42 / 132
第一章 要らないと言うのなら旅立ちます。探さないで下さい。
42 生えてくるレアスキル!? 菊池にネットスーパーが加わった!
しおりを挟む
「ロスターナ」
「はい、先生。どうしました?」
「君と同室になる菊池だ。仲良くしてくれ」
「菊池っす……よろしくお願いします」
「まぁ! 初々しい反応ですこと」
「えっと……男? 女?」
「男よ、失礼ね」
「そうなんっすね……」
そう言って項垂れる菊池を他所に珈琲を飲み、明日からまた忙しくなりそうだと遠い目をした昼前、ドタバタとダグラスとカナエが帰ってきた。
何時ものダッシュと言う奴だな。今日はダグラスがついていてくれるから安心だ!
「こんな……っ 疲れる事を毎日お前たちはしてたのかよ!!」
「はははは!」
「良い汗掻いたわ! 先生、どこも売り上げ上々です!」
「うむ! こちらも話しはある程度まとまった所だ。菊池を弟子二号にした」
「二号なんですね。良かったです」
「差し当たって菊池の服の準備と、明日菊池も女王陛下に会わせる為、スーツを用意して貰いたい。お金は俺が出そう」
「仕方ないですねぇ。菊池―? サイズ幾つー?」
「え? え?」
「服のサイズよ」
「Lだけど」
「ならスーツも問題なさそうね。ネクタイは先生が赤だから、菊池は青にしましょう」
「うむ、ネクタイピンもいいのを用意してやってくれ」
「先生のよりはランク落としますけどね」
「ははは」
こうしてあっという間に服が段ボールで届き、菊池は驚いた様子で駆け寄って中を見ると「なんだ、どうなってんだ!?」と驚いていたが――。
「私のスキル、ネットスーパーなの」
「ネットスー……それで香辛料とか!」
「ピンポーン♪」
「拠点作れる人が居て、商品作れる人が居て……絶対二人共勝ち組じゃん!?」
「「あはははは!」」
「俺のスキルボードなんて何の変哲もないのに……」
「どれどれ、もっと詳しく見せてみてくれ」
「これっす」
そう言って菊池のスキルボードを見せて貰うと、確かに一見すれば何の変哲もないが、隠しスキルが出てきている。これはオスカール王国では見つけられなかっただろうな。
しかし、これは伝えていい物か……。
「どうっすか?」
「俺が見ているスキルボードと、菊池が見ているスキルボードで間違いが無ければだが」
「はい」
「運の良さにスキルポイントを振れるようになってないか?」
「なってますね。怖くて触れなくて」
「なるほど」
「鑑定よりスキルボードで見たほうがより詳しく分かるのか。当たり前だが」
「でも、運の良さだけじゃなぁ」
「いや、菊池もあるじゃないか。スキルを取ってないだけで」
「何があるんすか?」
「ネットスーパー(小)があるな」
「あ、それここにきて生えてきた奴です」
「生えてくるのか?スキルが!?」
「ええ」
「ポイントはネットスーパーに全振りで良いと思うぞ」
「じゃあネットスーパーにスキル全振りしときます」
そう言うと全振りしたらしく【ネットスーパー(小)】から【ネットスーパー】に変わった。
つまり、カナエが最初に持っていたモノと同じものになった訳だ。
「ネットスーパー持ちが欲しかったんだ。これでカナエだけに掛かっていた負担が軽減するよ」
「そうなんすね!」
「後は菊池もネットスーパーで商品を買って、こっちの世界で売ってみるといい。売れればスキルポイントが溜まるぞ。俺の店を貸してもいいし、商業ギルドやボルドさんの所でも喜んで貰えると思うぞ。」
「ボルドさんにはお世話なったけど、まずは先生の店でお願いしたいっす」
「俺の店は『お菓子店』と『酒屋』になる。美容関係の店はカナエにやった」
「流石先生っすね。でもお菓子と酒か……」
「どっちも直ぐ売れるぞ。ただし高いものに限るがな」
「ゔぅ、金貨20枚しか手持ちにないっす」
「それが化けるからつぎ込んでみろ。倍々ゲームだ」
「うっす」
そう言って20枚の金貨を全て投入し、そこから商品を選んでいく。
酒か菓子かで悩んだ結果、お菓子にした。酒は飲んだことがないから分からないと言う事らしい。
「この中でお勧め商品ってありますか?」
「うーん、カナエはこの辺を買っていたな」
「あー堅実な道っすね。俺はこの辺りとかどうかと思うんですが」
「うーむ」
「俺、小さい頃この宝石みたいな飴に感動して、何時か宝石沢山食べるんだーって言い捲ってたんすよ」
「なるほど。確かに女性受けはするかもしれないな。飴は出してる個数も少ないから狙い目だぞ」
「なるほど。後一つ選ぶなら……相手はやっぱ貴族っすよね」
「だな」
「貴族相手じゃないなら割れチョコとか選ぶんすけどね」
「そこは買わないだろうなぁ」
「なので、女の子が選びそうな猫缶のチョコを選ぶっす」
「良い選択だな。見た目も可愛いしプレゼントにもいい」
「これで金貨20枚。箱買いで売りに出すの、どうっすか!」
「昼から売ってみるか?」
「はい!!」
こうして、菊池の全財産金貨20枚で買った飴と可愛い猫柄のチョコだったが――、その夜の売り上げで見事売切れたらしく、『店舗サービスポイント』がついてスキルが上がったらしい。
届いた金貨の枚数を見て意識を失いかけた菊池だったが、何とか堪えて金貨を受け取り、更に全部ではないがネットスーパーに入れ込み、明日売りつける商品選びに余念がない。
「菊池もネットスーパーの闇に落ちましたね」
「そういうものか?」
「あれは一種の博打ですから」
「まぁな。貴族に売れなければどうしようもない事ではあるが」
「堅実にいくか、冒険するか」
「アイツは運がいいからな」
「そうでしたね」
その後、菊池の買った商品は爆買いされることになるが、それは運の良さ故なのか、天性の物なのかは分からないが、取り敢えず翌朝は女王陛下の元に行かねばならない。
――早朝、何時もより早く目が覚めた俺はダグラスに挨拶をし、顔を洗い髭を剃り髪も整えてからスーツに着替える。
何時もの、ではなく、特別なスーツに。
時計もいつもの、ではなく、特別なモノに。
今日の料理はテリアとロスターナが準備してくれているようだ。各店舗には昨日の夜のうちに多めに商品を入れているので、土日ではないし昼までは持つだろう。
朝ご飯を食べて、子供達の仕事を割り振って、身支度をシッカリ整えたら、商業ギルドマスターのいる場所まで三人で向かうと、既に馬車が待っていた。
「おはようございます、リウスさん、ボルドさん」
「おはようございます。そちらがキクチさんですか?」
「初めまして! 菊池です!」
「俺の弟子二号です。今回同行させます」
「そうですか。オスカール王国では大変苦労をしたようですね。この国では楽しく穏やかにお過ごしください」
「ありがとう御座います」
「では、皆さん参りましょうか」
こうして馬車に乗り込み、俺達はノスタルミア王国の女王陛下に会う事になった。
時間は10時に謁見。
果して、どう出てくるか――。
「はい、先生。どうしました?」
「君と同室になる菊池だ。仲良くしてくれ」
「菊池っす……よろしくお願いします」
「まぁ! 初々しい反応ですこと」
「えっと……男? 女?」
「男よ、失礼ね」
「そうなんっすね……」
そう言って項垂れる菊池を他所に珈琲を飲み、明日からまた忙しくなりそうだと遠い目をした昼前、ドタバタとダグラスとカナエが帰ってきた。
何時ものダッシュと言う奴だな。今日はダグラスがついていてくれるから安心だ!
「こんな……っ 疲れる事を毎日お前たちはしてたのかよ!!」
「はははは!」
「良い汗掻いたわ! 先生、どこも売り上げ上々です!」
「うむ! こちらも話しはある程度まとまった所だ。菊池を弟子二号にした」
「二号なんですね。良かったです」
「差し当たって菊池の服の準備と、明日菊池も女王陛下に会わせる為、スーツを用意して貰いたい。お金は俺が出そう」
「仕方ないですねぇ。菊池―? サイズ幾つー?」
「え? え?」
「服のサイズよ」
「Lだけど」
「ならスーツも問題なさそうね。ネクタイは先生が赤だから、菊池は青にしましょう」
「うむ、ネクタイピンもいいのを用意してやってくれ」
「先生のよりはランク落としますけどね」
「ははは」
こうしてあっという間に服が段ボールで届き、菊池は驚いた様子で駆け寄って中を見ると「なんだ、どうなってんだ!?」と驚いていたが――。
「私のスキル、ネットスーパーなの」
「ネットスー……それで香辛料とか!」
「ピンポーン♪」
「拠点作れる人が居て、商品作れる人が居て……絶対二人共勝ち組じゃん!?」
「「あはははは!」」
「俺のスキルボードなんて何の変哲もないのに……」
「どれどれ、もっと詳しく見せてみてくれ」
「これっす」
そう言って菊池のスキルボードを見せて貰うと、確かに一見すれば何の変哲もないが、隠しスキルが出てきている。これはオスカール王国では見つけられなかっただろうな。
しかし、これは伝えていい物か……。
「どうっすか?」
「俺が見ているスキルボードと、菊池が見ているスキルボードで間違いが無ければだが」
「はい」
「運の良さにスキルポイントを振れるようになってないか?」
「なってますね。怖くて触れなくて」
「なるほど」
「鑑定よりスキルボードで見たほうがより詳しく分かるのか。当たり前だが」
「でも、運の良さだけじゃなぁ」
「いや、菊池もあるじゃないか。スキルを取ってないだけで」
「何があるんすか?」
「ネットスーパー(小)があるな」
「あ、それここにきて生えてきた奴です」
「生えてくるのか?スキルが!?」
「ええ」
「ポイントはネットスーパーに全振りで良いと思うぞ」
「じゃあネットスーパーにスキル全振りしときます」
そう言うと全振りしたらしく【ネットスーパー(小)】から【ネットスーパー】に変わった。
つまり、カナエが最初に持っていたモノと同じものになった訳だ。
「ネットスーパー持ちが欲しかったんだ。これでカナエだけに掛かっていた負担が軽減するよ」
「そうなんすね!」
「後は菊池もネットスーパーで商品を買って、こっちの世界で売ってみるといい。売れればスキルポイントが溜まるぞ。俺の店を貸してもいいし、商業ギルドやボルドさんの所でも喜んで貰えると思うぞ。」
「ボルドさんにはお世話なったけど、まずは先生の店でお願いしたいっす」
「俺の店は『お菓子店』と『酒屋』になる。美容関係の店はカナエにやった」
「流石先生っすね。でもお菓子と酒か……」
「どっちも直ぐ売れるぞ。ただし高いものに限るがな」
「ゔぅ、金貨20枚しか手持ちにないっす」
「それが化けるからつぎ込んでみろ。倍々ゲームだ」
「うっす」
そう言って20枚の金貨を全て投入し、そこから商品を選んでいく。
酒か菓子かで悩んだ結果、お菓子にした。酒は飲んだことがないから分からないと言う事らしい。
「この中でお勧め商品ってありますか?」
「うーん、カナエはこの辺を買っていたな」
「あー堅実な道っすね。俺はこの辺りとかどうかと思うんですが」
「うーむ」
「俺、小さい頃この宝石みたいな飴に感動して、何時か宝石沢山食べるんだーって言い捲ってたんすよ」
「なるほど。確かに女性受けはするかもしれないな。飴は出してる個数も少ないから狙い目だぞ」
「なるほど。後一つ選ぶなら……相手はやっぱ貴族っすよね」
「だな」
「貴族相手じゃないなら割れチョコとか選ぶんすけどね」
「そこは買わないだろうなぁ」
「なので、女の子が選びそうな猫缶のチョコを選ぶっす」
「良い選択だな。見た目も可愛いしプレゼントにもいい」
「これで金貨20枚。箱買いで売りに出すの、どうっすか!」
「昼から売ってみるか?」
「はい!!」
こうして、菊池の全財産金貨20枚で買った飴と可愛い猫柄のチョコだったが――、その夜の売り上げで見事売切れたらしく、『店舗サービスポイント』がついてスキルが上がったらしい。
届いた金貨の枚数を見て意識を失いかけた菊池だったが、何とか堪えて金貨を受け取り、更に全部ではないがネットスーパーに入れ込み、明日売りつける商品選びに余念がない。
「菊池もネットスーパーの闇に落ちましたね」
「そういうものか?」
「あれは一種の博打ですから」
「まぁな。貴族に売れなければどうしようもない事ではあるが」
「堅実にいくか、冒険するか」
「アイツは運がいいからな」
「そうでしたね」
その後、菊池の買った商品は爆買いされることになるが、それは運の良さ故なのか、天性の物なのかは分からないが、取り敢えず翌朝は女王陛下の元に行かねばならない。
――早朝、何時もより早く目が覚めた俺はダグラスに挨拶をし、顔を洗い髭を剃り髪も整えてからスーツに着替える。
何時もの、ではなく、特別なスーツに。
時計もいつもの、ではなく、特別なモノに。
今日の料理はテリアとロスターナが準備してくれているようだ。各店舗には昨日の夜のうちに多めに商品を入れているので、土日ではないし昼までは持つだろう。
朝ご飯を食べて、子供達の仕事を割り振って、身支度をシッカリ整えたら、商業ギルドマスターのいる場所まで三人で向かうと、既に馬車が待っていた。
「おはようございます、リウスさん、ボルドさん」
「おはようございます。そちらがキクチさんですか?」
「初めまして! 菊池です!」
「俺の弟子二号です。今回同行させます」
「そうですか。オスカール王国では大変苦労をしたようですね。この国では楽しく穏やかにお過ごしください」
「ありがとう御座います」
「では、皆さん参りましょうか」
こうして馬車に乗り込み、俺達はノスタルミア王国の女王陛下に会う事になった。
時間は10時に謁見。
果して、どう出てくるか――。
259
お気に入りに追加
4,140
あなたにおすすめの小説
[完結]いらない子と思われていた令嬢は・・・・・・
青空一夏
恋愛
私は両親の目には映らない。それは妹が生まれてから、ずっとだ。弟が生まれてからは、もう私は存在しない。
婚約者は妹を選び、両親は当然のようにそれを喜ぶ。
「取られる方が悪いんじゃないの? 魅力がないほうが負け」
妹の言葉を肯定する家族達。
そうですか・・・・・・私は邪魔者ですよね、だから私はいなくなります。
※以前投稿していたものを引き下げ、大幅に改稿したものになります。
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
転生幼女の攻略法〜最強チートの異世界日記〜
みおな
ファンタジー
私の名前は、瀬尾あかり。
37歳、日本人。性別、女。職業は一般事務員。容姿は10人並み。趣味は、物語を書くこと。
そう!私は、今流行りのラノベをスマホで書くことを趣味にしている、ごくごく普通のOLである。
今日も、いつも通りに仕事を終え、いつも通りに帰りにスーパーで惣菜を買って、いつも通りに1人で食事をする予定だった。
それなのに、どうして私は道路に倒れているんだろう?後ろからぶつかってきた男に刺されたと気付いたのは、もう意識がなくなる寸前だった。
そして、目覚めた時ー
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる