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271 罪には罰を。(※少々グロテスクなシーンもあります、ザマァ回です※)
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――ノジュside―― (※少々グロテスクなシーンもあります、ザマァ回です※)
貴族牢にいたら次は平民用の地下牢にぶち込まれ、訳も分からず叫んでいると、二人の看守がやってきて私を見ながら笑っているわ!!
何て無礼な奴なの! 外に出たら即刻首を落としてやるわ!!
けれど、聞こえた言葉に耳を疑いましたの。
今、なんて仰ったの?
「聞いたか? コイツ、王族の籍からも除外されて貴族籍も与えられず平民落ちだとよ」
「しかもオリタリウス監獄行きだろ? 王族でそこに行くってありえねぇよ」
「まぁ、それだけ罪を犯したってことだろう? あのお優しい陛下がブチ切れてたもんな」
「オリタリウス監獄ってアレだろ? 罪人は一年生きられるかどうかも分からない地獄らしいけど」
「ああ、雪深い崖の上にあって、罪人には冷たい岩で作られた部屋が与えられるらしい、しかもベッドも何もない部屋らしいぞ。無論布団もない。凍え死ぬだけだ」
「ははは、体のあちらこちらが凍傷になって最後は凍え死ぬのか、傑作だな」
「あなた方何を仰ってますの? お父様がそんな事、」
「おっと、平民風情が陛下を父親呼ばわりは許されねぇぞ」
「なっ」
平民!?
私が平民ですって!?
ナニカの冗談でしょう!?
「それに、殺した令嬢も悪かったよ。あのバイリアン伯爵令嬢は王国騎士団隊長の息子の婚約者だったんだぜ? 王国騎士団隊長といや……なぁ?」
「愛妻家の家で知られているのは有名だな」
「そのご令嬢を殺した訳。王国騎士団団長の家はブチ切れよ」
「そ……そんなの知りませんわ!!」
「今頃息子の方は、お前をオリタリウス監獄に連れて行く時に着いて行かせて貰えないか聞いてるんじゃないか? 確か中に入ったら恨みのある者は罪人の足か腕を切り落としても良いって言う規約があったよな?」
「あるな」
「ヒッ!!」
「五体満足でいられるのも、もう少しって訳だ」
「嫌だねぇ、傷口から凍傷なんて」
嘘よ、私は信じないわ!
そんな人生なんて私が認めないわ!!
そうは思っても、翌日には小屋に鉄格子がついた馬車に投げ込まれ、王国騎士団の服を着た若い騎士と、数名の護衛が付き……私は城を後にした。
馬車も罪人を運ぶためか、何時ものクッション性なんて皆無で、あちらこちらが痛くなった。
トイレも外ではさせて貰えず馬車の中で垂れ流し状態、ドレスも私も嫌なにおいがする。
水と硬いパンだけを貰い、食べようとしても食べられない日々が続く中、夜になると剣の手入れをする騎士風の男に恐怖した。
道中何を叫んでも無言で、声が枯れ果てガラガラになった。
余りの寒さに眠れない日々が続き、叫ぶ気力も失った頃――私はオリタリウス監獄へと着いてしまった。
罪人を受け渡しのサインだろうか、何かを喋っているようだけれど分からない。
途端、ドアが開き私を抑え込むように歩かされる。
暴れたら髪を掴まれ引きずられた。
靴は脱げ、足は岩場と冷たい氷で傷つき血が出たが、誰も何も言わない。
余りの寒さと痛みでガチガチと歯が震え、監獄の中に入った途端、腕を引っ張られた。
「それではオリタリウス監獄の法に従い、罪人ノジュに恨みを持つ者からの罰を受けさせる」
「い……嫌よ! 私は悪くないもの!」
「ほう……俺の将来の妻であったバイリアン伯爵令嬢を、あのような殺害の仕方をしておきながら、悪くないと?」
「だって……しらな」
「知らなかったで済む問題じゃねーんだよクソが!!」
そう叫ばれた瞬間、右腕に激痛が走り喉の奥から叫び声を上げた。
それでも私の血の付いた剣をそのままに、肩で息をしながら恐ろしい顔が私を見つめたまま離さない。
「腕だけで、宜しいのですか? 貴女の場合、後2か所切断出来ますが」
「ひいいいいいいい!!」
「では、左腕と右足もお願いします」
「良いでしょう」
「やめてやめてやめて―――!!!」
――その後の記憶は、私には無い。
余りの痛みで気を失っては気付け薬で目覚めさせられて、その度に切り落とされた。
今は、止血魔法だけをされただけで痛みは酷く、もう歩くことも、物を持つことも出来ない。
美しかった顔には、頬に罪人の証を焼きつけられ、無残な姿を晒している……。
ただ、楽しい思いをしたかっただけなのに。
ただ、愉快な事がしたかっただけなのに。
その代償がコレだなんて酷過ぎる。
寒くて痛くて寒くて痛くて……頭が徐々に混乱し始めると、私を見てせせら笑う声が聞こえてきた。
「良いんですかぁ? 拷問しちゃっても? 良いんですかぁ? 動けないのをやっても」
「酷い罪状だったからな。手酷くやっても問題はない」
え? ナニ? 拷問……?
今、拷問するっていったの?
「それに、女に飢えている男どもも多いだろう。良い慰みものになる」
「だったら、少しは長持ちするように拷問しますねぇ?」
「ひ……」
「まずは冷水で身体を流してから、男たちに与えましょうか?」
「ここにいる男ども全員を相手して貰ってから拷問でも良いだろう」
「了解でぇす!」
「いや、いやあああああ!!!」
その後は、死んだ方がマシだと思うような扱いを受け、拷問を受け、何度も慰みものになって、拷問を受けの繰り返し……もう、何日、何カ月経ったか分からない。
今日も慰みものになってから牢屋にぶち込まれ、冷水をぶっかけられて……裸で牢屋に倒れていると、門番が一言口にした。
「あー……今日は猛吹雪っすか、荒れますねぇ」
「今日は特に冷えるぞ。松明を絶やすな」
そう言って消えていった……。
私は凍える寒さすらわからなくなってきて……全身痛くって、髪も長さがバラバラで……痛くって、痛くって、痒くて、痛くて。
呻き声をあげながら、動くことも出来ず……。
華やかだった日々は最早遠く……。
地獄の日々は、なお続いて……。
心が完全に壊れる頃、ドルマン伯爵の死体が外の崖に放り出されるのを見た。
このオリタリウス監獄では、罪人の死体は崖から投げ落とす仕組みのようだ……。
じゃあ、私も?
私も死んだらあそこから投げ捨てられるの?
唯一、監獄から出る為には死なねばならないという法律があると聞いたことがあった。
なら、なら――この地獄から出れるなら私も――……。
外から吹き込む吹雪が牢屋の中にも入ってくる……。
寒い、痒い、寒い、痛い、痛い、痛い、イタイ……。
そのまま気が遠くなり、私は目を開けたまま暗くなっていく視界の意味も分からず――。
◆◆◆
「陛下、ご報告します」
「なんだ」
「罪人ノジュがオリタリウス監獄で死亡が確認されました。凍死との事です」
「そうか。遺体は監獄にあわせて処分してくれと伝えてくれ」
「分かりました」
――こうしてノジュの遺体もまた、オリタリウス監獄の通路から崖に投げ出され、処分されたのは言うまでもない。
貴族牢にいたら次は平民用の地下牢にぶち込まれ、訳も分からず叫んでいると、二人の看守がやってきて私を見ながら笑っているわ!!
何て無礼な奴なの! 外に出たら即刻首を落としてやるわ!!
けれど、聞こえた言葉に耳を疑いましたの。
今、なんて仰ったの?
「聞いたか? コイツ、王族の籍からも除外されて貴族籍も与えられず平民落ちだとよ」
「しかもオリタリウス監獄行きだろ? 王族でそこに行くってありえねぇよ」
「まぁ、それだけ罪を犯したってことだろう? あのお優しい陛下がブチ切れてたもんな」
「オリタリウス監獄ってアレだろ? 罪人は一年生きられるかどうかも分からない地獄らしいけど」
「ああ、雪深い崖の上にあって、罪人には冷たい岩で作られた部屋が与えられるらしい、しかもベッドも何もない部屋らしいぞ。無論布団もない。凍え死ぬだけだ」
「ははは、体のあちらこちらが凍傷になって最後は凍え死ぬのか、傑作だな」
「あなた方何を仰ってますの? お父様がそんな事、」
「おっと、平民風情が陛下を父親呼ばわりは許されねぇぞ」
「なっ」
平民!?
私が平民ですって!?
ナニカの冗談でしょう!?
「それに、殺した令嬢も悪かったよ。あのバイリアン伯爵令嬢は王国騎士団隊長の息子の婚約者だったんだぜ? 王国騎士団隊長といや……なぁ?」
「愛妻家の家で知られているのは有名だな」
「そのご令嬢を殺した訳。王国騎士団団長の家はブチ切れよ」
「そ……そんなの知りませんわ!!」
「今頃息子の方は、お前をオリタリウス監獄に連れて行く時に着いて行かせて貰えないか聞いてるんじゃないか? 確か中に入ったら恨みのある者は罪人の足か腕を切り落としても良いって言う規約があったよな?」
「あるな」
「ヒッ!!」
「五体満足でいられるのも、もう少しって訳だ」
「嫌だねぇ、傷口から凍傷なんて」
嘘よ、私は信じないわ!
そんな人生なんて私が認めないわ!!
そうは思っても、翌日には小屋に鉄格子がついた馬車に投げ込まれ、王国騎士団の服を着た若い騎士と、数名の護衛が付き……私は城を後にした。
馬車も罪人を運ぶためか、何時ものクッション性なんて皆無で、あちらこちらが痛くなった。
トイレも外ではさせて貰えず馬車の中で垂れ流し状態、ドレスも私も嫌なにおいがする。
水と硬いパンだけを貰い、食べようとしても食べられない日々が続く中、夜になると剣の手入れをする騎士風の男に恐怖した。
道中何を叫んでも無言で、声が枯れ果てガラガラになった。
余りの寒さに眠れない日々が続き、叫ぶ気力も失った頃――私はオリタリウス監獄へと着いてしまった。
罪人を受け渡しのサインだろうか、何かを喋っているようだけれど分からない。
途端、ドアが開き私を抑え込むように歩かされる。
暴れたら髪を掴まれ引きずられた。
靴は脱げ、足は岩場と冷たい氷で傷つき血が出たが、誰も何も言わない。
余りの寒さと痛みでガチガチと歯が震え、監獄の中に入った途端、腕を引っ張られた。
「それではオリタリウス監獄の法に従い、罪人ノジュに恨みを持つ者からの罰を受けさせる」
「い……嫌よ! 私は悪くないもの!」
「ほう……俺の将来の妻であったバイリアン伯爵令嬢を、あのような殺害の仕方をしておきながら、悪くないと?」
「だって……しらな」
「知らなかったで済む問題じゃねーんだよクソが!!」
そう叫ばれた瞬間、右腕に激痛が走り喉の奥から叫び声を上げた。
それでも私の血の付いた剣をそのままに、肩で息をしながら恐ろしい顔が私を見つめたまま離さない。
「腕だけで、宜しいのですか? 貴女の場合、後2か所切断出来ますが」
「ひいいいいいいい!!」
「では、左腕と右足もお願いします」
「良いでしょう」
「やめてやめてやめて―――!!!」
――その後の記憶は、私には無い。
余りの痛みで気を失っては気付け薬で目覚めさせられて、その度に切り落とされた。
今は、止血魔法だけをされただけで痛みは酷く、もう歩くことも、物を持つことも出来ない。
美しかった顔には、頬に罪人の証を焼きつけられ、無残な姿を晒している……。
ただ、楽しい思いをしたかっただけなのに。
ただ、愉快な事がしたかっただけなのに。
その代償がコレだなんて酷過ぎる。
寒くて痛くて寒くて痛くて……頭が徐々に混乱し始めると、私を見てせせら笑う声が聞こえてきた。
「良いんですかぁ? 拷問しちゃっても? 良いんですかぁ? 動けないのをやっても」
「酷い罪状だったからな。手酷くやっても問題はない」
え? ナニ? 拷問……?
今、拷問するっていったの?
「それに、女に飢えている男どもも多いだろう。良い慰みものになる」
「だったら、少しは長持ちするように拷問しますねぇ?」
「ひ……」
「まずは冷水で身体を流してから、男たちに与えましょうか?」
「ここにいる男ども全員を相手して貰ってから拷問でも良いだろう」
「了解でぇす!」
「いや、いやあああああ!!!」
その後は、死んだ方がマシだと思うような扱いを受け、拷問を受け、何度も慰みものになって、拷問を受けの繰り返し……もう、何日、何カ月経ったか分からない。
今日も慰みものになってから牢屋にぶち込まれ、冷水をぶっかけられて……裸で牢屋に倒れていると、門番が一言口にした。
「あー……今日は猛吹雪っすか、荒れますねぇ」
「今日は特に冷えるぞ。松明を絶やすな」
そう言って消えていった……。
私は凍える寒さすらわからなくなってきて……全身痛くって、髪も長さがバラバラで……痛くって、痛くって、痒くて、痛くて。
呻き声をあげながら、動くことも出来ず……。
華やかだった日々は最早遠く……。
地獄の日々は、なお続いて……。
心が完全に壊れる頃、ドルマン伯爵の死体が外の崖に放り出されるのを見た。
このオリタリウス監獄では、罪人の死体は崖から投げ落とす仕組みのようだ……。
じゃあ、私も?
私も死んだらあそこから投げ捨てられるの?
唯一、監獄から出る為には死なねばならないという法律があると聞いたことがあった。
なら、なら――この地獄から出れるなら私も――……。
外から吹き込む吹雪が牢屋の中にも入ってくる……。
寒い、痒い、寒い、痛い、痛い、痛い、イタイ……。
そのまま気が遠くなり、私は目を開けたまま暗くなっていく視界の意味も分からず――。
◆◆◆
「陛下、ご報告します」
「なんだ」
「罪人ノジュがオリタリウス監獄で死亡が確認されました。凍死との事です」
「そうか。遺体は監獄にあわせて処分してくれと伝えてくれ」
「分かりました」
――こうしてノジュの遺体もまた、オリタリウス監獄の通路から崖に投げ出され、処分されたのは言うまでもない。
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