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第一章 要らないと言うのなら旅立ちます。探さないで下さい。
30 ついに銭湯オープン! その他の新しい店舗はどうなるかな?
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――あの魔道具が欲しい!!
と思った翌日、朝ご飯を食べ終わり珈琲で一服していると玄関を叩く音が聞こえ、俺が出迎えると、数名の男性と共にボルドさんが現れた。
「茶葉等を取りに参りました」
「おはよう御座います。靴を脱いで応接室にどうぞ」
「ありがとう御座います!」
こうしてボルドさんと数名の男性を連れて応接室に入ると、見事な山にボルドさんはウットリしつつ、早速中を確認してから男性たちに空間収納に入れるよう指示をだし、俺と二人椅子に座って売買契約書を交わした。
そしてドンと置かれた金貨。有難く受け取り少し話をする。
「茶葉缶などを受け取ったら直ぐオスカール王国に行く予定です」
「そうですか。もしですが」
「ええ」
「俺を探している人間が、仮にいたとしたら、理由を聞いて連れてきてくれませんか?」
「理由を伺っても? 無論誰にも話しません」
「実は――」
そう言って、オスカール王国で勇者召喚に巻き込まれ、俺とカナエも此方の世界に来た事。
そして、他に三人の教え子も来ていたのだが、もし困っていたらここまで連れてきて欲しいと頼んだのだ。
確かに巣立った生徒ではあるが、困っているなら見過ごせない。
無論、本当に心から反省しているのであれば――だが。
「分かりました、もしそのような話があれば」
「お願いします」
こうして秘密の約束をし、ボルドさんを見送って溜息を吐いた。
困ってないのならそれでいい。
だが、困っていたら……。
なんだかんだ言っても、やはり生徒の事は心配なのだ。
「さて、仕事を頑張るか!!」
そう声を張りリビングに行くと子供達も牛乳を飲んで仕事前のエネルギーチャージ中のようで、ダグラスとエリーナは珈琲で気合を入れていた。
カナエはその間に仕事部屋に行っていたらしく、今回頼む商品を出していたらしい。
空のケースも用意万端だとか。
仕事時間になると全員立ち上がり一斉に仕事場へと向かう。
その間にカナエと二人でコップを持って行ってカナエが洗い物をしている間、チラッと店内を覗きに行くと、丁度セバスディさんが朝礼をし終わった所だった。
どうやら朝も掃除をしてくれていたらしい。
「おはようございます皆さん」
「「「おはようございますオーナー」」」
「今回はついに……ですか」
「はい。ついに、です。昨日の夜の間に予約があった方々には手紙を送っているので、予約の分は一階の飲み物を入れている横に置いてます」
「はい、ありがとう御座います」
「二階にはシルクパジャマのタワーが出来てますので、ドンドン売って下さい」
「ドンドン売りますよ!!」
そう気合を入れたセバスディさんに笑顔で微笑んでいると、カナエがやってきて部屋には入らず俺を呼んでいる。
なんでも商業ギルドマスターの使いが来たそうだ。
「では、今日を乗り切れば二日休めますから頑張りましょう!」
「「「はい!!」」」
こうして急いで玄関まで行くと、使いの方から「人材確保が整いました」との事だったので直ぐに向かう事になった。
カナエも一緒に着いてくる事になり、商業ギルドに到着するとリウスさんが待っていた。
「ああ、お待ちしておりました。まず応接室にお願いします」
「分かりました」
「あ、そこの君、彼らを呼んできてくれ」
「畏まりました」
そう指示を出し、俺達は応接室に入るとまずは店の話になった。
もっと沢山のお菓子が食べたいと言う要望を聞いたそうだ。
そこで、店舗を増やす気はないかと言う質問で、俺は暫く悩んでから「実は」と声を掛ける。
「店舗を増やすのは出来るんですが、実はお菓子以外にやりたい店舗がありまして」
「ほう、何です?」
「酒屋……、お酒やつまみを楽しんで頂くお店なんですが」
「酒……ですか」
「ええ、無論ケース売りも可能な感じなんですが……」
「あの、ストレリチアで売っているお酒が飲めるんですか?」
「アレは安い方でして」
「安い方……」
「もっと美味しいお酒が沢山ありましてね」
「ほうほう」
「そこの従業員と土地も欲しいんですよね~」
「良いでしょう、お菓子の店舗は大きい店舗にしましょう。お酒の店舗も大きい店舗にしましょう。そして、うちから従業員を派遣致します」
「いいんですか? 商業ギルドの従業員少なくなりますよ?」
「各地に派遣する為のギルド職員が結構いるんですよ。新しい人材はドンドン入って教育されますし問題ありません」
「なるほど」
意外とあっちこっちの店には商業ギルドの従業員が入っているのかも知れないな。
そう思えば、うちの情報が筒抜けなのも頷ける。
「さしあたって、庶民用の銭湯の番台に年を取った女性、そして女性の清掃員と男性の清掃員ですが」
「ええ」
「入ってきなさい」
そう言うと、確かに年を召した女性と、女性と男性が一人ずつ入ってきた。
番台を務める女性の名前はロザリーといい、そろそろゆっくりとした仕事がしたいと言っていたそうだ。年齢は50代らしい。
女性従業員はロザリーさんの孫でナザリーと言うそうで、気が強そうな女性だ。
そしてロザリーさんのそれまた孫でロンデと言う男性も気が強そうだが、頼りになりそうだ。
「この3人をお貸しできます」
「ありがとう御座います、是非今日からでも宜しいでしょうか?」
「無論です。まずは出だしを見てみましょう」
「そうですね。ではご案内しますので、三人ともよろしいでしょうか」
「構いませんよ」
「掃除は嫌程させられたからね。綺麗にしてあげるよ」
「俺も掃除は得意なんだ」
「ありがたい、とても助かる!」
こうしてリウスさんに後で俺とカナエは戻ってくることを伝えると、「待っておりますし土地を探しておきます」と笑顔で言ってくれたので、早速案内して庶民の住宅街へと向かった。
すると店の前は人だかりが出来ていたのでどうしたのかと思うと――。
「此処何時オープンなんだろうな」
「銭湯って事は風呂に入れるんだろ?」
「早く入りたいねぇ」
「おはようございます。良い朝ですね!」
その人だかりに声を掛けると、住民が驚いた様子でこちらを見ていた。
「初めまして、俺はストレリチアのアツシと申します。このストレリチア銭湯のオーナーです。今日の昼からオープンですから、是非皆さん来てください。一人銅貨2枚で入れますよ」
「「「「おおおおおおおお!!」」」」
「家族で入れるわね!」
「ちなみにシャンプーと身体を洗う物は無料で使えます」
「「「「おおおおおおおおお」」」」
「お風呂も泡風呂、熱い湯、ぬるま湯、水風呂とありますので、入る前は必ず掛け湯をして下さいね」
「説明は書いてあるのかい?」
「ええ、書いてありますので、分からない場合は此方の従業員に聞いて下さい」
「おう、わかった!」
「では失礼致します」
こうして三人を連れて銭湯に入ると、沢山の靴箱が並んでいて、「お風呂に入る方々が靴を入れる場所です」と伝えると「確かに俺の靴何処いったーってならずにいいかも」と口にしながら中に入る。
番台は高い場所にある為頑丈な木で出来た階段を上って座らねばならないが、何時まで座っていても尻が痛くならない椅子を選んでいる為、問題はない。足を伸ばしたくなったら伸ばせるようにそれ専用の台も置いてある。
それに、番台には既に銅貨も用意してあり、銀貨で貰ってもお釣りが渡せるようにしてあるのだ。
次にウォーターサーバーの使い方を説明すると、ボタンを押すと水が出てくる事、未使用のコップ置き場、使用済みのコップ置き場と、定期的に使用済みのコップを回収し洗い終わったら未使用置き場に置く等の説明は直ぐに終わった。
問題の風呂だが、脱衣場に鍵つきのロッカーが並んでいて、初めて観る光景に驚いていたが、一応鍵を無くした場合のスペアのカギは番台の引き出しに入っている事を伝え、此処で服を脱いで風呂場へ行くのと、此処も掃除箇所だと伝えた。
無論、1時間毎でも3時間毎に掃除でも構わないと告げると、納得して貰えたようだ。
そして風呂場を見て更に驚いた三人は、一通りの説明を聞いて納得したようで、掃除道具は脱衣所の脇のロッカーに全て入っていることを伝えた。
濡れた床を綺麗にするためにモップを用意したのだが、鑑定したら何時でも清潔を保つモップの様で、ゴミは消えるらしい。
「こちらの掃除道具は特別な魔道具みたいなものですので、使っても常に清潔でゴミは消えます。存分に掃除してください」
「了解、アタシ達も入っていいのかい?」
「番台さんは仕事が終わってからになりますが、それで良ければ入って疲れを癒してください」
「店は何時から何時までですか?」
「朝10時から、夜9時までです。夜8時を過ぎてから銭湯に来たお客様は申し訳ないですがお断りをして、入浴中のお客様は時間で急かすことのないようにして下さい。営業時間が長いですがその分給料は上げますので」
「それは有難い!」
「銭湯の裏手には倉庫と控え室があります。休憩時間にはそちらでゆっくりして下さい。番台はお客様の少ない時間もあると思うので、娯楽小説などを持ち込んで頂いて構いません。居眠りする事のないようにしてくださいね」
「了解です」
「では今日は昼からお願いします。昼ご飯と晩御飯はうちから賄いとしてサンドイッチなら提供できますが」
「それでお願いします」
「私は軽めのサンドイッチでお願いしますね」
「分かりました。お弁当システムを導入しますので」
「よく解りませんが、よろしくお願いします」
こうしてまずは商業ギルドに戻り、リウスさんとまた応接室で話し合う事になった。
さて、お菓子の店と酒の店、どうなるかな?
と思った翌日、朝ご飯を食べ終わり珈琲で一服していると玄関を叩く音が聞こえ、俺が出迎えると、数名の男性と共にボルドさんが現れた。
「茶葉等を取りに参りました」
「おはよう御座います。靴を脱いで応接室にどうぞ」
「ありがとう御座います!」
こうしてボルドさんと数名の男性を連れて応接室に入ると、見事な山にボルドさんはウットリしつつ、早速中を確認してから男性たちに空間収納に入れるよう指示をだし、俺と二人椅子に座って売買契約書を交わした。
そしてドンと置かれた金貨。有難く受け取り少し話をする。
「茶葉缶などを受け取ったら直ぐオスカール王国に行く予定です」
「そうですか。もしですが」
「ええ」
「俺を探している人間が、仮にいたとしたら、理由を聞いて連れてきてくれませんか?」
「理由を伺っても? 無論誰にも話しません」
「実は――」
そう言って、オスカール王国で勇者召喚に巻き込まれ、俺とカナエも此方の世界に来た事。
そして、他に三人の教え子も来ていたのだが、もし困っていたらここまで連れてきて欲しいと頼んだのだ。
確かに巣立った生徒ではあるが、困っているなら見過ごせない。
無論、本当に心から反省しているのであれば――だが。
「分かりました、もしそのような話があれば」
「お願いします」
こうして秘密の約束をし、ボルドさんを見送って溜息を吐いた。
困ってないのならそれでいい。
だが、困っていたら……。
なんだかんだ言っても、やはり生徒の事は心配なのだ。
「さて、仕事を頑張るか!!」
そう声を張りリビングに行くと子供達も牛乳を飲んで仕事前のエネルギーチャージ中のようで、ダグラスとエリーナは珈琲で気合を入れていた。
カナエはその間に仕事部屋に行っていたらしく、今回頼む商品を出していたらしい。
空のケースも用意万端だとか。
仕事時間になると全員立ち上がり一斉に仕事場へと向かう。
その間にカナエと二人でコップを持って行ってカナエが洗い物をしている間、チラッと店内を覗きに行くと、丁度セバスディさんが朝礼をし終わった所だった。
どうやら朝も掃除をしてくれていたらしい。
「おはようございます皆さん」
「「「おはようございますオーナー」」」
「今回はついに……ですか」
「はい。ついに、です。昨日の夜の間に予約があった方々には手紙を送っているので、予約の分は一階の飲み物を入れている横に置いてます」
「はい、ありがとう御座います」
「二階にはシルクパジャマのタワーが出来てますので、ドンドン売って下さい」
「ドンドン売りますよ!!」
そう気合を入れたセバスディさんに笑顔で微笑んでいると、カナエがやってきて部屋には入らず俺を呼んでいる。
なんでも商業ギルドマスターの使いが来たそうだ。
「では、今日を乗り切れば二日休めますから頑張りましょう!」
「「「はい!!」」」
こうして急いで玄関まで行くと、使いの方から「人材確保が整いました」との事だったので直ぐに向かう事になった。
カナエも一緒に着いてくる事になり、商業ギルドに到着するとリウスさんが待っていた。
「ああ、お待ちしておりました。まず応接室にお願いします」
「分かりました」
「あ、そこの君、彼らを呼んできてくれ」
「畏まりました」
そう指示を出し、俺達は応接室に入るとまずは店の話になった。
もっと沢山のお菓子が食べたいと言う要望を聞いたそうだ。
そこで、店舗を増やす気はないかと言う質問で、俺は暫く悩んでから「実は」と声を掛ける。
「店舗を増やすのは出来るんですが、実はお菓子以外にやりたい店舗がありまして」
「ほう、何です?」
「酒屋……、お酒やつまみを楽しんで頂くお店なんですが」
「酒……ですか」
「ええ、無論ケース売りも可能な感じなんですが……」
「あの、ストレリチアで売っているお酒が飲めるんですか?」
「アレは安い方でして」
「安い方……」
「もっと美味しいお酒が沢山ありましてね」
「ほうほう」
「そこの従業員と土地も欲しいんですよね~」
「良いでしょう、お菓子の店舗は大きい店舗にしましょう。お酒の店舗も大きい店舗にしましょう。そして、うちから従業員を派遣致します」
「いいんですか? 商業ギルドの従業員少なくなりますよ?」
「各地に派遣する為のギルド職員が結構いるんですよ。新しい人材はドンドン入って教育されますし問題ありません」
「なるほど」
意外とあっちこっちの店には商業ギルドの従業員が入っているのかも知れないな。
そう思えば、うちの情報が筒抜けなのも頷ける。
「さしあたって、庶民用の銭湯の番台に年を取った女性、そして女性の清掃員と男性の清掃員ですが」
「ええ」
「入ってきなさい」
そう言うと、確かに年を召した女性と、女性と男性が一人ずつ入ってきた。
番台を務める女性の名前はロザリーといい、そろそろゆっくりとした仕事がしたいと言っていたそうだ。年齢は50代らしい。
女性従業員はロザリーさんの孫でナザリーと言うそうで、気が強そうな女性だ。
そしてロザリーさんのそれまた孫でロンデと言う男性も気が強そうだが、頼りになりそうだ。
「この3人をお貸しできます」
「ありがとう御座います、是非今日からでも宜しいでしょうか?」
「無論です。まずは出だしを見てみましょう」
「そうですね。ではご案内しますので、三人ともよろしいでしょうか」
「構いませんよ」
「掃除は嫌程させられたからね。綺麗にしてあげるよ」
「俺も掃除は得意なんだ」
「ありがたい、とても助かる!」
こうしてリウスさんに後で俺とカナエは戻ってくることを伝えると、「待っておりますし土地を探しておきます」と笑顔で言ってくれたので、早速案内して庶民の住宅街へと向かった。
すると店の前は人だかりが出来ていたのでどうしたのかと思うと――。
「此処何時オープンなんだろうな」
「銭湯って事は風呂に入れるんだろ?」
「早く入りたいねぇ」
「おはようございます。良い朝ですね!」
その人だかりに声を掛けると、住民が驚いた様子でこちらを見ていた。
「初めまして、俺はストレリチアのアツシと申します。このストレリチア銭湯のオーナーです。今日の昼からオープンですから、是非皆さん来てください。一人銅貨2枚で入れますよ」
「「「「おおおおおおおお!!」」」」
「家族で入れるわね!」
「ちなみにシャンプーと身体を洗う物は無料で使えます」
「「「「おおおおおおおおお」」」」
「お風呂も泡風呂、熱い湯、ぬるま湯、水風呂とありますので、入る前は必ず掛け湯をして下さいね」
「説明は書いてあるのかい?」
「ええ、書いてありますので、分からない場合は此方の従業員に聞いて下さい」
「おう、わかった!」
「では失礼致します」
こうして三人を連れて銭湯に入ると、沢山の靴箱が並んでいて、「お風呂に入る方々が靴を入れる場所です」と伝えると「確かに俺の靴何処いったーってならずにいいかも」と口にしながら中に入る。
番台は高い場所にある為頑丈な木で出来た階段を上って座らねばならないが、何時まで座っていても尻が痛くならない椅子を選んでいる為、問題はない。足を伸ばしたくなったら伸ばせるようにそれ専用の台も置いてある。
それに、番台には既に銅貨も用意してあり、銀貨で貰ってもお釣りが渡せるようにしてあるのだ。
次にウォーターサーバーの使い方を説明すると、ボタンを押すと水が出てくる事、未使用のコップ置き場、使用済みのコップ置き場と、定期的に使用済みのコップを回収し洗い終わったら未使用置き場に置く等の説明は直ぐに終わった。
問題の風呂だが、脱衣場に鍵つきのロッカーが並んでいて、初めて観る光景に驚いていたが、一応鍵を無くした場合のスペアのカギは番台の引き出しに入っている事を伝え、此処で服を脱いで風呂場へ行くのと、此処も掃除箇所だと伝えた。
無論、1時間毎でも3時間毎に掃除でも構わないと告げると、納得して貰えたようだ。
そして風呂場を見て更に驚いた三人は、一通りの説明を聞いて納得したようで、掃除道具は脱衣所の脇のロッカーに全て入っていることを伝えた。
濡れた床を綺麗にするためにモップを用意したのだが、鑑定したら何時でも清潔を保つモップの様で、ゴミは消えるらしい。
「こちらの掃除道具は特別な魔道具みたいなものですので、使っても常に清潔でゴミは消えます。存分に掃除してください」
「了解、アタシ達も入っていいのかい?」
「番台さんは仕事が終わってからになりますが、それで良ければ入って疲れを癒してください」
「店は何時から何時までですか?」
「朝10時から、夜9時までです。夜8時を過ぎてから銭湯に来たお客様は申し訳ないですがお断りをして、入浴中のお客様は時間で急かすことのないようにして下さい。営業時間が長いですがその分給料は上げますので」
「それは有難い!」
「銭湯の裏手には倉庫と控え室があります。休憩時間にはそちらでゆっくりして下さい。番台はお客様の少ない時間もあると思うので、娯楽小説などを持ち込んで頂いて構いません。居眠りする事のないようにしてくださいね」
「了解です」
「では今日は昼からお願いします。昼ご飯と晩御飯はうちから賄いとしてサンドイッチなら提供できますが」
「それでお願いします」
「私は軽めのサンドイッチでお願いしますね」
「分かりました。お弁当システムを導入しますので」
「よく解りませんが、よろしくお願いします」
こうしてまずは商業ギルドに戻り、リウスさんとまた応接室で話し合う事になった。
さて、お菓子の店と酒の店、どうなるかな?
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