20 / 74
経験値は程よく溜まった。後は勇者狙いうちしつつ金稼ぎだねぇ!!
第20話 【期間限定の不可思議な店・キヌマート】①
しおりを挟む
近くでキャンピングカーを降りて車を消し、アタシ達はドルの町に入って行く。
活気ある町の様で、近くにダンジョンもある事から冒険者や住民の出入りも多いようだ。
「へぇ……活気のある町だね」
「そうですわね」
「ダンジョンによる効果がとても大きいんです。ドルダンジョンはモンスターも強いけど実入りがいいらしいので、Bランクからの冒険者が沢山います」
「俺は顔を隠しておける装備で良かったよ……勇者のポーターが此処にいたら目立つし」
「そういやそうだったねぇ。勇者は此処に来て経験値をつんだのかい?」
「そうだね、結構篭ってたと思う。篭り過ぎて国王から叱られるくらいには」
「何してたんだい此処で」
そう言うとカナデは、この町には娼館も多い事と、非合法のカジノがある事を教えてくれた。
なるほど、娼館に非合法のカジノ……そりゃ入り浸る訳だ。
「食べ物についてはそれなりに美味しかったと思いますけどね」
「ふーん? トッシュ、この辺りでドルの町くらいの金稼ぎに向いてるダンジョンってあるかい?」
「中々聞きませんね。此処で生活を根付かせる冒険者も多いと聞いてます」
「……カナデ。ここでコンビニ作ったらどうなる?」
「儲かるかと……まさか」
そう口にしたカナデにアタシはニヤリと微笑んだ。
「勇者たちが来るまでの間は、コンビニしないかい?」
「「「え!?」」」
「売る物は無論選ぶよ? 魔王領で街を作るにも金が必要でねぇ……。期間限定の店で出して見ないかい?」
「期間限定ならアリかと思いますが。ただ、そのままコンビニと呼んでいたら恐らく勇者たちにバレるので、名を変えましょう。【期間限定の不可思議な店・キヌマート】とか」
「不可思議な店ってのはいいねぇ」
そうと決まれば……その足で開いている土地か場所が無いか聞きに向かう。
商業ギルドに行くと魔王と言うのが分かっちまいそうで厄介だったが、物は試しだ。
そう思って歩いていると、丁度良く開いている土地を見つけた。
「ん、ここの一角どうしたんだろうね」
「そうですね、でもなんか焦げ臭いです」
「おっと、近寄っちゃいけないよ」
そう声を掛けてきたのは住民のようだ。
なんでも老夫婦が営んでいた錬金術工房が家事を起こし夫婦は亡くなったのだそうだ。
痛ましい事故だねぇ。
「それで、なんで近寄っちゃいけないんだい?」
「そういう事故が起きた土地ってのは借りたり買うのは安いんだが……何かしら悪い事が起きるとされているんだ」
「「「「へぇ……」」」」
「じゃあ、この物件を借りたいって商業ギルドに言えばどうなるかね?」
「喜んで貸すと思うが……事故物件だぞ?」
「構いやしないよ」
そもそもこっちは魔王だ。
たかだか幽霊だの亡霊だのなんだの、屁でもない。
その足で商業ギルドに向かい、火事のあった土地を期間限定で借りたい旨を伝え、無論少し多めに店舗代として土地代を渡すと、喜んで貸してくれた。
「では店はどんな風に作りましょうか?」
「ああ、それはいらないよ? アタシのレアスキルで何とかなるからね」
「レアスキル持ちでしたか! ではご自由にどうぞ!」
「ははは! 店の商品も珍しいから、何時でもおいでーな? 期間限定だけどねぇ?」
そう言って商業ギルドを後にすると、まだ焦げ臭い土地に拠点を作り上げる。
コンビニをイメージしながら最初に線の形で店が出来上がる。イメージ通りならそこにスキルボードを開いて『コンビニ』を選んでポチッと押すと、ドン! という音と共に真っ白などこにでもあるコンビニの登場だ。
前は全面ガラス張り。無論冒険者が突っ込もうが【拠点】なので壊せないし燃やせない。
自動ドアの中に入ると空調も十分。
後は売る物としては――誰よりもカナデが知っているだろう。
「カナデ。アンタがこの世界に来て食べたくて仕方なかった、飲みたくて仕方なかったモノをドンドン裏手で出して行きな。他の皆はそれを陳列する作業を手伝っておくれ」
「了解ですわ」
「分かりました」
「あと店員は同じ服を上に羽織る事。後で出しておくから着るんだよ」
そう言うと【ネットスーパー】から青の羽織を購入し、スライム以外の全員分を台に置いておく。アタシも裏手で色々出しているカナデの元に向かい陳列棚にドンドン売り物を並べていく。
値段はカナデがこの世界で見て知っての値段なのだろうが、少々お高いようだ。
レジは全部で3つ。中にある商品ならピッと光を当てれば金額が表示されるようになっている不思議なレジらしい。
一日係りで全てのアイテムを陳列し、夜になっては一旦店を閉め、中に拠点の入り口を作って仮拠点を用意し、疲れを癒して眠った次の日――。
早朝ご飯を食べてから朝9時に店に入ると、既に沢山の冒険者が「なんだなんだ」とつめかけている。
さてさて……異世界のコンビニがどれくらい通用するか見てみようかね?
オープン時間になると、ワザとらしく内側の鍵を見せつつ鍵穴なんてないが開けるふりをすると自動ドアが開く。
驚く冒険者は後ろに後ずさりしたが、可愛いピアとトッシュが「いらっしゃいませ」と笑顔で言えば男どもは気を良くして、それでもビビりながら入ってきた。
基本的に売るのは菓子類や食べ物系に飲み物系だ。
酒は無いが、食べれば病みつきだろう。
1人が思い切って買ったプリンに芋のフライのお菓子に皆の視線が集まる。
まずは店の外に出てプリンを一口食べたようだ。
途端大慌てで飲み込み「何だこれうめぇ!!!」と叫んでいる。
そうだろうねぇ……異世界の味は美味なんだよ、ヒヒヒ。
更に芋をフライしたお菓子を開けて中を食べている。それはもう無我夢中で。
それを見た冒険者たちはワッと店内に押しかけて来た。
両手に抱える御菓子類。
そこでアタシは拡声器を取り出し――。
「1人3つまで!! 各所にある籠に入れてない奴は売らないよ!! 会計して欲しかったら一列に並びな!!」
そう【一喝】のスキルを使って叫ぶと、冒険者たちは渋々従い、お菓子は3つまで、他も何故か3つまで購入していき、レジに並んでお金を払い出て行く。
陳列棚にはトリスとタリスが瞬時にアイテムを補充して行く為問題はない。
さてさて、この列何処まで続くかね?
活気ある町の様で、近くにダンジョンもある事から冒険者や住民の出入りも多いようだ。
「へぇ……活気のある町だね」
「そうですわね」
「ダンジョンによる効果がとても大きいんです。ドルダンジョンはモンスターも強いけど実入りがいいらしいので、Bランクからの冒険者が沢山います」
「俺は顔を隠しておける装備で良かったよ……勇者のポーターが此処にいたら目立つし」
「そういやそうだったねぇ。勇者は此処に来て経験値をつんだのかい?」
「そうだね、結構篭ってたと思う。篭り過ぎて国王から叱られるくらいには」
「何してたんだい此処で」
そう言うとカナデは、この町には娼館も多い事と、非合法のカジノがある事を教えてくれた。
なるほど、娼館に非合法のカジノ……そりゃ入り浸る訳だ。
「食べ物についてはそれなりに美味しかったと思いますけどね」
「ふーん? トッシュ、この辺りでドルの町くらいの金稼ぎに向いてるダンジョンってあるかい?」
「中々聞きませんね。此処で生活を根付かせる冒険者も多いと聞いてます」
「……カナデ。ここでコンビニ作ったらどうなる?」
「儲かるかと……まさか」
そう口にしたカナデにアタシはニヤリと微笑んだ。
「勇者たちが来るまでの間は、コンビニしないかい?」
「「「え!?」」」
「売る物は無論選ぶよ? 魔王領で街を作るにも金が必要でねぇ……。期間限定の店で出して見ないかい?」
「期間限定ならアリかと思いますが。ただ、そのままコンビニと呼んでいたら恐らく勇者たちにバレるので、名を変えましょう。【期間限定の不可思議な店・キヌマート】とか」
「不可思議な店ってのはいいねぇ」
そうと決まれば……その足で開いている土地か場所が無いか聞きに向かう。
商業ギルドに行くと魔王と言うのが分かっちまいそうで厄介だったが、物は試しだ。
そう思って歩いていると、丁度良く開いている土地を見つけた。
「ん、ここの一角どうしたんだろうね」
「そうですね、でもなんか焦げ臭いです」
「おっと、近寄っちゃいけないよ」
そう声を掛けてきたのは住民のようだ。
なんでも老夫婦が営んでいた錬金術工房が家事を起こし夫婦は亡くなったのだそうだ。
痛ましい事故だねぇ。
「それで、なんで近寄っちゃいけないんだい?」
「そういう事故が起きた土地ってのは借りたり買うのは安いんだが……何かしら悪い事が起きるとされているんだ」
「「「「へぇ……」」」」
「じゃあ、この物件を借りたいって商業ギルドに言えばどうなるかね?」
「喜んで貸すと思うが……事故物件だぞ?」
「構いやしないよ」
そもそもこっちは魔王だ。
たかだか幽霊だの亡霊だのなんだの、屁でもない。
その足で商業ギルドに向かい、火事のあった土地を期間限定で借りたい旨を伝え、無論少し多めに店舗代として土地代を渡すと、喜んで貸してくれた。
「では店はどんな風に作りましょうか?」
「ああ、それはいらないよ? アタシのレアスキルで何とかなるからね」
「レアスキル持ちでしたか! ではご自由にどうぞ!」
「ははは! 店の商品も珍しいから、何時でもおいでーな? 期間限定だけどねぇ?」
そう言って商業ギルドを後にすると、まだ焦げ臭い土地に拠点を作り上げる。
コンビニをイメージしながら最初に線の形で店が出来上がる。イメージ通りならそこにスキルボードを開いて『コンビニ』を選んでポチッと押すと、ドン! という音と共に真っ白などこにでもあるコンビニの登場だ。
前は全面ガラス張り。無論冒険者が突っ込もうが【拠点】なので壊せないし燃やせない。
自動ドアの中に入ると空調も十分。
後は売る物としては――誰よりもカナデが知っているだろう。
「カナデ。アンタがこの世界に来て食べたくて仕方なかった、飲みたくて仕方なかったモノをドンドン裏手で出して行きな。他の皆はそれを陳列する作業を手伝っておくれ」
「了解ですわ」
「分かりました」
「あと店員は同じ服を上に羽織る事。後で出しておくから着るんだよ」
そう言うと【ネットスーパー】から青の羽織を購入し、スライム以外の全員分を台に置いておく。アタシも裏手で色々出しているカナデの元に向かい陳列棚にドンドン売り物を並べていく。
値段はカナデがこの世界で見て知っての値段なのだろうが、少々お高いようだ。
レジは全部で3つ。中にある商品ならピッと光を当てれば金額が表示されるようになっている不思議なレジらしい。
一日係りで全てのアイテムを陳列し、夜になっては一旦店を閉め、中に拠点の入り口を作って仮拠点を用意し、疲れを癒して眠った次の日――。
早朝ご飯を食べてから朝9時に店に入ると、既に沢山の冒険者が「なんだなんだ」とつめかけている。
さてさて……異世界のコンビニがどれくらい通用するか見てみようかね?
オープン時間になると、ワザとらしく内側の鍵を見せつつ鍵穴なんてないが開けるふりをすると自動ドアが開く。
驚く冒険者は後ろに後ずさりしたが、可愛いピアとトッシュが「いらっしゃいませ」と笑顔で言えば男どもは気を良くして、それでもビビりながら入ってきた。
基本的に売るのは菓子類や食べ物系に飲み物系だ。
酒は無いが、食べれば病みつきだろう。
1人が思い切って買ったプリンに芋のフライのお菓子に皆の視線が集まる。
まずは店の外に出てプリンを一口食べたようだ。
途端大慌てで飲み込み「何だこれうめぇ!!!」と叫んでいる。
そうだろうねぇ……異世界の味は美味なんだよ、ヒヒヒ。
更に芋をフライしたお菓子を開けて中を食べている。それはもう無我夢中で。
それを見た冒険者たちはワッと店内に押しかけて来た。
両手に抱える御菓子類。
そこでアタシは拡声器を取り出し――。
「1人3つまで!! 各所にある籠に入れてない奴は売らないよ!! 会計して欲しかったら一列に並びな!!」
そう【一喝】のスキルを使って叫ぶと、冒険者たちは渋々従い、お菓子は3つまで、他も何故か3つまで購入していき、レジに並んでお金を払い出て行く。
陳列棚にはトリスとタリスが瞬時にアイテムを補充して行く為問題はない。
さてさて、この列何処まで続くかね?
81
お気に入りに追加
84
あなたにおすすめの小説
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
裏の林にダンジョンが出来ました。~異世界からの転生幼女、もふもふペットと共に~
あかる
ファンタジー
私、異世界から転生してきたみたい?
とある田舎町にダンジョンが出来、そこに入った美優は、かつて魔法学校で教師をしていた自分を思い出した。
犬と猫、それと鶏のペットと一緒にダンジョンと、世界の謎に挑みます!
異世界の片隅で引き篭りたい少女。
月芝
ファンタジー
玄関開けたら一分で異世界!
見知らぬオッサンに雑に扱われただけでも腹立たしいのに
初っ端から詰んでいる状況下に放り出されて、
さすがにこれは無理じゃないかな? という出オチ感漂う能力で過ごす新生活。
生態系の最下層から成り上がらずに、こっそりと世界の片隅で心穏やかに過ごしたい。
世界が私を見捨てるのならば、私も世界を見捨ててやろうと森の奥に引き篭った少女。
なのに世界が私を放っておいてくれない。
自分にかまうな、近寄るな、勝手に幻想を押しつけるな。
それから私を聖女と呼ぶんじゃねぇ!
己の平穏のために、ふざけた能力でわりと真面目に頑張る少女の物語。
※本作主人公は極端に他者との関わりを避けます。あとトキメキLOVEもハーレムもありません。
ですので濃厚なヒューマンドラマとか、心の葛藤とか、胸の成長なんかは期待しないで下さい。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
目が覚めたら異世界でした!~病弱だけど、心優しい人達に出会えました。なので現代の知識で恩返ししながら元気に頑張って生きていきます!〜
楠ノ木雫
恋愛
病院に入院中だった私、奥村菖は知らず知らずに異世界へ続く穴に落っこちていたらしく、目が覚めたら知らない屋敷のベッドにいた。倒れていた菖を保護してくれたのはこの国の公爵家。彼女達からは、地球には帰れないと言われてしまった。
病気を患っている私はこのままでは死んでしまうのではないだろうかと悟ってしまったその時、いきなり目の前に〝妖精〟が現れた。その妖精達が持っていたものは幻の薬草と呼ばれるもので、自分の病気が治る事が発覚。治療を始めてどんどん元気になった。
元気になり、この国の公爵家にも歓迎されて。だから、恩返しの為に現代の知識をフル活用して頑張って元気に生きたいと思います!
でも、あれ? この世界には私の知る食材はないはずなのに、どうして食事にこの四角くて白い〝コレ〟が出てきたの……!?
※他の投稿サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる