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第一章 要らないと言うのなら旅立ちます。探さないで下さい。
19 ボルドーナ商会に売るアイテムは決まり、契約を行い定期収入を得る!
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翌日――朝食を済ませて俺らしい戦闘服と言う名の教師服に着替えて一階に降りていると、まだ朝ご飯の後の珈琲タイムだというのに玄関を叩く音が聞こえた。
子供たちも驚いているようで、俺がドアを開けると――。
「どちら様で、」
「アツシさん!!」
「ボルドーナ商会の……あっと、名前なんでしたっけ」
「すみません。私としたことが貴方に名乗り忘れていまして。ボルドーナ商会の会長、ボルドです」
「ボルドさんですね。こんな朝早くからどうしました?」
「いえ、今日は色々お話がありまして。出来れば応接室かどこかに案内して頂ければと」
「分かりました。カナエ、紅茶をお出ししてくれ。角砂糖もな」
「分かりました。直ぐ伺います」
「ではボルドさん、申し訳ありませんが靴を脱いでお上がりください」
「変わってますね。でもそれが此処のやり方なら靴を脱ぎましょう」
「すみません。応接室は此方です」
こうして、まさかこんなに朝早く来るとは思わず俺も焦ったが、応接室に通すとボルドさんは震えながら声をあげた。
「あんな素晴らしいシャンプー初めてです!! 石鹸はなんて素晴らしい事か!!」
「喜んでいただいて嬉しいです」
「ですが、昨日私どもの耳に入った情報ですと、アツシさんは店を構えたとか!!」
「はい。ですがシャンプーと石鹸に関しては、今後もボルドーナ商会と仲良くしていきたいですから、是非契約して頂けるのなら、と……」
「それはつまり……シャンプーと石鹸に関してはうちと契約して頂けると?」
「ええ。個数が余り用意できず申し訳ないのですが……。それに、実はボルドさんに渡したシャンプー以外にも、女性用の物もありまして」
「!?」
「うちの部下がそこは担当しておりまして」
「!?」
「紅茶をお持ちし、」
「シャンプーを売って下さい!」
「はいい!?」
「まぁまぁ落ち着いて」
「そうですね、落ち着かねば」
「まずは紅茶でもどうぞ」
「ああ、紅茶? ……でも紅茶もね? 中々いい茶葉が入らないんですよ。そこに入れる砂糖が可哀そうで、美しいからこそ儚くて……」
「当店で扱っている紅茶と砂糖です」
「ありがたく頂きます」
そう言って薔薇模様の砂糖を一つ入れ、ティースプーンで混ぜてから飲むと、ゴフッと吹き出して慌ててタオルを出した。
「ゴホッゴホッ! すみませっ!」
「ボルドさん、一旦落ち着きましょうか!」
「そうですね、そうですね。いえ、こんな茶葉なんて私知りませんよ!?」
「企業秘密なのでお教えすることは出来ませんが、当店で取り扱っている茶葉はこういったものになります」
「是非、ボルドーナ商会に商品提供して頂けないでしょうか!」
「とは言っても、俺達はこのノスタルミア王国で商売をしますし、商売敵を増やすのは得策ではないと思います」
「いえ、我がボルドーナ商会の他の国の店舗にて売らせて頂きたい!」
「なるほど、その手がありましたか。時に空間収納持ちはいらっしゃいますか?」
「うちの社員の3割が持っています」
「でしたら、砂糖や茶葉の劣化は無さそうですね」
「劣化……するんですか?」
「しますよ? 砂糖も塩も茶葉であろうと空気に触れていれば劣化します」
「なるほど、通りでこんなに美味しいのを飲んだことが……」
「少々お待ちください。直ぐに見本の茶葉と砂糖を持ってきますので、それから取引の話に移りましょう」
そう言うと俺は二階に上がり、自室の何時もの鞄を持って降りてくると、中に手を入れ空間収納から俺の用意したドリップの茶葉、缶に入っている茶葉、そして角砂糖と薔薇模様のついた角砂糖を取り出した。
そしてカナエに女性用のシャンプーの事を話すと慌てて鞄を持ってきて中から女性用のシャンプーとコンディショナーの瓶を出した。
「まずは、こちらの女性用は奥様に」
「おおおお……妻が喜びます」
「是非宣伝して頂けたらと」
「ありがとう御座います」
「とは言っても、数は限られているので直ぐには用意できませんが」
「そうですよね……難しいですよね」
「なので、数量限定販売にして、お一人様一つまでとして価値を上げれば」
「なるほど……いい案ですね」
「ええ」
「茶葉はどうでしょう?」
「そうですね、こっちの缶に入っている物でしたら、数日お時間を頂けたらご用意はできます。ティーパッグになっているこちらはお時間が少々かかりますが、お湯を入れて数分待つだけと言う画期的なモノです」
「おおおおお!」
「ただ、個数が余り出ておらず、俺の店で売るのが精一杯でして」
「そうなのですね……」
「ですが、他国に売ると言うのでしたら、茶葉缶と角砂糖はお売りすることは可能です」
その後値段交渉などが進み、色々悩んだ結果うちの店で売っている値段で売る事にし、その分宣伝を沢山してくれることになった。
テレビやスマホが無い世界、宣伝塔になる人材は確保しておかねば!
「それから、うちの店『ストレリチア』では、女性用の化粧品も売り出しておりまして」
「なななななっ! なんですって!?」
「ボルドーナ商会の化粧品とは違いますし、個数も少ないのが難点ですが」
「いえいえ、化粧品は女にとっての武器! 個数が少なくとも欲しい方は買うでしょう」
「でしたら、我が店と提携して下さるボルドさんの『奥様』にだけ、今回は特別にお勧め商品をプレゼントしようと思います。良いよな?」
「はい、直ぐ持ってまいりますので少々お待ちください」
そう言うとカナエは店に行き、在庫から一つずつ紙袋もネット購入して持ってきた様で、薔薇模様の愛らしい紙袋だった。
「こちらを是非、奥様に。当店からの御挨拶です」
「おお」
「これからも是非、御贔屓に」
「分かりました。契約書も持ってきてますから、直ぐに契約しましょう」
「分かりました」
そう言うとボルトさんは鞄から契約書を取り出し、石鹸、シャンプーやコンディショナーはボルドーナ商会の専売とし、茶葉缶や角砂糖に関しては他国に売りに出すと言う契約を交わした。
そして何かの魔道具で会話すると、暫くして玄関ドアをノックする音が聞こえて俺が出ると、ボルドさんの使いだと言う方が現れ、靴を脱いで入って貰う。
「彼に今回持てるだけのスカルプシャンプーと女性用のシャンプーとコンディショナーと石鹸をお願いしたい」
「分かりました」
そう言うと俺はスカルプシャンプーを段ボールにして2つ分、つまり100個取り出し、カナエも各種100個ずつ出した。
数を確認すると男性は頷いて受け取り、俺はボルドさんと向き合い――。
「本当にいいんですね? 男性用シャンプーが一つ金貨50枚で。女性用は金貨80枚でいいんですね? 石鹸は金貨20枚で本当にいいんですね?」
「ええ、それで全く構いません。その分色を付けてお安くしたので、是非宣伝を頑張って頂けたらと」
「分かりました……契約書にサインを」
そう言うと契約書に最後俺の名を書き込み血印を押すと、これで二つの店で契約がされて、その場で金額は支払われた。
途端レベルが上がったと言う声がしたが、それは一旦放置だ。
「これからは在庫が出来次第伺うか、もしくはそちらの在庫が無くなり次第連絡を下されば、日数は掛かりますがご用意は出来ます」
「ありがとう御座います。本当にこんないい商品をありがとう御座います」
「困った時はお互い様ですしね。茶葉缶と砂糖の方は出来次第お持ちしますので、少々お時間を頂きます」
「是非よろしくお願いいたします」
こうしてボルドさんと男性は帰って行かれホッと安堵し、子供達が「仕事の時間だ~」と走って行って二人でホッと珈琲タイムを味わいつつ、レベルアップの確認をする事になったのだが――。
子供たちも驚いているようで、俺がドアを開けると――。
「どちら様で、」
「アツシさん!!」
「ボルドーナ商会の……あっと、名前なんでしたっけ」
「すみません。私としたことが貴方に名乗り忘れていまして。ボルドーナ商会の会長、ボルドです」
「ボルドさんですね。こんな朝早くからどうしました?」
「いえ、今日は色々お話がありまして。出来れば応接室かどこかに案内して頂ければと」
「分かりました。カナエ、紅茶をお出ししてくれ。角砂糖もな」
「分かりました。直ぐ伺います」
「ではボルドさん、申し訳ありませんが靴を脱いでお上がりください」
「変わってますね。でもそれが此処のやり方なら靴を脱ぎましょう」
「すみません。応接室は此方です」
こうして、まさかこんなに朝早く来るとは思わず俺も焦ったが、応接室に通すとボルドさんは震えながら声をあげた。
「あんな素晴らしいシャンプー初めてです!! 石鹸はなんて素晴らしい事か!!」
「喜んでいただいて嬉しいです」
「ですが、昨日私どもの耳に入った情報ですと、アツシさんは店を構えたとか!!」
「はい。ですがシャンプーと石鹸に関しては、今後もボルドーナ商会と仲良くしていきたいですから、是非契約して頂けるのなら、と……」
「それはつまり……シャンプーと石鹸に関してはうちと契約して頂けると?」
「ええ。個数が余り用意できず申し訳ないのですが……。それに、実はボルドさんに渡したシャンプー以外にも、女性用の物もありまして」
「!?」
「うちの部下がそこは担当しておりまして」
「!?」
「紅茶をお持ちし、」
「シャンプーを売って下さい!」
「はいい!?」
「まぁまぁ落ち着いて」
「そうですね、落ち着かねば」
「まずは紅茶でもどうぞ」
「ああ、紅茶? ……でも紅茶もね? 中々いい茶葉が入らないんですよ。そこに入れる砂糖が可哀そうで、美しいからこそ儚くて……」
「当店で扱っている紅茶と砂糖です」
「ありがたく頂きます」
そう言って薔薇模様の砂糖を一つ入れ、ティースプーンで混ぜてから飲むと、ゴフッと吹き出して慌ててタオルを出した。
「ゴホッゴホッ! すみませっ!」
「ボルドさん、一旦落ち着きましょうか!」
「そうですね、そうですね。いえ、こんな茶葉なんて私知りませんよ!?」
「企業秘密なのでお教えすることは出来ませんが、当店で取り扱っている茶葉はこういったものになります」
「是非、ボルドーナ商会に商品提供して頂けないでしょうか!」
「とは言っても、俺達はこのノスタルミア王国で商売をしますし、商売敵を増やすのは得策ではないと思います」
「いえ、我がボルドーナ商会の他の国の店舗にて売らせて頂きたい!」
「なるほど、その手がありましたか。時に空間収納持ちはいらっしゃいますか?」
「うちの社員の3割が持っています」
「でしたら、砂糖や茶葉の劣化は無さそうですね」
「劣化……するんですか?」
「しますよ? 砂糖も塩も茶葉であろうと空気に触れていれば劣化します」
「なるほど、通りでこんなに美味しいのを飲んだことが……」
「少々お待ちください。直ぐに見本の茶葉と砂糖を持ってきますので、それから取引の話に移りましょう」
そう言うと俺は二階に上がり、自室の何時もの鞄を持って降りてくると、中に手を入れ空間収納から俺の用意したドリップの茶葉、缶に入っている茶葉、そして角砂糖と薔薇模様のついた角砂糖を取り出した。
そしてカナエに女性用のシャンプーの事を話すと慌てて鞄を持ってきて中から女性用のシャンプーとコンディショナーの瓶を出した。
「まずは、こちらの女性用は奥様に」
「おおおお……妻が喜びます」
「是非宣伝して頂けたらと」
「ありがとう御座います」
「とは言っても、数は限られているので直ぐには用意できませんが」
「そうですよね……難しいですよね」
「なので、数量限定販売にして、お一人様一つまでとして価値を上げれば」
「なるほど……いい案ですね」
「ええ」
「茶葉はどうでしょう?」
「そうですね、こっちの缶に入っている物でしたら、数日お時間を頂けたらご用意はできます。ティーパッグになっているこちらはお時間が少々かかりますが、お湯を入れて数分待つだけと言う画期的なモノです」
「おおおおお!」
「ただ、個数が余り出ておらず、俺の店で売るのが精一杯でして」
「そうなのですね……」
「ですが、他国に売ると言うのでしたら、茶葉缶と角砂糖はお売りすることは可能です」
その後値段交渉などが進み、色々悩んだ結果うちの店で売っている値段で売る事にし、その分宣伝を沢山してくれることになった。
テレビやスマホが無い世界、宣伝塔になる人材は確保しておかねば!
「それから、うちの店『ストレリチア』では、女性用の化粧品も売り出しておりまして」
「なななななっ! なんですって!?」
「ボルドーナ商会の化粧品とは違いますし、個数も少ないのが難点ですが」
「いえいえ、化粧品は女にとっての武器! 個数が少なくとも欲しい方は買うでしょう」
「でしたら、我が店と提携して下さるボルドさんの『奥様』にだけ、今回は特別にお勧め商品をプレゼントしようと思います。良いよな?」
「はい、直ぐ持ってまいりますので少々お待ちください」
そう言うとカナエは店に行き、在庫から一つずつ紙袋もネット購入して持ってきた様で、薔薇模様の愛らしい紙袋だった。
「こちらを是非、奥様に。当店からの御挨拶です」
「おお」
「これからも是非、御贔屓に」
「分かりました。契約書も持ってきてますから、直ぐに契約しましょう」
「分かりました」
そう言うとボルトさんは鞄から契約書を取り出し、石鹸、シャンプーやコンディショナーはボルドーナ商会の専売とし、茶葉缶や角砂糖に関しては他国に売りに出すと言う契約を交わした。
そして何かの魔道具で会話すると、暫くして玄関ドアをノックする音が聞こえて俺が出ると、ボルドさんの使いだと言う方が現れ、靴を脱いで入って貰う。
「彼に今回持てるだけのスカルプシャンプーと女性用のシャンプーとコンディショナーと石鹸をお願いしたい」
「分かりました」
そう言うと俺はスカルプシャンプーを段ボールにして2つ分、つまり100個取り出し、カナエも各種100個ずつ出した。
数を確認すると男性は頷いて受け取り、俺はボルドさんと向き合い――。
「本当にいいんですね? 男性用シャンプーが一つ金貨50枚で。女性用は金貨80枚でいいんですね? 石鹸は金貨20枚で本当にいいんですね?」
「ええ、それで全く構いません。その分色を付けてお安くしたので、是非宣伝を頑張って頂けたらと」
「分かりました……契約書にサインを」
そう言うと契約書に最後俺の名を書き込み血印を押すと、これで二つの店で契約がされて、その場で金額は支払われた。
途端レベルが上がったと言う声がしたが、それは一旦放置だ。
「これからは在庫が出来次第伺うか、もしくはそちらの在庫が無くなり次第連絡を下されば、日数は掛かりますがご用意は出来ます」
「ありがとう御座います。本当にこんないい商品をありがとう御座います」
「困った時はお互い様ですしね。茶葉缶と砂糖の方は出来次第お持ちしますので、少々お時間を頂きます」
「是非よろしくお願いいたします」
こうしてボルドさんと男性は帰って行かれホッと安堵し、子供達が「仕事の時間だ~」と走って行って二人でホッと珈琲タイムを味わいつつ、レベルアップの確認をする事になったのだが――。
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