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197 レンタルショップとリース販売の草案。
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翌日――あちらこちらの雑務が終わった後、池鏡の前で何時も通りアイテム作成……いいえ、時計作りに入ったのは昼過ぎの事。
衝撃に強い腕時計や、女性がつけてオシャレな物、スタイリッシュな腕時計に、鞄につけて使う時計等を作っていると、周りに子供達が集まってきましたわ。
男の子はやはり頑丈な腕時計が好きですし、女の子はオシャレな腕時計や鞄に付けて使う時計がお好みの様子。
分かりますわ。
わたくしも当時は可愛らしいものを鞄につけて使っていましたもの!
でも、時計はレンタルと言うよりは日用品ですし、別の商品を考えなくてはなりませんわね。
前世ならば漫画のレンタルとか、映画のレンタルとかありましたけれど……後は貸衣装とかかしら?
思えば、こちらに来てから一般的な方々の生活もわたくし余り見てませんから知りませんし、かといって貴族の生活も……ずっと箱庭に引き籠っていましたから。
けど、需要層を考えると冒険者向けよね?
向かう場所で必要な物なんて変わってくるのだし、今は無理に作らなくても良さそうだわ。
作るとしても、冬の行軍を考えて火の魔石を使ってのストーブくらいかしら?
悩んでも仕方ないわね、今日はのんびりしましょう。
そう思いつつも、研修中のパティシエさん達の元に行って、作っているケーキやチョコのお菓子を見ると、そろそろお店に出せるんじゃないかしら!? とワクワクしたり、美女三人組と会話しながら新しい洋服の図案を出してみたり、いい気分転換も兼ねて動いていると、フォルがわたくしを探していた様で、裁縫師の作業小屋に入ってくるなり――。
「リディア姉! コンロ作り終わりました!」
「まぁ! 凄いわフォル!」
「リディア姉に比べたらまだまだです!」
「そうでもないのよ? わたくし、今悩んでますの」
「どのような悩みですか?」
「ええ、それが――」
フォルならば同じロストテクノロジー持ちと言う事で、レンタルショップの相談をしたのだけど、フォルもまた暫く考え込んだ後「難しいですね」と答えましたわ。
そう、難しいのよ。
「冬の行軍に関するアイテムを作るのは勿論だけど、今冒険者が欲しいアイテムとなると、ある程度出し尽くした感はあるの」
「ですよね」
「後は子供達が火傷せず温まることが出来るものしか思いつかないわ」
「と言うと?」
「孤児院はとっても寒いんですって」
「冬は特に。私たちも子供向けのポンチョ作ってるけど、それでも寒いみたいで」
「それをリディアちゃんに話したりしてたのよ」
と、美女三人組も会話に入り、わたくしは強く頷きましたわ。
寒さに凍える日々と言うのは辛いですものね。
「だから、炬燵と言うものを作ろうかと思ってますわ」
「コタツですか?」
「ええ、それを貸し出すと言う形でやれば、秋から冬は暖かく、夏場は場所を取るから引き取ってと考えていますの。そちらの場合は期間が長いからリースと言う形でもいいかなと」
「リース……」
「ある程度此方から補助出来るモノではあるんですけれど、補助している金額を少し回して頂ければ、子供達が温かい冬を過ごせるかなと思ってますわ。そうね、コタツと温熱ヒーターを合わせて月銅貨20枚で貸せればと思ってますわ」
「確かにコタツや温熱ヒーターなら、冬の行軍でなくともファビーの温泉宿に置くことも可能ですよね」
「ええ」
「なら、まず軍に貸す前に、コタツをファビーの温泉宿に置いてみて、温熱ヒーターも使ってみてはどうでしょう?」
「そうね……そっちの方が冒険者にもより分かりやすいかしら?」
「使いたい冒険者はやはりいると思います。宿屋は結構寒いそうなので」
「そうなのね。小さいコタツを用意すれば使う人もいるかしら?」
「特に寒いのが苦手な女性とかは借りるんじゃないかしら?」
「女の子は寒さにも弱いから」
「温熱ヒーターとコタツは長期間借りたい人も多いと思います」
「なるほど」
確かに季節に合わせて借りたい人にとっては有難いものかもしれないわね。
それなら、孤児院に貸しつつ、ファビーの温泉でも両方を用意して使って頂ければ、広告にもなりますわ。
今から寒くなる時期に有難いコタツと温熱ヒーターなら、長期間借りたい人も出てくるのは有難いですし、お城で使って頂くと言う事も可能かしら?
「じゃあ、フォルは温熱ヒーターを作って貰える?」
「はい!」
「わたくしはコタツを作りますわ。上に乗せる温かい毛布はお姉様たちにお願いすることになりますけれど」
「子供達の為ならお安い御用よ」
「それに、アタシたちには強い味方……足ふみミシンがあるわ!」
「宿屋で使うなら座って使うものよりは、椅子に座って使えるものの方が良いかもしれないわよ?」
「ええ、幾つか案を出して作ってみますわ」
長期期間借りるリース運用もアリですわ!
レンタルは短い期間ですけれど、時期的な物は長期間使う事でお金も得られますからリースで行けますわね!
季節に応じて……それこそ夏は冷風機なんて素敵ですわ!
暑い夏のご家庭に、みたいな感じでも良いでしょうし、用途は様々ですもの。
「フォル、取り敢えずファビーの温泉で使う分と孤児院に計15個作って下さる?」
「一日では多分無理ですが……」
「孤児院は早めにしてあげたいの。先に孤児院と思って作ってくださる?」
「分かりました」
「わたくしも孤児院の方の炬燵を先に作ってみますわ」
長さ的には余り長い物は作れませんけれど、子供達が入るには充分な大きさの長机用の炬燵ならそれなりに作れそうですわね。
火の魔石を使うから安全面は大事ですし、温度は一番低い物だけにしておけば安心ですわ。
低温火傷の可能性も視野に入れると、子供向けは一番低い温度で良いですもの。
「フォル、温熱ヒーターも一番弱い設定だけにして下さる?」
「はい、火傷防止ですね?」
「ええ、それに温熱ヒーターを触らない様に木の囲もいりますわ。子供って目を離すと何に興味を示して触るか分かりませんもの」
「そうですね、木の囲いも作りましょう」
「コタツの魔石はアイテムを搬入する時にこちらがやる仕事にしておきましょう。ねじ回しを持って行って一日一回魔石を入れ替えれば大丈夫ですわ」
「子供にとっての安心安全設計ですね」
前世の子供用オモチャには、必ず電池を入れるところには、ねじ回しがついてましたものね。
姉の子供にオモチャを買った時に電池が入ってないと泣かれたことを思い出しますわ。
当時は確か……オモチャの電池交換はネジ式ではないものが多くて、子供が電池を誤飲すると言う事件が相次いでから、ネジ式になったのよね。
子供の好奇心を甘く見ると大人が大変な目に遭うと言う例としてもあげられますもの。
「でも、一人暮らしというか、冒険者にというか」
「どうしましたの?」
「いえ、一家に一台は借りたくなるようなアイテムですよね」
「そうね……お金に余裕があれば借りたくなるアイテムですわね」
「でも、それで風邪を引くお年寄りや子供が減れば、薬師達にはホッと出来る安心材料かもしれませんね」
「では、御安く借りれるようにしないといけませんわね」
「ええ、サルビアは民に優しいお店ですから」
「ええ、その通りだわ!」
儲けよりも民に優しく。
民の心が平穏であれば、諍いよりも笑いが零れますもの。
その為に必要な物は出来るだけ安く、手の届く範囲の値段設定にしておくことが大事ですわ。
それに、屋台組は寒さをしのぎながらですし、温熱ヒーターは彼らに使って貰うのも大事な事ですものね。そうすれば自然と広告にもなりますし。
「暫くわたくしも温熱ヒーター作りに励むことになりそうね」
「お願いします」
「言い出したのはわたくしですもの、民全員とはいかなくとも、それなりに広がる様には作らないといけませんわね」
こうして、黙々とロストテクノロジーのアイテムを作りつつ、今年の冬は暖かく過ごせるように祈りながら作業を進めていきましたの。
無論、孤児院に持っていくアイテムも途中途中息抜きで作りながらでしたけれど、今までは一人で作業していた事や考えていた事が、フォルやファビーのお陰で広がった気がしますわ。
本当に素晴らしい弟子を貰ったと、心が軽やかになったのは言うまでもありませんわね。
衝撃に強い腕時計や、女性がつけてオシャレな物、スタイリッシュな腕時計に、鞄につけて使う時計等を作っていると、周りに子供達が集まってきましたわ。
男の子はやはり頑丈な腕時計が好きですし、女の子はオシャレな腕時計や鞄に付けて使う時計がお好みの様子。
分かりますわ。
わたくしも当時は可愛らしいものを鞄につけて使っていましたもの!
でも、時計はレンタルと言うよりは日用品ですし、別の商品を考えなくてはなりませんわね。
前世ならば漫画のレンタルとか、映画のレンタルとかありましたけれど……後は貸衣装とかかしら?
思えば、こちらに来てから一般的な方々の生活もわたくし余り見てませんから知りませんし、かといって貴族の生活も……ずっと箱庭に引き籠っていましたから。
けど、需要層を考えると冒険者向けよね?
向かう場所で必要な物なんて変わってくるのだし、今は無理に作らなくても良さそうだわ。
作るとしても、冬の行軍を考えて火の魔石を使ってのストーブくらいかしら?
悩んでも仕方ないわね、今日はのんびりしましょう。
そう思いつつも、研修中のパティシエさん達の元に行って、作っているケーキやチョコのお菓子を見ると、そろそろお店に出せるんじゃないかしら!? とワクワクしたり、美女三人組と会話しながら新しい洋服の図案を出してみたり、いい気分転換も兼ねて動いていると、フォルがわたくしを探していた様で、裁縫師の作業小屋に入ってくるなり――。
「リディア姉! コンロ作り終わりました!」
「まぁ! 凄いわフォル!」
「リディア姉に比べたらまだまだです!」
「そうでもないのよ? わたくし、今悩んでますの」
「どのような悩みですか?」
「ええ、それが――」
フォルならば同じロストテクノロジー持ちと言う事で、レンタルショップの相談をしたのだけど、フォルもまた暫く考え込んだ後「難しいですね」と答えましたわ。
そう、難しいのよ。
「冬の行軍に関するアイテムを作るのは勿論だけど、今冒険者が欲しいアイテムとなると、ある程度出し尽くした感はあるの」
「ですよね」
「後は子供達が火傷せず温まることが出来るものしか思いつかないわ」
「と言うと?」
「孤児院はとっても寒いんですって」
「冬は特に。私たちも子供向けのポンチョ作ってるけど、それでも寒いみたいで」
「それをリディアちゃんに話したりしてたのよ」
と、美女三人組も会話に入り、わたくしは強く頷きましたわ。
寒さに凍える日々と言うのは辛いですものね。
「だから、炬燵と言うものを作ろうかと思ってますわ」
「コタツですか?」
「ええ、それを貸し出すと言う形でやれば、秋から冬は暖かく、夏場は場所を取るから引き取ってと考えていますの。そちらの場合は期間が長いからリースと言う形でもいいかなと」
「リース……」
「ある程度此方から補助出来るモノではあるんですけれど、補助している金額を少し回して頂ければ、子供達が温かい冬を過ごせるかなと思ってますわ。そうね、コタツと温熱ヒーターを合わせて月銅貨20枚で貸せればと思ってますわ」
「確かにコタツや温熱ヒーターなら、冬の行軍でなくともファビーの温泉宿に置くことも可能ですよね」
「ええ」
「なら、まず軍に貸す前に、コタツをファビーの温泉宿に置いてみて、温熱ヒーターも使ってみてはどうでしょう?」
「そうね……そっちの方が冒険者にもより分かりやすいかしら?」
「使いたい冒険者はやはりいると思います。宿屋は結構寒いそうなので」
「そうなのね。小さいコタツを用意すれば使う人もいるかしら?」
「特に寒いのが苦手な女性とかは借りるんじゃないかしら?」
「女の子は寒さにも弱いから」
「温熱ヒーターとコタツは長期間借りたい人も多いと思います」
「なるほど」
確かに季節に合わせて借りたい人にとっては有難いものかもしれないわね。
それなら、孤児院に貸しつつ、ファビーの温泉でも両方を用意して使って頂ければ、広告にもなりますわ。
今から寒くなる時期に有難いコタツと温熱ヒーターなら、長期間借りたい人も出てくるのは有難いですし、お城で使って頂くと言う事も可能かしら?
「じゃあ、フォルは温熱ヒーターを作って貰える?」
「はい!」
「わたくしはコタツを作りますわ。上に乗せる温かい毛布はお姉様たちにお願いすることになりますけれど」
「子供達の為ならお安い御用よ」
「それに、アタシたちには強い味方……足ふみミシンがあるわ!」
「宿屋で使うなら座って使うものよりは、椅子に座って使えるものの方が良いかもしれないわよ?」
「ええ、幾つか案を出して作ってみますわ」
長期期間借りるリース運用もアリですわ!
レンタルは短い期間ですけれど、時期的な物は長期間使う事でお金も得られますからリースで行けますわね!
季節に応じて……それこそ夏は冷風機なんて素敵ですわ!
暑い夏のご家庭に、みたいな感じでも良いでしょうし、用途は様々ですもの。
「フォル、取り敢えずファビーの温泉で使う分と孤児院に計15個作って下さる?」
「一日では多分無理ですが……」
「孤児院は早めにしてあげたいの。先に孤児院と思って作ってくださる?」
「分かりました」
「わたくしも孤児院の方の炬燵を先に作ってみますわ」
長さ的には余り長い物は作れませんけれど、子供達が入るには充分な大きさの長机用の炬燵ならそれなりに作れそうですわね。
火の魔石を使うから安全面は大事ですし、温度は一番低い物だけにしておけば安心ですわ。
低温火傷の可能性も視野に入れると、子供向けは一番低い温度で良いですもの。
「フォル、温熱ヒーターも一番弱い設定だけにして下さる?」
「はい、火傷防止ですね?」
「ええ、それに温熱ヒーターを触らない様に木の囲もいりますわ。子供って目を離すと何に興味を示して触るか分かりませんもの」
「そうですね、木の囲いも作りましょう」
「コタツの魔石はアイテムを搬入する時にこちらがやる仕事にしておきましょう。ねじ回しを持って行って一日一回魔石を入れ替えれば大丈夫ですわ」
「子供にとっての安心安全設計ですね」
前世の子供用オモチャには、必ず電池を入れるところには、ねじ回しがついてましたものね。
姉の子供にオモチャを買った時に電池が入ってないと泣かれたことを思い出しますわ。
当時は確か……オモチャの電池交換はネジ式ではないものが多くて、子供が電池を誤飲すると言う事件が相次いでから、ネジ式になったのよね。
子供の好奇心を甘く見ると大人が大変な目に遭うと言う例としてもあげられますもの。
「でも、一人暮らしというか、冒険者にというか」
「どうしましたの?」
「いえ、一家に一台は借りたくなるようなアイテムですよね」
「そうね……お金に余裕があれば借りたくなるアイテムですわね」
「でも、それで風邪を引くお年寄りや子供が減れば、薬師達にはホッと出来る安心材料かもしれませんね」
「では、御安く借りれるようにしないといけませんわね」
「ええ、サルビアは民に優しいお店ですから」
「ええ、その通りだわ!」
儲けよりも民に優しく。
民の心が平穏であれば、諍いよりも笑いが零れますもの。
その為に必要な物は出来るだけ安く、手の届く範囲の値段設定にしておくことが大事ですわ。
それに、屋台組は寒さをしのぎながらですし、温熱ヒーターは彼らに使って貰うのも大事な事ですものね。そうすれば自然と広告にもなりますし。
「暫くわたくしも温熱ヒーター作りに励むことになりそうね」
「お願いします」
「言い出したのはわたくしですもの、民全員とはいかなくとも、それなりに広がる様には作らないといけませんわね」
こうして、黙々とロストテクノロジーのアイテムを作りつつ、今年の冬は暖かく過ごせるように祈りながら作業を進めていきましたの。
無論、孤児院に持っていくアイテムも途中途中息抜きで作りながらでしたけれど、今までは一人で作業していた事や考えていた事が、フォルやファビーのお陰で広がった気がしますわ。
本当に素晴らしい弟子を貰ったと、心が軽やかになったのは言うまでもありませんわね。
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