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第一章 要らないと言うのなら旅立ちます。探さないで下さい。
35 休日のノマンノ美容室でヘアカットと銭湯でリラックスし、酒屋も作る!
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髪を切った帰りに銭湯に行こうと言う事になり、銭湯の3人に渡すお弁当と着替えとバスタオルを空間収納にしまい、揃ってノマンノ美容室に向かい、美容室に到着すると、本日朝貸し切りの札が張ってあり、ノックをするとドアが開いた。
「おはようございます。ストレリチアのアツシですが」
「おはようごさいます。皆さんどうぞお入りください」
その言葉に俺達がぞろぞろと入ると、ドアを閉めて数名の美容師も立って挨拶をされた。
何でも貸し切りにしてまで来てくれたことに感謝をと言う事だったが、うちは獣人揃いなので貸し切りは仕方ないのだ。
こうしてまずは男性陣から髪をカットしていく。
俺もそうだが、髪は少し短めがいい。
ダグラスは乱雑に短く切っている髪をカッコよく整えて貰っていた。
テリーはスポーツ刈りで、シュウは長くなった髪を肩に掛からないくらいにカットして貰っていた。前髪をカッコよくして貰っていたが、相変わらず美少年だと思う。
テリー兄弟は母親が人間だったらしく、ちゃんと人間の耳まであるが、機能はしていないらしい。
次に女性陣だが、長さを揃えるだけでいいとか、前髪を切って貰いたいとか、そう言う要望を言いつつ切って貰っていた。
カナエも一緒で、少し長くなった髪を整えて切る感じにして貰ったようで、前髪も綺麗に切って貰い嬉しそうだ。
小さい女の子組は、三つ編みが出来るくらいにして貰い、前髪は眉が見える感じで切って貰っていた。
後は魔道具だろうと思われるが、ドライヤーでざっと髪を乾かして要らない髪を飛ばし、これにて出来上がりだ。
あっと言う間だったが、皆スッキリしたようだ。
その後料金を支払い、また来月にと予約を取り、貸し切り金も支払ってから銭湯のある住民地区へと向かう。
銭湯に入るとそれなりの人の出入りがあり、俺が獣人を連れて来たのに驚いたロザリーさんだったが、ストレリチアのアツシと言えば獣人と言うのは既に聞いていた為、少し驚いただけで何も言われなかった。
どうやら町の人にも浸透しているようで、「獣人? ああ、ストレリチアの」と言う声がちらほら聞こえた。
全員分のお金を支払い女性はカナエにお願いし、男性は俺についてきた。
こうして使い方を教えつつ鍵は手首に巻いてから風呂に入る前に掛け湯をし、その後身体を洗うのだが、シャワーの使い方は家と同じなので皆気にすることなく使う。
シャンプーをして身体を洗い、泡を流すとお風呂に入る訳だが――。
「おー? 獣人さんって事はストレリチアの?」
「はい、ストレリチアのアツシです」
「熱いお湯はいいよぉ~? スーッとしてて、気持ちがいいの」
「ありがとう御座います」
「泡風呂もいいぜ!! 血行がよくならぁ!!」
「俺はぬるま湯で芯までホカホカ派だな……」
「俺は熱い風呂に入るけど、子供たちはぬるま湯の方にしなさい」
「「はーい」」
「ダグラスはどうする?」
「俺も熱い方にする。試してみたいしな」
「分かった、無理はするなよ?」
こうして子供たちはぬるま湯に、熱い風呂には俺とダグラスが入りゆっくりと浸かる。
良い熱さだ……だがクールな入浴剤のお陰で息もしやすく熱すぎに感じない。
湯の外に腕を出すとスーッとする感じも癖になる。
「この風呂いいな……。肌を外に出すとスーッとする」
「そう言うのを入れたからね」
「どれだけでも入りたいが、入れるのは15分までと」
「そう言う事」
「あ――……日々の疲れが取れる」
「リラックス出来るよなぁ」
「芯までポカポカもいいぜぇ……」
「広いお風呂でポカポカなんて、贅沢ですよぉ……」
と、ユッタリ汗を流しながら15分入り、その後湯船から出てスーッとしつつも汗は凄く、皆で水風呂に入って身体がキュッと締まった所で湯船から上がり、最後にあがり湯をしてから簡単に体を拭きお風呂から上がった。
脱衣所でしっかり身体を拭いて汗や水気を拭い、着替えを済ませて外に出るとウォーターサーバーで冷たい水をグイッと飲む。
「は――!! 生き返ったぜ!」
「堪らないな!!」
「く――っ!!」
「身体が整う感じです!!」
と言っていると、女性軍団も出てきた。
髪はカナエとテリアに生活魔法で乾かして貰っていて、女性陣の髪は綺麗に乾いている。
俺達男性陣も乾かして貰い、その後女性陣は各自冷たい水を飲んで「プハ――!!」と気持ち良く息を吐いていた。
「ねぇ先生!」
「どうしたテリア」
「一週間に一回、此処に連れて来て!」
「俺も来たい!」
「俺も来たいねぇ」
と言う声が多く、ならばと、週に1回は来ることを約束したが、俺には仕事の都合もあるので、一緒に来れない時はダグラスとエリーナに引率を頼むことにした。
こうして銭湯から出てこのまま眠ってしまいたいが――やる事はまだある。
銭湯の3人に昼食のお弁当を渡し、家に帰って昼食を食べたら、今日は酒屋だ。
「ダグラス、悪いけどこの後は酒屋の手伝いを頼めるか?」
「おう、良いぜ! 身体もシッカリ動かさないとな!」
「ははは、助かる! エリーナには仕事をして貰って、シュウには子供たちの安全確認を頼むぞ」
「「はい」」
「何かあったら酒屋までくること、店は直ぐ分かると思う」
「分かりました」
「というか、拠点から見えてますしね」
「まぁそうだな」
それくらい遠めでも分かるくらいの店構えなので、何かあれば子供達も安心して来れるだろう。
だが、何かあっては遅いので気を付けるようにと伝えてから酒屋へと向かう。
中に入るとダグラスも「こいつは凄い」と声を上げ、この中に酒や必要道具やおつまみが並ぶのを考えると……俺も酒が飲みたくなる。
頑張ろう!!
「頑張ったらご褒美にお酒一つ持っていっていいぞ」
「いいのか!?」
「子供たちがいるから飲み過ぎ厳禁な?」
「分かってる。あ、エリーナには飲ませるなよ? あいつ酒癖悪いから」
「そうしよう」
こうしてカナエにネットスーパーを開いて貰い、まずは左側の棚に洋酒や日本酒を置いて行くことにした。
値段はピンキリだが、有名どころを並べていく感じだろうか。
この国ではワインをよく飲むとの事だったので、ワインは多めに仕入れたい。
棚の一部をワインセラーにして取れるようにし、一つのワインセラーに一種類を並べると言うやり方で多めに場所を取っていく。
大体美味しいと言われているワインを並べ終わると値札を貼り、次にウォッカやウイスキーと言った物を並べていく。
無論日本の物も並べていく。
大量に並んだ後は、売れるかどうか分からないが日本酒だ。
値段の高い良い物をセレクトして並べ、高級感のある一角が出来た。
次にガラスケースの中だが、そこは瓶ビールがズラリと並ぶ。
無論海外の物から日本のものまで幅広く並べ、一つの冷蔵庫にその国のビールが入る形にした。
缶ビールは流石に置かなかった。
高級志向で考えて敢えて置かなかったのだ。
そして中央にはビールやお酒のつまみとなるナッツ系やササミ系を並べていく。
チーズと高級なソーセージだけは瓶が並ぶ端三つの冷蔵庫に並べて置いた。
値札を貼り、値段と番号も書いたところでバックヤードに向かい、ドンドンお酒を出して貰いつつ倉庫の棚の上にドンドン乗せて番号を書いて繰り返していく。
冷蔵庫大を置いたら、チーズとソーセージ用の出来上がりだ。
この中もタップリのチーズとソーセージで埋め尽くし、番号も書いて置く。
お酒だらけの棚がズラリと並び、見ごたえとしては壮観だ。
金額を考えると怖いが、値段もお酒なだけあって割高にしている。
無論高級なモノしかおいていないので高いのは当たり前なのだが。
最後に商談室に入り、此処にもお菓子専門店同様に商談を進めやすくする為、紅茶セットを準備し、お湯はケトルで沸かせるようにしてある。
紅茶に合わせてあるので、大丈夫だろう。
使い方も書いたこの世界の文字での説明書も置いてあるので、従業員には読んで貰いたい。
無論商談室にはお菓子屋と酒場両方に、手紙のやり取りをする魔道具が置かれている。
「取り敢えずは出来たな」
「出来ましたね」
「オヤツ時間間に合わなかったけどな……」
「「ああああああ……」」
「まぁ、子供達も今日どうなるのか分からないだろうし」
「というか、俺思ったんだけど……カナエ」
「ん?」
「休みの日くらいは、ケーキを出すべきじゃないか?」
「そうね!! 出しましょう!」
「夜ケーキ」
「是非に!!」
「けーき?」
頭をひねるダグラスに頬みつつ、夜はケーキタイムだ。
出すケーキはカナエに任せるとして、俺とダグラスは一本ずつ酒を貰い、一路拠点に戻った。
すると――?
「おはようございます。ストレリチアのアツシですが」
「おはようごさいます。皆さんどうぞお入りください」
その言葉に俺達がぞろぞろと入ると、ドアを閉めて数名の美容師も立って挨拶をされた。
何でも貸し切りにしてまで来てくれたことに感謝をと言う事だったが、うちは獣人揃いなので貸し切りは仕方ないのだ。
こうしてまずは男性陣から髪をカットしていく。
俺もそうだが、髪は少し短めがいい。
ダグラスは乱雑に短く切っている髪をカッコよく整えて貰っていた。
テリーはスポーツ刈りで、シュウは長くなった髪を肩に掛からないくらいにカットして貰っていた。前髪をカッコよくして貰っていたが、相変わらず美少年だと思う。
テリー兄弟は母親が人間だったらしく、ちゃんと人間の耳まであるが、機能はしていないらしい。
次に女性陣だが、長さを揃えるだけでいいとか、前髪を切って貰いたいとか、そう言う要望を言いつつ切って貰っていた。
カナエも一緒で、少し長くなった髪を整えて切る感じにして貰ったようで、前髪も綺麗に切って貰い嬉しそうだ。
小さい女の子組は、三つ編みが出来るくらいにして貰い、前髪は眉が見える感じで切って貰っていた。
後は魔道具だろうと思われるが、ドライヤーでざっと髪を乾かして要らない髪を飛ばし、これにて出来上がりだ。
あっと言う間だったが、皆スッキリしたようだ。
その後料金を支払い、また来月にと予約を取り、貸し切り金も支払ってから銭湯のある住民地区へと向かう。
銭湯に入るとそれなりの人の出入りがあり、俺が獣人を連れて来たのに驚いたロザリーさんだったが、ストレリチアのアツシと言えば獣人と言うのは既に聞いていた為、少し驚いただけで何も言われなかった。
どうやら町の人にも浸透しているようで、「獣人? ああ、ストレリチアの」と言う声がちらほら聞こえた。
全員分のお金を支払い女性はカナエにお願いし、男性は俺についてきた。
こうして使い方を教えつつ鍵は手首に巻いてから風呂に入る前に掛け湯をし、その後身体を洗うのだが、シャワーの使い方は家と同じなので皆気にすることなく使う。
シャンプーをして身体を洗い、泡を流すとお風呂に入る訳だが――。
「おー? 獣人さんって事はストレリチアの?」
「はい、ストレリチアのアツシです」
「熱いお湯はいいよぉ~? スーッとしてて、気持ちがいいの」
「ありがとう御座います」
「泡風呂もいいぜ!! 血行がよくならぁ!!」
「俺はぬるま湯で芯までホカホカ派だな……」
「俺は熱い風呂に入るけど、子供たちはぬるま湯の方にしなさい」
「「はーい」」
「ダグラスはどうする?」
「俺も熱い方にする。試してみたいしな」
「分かった、無理はするなよ?」
こうして子供たちはぬるま湯に、熱い風呂には俺とダグラスが入りゆっくりと浸かる。
良い熱さだ……だがクールな入浴剤のお陰で息もしやすく熱すぎに感じない。
湯の外に腕を出すとスーッとする感じも癖になる。
「この風呂いいな……。肌を外に出すとスーッとする」
「そう言うのを入れたからね」
「どれだけでも入りたいが、入れるのは15分までと」
「そう言う事」
「あ――……日々の疲れが取れる」
「リラックス出来るよなぁ」
「芯までポカポカもいいぜぇ……」
「広いお風呂でポカポカなんて、贅沢ですよぉ……」
と、ユッタリ汗を流しながら15分入り、その後湯船から出てスーッとしつつも汗は凄く、皆で水風呂に入って身体がキュッと締まった所で湯船から上がり、最後にあがり湯をしてから簡単に体を拭きお風呂から上がった。
脱衣所でしっかり身体を拭いて汗や水気を拭い、着替えを済ませて外に出るとウォーターサーバーで冷たい水をグイッと飲む。
「は――!! 生き返ったぜ!」
「堪らないな!!」
「く――っ!!」
「身体が整う感じです!!」
と言っていると、女性軍団も出てきた。
髪はカナエとテリアに生活魔法で乾かして貰っていて、女性陣の髪は綺麗に乾いている。
俺達男性陣も乾かして貰い、その後女性陣は各自冷たい水を飲んで「プハ――!!」と気持ち良く息を吐いていた。
「ねぇ先生!」
「どうしたテリア」
「一週間に一回、此処に連れて来て!」
「俺も来たい!」
「俺も来たいねぇ」
と言う声が多く、ならばと、週に1回は来ることを約束したが、俺には仕事の都合もあるので、一緒に来れない時はダグラスとエリーナに引率を頼むことにした。
こうして銭湯から出てこのまま眠ってしまいたいが――やる事はまだある。
銭湯の3人に昼食のお弁当を渡し、家に帰って昼食を食べたら、今日は酒屋だ。
「ダグラス、悪いけどこの後は酒屋の手伝いを頼めるか?」
「おう、良いぜ! 身体もシッカリ動かさないとな!」
「ははは、助かる! エリーナには仕事をして貰って、シュウには子供たちの安全確認を頼むぞ」
「「はい」」
「何かあったら酒屋までくること、店は直ぐ分かると思う」
「分かりました」
「というか、拠点から見えてますしね」
「まぁそうだな」
それくらい遠めでも分かるくらいの店構えなので、何かあれば子供達も安心して来れるだろう。
だが、何かあっては遅いので気を付けるようにと伝えてから酒屋へと向かう。
中に入るとダグラスも「こいつは凄い」と声を上げ、この中に酒や必要道具やおつまみが並ぶのを考えると……俺も酒が飲みたくなる。
頑張ろう!!
「頑張ったらご褒美にお酒一つ持っていっていいぞ」
「いいのか!?」
「子供たちがいるから飲み過ぎ厳禁な?」
「分かってる。あ、エリーナには飲ませるなよ? あいつ酒癖悪いから」
「そうしよう」
こうしてカナエにネットスーパーを開いて貰い、まずは左側の棚に洋酒や日本酒を置いて行くことにした。
値段はピンキリだが、有名どころを並べていく感じだろうか。
この国ではワインをよく飲むとの事だったので、ワインは多めに仕入れたい。
棚の一部をワインセラーにして取れるようにし、一つのワインセラーに一種類を並べると言うやり方で多めに場所を取っていく。
大体美味しいと言われているワインを並べ終わると値札を貼り、次にウォッカやウイスキーと言った物を並べていく。
無論日本の物も並べていく。
大量に並んだ後は、売れるかどうか分からないが日本酒だ。
値段の高い良い物をセレクトして並べ、高級感のある一角が出来た。
次にガラスケースの中だが、そこは瓶ビールがズラリと並ぶ。
無論海外の物から日本のものまで幅広く並べ、一つの冷蔵庫にその国のビールが入る形にした。
缶ビールは流石に置かなかった。
高級志向で考えて敢えて置かなかったのだ。
そして中央にはビールやお酒のつまみとなるナッツ系やササミ系を並べていく。
チーズと高級なソーセージだけは瓶が並ぶ端三つの冷蔵庫に並べて置いた。
値札を貼り、値段と番号も書いたところでバックヤードに向かい、ドンドンお酒を出して貰いつつ倉庫の棚の上にドンドン乗せて番号を書いて繰り返していく。
冷蔵庫大を置いたら、チーズとソーセージ用の出来上がりだ。
この中もタップリのチーズとソーセージで埋め尽くし、番号も書いて置く。
お酒だらけの棚がズラリと並び、見ごたえとしては壮観だ。
金額を考えると怖いが、値段もお酒なだけあって割高にしている。
無論高級なモノしかおいていないので高いのは当たり前なのだが。
最後に商談室に入り、此処にもお菓子専門店同様に商談を進めやすくする為、紅茶セットを準備し、お湯はケトルで沸かせるようにしてある。
紅茶に合わせてあるので、大丈夫だろう。
使い方も書いたこの世界の文字での説明書も置いてあるので、従業員には読んで貰いたい。
無論商談室にはお菓子屋と酒場両方に、手紙のやり取りをする魔道具が置かれている。
「取り敢えずは出来たな」
「出来ましたね」
「オヤツ時間間に合わなかったけどな……」
「「ああああああ……」」
「まぁ、子供達も今日どうなるのか分からないだろうし」
「というか、俺思ったんだけど……カナエ」
「ん?」
「休みの日くらいは、ケーキを出すべきじゃないか?」
「そうね!! 出しましょう!」
「夜ケーキ」
「是非に!!」
「けーき?」
頭をひねるダグラスに頬みつつ、夜はケーキタイムだ。
出すケーキはカナエに任せるとして、俺とダグラスは一本ずつ酒を貰い、一路拠点に戻った。
すると――?
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