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43 王様たちへのプレゼンも終わり、またまた忙しくなり始めたけれど、結婚はどうするのかと聞かれてしまい。
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そうノヴァ様が仰ると、私はプレゼンを開始した。
「これは腕に着ける腕時計ですね。凄く作るのが大変なので、彫金レベル10ないと作れない代物になります。こちらは腕に付けたくない人が服のポケットに入れて使う懐中時計です」
「それは凄い」
「王族は使わないでしょうが、日々仕事に追われる方々にはいいかと。あとは医療関係になるんですが、今度工場を作ってこちらのメガネを作るんですが、目が見えにくい方々が目が見やすくする為の物ですね」
「「なんと!!」」
「陛下、もう食らいつかないで下さい。困ります、俺が宣伝する物が――」
「「ワシにも是非作って欲しい」」
「「ありがとう御座います」」
「はぁ……」
と溜息を吐くノヴァ様。
さぁ、宣伝する物が少なくなってきましたよ? 大丈夫ですか?
「後は日差しが強い国なのでそれで目が痛くならないように作ったサングラスと、耳が聞こえづらい方に用意した補聴器です」
「なるほど、確かに医療系だし、この国には必要だね。良ければ眼鏡とサングラスを俺に作ってくれないか? 俺も付与魔法をする時に部屋から太陽の光が入って目が辛い時があるんだ」
「分かりました」
「しかもそんな時に限って夜は目が霞む。室内でも眼鏡を付けて置けば見えやすくなるだろうか」
「視力が落ちている人用なので分かりかねますが」
「ふふ、ノヴァはまだ若いからね」
「まぁそうですが。夜に本を読むのが楽しくて目は悪い方ですよ。だとしたら腕時計がある方が良いのか。腕時計も一つシンプルなのを頼む。後は俺と王太子とで歩きながら宣伝するから、それでいいかい?」
「ええ、構いません」
「財務部なんて喜びそうだよね」
「そうだな」
なんて会話しているので、そのうち注文は来そうである。
フウッと溜息を吐くと、取り敢えずエンジュさんは自分の持っているアイテムボックスからガラスペンとメモ帳を取り出し「ガラスペン、王族のブルーで二本。透明で一本。眼鏡三つ、サングラス一つ、腕時計一つ」と注文を忘れないように書いていた。
「出来上がり次第持って参ります」
「ありがとう。それと出来れば早急に宝石の方も頼みたい」
「暫く不自由させておけばいい気がしますが……アイテムが直ぐ出来上がると思うのでそれ次第で持って行きます。後陛下、贈り物ではありませんからね」
「分かっておる。後で財務部に請求してくれ……王太子になった祝い品だと」
「父親から息子へ、息子から父へって言うのは素敵じゃと思うぞ? 親子仲をアピールするには良い品だと思ぞい」
「そうですね」
こうして、明日には城に行くと伝えるとホッと安堵して貰えたので、取り敢えず問題は無さそうだ。
今から作業を始める事になり、陛下たちは見慣れない工場を見てから帰って行った。
全く持って驚かされるばかりだ。
「そう言えば、前の馬鹿王太子何処に行ったのかしらね?」
「なんじゃ、ワシの方が情報通のようじゃな。まぁあっちこっち飛んでおるからじゃが。なんでも前の王太子とワシ等に喧嘩を売った姫ガキと王妃は幽閉されたらしい」
「へぇ~」
「で、今は側室だった現王太子の母上が王妃として頑張っておられる。大変頭のいい優しい方らしいぞ」
「流石ですね。王太子様は今回の方はとても優しそうでした。頭も良さそう」
「ふぉっふぉっふぉ! 正にそうじゃな」
「アノコガ ツギノオウ ナラ モンダイ ナサソー」
そう語り合うお爺ちゃんたちに私も頷きつつ、男性用メガネのフレームを三人分各種類5本、軽15本作り、更にサングラスのフレームを作っているエンジュさんの手伝いをしながら会話しつつ過ごしていると、センジュさんが上がってきて「凄いお客が来てたそうですね」と苦笑いしている。
「ええ、しっかり注文をされて行きましたよ」
「ガラスペンと眼鏡とサングラスと腕時計をな」
「なるほど、それでガラス系の材料が多かったんですね。眼鏡は金ですか?」
「王族の髪は金髪だろう? 銀よりは金が合うと思ってな」
「兄上も父上も今では銀ブチ眼鏡付けてますものね」
「まぁな」
「魔導士さんは白髪でしたからプラチナですか?」
「プラチナだろうなぁ」
「シンプルな腕時計って言われましたけど、どうします?」
「腕の太さに合わせて付けられる腕の部分があっただろう? 魔物の皮を使って付ける方が効率的だし意外とシンプルで締まって見える」
そう言いながらセンジュくんもシッカリ眼鏡とサングラスに付与をしていき、ガラスペンにも付与を行うと、エンジュさんはアイテムボックスから腕時計を取り出し見せてくれた。
プラチナで作られていて中には秒針がしっかりあって小粒のダイヤが0時と3時と6時と9時に嵌められている。
中々にシンプルでいいものだと分かる品だ。
「ノヴァ様にはこれで良いだろう」
「そうですね」
「うちの店の名は刻んでおいてくださいね」
「もう刻んでる」
そう言うと、側面に名前がシッカリ書かれてあった。
相変わらず仕事早いな~。でも仕事出来る人は大好きです。
「ふふ」
「ん? どうした?」
「いえ、仕事が出来る男性は素敵だと思って」
「そうか?」
「ええ」
「もっと頑張ろうと思うよ」
「期待してます。でも無理は駄目ですよ」
「ああ」
そう微笑みあっていると――タキちゃんが机に昇り私たちを見つめてから。
「ハヤク オヨメニ モラッチャイナヨ」
「こら!」
「ダッテー」
「そうじゃな、婚約者になって長いのにまだ結婚せんのは何故じゃ」
「忙しいからに決まってるでしょ!」
「確かに忙しさにかまけて結婚出来ないのは困るな! すまないユリ!!」
「落ち着いてからでも構いませんよ?」
「しかし」
「工場更に立ちますし」
「そうだが!!」
「はよ結婚せんと、ユリは引く手あまたじゃぞ」
「二つの工場が軌道に乗ったら結婚しましょう!」
「是非そうしよう!」
「やれやれ、ユリからプロポーズしておるではないか」
「う……」
「プロポーズなんて私が居た世界だと男性からと言う決まりはなかったですよ。女性からだってしても良いですよね?」
「ああ、無論だ。ユリ、必ず幸せにするからな」
「ええ!」
こうしてこれから出来上がる工場が軌道に乗ったら結婚するという約束を取り付けた。
後は問題なく進めばいいけど……。
その後いつも通り各工場を回って足りない素材をアイテム生成で出しながら過ごし、就業のチャイムが鳴ると最後のアイテムを生成し終わり、出来上がったアイテムを確認したりと動き回る。
あと一時間で家に帰る! 必ずだ!! なんて思いつつ、黒板も書き換えていく。
するとロザリオスさんがやってきて、溜息を吐きながらアイテムチェックの内容を聞いてきた。
すると――。
「ねぇユリちゃん」
「はい?」
「結婚相手、エンジュさんでいいの?」
「と言うと?」
「さっき女の子達に言い寄られてたけど」
「あー…モテる顔してますもんね」
「まだ婚約者って言う立場だと、イマイチ弱いのかしら?」
「次に建つ工場での生産ラインが落ち着いたら結婚しますよ?」
「あら、そうなの?」
「ええ」
「なら良かったわ。何時までも結婚しないからどうしたのかしらって思ってたの。そうよね、忙しいものね」
「そうなんですよね~」
「後で確認して欲しい書類もきてるから、一緒に帰りましょう」
「ええ」
こうして本社に上がって行き皆さん集まっていると、書類整理担当のカラクさんとロザリンドさんからの連絡が始まった。
「えーっと、まずレインコートなどの撥水アイテムですが、他国にも輸出して欲しいという依頼が来ております。特に雪国である鉱石の国ノシュマン王国からは熱烈に連絡が来ております。現在船にてノシュマン王国の行商船が来ているのですが、是非売って欲しいとの事ですが、如何しましょう?」
「輸出は考えていなかったな。輸出税が掛かるんだったか」
「はい、なので試算したのですが――」
そう語りだしたのはウィスパーさんで、ある程度の試算で叩きだしたようで私達も詳しい事は分からないので、会計士に任せようという事になった。
無論儲けが出るようにしてくれるそうなので、「しっかり儲けを出させて貰いますね。でも無理なく買ってもらえるよう頑張ります」と笑顔で答えていた。
「それとユリちゃんに冒険者ギルドから連絡よ。また週一でのアイテム納品で良いとの事だったわ」
「良かったです。結構時間いっぱいでしたから」
「それこそ、ユリにこそサングラスは必要じゃろう。なぁ? エンジュ」
「そう思って作ってある。プラチナに留め具にピンクダイヤを使ったちょっと可愛い感じのだが」
「あら可愛い」
「俺の方からも連絡です。彫金師で眼鏡が欲しい方が結構な数いらっしゃいます。これはお買い上げして貰うにしても、従業員価格として安くしていいと思うんですが」
「そうだな、5割安くしていいだろう」
「頑張って貰わないといけませんからね」
こうして話し合いは終わり、仕事も終わったことで戸締りをしっかりして魔道具を起動させてから家路へと着き、ご飯を食べてゆっくりお風呂で汗を流して眠った翌日は城への納品で――。
「これは腕に着ける腕時計ですね。凄く作るのが大変なので、彫金レベル10ないと作れない代物になります。こちらは腕に付けたくない人が服のポケットに入れて使う懐中時計です」
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「王族は使わないでしょうが、日々仕事に追われる方々にはいいかと。あとは医療関係になるんですが、今度工場を作ってこちらのメガネを作るんですが、目が見えにくい方々が目が見やすくする為の物ですね」
「「なんと!!」」
「陛下、もう食らいつかないで下さい。困ります、俺が宣伝する物が――」
「「ワシにも是非作って欲しい」」
「「ありがとう御座います」」
「はぁ……」
と溜息を吐くノヴァ様。
さぁ、宣伝する物が少なくなってきましたよ? 大丈夫ですか?
「後は日差しが強い国なのでそれで目が痛くならないように作ったサングラスと、耳が聞こえづらい方に用意した補聴器です」
「なるほど、確かに医療系だし、この国には必要だね。良ければ眼鏡とサングラスを俺に作ってくれないか? 俺も付与魔法をする時に部屋から太陽の光が入って目が辛い時があるんだ」
「分かりました」
「しかもそんな時に限って夜は目が霞む。室内でも眼鏡を付けて置けば見えやすくなるだろうか」
「視力が落ちている人用なので分かりかねますが」
「ふふ、ノヴァはまだ若いからね」
「まぁそうですが。夜に本を読むのが楽しくて目は悪い方ですよ。だとしたら腕時計がある方が良いのか。腕時計も一つシンプルなのを頼む。後は俺と王太子とで歩きながら宣伝するから、それでいいかい?」
「ええ、構いません」
「財務部なんて喜びそうだよね」
「そうだな」
なんて会話しているので、そのうち注文は来そうである。
フウッと溜息を吐くと、取り敢えずエンジュさんは自分の持っているアイテムボックスからガラスペンとメモ帳を取り出し「ガラスペン、王族のブルーで二本。透明で一本。眼鏡三つ、サングラス一つ、腕時計一つ」と注文を忘れないように書いていた。
「出来上がり次第持って参ります」
「ありがとう。それと出来れば早急に宝石の方も頼みたい」
「暫く不自由させておけばいい気がしますが……アイテムが直ぐ出来上がると思うのでそれ次第で持って行きます。後陛下、贈り物ではありませんからね」
「分かっておる。後で財務部に請求してくれ……王太子になった祝い品だと」
「父親から息子へ、息子から父へって言うのは素敵じゃと思うぞ? 親子仲をアピールするには良い品だと思ぞい」
「そうですね」
こうして、明日には城に行くと伝えるとホッと安堵して貰えたので、取り敢えず問題は無さそうだ。
今から作業を始める事になり、陛下たちは見慣れない工場を見てから帰って行った。
全く持って驚かされるばかりだ。
「そう言えば、前の馬鹿王太子何処に行ったのかしらね?」
「なんじゃ、ワシの方が情報通のようじゃな。まぁあっちこっち飛んでおるからじゃが。なんでも前の王太子とワシ等に喧嘩を売った姫ガキと王妃は幽閉されたらしい」
「へぇ~」
「で、今は側室だった現王太子の母上が王妃として頑張っておられる。大変頭のいい優しい方らしいぞ」
「流石ですね。王太子様は今回の方はとても優しそうでした。頭も良さそう」
「ふぉっふぉっふぉ! 正にそうじゃな」
「アノコガ ツギノオウ ナラ モンダイ ナサソー」
そう語り合うお爺ちゃんたちに私も頷きつつ、男性用メガネのフレームを三人分各種類5本、軽15本作り、更にサングラスのフレームを作っているエンジュさんの手伝いをしながら会話しつつ過ごしていると、センジュさんが上がってきて「凄いお客が来てたそうですね」と苦笑いしている。
「ええ、しっかり注文をされて行きましたよ」
「ガラスペンと眼鏡とサングラスと腕時計をな」
「なるほど、それでガラス系の材料が多かったんですね。眼鏡は金ですか?」
「王族の髪は金髪だろう? 銀よりは金が合うと思ってな」
「兄上も父上も今では銀ブチ眼鏡付けてますものね」
「まぁな」
「魔導士さんは白髪でしたからプラチナですか?」
「プラチナだろうなぁ」
「シンプルな腕時計って言われましたけど、どうします?」
「腕の太さに合わせて付けられる腕の部分があっただろう? 魔物の皮を使って付ける方が効率的だし意外とシンプルで締まって見える」
そう言いながらセンジュくんもシッカリ眼鏡とサングラスに付与をしていき、ガラスペンにも付与を行うと、エンジュさんはアイテムボックスから腕時計を取り出し見せてくれた。
プラチナで作られていて中には秒針がしっかりあって小粒のダイヤが0時と3時と6時と9時に嵌められている。
中々にシンプルでいいものだと分かる品だ。
「ノヴァ様にはこれで良いだろう」
「そうですね」
「うちの店の名は刻んでおいてくださいね」
「もう刻んでる」
そう言うと、側面に名前がシッカリ書かれてあった。
相変わらず仕事早いな~。でも仕事出来る人は大好きです。
「ふふ」
「ん? どうした?」
「いえ、仕事が出来る男性は素敵だと思って」
「そうか?」
「ええ」
「もっと頑張ろうと思うよ」
「期待してます。でも無理は駄目ですよ」
「ああ」
そう微笑みあっていると――タキちゃんが机に昇り私たちを見つめてから。
「ハヤク オヨメニ モラッチャイナヨ」
「こら!」
「ダッテー」
「そうじゃな、婚約者になって長いのにまだ結婚せんのは何故じゃ」
「忙しいからに決まってるでしょ!」
「確かに忙しさにかまけて結婚出来ないのは困るな! すまないユリ!!」
「落ち着いてからでも構いませんよ?」
「しかし」
「工場更に立ちますし」
「そうだが!!」
「はよ結婚せんと、ユリは引く手あまたじゃぞ」
「二つの工場が軌道に乗ったら結婚しましょう!」
「是非そうしよう!」
「やれやれ、ユリからプロポーズしておるではないか」
「う……」
「プロポーズなんて私が居た世界だと男性からと言う決まりはなかったですよ。女性からだってしても良いですよね?」
「ああ、無論だ。ユリ、必ず幸せにするからな」
「ええ!」
こうしてこれから出来上がる工場が軌道に乗ったら結婚するという約束を取り付けた。
後は問題なく進めばいいけど……。
その後いつも通り各工場を回って足りない素材をアイテム生成で出しながら過ごし、就業のチャイムが鳴ると最後のアイテムを生成し終わり、出来上がったアイテムを確認したりと動き回る。
あと一時間で家に帰る! 必ずだ!! なんて思いつつ、黒板も書き換えていく。
するとロザリオスさんがやってきて、溜息を吐きながらアイテムチェックの内容を聞いてきた。
すると――。
「ねぇユリちゃん」
「はい?」
「結婚相手、エンジュさんでいいの?」
「と言うと?」
「さっき女の子達に言い寄られてたけど」
「あー…モテる顔してますもんね」
「まだ婚約者って言う立場だと、イマイチ弱いのかしら?」
「次に建つ工場での生産ラインが落ち着いたら結婚しますよ?」
「あら、そうなの?」
「ええ」
「なら良かったわ。何時までも結婚しないからどうしたのかしらって思ってたの。そうよね、忙しいものね」
「そうなんですよね~」
「後で確認して欲しい書類もきてるから、一緒に帰りましょう」
「ええ」
こうして本社に上がって行き皆さん集まっていると、書類整理担当のカラクさんとロザリンドさんからの連絡が始まった。
「えーっと、まずレインコートなどの撥水アイテムですが、他国にも輸出して欲しいという依頼が来ております。特に雪国である鉱石の国ノシュマン王国からは熱烈に連絡が来ております。現在船にてノシュマン王国の行商船が来ているのですが、是非売って欲しいとの事ですが、如何しましょう?」
「輸出は考えていなかったな。輸出税が掛かるんだったか」
「はい、なので試算したのですが――」
そう語りだしたのはウィスパーさんで、ある程度の試算で叩きだしたようで私達も詳しい事は分からないので、会計士に任せようという事になった。
無論儲けが出るようにしてくれるそうなので、「しっかり儲けを出させて貰いますね。でも無理なく買ってもらえるよう頑張ります」と笑顔で答えていた。
「それとユリちゃんに冒険者ギルドから連絡よ。また週一でのアイテム納品で良いとの事だったわ」
「良かったです。結構時間いっぱいでしたから」
「それこそ、ユリにこそサングラスは必要じゃろう。なぁ? エンジュ」
「そう思って作ってある。プラチナに留め具にピンクダイヤを使ったちょっと可愛い感じのだが」
「あら可愛い」
「俺の方からも連絡です。彫金師で眼鏡が欲しい方が結構な数いらっしゃいます。これはお買い上げして貰うにしても、従業員価格として安くしていいと思うんですが」
「そうだな、5割安くしていいだろう」
「頑張って貰わないといけませんからね」
こうして話し合いは終わり、仕事も終わったことで戸締りをしっかりして魔道具を起動させてから家路へと着き、ご飯を食べてゆっくりお風呂で汗を流して眠った翌日は城への納品で――。
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