96 / 107
第三章 魔王様、中学時代をお過ごしになる
90 魔王様、中間テストを乗り切り、懐かしい人物に会う。
しおりを挟む
中間テストは、それなりに良い点数を取ることが出来た。
元々勉強は苦ではないし、この世界の勉強はオル・ディールでは出来なかった新鮮さがある。
良い点数を取ればそれだけで気分も良い。
流石に我にも苦手科目と言うものはあるが、それでも平均より上だ。
それだけでもホッとする。
魔法使いとアキラもそれなりの点数は取れたようで、部活動で中間テストの勉強をしていたキャンプ部の皆もそれぞれ赤点は免れたようだ。
これでGWは半日キャンプに行くことが出来る。
後はキャンプ部顧問の許可を貰うだけだろうが、今まで顧問が来たことが無い。
部長曰く、三年生の担任で忙しい先生なのだと言う。
三年生を受け持っていていれば、受験だのなんだのと忙しいのだろう。
それでも、部長の方からGWの半日キャンプの話はしているらしく、近々顧問がやってくるらしい。
テスト開けと言う事もあり、近い内だろう。
まあ、赤点を取った生徒が居なければだが。
中学までは赤点を取っても補習はない。
高校に入れば否応なしであるだろうが、中学はその点ぬるいのだろう。
クラスではサルのような者たちは点数で悲鳴を上げていたが、授業を受けずに遊んでいたのだから仕方ない事だろう。
学校の授業は、正直塾にいけば事足りると聞いたことがある。
中学で塾に通っている生徒も多いそうだが、そう言う者たちの点数はやはりいい。
まぁ、中にはとんでもない点数の者もいるが、勉強は心持一つだろう。
どうしても苦手な科目は出てくるのは仕方のない事だが、それは誰しもの事だ。
「取り敢えず、僕も点数は良い方だったよ。魔王には負けるだろうけど」
「魔法使いさんは昔からテストの点数は良かったですからね」
「アキラも何とかみたい。今後藤たちと盛り上がってる」
「それは僥倖」
「これでGWの半日キャンプはなんとかなるかなぁ」
「そうだといいいですね」
「その後7月に1年生集めた行軍があるんだっけ?」
「今年は七月だと聞いています」
「日焼け止め買わないとな……先輩たちに色々聞いて用意しないと」
「そうですね。1年生の中を深めると言う名の軍隊行進ですからね」
そんな事を語り合いながら椅子に座り語っていると、クラスの問題児である佐藤が駆け寄ってきた。
「東! テストの点数良かったんだろ!? 俺にも教えてくれよ!」
「授業を受けていればなんとでもなりますよ」
「え――授業面倒くさいじゃん」
「私は貴方に教えるのが面倒くさいです」
「そこを何とかさ――」
「それに、部活が終わった後は私も家での仕事がありますので」
「東って硬ーい! そんなんじゃ友達出来ないぞー!」
サルのような友を持つ気はさらさらないんのだが?
――と言いそうになったのを何とか飲み込み、魔法使いがニヤニヤしながら佐藤に話しかけた。
「元はと言えば授業受けてないほうが悪いんじゃん。それを東の所為にするとか莫迦じゃないの?」
「なんだと――!!」
「子供じゃないんだからさー? 自分の始末くらい自分でつけようよ」
「なんだとー!!!」
「そう言えばそろそろ竹内たちが」
「じゃあな東!!」
こんな時に便利なケルベロス。
丁度良くケルベロス三人が入ってくると、テストの点数について語り合った。
ケルベロスである竹内たちもテストの点数は平均より少し上くらいだったようで、問題なくクリアしたようだ。
「GWは部活動に忙しいから今のうちにいい点数は取っておかないとねー」
「親から部活禁止とか言われたら泣いちゃうもんね」
「それにGWはちょっとした大会もあるし!」
「大会ですか、いい結果が出るといいですね」
「「「是非にでも!!」」」
「将来はオリンピック選手なり駅伝なりに出れるといいねー」
「目標はそこよ!」
「マリアは短距離での金メダルだしな!」
「足の速さじゃ負けないからね!」
うんうん、ケルベロス達も青春しているようで何よりだ。
我としても微笑ましく思う。
ケルベロス達も今は我が居ることで落ち着いており、クラスでも少々馴染んできた頃のようだ。
とは言え、三人は何時も三人でいる訳ではなく、マリアは女性ゆえに体育などではボッチにならない様にうごいているらしい。
元々運動神経がいいマリアならば、色々と引く手数多なのだろう。
その後ホームルームが開かれ、ちょっとした話があった後は部活へ向かう事になったのだが、部長にあうと今日は顧問の先生が来るとの事で暫くキャンプ用品について語り合いつつ待っていると――。
「いや――遅くなって悪いね」
「お、中野先生きましたか」
そう言って訪れた中野先生と呼ばれる顧問は――サキュバス軍団のリーダーをしていたルルリアだった。
思わず互いに固まると、ハッとした中野先生は笑顔で「なるほどなるほどー」と口にすると、椅子に座って我の顔をジッと見る。
「うんうん、今年の新入生は面白い子が入ってるのね」
「そうなんですよ、東君何て色々と頼り甲斐がありまして」
「だろうねー!」
だろうねーじゃない。
ルルリアは勇者に倒された一人だが、ケルベロスといいルルリアといい、魔族系が教師だのなんだのと多い気がする。
今後も増えそうな気がして頭を抱えていると――。
「次期部長として期待してるよ東君!」
「そうだね、俺達が卒業したら東君が部長だろうね」
「それはそれで大変ですが……他にやりたい人がいたらそちらに任せますよ」
「まぁそう言わず! 幽霊部員も多いキャンプ部だけど歓迎するから!」
こうして、GW中の半日キャンプについての許可を貰い、顧問であるルルリアもとい、中野先生もついてくることに決まった。
「一日半のイベントだから今から予約はとるけど、食事とかはどうするの?」
「ハーマスキャンプ場なら食材さえ持って行けば調理するところは貸して貰えるので」
「ああ、なるほどね。じゃあそうしようか」
こうして、GWはハーマスキャンプ場に決定し、中野先生は人数分の予約を取る事で合意した。
無論ハーマスキャンプ場までは自転車で向かう事になるが、そう遠い場所のキャンプ場では無いらしく、気楽に行けるところらしい。
「野菜などの買い出し部隊もそっちで決めておいてもらえる? それとも先生が買ってくる?」
「先生が買ってきてくださると助かりますね」
「一年にとっては初めてなので」
「了解~。食材は任せなさい♪」
その後もやや色々あって、中野先生はある程度決めると去って行ったが――魔法使いは汗を大量にかいていた。
どうやら殺気をモロに喰らい続けていたらしい。
「大丈夫ですか恵さん」
「あれ……ルルリアだよね?」
「ええ」
「魔王軍、この学校多すぎない?」
「どうでしょう……もう出てきて欲しくはないですが」
そんな会話がされていたのは――内緒にしたい所である。
元々勉強は苦ではないし、この世界の勉強はオル・ディールでは出来なかった新鮮さがある。
良い点数を取ればそれだけで気分も良い。
流石に我にも苦手科目と言うものはあるが、それでも平均より上だ。
それだけでもホッとする。
魔法使いとアキラもそれなりの点数は取れたようで、部活動で中間テストの勉強をしていたキャンプ部の皆もそれぞれ赤点は免れたようだ。
これでGWは半日キャンプに行くことが出来る。
後はキャンプ部顧問の許可を貰うだけだろうが、今まで顧問が来たことが無い。
部長曰く、三年生の担任で忙しい先生なのだと言う。
三年生を受け持っていていれば、受験だのなんだのと忙しいのだろう。
それでも、部長の方からGWの半日キャンプの話はしているらしく、近々顧問がやってくるらしい。
テスト開けと言う事もあり、近い内だろう。
まあ、赤点を取った生徒が居なければだが。
中学までは赤点を取っても補習はない。
高校に入れば否応なしであるだろうが、中学はその点ぬるいのだろう。
クラスではサルのような者たちは点数で悲鳴を上げていたが、授業を受けずに遊んでいたのだから仕方ない事だろう。
学校の授業は、正直塾にいけば事足りると聞いたことがある。
中学で塾に通っている生徒も多いそうだが、そう言う者たちの点数はやはりいい。
まぁ、中にはとんでもない点数の者もいるが、勉強は心持一つだろう。
どうしても苦手な科目は出てくるのは仕方のない事だが、それは誰しもの事だ。
「取り敢えず、僕も点数は良い方だったよ。魔王には負けるだろうけど」
「魔法使いさんは昔からテストの点数は良かったですからね」
「アキラも何とかみたい。今後藤たちと盛り上がってる」
「それは僥倖」
「これでGWの半日キャンプはなんとかなるかなぁ」
「そうだといいいですね」
「その後7月に1年生集めた行軍があるんだっけ?」
「今年は七月だと聞いています」
「日焼け止め買わないとな……先輩たちに色々聞いて用意しないと」
「そうですね。1年生の中を深めると言う名の軍隊行進ですからね」
そんな事を語り合いながら椅子に座り語っていると、クラスの問題児である佐藤が駆け寄ってきた。
「東! テストの点数良かったんだろ!? 俺にも教えてくれよ!」
「授業を受けていればなんとでもなりますよ」
「え――授業面倒くさいじゃん」
「私は貴方に教えるのが面倒くさいです」
「そこを何とかさ――」
「それに、部活が終わった後は私も家での仕事がありますので」
「東って硬ーい! そんなんじゃ友達出来ないぞー!」
サルのような友を持つ気はさらさらないんのだが?
――と言いそうになったのを何とか飲み込み、魔法使いがニヤニヤしながら佐藤に話しかけた。
「元はと言えば授業受けてないほうが悪いんじゃん。それを東の所為にするとか莫迦じゃないの?」
「なんだと――!!」
「子供じゃないんだからさー? 自分の始末くらい自分でつけようよ」
「なんだとー!!!」
「そう言えばそろそろ竹内たちが」
「じゃあな東!!」
こんな時に便利なケルベロス。
丁度良くケルベロス三人が入ってくると、テストの点数について語り合った。
ケルベロスである竹内たちもテストの点数は平均より少し上くらいだったようで、問題なくクリアしたようだ。
「GWは部活動に忙しいから今のうちにいい点数は取っておかないとねー」
「親から部活禁止とか言われたら泣いちゃうもんね」
「それにGWはちょっとした大会もあるし!」
「大会ですか、いい結果が出るといいですね」
「「「是非にでも!!」」」
「将来はオリンピック選手なり駅伝なりに出れるといいねー」
「目標はそこよ!」
「マリアは短距離での金メダルだしな!」
「足の速さじゃ負けないからね!」
うんうん、ケルベロス達も青春しているようで何よりだ。
我としても微笑ましく思う。
ケルベロス達も今は我が居ることで落ち着いており、クラスでも少々馴染んできた頃のようだ。
とは言え、三人は何時も三人でいる訳ではなく、マリアは女性ゆえに体育などではボッチにならない様にうごいているらしい。
元々運動神経がいいマリアならば、色々と引く手数多なのだろう。
その後ホームルームが開かれ、ちょっとした話があった後は部活へ向かう事になったのだが、部長にあうと今日は顧問の先生が来るとの事で暫くキャンプ用品について語り合いつつ待っていると――。
「いや――遅くなって悪いね」
「お、中野先生きましたか」
そう言って訪れた中野先生と呼ばれる顧問は――サキュバス軍団のリーダーをしていたルルリアだった。
思わず互いに固まると、ハッとした中野先生は笑顔で「なるほどなるほどー」と口にすると、椅子に座って我の顔をジッと見る。
「うんうん、今年の新入生は面白い子が入ってるのね」
「そうなんですよ、東君何て色々と頼り甲斐がありまして」
「だろうねー!」
だろうねーじゃない。
ルルリアは勇者に倒された一人だが、ケルベロスといいルルリアといい、魔族系が教師だのなんだのと多い気がする。
今後も増えそうな気がして頭を抱えていると――。
「次期部長として期待してるよ東君!」
「そうだね、俺達が卒業したら東君が部長だろうね」
「それはそれで大変ですが……他にやりたい人がいたらそちらに任せますよ」
「まぁそう言わず! 幽霊部員も多いキャンプ部だけど歓迎するから!」
こうして、GW中の半日キャンプについての許可を貰い、顧問であるルルリアもとい、中野先生もついてくることに決まった。
「一日半のイベントだから今から予約はとるけど、食事とかはどうするの?」
「ハーマスキャンプ場なら食材さえ持って行けば調理するところは貸して貰えるので」
「ああ、なるほどね。じゃあそうしようか」
こうして、GWはハーマスキャンプ場に決定し、中野先生は人数分の予約を取る事で合意した。
無論ハーマスキャンプ場までは自転車で向かう事になるが、そう遠い場所のキャンプ場では無いらしく、気楽に行けるところらしい。
「野菜などの買い出し部隊もそっちで決めておいてもらえる? それとも先生が買ってくる?」
「先生が買ってきてくださると助かりますね」
「一年にとっては初めてなので」
「了解~。食材は任せなさい♪」
その後もやや色々あって、中野先生はある程度決めると去って行ったが――魔法使いは汗を大量にかいていた。
どうやら殺気をモロに喰らい続けていたらしい。
「大丈夫ですか恵さん」
「あれ……ルルリアだよね?」
「ええ」
「魔王軍、この学校多すぎない?」
「どうでしょう……もう出てきて欲しくはないですが」
そんな会話がされていたのは――内緒にしたい所である。
0
お気に入りに追加
44
あなたにおすすめの小説
旦那の真実の愛の相手がやってきた。今まで邪魔をしてしまっていた妻はお祝いにリボンもおつけします
暖夢 由
恋愛
「キュリール様、私カダール様と心から愛し合っておりますの。
いつ子を身ごもってもおかしくはありません。いえ、お腹には既に育っているかもしれません。
子を身ごもってからでは遅いのです。
あんな素晴らしい男性、キュリール様が手放せないのも頷けますが、カダール様のことを想うならどうか潔く身を引いてカダール様の幸せを願ってあげてください」
伯爵家にいきなりやってきた女(ナリッタ)はそういった。
女は小説を読むかのように旦那とのなれそめから今までの話を話した。
妻であるキュリールは彼女の存在を今日まで知らなかった。
だから恥じた。
「こんなにもあの人のことを愛してくださる方がいるのにそれを阻んでいたなんて私はなんて野暮なのかしら。
本当に恥ずかしい…
私は潔く身を引くことにしますわ………」
そう言って女がサインした書類を神殿にもっていくことにする。
「私もあなたたちの真実の愛の前には敵いそうもないもの。
私は急ぎ神殿にこの書類を持っていくわ。
手続きが終わり次第、あの人にあなたの元へ向かうように伝えるわ。
そうだわ、私からお祝いとしていくつか宝石をプレゼントさせて頂きたいの。リボンもお付けしていいかしら。可愛らしいあなたととてもよく合うと思うの」
こうして一つの夫婦の姿が形を変えていく。
---------------------------------------------
※架空のお話です。
※設定が甘い部分があるかと思います。「仕方ないなぁ」とお赦しくださいませ。
※現実世界とは異なりますのでご理解ください。
美少女に転生して料理して生きてくことになりました。
ゆーぞー
ファンタジー
田中真理子32歳、独身、失業中。
飲めないお酒を飲んでぶったおれた。
気がついたらマリアンヌという12歳の美少女になっていた。
その世界は加護を受けた人間しか料理をすることができない世界だった
“元“悪役令嬢は二度目の人生で無双します(“元“悪役令嬢は自由な生活を夢見てます)
翡翠由
ファンタジー
ある公爵令嬢は処刑台にかけられていた。
悪役令嬢と、周囲から呼ばれていた彼女の死を悲しむものは誰もいなく、ついには愛していた殿下にも裏切られる。
そして目が覚めると、なぜか前世の私(赤ん坊)に戻ってしまっていた……。
「また、処刑台送りは嫌だ!」
自由な生活を手に入れたい私は、処刑されかけても逃げ延びれるように三歳から自主トレを始めるのだが……。
異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!
明衣令央
ファンタジー
糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。
一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。
だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。
そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。
この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。
2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
今日も聖女は拳をふるう
こう7
ファンタジー
この世界オーロラルでは、12歳になると各国の各町にある教会で洗礼式が行われる。
その際、神様から聖女の称号を承ると、どんな傷も病気もあっという間に直す回復魔法を習得出来る。
そんな称号を手に入れたのは、小さな小さな村に住んでいる1人の女の子だった。
女の子はふと思う、「どんだけ怪我しても治るなら、いくらでも強い敵に突貫出来る!」。
これは、男勝りの脳筋少女アリスの物語。
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる