!」
「ノーサンキューです」
「うわ、直ぐ振られた」
「遊んでるような女性は好みから外れます」
「うわ、遊んでるとバレた」
「ええ、そう言う匂いがしたので」
「え、男好きみたいな?」
「ですね。問題だけは起こさないようにしてください」
「はーい。では奥様またね~」
そう言って去っていたサーニャさん。
まぁ害が無ければ放置かなと思いつつ、二階に上がり皆の帰りを待ちつつ今日出来た開発部屋にいると――。
そして、その日の夜には【ガーネットのエンジュとユリが結婚した】【ユリの凄腕の弟が会いに来た】と言う話は人々に伝わり、尚且つ貴族にも伝わり、貴族たちの多くは地団駄を踏んだらしい――。
というのは、今目の前にいる国王陛下からのお言葉だ。
「貴族たちの悪い話は聞いている。ホムラ様とタキ様が何時暴れるかと生きた心地がしなかった……」
「そうじゃのう。腐りきった貴族の多さに呆れたわい。この国壊そうかのう?」
「待って下さい!! 必ず何とかします! それとユリ、君の後ろ盾に王家が付くことになった」
「おお、やっぱり王家が動きます?」
「当たり前だろう!? レジェンドモンスターを二匹も連れている君を王家が守らずにしてどうする!! この事は城中、そして商業ギルドを通して周囲に流すからね!」
「ありがとう御座います!」
「それで、隣の彼が君の弟かい」
「ええ、ドマと申します」
「お初にお目にかかります」
「ははは、よく似ている。しっかりとユリを守ってくれたまえ」
「心得ております」
こうして急な呼び出しだったが王家が後ろ盾になってくれるなら安心だ。
そもそも【ガーネット】は王家御用達店だし、魔物討伐隊御用達でもあるから、貴族も早々手を出せないのよね。
ただ、私に対してはレアスキルがあるという情報だけで動き回ったので、どれだけレアスキルが珍しいものなのか理解出来た。
ちなみに急な呼び出しだったが、まだ商品の数が出来上がっていない為持って来てはいない。
「しっかりと強い弟さんで良かった。帯刀しているという事は相当強いのだろう」
「そうですね」
「なら安心だ。悪い貴族はこの際叩きのめしてくれて構わん。私が許可を出す」
「「ありがとう御座います」」
「それと連絡があった貴族だが牢に入れている。もう身分も剥奪したし伯爵家もお取り潰しになった。貴族たちのいい見せしめにはなるだろう」
そう言われてホッとする。
【王家の後ろ盾に手を出せばこうなるぞ】という一例を作ったのだから貴族たちも早々アレコレ出来ないだろう。
また、【無理無謀な貴族の依頼は受けなくていい】という事にもなった。
これもありがたい。
「これで常識のある貴族が増えるといいんだけどね」
「全くですね」
「本当にそう思います」
「取り敢えず話は以上だ。すまなかったね」
「いえ、後ろ盾になって頂きありがとう御座います」
「まぁ、本当に成果を出したのなら、庇護してやってもよいぞ? その分王家も必死になる事じゃな」
「必ずや!!!!」
と、お爺ちゃんも私を守る事に対して一応の歩み寄りを見せてくれたので陛下はやる気を出した。
そして城を後にし、私はいつも通り冒険者ギルドへと向かう。
私が来るとモーゼのように道が開くが、ドナンさんは「結婚おめでとう!!」と大声で叫びつつ私とドマを連れて倉庫へと向かう。
「いや~昨日色々聞いた時はびっくりしたが、そうか、君がユリの弟のドナだね。見るからに闘気も強そうだ。申し分ない強さを持っているな!」
「ありがとう御座います」
「此処でユリには足りない鉱石を出して貰っているんだ。無論他の連中には内緒でね」
「分かりました。これからも是非バレる事のないようにお願いします」
「心得た」
「では幾つお出ししましょうか?」
「そうだな、一応1000個ずつお願い出来るかい?」
「分かりました。各種1000ですね。タキちゃん一緒にお願い出来る?」
「イイヨー」
こうしてドマに見守られながらアイテム生成していき、お昼前にはアイテムの補充が終わった頃ドナンさんがやってきてアイテムを確認後、お金を支払い私たちは馬車に乗って二号店へと向かう。
そして王家の盾を貰った事と、貴族の無理難題な依頼は受けなくて良いという許可を得た事を告げると、「それは助かるわ~~!」と嬉しそうだ。
「見て頂戴この依頼書の山」
「何ですこれ」
「全部貴族からの嫌がらせよ。全て陛下のお言葉を書いて送り返すわ。それと書類は全て王家に提出しますって書いてね」
「それは良いですね」
「痛い目をみればいいのよ。ふふふ♪」
ロザリオスさん相当ストレス溜まってるな……なんだか申し訳ない。
今の所城からの依頼を重点的に回すらしく、朝の会議でそれは決まったらしい。
必死に現在作成中で、一週間後にはある程度の品を持って行くことが可能になるそうで、私はその間ある程度暇になるのだけど、と思っていると、業者の方々がお見えになったそうで、工事が開始された。
「俺達がお宅の工事を担当しますんで、此処が終わったら家の方ですね」
「ああ、一号店ですね。お願いします」
暇かと思いきや現場を観察しながら、という仕事が出来た。
彼等は直ぐに開発所を作るべく囲いとなる壁を作ってくれて、開発部屋はそれなりに広く作ってくれるようだ。
正直開発部屋のオープンはどうかなと思っていた所だったので良かった。
涼しいけどやっぱりね。
内緒の話だってしたい訳ですし。
そう思いつつ小窓のついた部屋を作って行く様は見ていて気持ちが良い。
作り方は作り直しという事になるのでかなり難しいようだけど、そこは熟練さん。
はめ込み式の壁を作り丈夫さも実現しながらドアもシッカリ施錠出来るタイプのようだ。
アイテム棚の移動は中々大変そうだったけれど、そこは筋肉隆々の男性陣。
「よいしょー」という掛け声に合わせ全員で移動させていた。
やはり筋肉は全てを解決するのだろうか!!
「姉様、凄く真剣に見てますが」
「いえ、筋肉とは全てを解決するのかと……」
「俺も兄様もそこまで筋肉は無いですが……」
「妹がそう言っていたので」
「妹がいたんですか?」
「ええ、今は何処でどうしているやら分からないけど……。でも弟も欲しいと小さい頃母に頼んだけど、残念ながら」
「ふふ、俺が出来てよかったですね」
「そうね」
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本社の倉庫にアイテムを入れている所で就業のチャイムが鳴り、私もアイテムを入れ終えて外に出ると彫金師や付与師たちの「スキルが上がった」「まだ上がらない」なんて声を聞きつつ私もスキル上げしたいな~と思いながら歩いていると――。
「奥様」
「はい? ああ、テリーさん」
「ご結婚おめでとうございます。それと其方が奥様の弟さんですか」
「ええ、ドマと言います」
「初めまして」
「ドマさんはずっと奥様についていますが」
「ああ、この子強いので護衛を兼ねているんです。貴族たちが何やら不穏なのでお願いしたんですよ」
「そうだったんですね」
「姉様は何かと狙われやすいですからね」
「本当困るわね」
「やはり二人揃って鉄の国サカマル帝国の方だったんですね」
「「え?」」
「御着物も良くお似合いですし、黒髪は鉄の国サカマル帝国の象徴とも言えますからね」
「そうなんですね。医療用の付与は進んでますか?」
「ええ、恙なく。眼鏡とサングラスを重点的に今は作っている所です」
「それは良い事です。城からの依頼が兎に角多いのと、彫金師さんたちも欲しがってますからね」
「ええ、その為急ピッチで作業が進出ます」
思わず召喚されてきたのだと言えない為話をそらしたけれど、彫金師も目を良く使う為、目が悪くなりやすい。
その為エンジュさんとお父様ですら今は眼鏡を付けて過ごしている。
眼鏡とサングラスはこの国では必須アイテムになるのかも知れない。
「万年筆の方の進みは聞いていますか?」
「それは、」
「はいはーい、私万年筆作ってるサーニャです!」
そう言って元気よくきたのは若い彫金師のサーニャと言う女性で、ロザリオスさん曰くエンジュさんに色目を使っていた女性の一人だと聞いている。
「万年筆の生産は一日平均100本ですね。人数も多いんですけど、皆さん拘りがあるようで兎に角透明で綺麗で使い心地が良い物を! みたいな?」
「なるほど」
彫金師ならではの拘りなら時間が掛かるのも仕方ないのかも知れない。
ただ、目標の数にはまだまだ届かないのかな?
一応財務部に届けるだけの品は出来てそうだけれど。
「それよりー? 奥様の弟さんですよね?」
「そうですが?」
「ちょーイケメン! ちょータイプ!」
「ノーサンキューです」
「うわ、直ぐ振られた」
「遊んでるような女性は好みから外れます」
「うわ、遊んでるとバレた」
「ええ、そう言う匂いがしたので」
「え、男好きみたいな?」
「ですね。問題だけは起こさないようにしてください」
「はーい。では奥様またね~」
そう言って去っていたサーニャさん。
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