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第三章 結婚して新たな人生のスタートには波乱がつきもので!?
第51話 世界第二位のギルドにおちたレディー・マッスルと、ハネムーンと
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日本での新婚旅行前日、各地に激震が走った。
それは――世界第一位のギルド、レディー・マッスルに対抗すべく、世界第二位と第三位のギルドが合併したという話だった。
実質、世界第一位に輝くことになり、レディー・マッスルは第二位に落ちたことになる。
普通なら慌てる所なのだが――。
「あの二つのギルドが合併して、うまくいく確率はほぼ無い」
「無いな」
「あれは無いな。寧ろ現地解散は免れまい」
「そんなに相性が悪いギルド同士が合併したんですか?」
そう問いかけると、「ゴールは一緒なんだがなぁ」とジャックが口にし「クエストクリアがゴールというのなら一緒だな」と溜息交じりにマイケルが、そして――。
「だが、クリアするまでの道中がなぁ」
「道中?」
「片方のギルドは野営向き、もう片方は野営に向いていないんだ」
「役割分担をすればうまくいくだろうが、昔から互いに差別してきた所があってな」
「どっちの方針で進むのかによるだろうが、元々野営向きではない【ドッスコイ】ギルドは、長年【メンガンテン】ギルドを『野営の下請けギルド』と呼んできたし、諍いが絶えないギルドだったんだ」
「恐らく、ここにきて【レディー・マッスル】と【ミセス・マッチョス】の仲がいいので焦ったんだろうな」
確かに僕とマリリンの小説を書いている【ミセス・マッチョス】達とは仲がいいが、それくらいの事で大手二つが合併するなんてことはあるんだろうか?
確かに世界第一というギルドと言う言葉を聞けば、それなりに響きは良いが……。
「実際、うちのギルドへの依頼は少なくなっている。世界第一位と言うギルドの名がやはり大きいんだろうが……」
「うちと同じレベルを求められるとなると……そこは厳しいだろうな」
そこは長年一位だった【レディー・マッスル】の強み、みたいなものもあるのだろう。
それと同等のものを、今の第一位が提供できるかと聞かれると難しいらしい。
「今はなんて名前のギルドになってるんですか?」
「今は【ドゲン・モナカ】ギルドになっている」
頭に某地方のヒーロー的なものが出てきたが、それは置いておくとしよう。
「その【ドゲン・モナカ】からは何かしら表明でもあったんですか?」
「近々挨拶に来ると言う連絡があったんだが……明日なんだ」
「「明日」」
「君たちがハネムーンに行っている間にくるので、対応は俺とマイケルがする」
「何、君たちはしっかり愛に愛して愛しあってくればいい。それが使命でもある」
「「愛に愛して愛しあってくる」」
「そうだ、そしていずれ可愛い甥っ子姪っ子を沢山!! マリリン頼むぞ!!」
「任せてくれ兄さん!! カズマがシオシオに干からびるくらいには頑張ろう!!」
「カズマ、蘇生用のアイテム持っていくか?」
「死んでたら蘇生用使えませんよね……」
こうしてマイケルさんからそっと手渡された【黄泉帰りの薬】に、思わず遠い目をしたのは言う迄もないが、そうか、明日お越しになるのか。
どんな相手か分かっていたら対策のしようもあるんだけど、この様子だと僕とマリリンは会わない方が良さそうだ。
「マリリンと相性の悪いリーダーなんですか?」
「鋭い所を突いてくるな」
「マリリンや俺達と同期の冒険者ではあるんだが、な」
「モコリーヌがマリリンに嫉妬しているという話は聞いている」
「モコリーヌ……男性ですか? 女性ですか?」
「そうだな、筋肉隆々の……オネェサンという奴だ」
「おっふ」
この世界にもオネェっているのか。
今はその人がギルドマスターらしい。
オネェがギルドマスターって強そうなイメージがどうしても拭えないんだけど。
「元々【ドッスコイ】のギルドマスターで、マリリンと同様にカリスマのあるオネェサンなんだが、何かとマリリンと自分とを見比べてヒステリックを起こすタイプでな」
「それを諫めてきたのが【メンガンテン】のギルドマスターであるティティリーと言う女性なんだが……ティティリーとモコリーヌがまた相性が悪くてな」
「何故に」
「ティティリーは何と言うかその……幼女体系なんだ」
「ロリって奴ですか」
「そうだな」
「オネェさんにロリ……確かに相性は悪そうですね」
遠くから見る分には良さそうだが、絶対に関わりたくない人材二名と思われる。
ティティリーとはまだ話が合うかもしれないが、モコリーヌは分からない。
つまり、合わない方が無難と言う奴だろう。
「モコリーヌとティティリーがタッグを組んだという話は既にミセス・マッチョスにも伝わっている。君たちが戻ってくる頃には彼女たちもうちのギルドに到着しているだろうな」
「分かりました」
「それから話し合いになりそうだな……むう、我としては平和的解決がしたいんだが」
そうはなりそうにないのが、モコリーヌとティティリーなのだろう。
どちらか片方でも言葉が通じればいいのだが……通じなかった場合を考えると胃が痛い。
「ま、君たちは明日からしっかりハネムーンで楽しんでおいで」
「それから先が忙しいんだからな」
「分かりました」
「兄さんたちには苦労を掛けるが、よろしく頼むぞ!」
こうして翌朝、ある程度の着替えを持って日本に戻り、両親と朝のひと時を過ごしてから車に乗って、いざ予約している温泉宿のあるコテージへ!
道中【バケツラーメン】に挑戦できる店があったので、是非寄っていこう。
そんな事を思いつつ、安全運転で旅行はスタートした。
それは――世界第一位のギルド、レディー・マッスルに対抗すべく、世界第二位と第三位のギルドが合併したという話だった。
実質、世界第一位に輝くことになり、レディー・マッスルは第二位に落ちたことになる。
普通なら慌てる所なのだが――。
「あの二つのギルドが合併して、うまくいく確率はほぼ無い」
「無いな」
「あれは無いな。寧ろ現地解散は免れまい」
「そんなに相性が悪いギルド同士が合併したんですか?」
そう問いかけると、「ゴールは一緒なんだがなぁ」とジャックが口にし「クエストクリアがゴールというのなら一緒だな」と溜息交じりにマイケルが、そして――。
「だが、クリアするまでの道中がなぁ」
「道中?」
「片方のギルドは野営向き、もう片方は野営に向いていないんだ」
「役割分担をすればうまくいくだろうが、昔から互いに差別してきた所があってな」
「どっちの方針で進むのかによるだろうが、元々野営向きではない【ドッスコイ】ギルドは、長年【メンガンテン】ギルドを『野営の下請けギルド』と呼んできたし、諍いが絶えないギルドだったんだ」
「恐らく、ここにきて【レディー・マッスル】と【ミセス・マッチョス】の仲がいいので焦ったんだろうな」
確かに僕とマリリンの小説を書いている【ミセス・マッチョス】達とは仲がいいが、それくらいの事で大手二つが合併するなんてことはあるんだろうか?
確かに世界第一というギルドと言う言葉を聞けば、それなりに響きは良いが……。
「実際、うちのギルドへの依頼は少なくなっている。世界第一位と言うギルドの名がやはり大きいんだろうが……」
「うちと同じレベルを求められるとなると……そこは厳しいだろうな」
そこは長年一位だった【レディー・マッスル】の強み、みたいなものもあるのだろう。
それと同等のものを、今の第一位が提供できるかと聞かれると難しいらしい。
「今はなんて名前のギルドになってるんですか?」
「今は【ドゲン・モナカ】ギルドになっている」
頭に某地方のヒーロー的なものが出てきたが、それは置いておくとしよう。
「その【ドゲン・モナカ】からは何かしら表明でもあったんですか?」
「近々挨拶に来ると言う連絡があったんだが……明日なんだ」
「「明日」」
「君たちがハネムーンに行っている間にくるので、対応は俺とマイケルがする」
「何、君たちはしっかり愛に愛して愛しあってくればいい。それが使命でもある」
「「愛に愛して愛しあってくる」」
「そうだ、そしていずれ可愛い甥っ子姪っ子を沢山!! マリリン頼むぞ!!」
「任せてくれ兄さん!! カズマがシオシオに干からびるくらいには頑張ろう!!」
「カズマ、蘇生用のアイテム持っていくか?」
「死んでたら蘇生用使えませんよね……」
こうしてマイケルさんからそっと手渡された【黄泉帰りの薬】に、思わず遠い目をしたのは言う迄もないが、そうか、明日お越しになるのか。
どんな相手か分かっていたら対策のしようもあるんだけど、この様子だと僕とマリリンは会わない方が良さそうだ。
「マリリンと相性の悪いリーダーなんですか?」
「鋭い所を突いてくるな」
「マリリンや俺達と同期の冒険者ではあるんだが、な」
「モコリーヌがマリリンに嫉妬しているという話は聞いている」
「モコリーヌ……男性ですか? 女性ですか?」
「そうだな、筋肉隆々の……オネェサンという奴だ」
「おっふ」
この世界にもオネェっているのか。
今はその人がギルドマスターらしい。
オネェがギルドマスターって強そうなイメージがどうしても拭えないんだけど。
「元々【ドッスコイ】のギルドマスターで、マリリンと同様にカリスマのあるオネェサンなんだが、何かとマリリンと自分とを見比べてヒステリックを起こすタイプでな」
「それを諫めてきたのが【メンガンテン】のギルドマスターであるティティリーと言う女性なんだが……ティティリーとモコリーヌがまた相性が悪くてな」
「何故に」
「ティティリーは何と言うかその……幼女体系なんだ」
「ロリって奴ですか」
「そうだな」
「オネェさんにロリ……確かに相性は悪そうですね」
遠くから見る分には良さそうだが、絶対に関わりたくない人材二名と思われる。
ティティリーとはまだ話が合うかもしれないが、モコリーヌは分からない。
つまり、合わない方が無難と言う奴だろう。
「モコリーヌとティティリーがタッグを組んだという話は既にミセス・マッチョスにも伝わっている。君たちが戻ってくる頃には彼女たちもうちのギルドに到着しているだろうな」
「分かりました」
「それから話し合いになりそうだな……むう、我としては平和的解決がしたいんだが」
そうはなりそうにないのが、モコリーヌとティティリーなのだろう。
どちらか片方でも言葉が通じればいいのだが……通じなかった場合を考えると胃が痛い。
「ま、君たちは明日からしっかりハネムーンで楽しんでおいで」
「それから先が忙しいんだからな」
「分かりました」
「兄さんたちには苦労を掛けるが、よろしく頼むぞ!」
こうして翌朝、ある程度の着替えを持って日本に戻り、両親と朝のひと時を過ごしてから車に乗って、いざ予約している温泉宿のあるコテージへ!
道中【バケツラーメン】に挑戦できる店があったので、是非寄っていこう。
そんな事を思いつつ、安全運転で旅行はスタートした。
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