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182 託児所問題からの、お泊り保育案。
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お昼過ぎの報告会にて、わたくしの補佐をしてくれているキリアさんとカフェラさんから報告を受けつつ、今後必要な物資について話し合っていると、わたくしの隣に座る弟子の二人は真剣な表情で話を聞いていましたわ。
「――と言う事ですので、味付けに関する物が不足気味だという事です」
「味付けですわね……。子供の好きな味付けと言うとやはりアレも作った方がいいかしら」
「アレですね」
「ええ、アレですわ」
「カレー粉やカレーの元になる塊等を用意してあげると喜ぶかもしれませんね」
「では、使い方の書いたメモも挟んでおきましょう。後はハーブソルトとバーベキュー味の粉、それにデミグラスソースの作り方も用意すればいいかしら?」
「胡椒は一般的に高価なものですが、そちらも追加でお渡ししますか?」
「ええ、塩に砂糖、胡椒は大事だと思いますわ。それに幾つかのハーブとソースも用意しておきましょう。それだけで味の幅は広がりますし、後は粉末だしですわね。子供達にも和食文化を広げていきたいですわ。味噌は発酵食品ですから腸内環境を整え、病気になりにくくなりますもの」
「となると、冷蔵庫と言うものも必要になってきますね」
「そうですわね。お薬用の小さな冷蔵庫では足りないでしょうし、魔石もこちらから出すとして、各孤児院に冷蔵庫を完備しましょう。わたくしも行って台所を見せて貰い、設置をしますわ」
「「宜しくお願いします」」
「他の物資は今のところは滞りなくかしら?」
「はい、オムツも少し多めに入れていますが、足りているようです」
「では、今度はオムツも多めに在庫を作っておきますわね」
そんな話し合いをしていると、ロストテクノロジー持ちのフォルジャー……通称、フォルが手を上げましたわ。
「俺もついて行っていいでしょうか?」
「ええ、構いませんわ」
「あの……私も後学の為に付いて行きたいです……」
「ええ、ファビーも一緒に行きましょう」
ファビーは箱庭師、色々と創造力が必要な箱庭師にとって、想像力も必要になる為わたくしに付いて来て学んでいる最中ですわ。
それはフォルにも言える事ですけれど。
以前、ファビーとフォルが一日わたくしについて回って仕事をしている様子を見学した際、「リディア姉は何時休んでいるんですか?」なんて聞かれたことがありますけれど、確かにここ最近まともに休んだ記憶がありませんわね。
でも、それだけ忙しいという事は、売れ行きも好調である証拠であり、子供達の手助けも出来ている証拠だと思いましたわ。
――子供の手助けと言えば。
「ねぇ? ミレーヌの所から何か連絡は来ていないのかしら?」
「ミレーヌ様からですか? 今のところ孤児となりそうな子供はいらっしゃらないとの事でしたが、親御さんに少々問題のある子供さんがいらっしゃるとか」
「まぁ」
「保護をするべき段階ではないそうですが、親が結構横暴な方らしく、お迎えの時間も言わずに連れてきて、お預かりの物もない時が多いそうです」
「それは聞き捨てなりませんわね。かといって、ちゃんと持ってくるようにと注意すれば横暴な方でしたら子供を連れてこなくなる可能性も……」
「ええ、その塩梅がとても難しいそうです。一度お子様とミレーヌ様がお話をした事があるそうですが、家では静かにしてることが多いのだとか」
「家庭の問題にどこまでこちらが踏み込んでいいか悩みますわね。そう言う親御さんって、何かのきっかけで子供を迎えに来なくなる可能性は0ではありませんから」
「あの……では……その」
「どうしたのファビー」
「……一時お預かりをしてみては……如何でしょうか」
「一時お預かり……お泊り保育かしら?」
「「「お泊り保育?」」」
確かに前世でも保育園や幼稚園でも年長さんになれば、一日だけのお泊り保育があった筈ですわ。確かにそれは入れても良いかもしれないわね。
「キリアさん、件の子の年齢は?」
「6歳です」
「なら行けますわね……。本格的に寒くなる前に、一度6歳から10歳までの子供を中心に、お泊り保育をしてはどうかしら? 朝から預かって、夜はこちらの箱庭でバーベキューをしますの。キャンプファイヤーですわ! それに、6歳から10歳の子の人数によりますけれど、砂浜にテントを張って冒険者ごっこをするのもありですわね」
「男の子も女の子でも、冒険者に憧れている子は多いですからアリだと思います」
「でも、冒険者の使うテントは重くて大変ですよ?」
「あらフォルったら。そんな時こそ、ロストテクノロジーの出番ですわよ?」
「と言うと?」
「便利なテントを作るんですの。わたくしが作ってみますから、後で仕組みを見てから自分で作ってみます?」
「失敗するかもしれませんから、簡単な方からお願いいます」
「では、寝袋と言うものを一つ用意しますから、ファルが後で作ってみて下さいませ」
前世では、ワンタッチタイプのテントも沢山出ていましたわ。
一人用テントならワンタッチで作れる物が良いんじゃないかしら。大きさは子供にあわせて少し小さめにして作れば場所も節約できますものね。それにランタンもあるとより効果的ですわ。
後は露店で使っている椅子に机を一つの大きなテントで用意して、そこで休憩もしながら過ごすのはいい思い出になりますわ! 花火も作ってしまいましょう!
「リディア様は本当にお忙しいのに、子供の事となると色々案があるんですから」
「けれど、テントと言うのは子供達にとっても憧れですから良いのではないでしょうか」
「外でバーベキューと言うのも、男の子の浪漫だと思いますよ」
「わ……私はそのうち……職業訓練とかも……いいんじゃないかなって思います」
「ファビーは子供の将来の事をよく考えてるね」
「ファルだって男の子の浪漫を良く解っているわ」
「職業訓練所……その案、王太子様に伝えて良いかしら」
「「「「え!?」」」」
「ちょっと、今日の16時に王太子様に呼ばれてまして、色々ご説明やら説教やらをしなくてはなりませんの。あの荒れ果てた王太子領を復興させるためには、色々な案を出さなくてはなりませんものね。キリアさんとカフェラさんはわたくしの補佐として来てもらい、ファビーとファルはわたくしの弟子として城に登城して貰います。いい経験をしてくださいね」
「「「「ひぇっ」」」」
「暫く王太子様からの呼び出し以外は特にありませんし、後の事はカイルに任せてますので、キリアさんは今からミレーヌさんに本日の夜話し合いに来て欲しい事を伝えてくださいませ。お泊り保育の案が出ていると。カフェラさんはお泊り保育の際にどんな遊びをするべきかも一緒に考えて欲しいですわ」
「「はい」」
「また、ファル、ファビーには子供が好きそうな事をドンドン言って欲しいんですの。その中から王太子様にお伝えするような物も出てくるでしょうし。まぁ専ら王太子様がご要望なのは、王太子領に欲しい産業とかだと思いますけれど」
そう、王太子領ではこれと言った産業がない。
農地は多いけれど、それは貴族が持っている領地での事であって、王都での産業と言うものが余りにも少ないのも問題だわ。
それ故に雇用が生み出せていないのもまた事実で、ロストテクノロジーで手伝おうと思えば何とでもなるけれど、それだけは避けたい。
王太子領が自ら自立した産業を持ち、領が富まねば国民は貧困にあえぐばかり。
そして、良い案が出ていないのも問題ですわ……。
これは16時に始まる王太子との会談で話し合いましょう。
その後キアラさんが託児所のミレーヌさんの元へ向かった後、皆さんとで『お泊り保育』の際に出来たら嬉しい事等を話し合い、箱庭にいる子供達も含めて海の浅瀬での貝拾いをしてバーベキューで焼くなどの案も出ましたわ。
食べることに関して男の子はガッツリいきますものね。
また、自作の絵本を作って貰う事にもしましたわ。
将来なりたい職業になった自分等、夢は大きくあるべきですものね!
また、職業体験をしたい子には、させてみようという案も採用しましたわ。
朝は何時も通り授業や託児所で過ごしてもらい、午後の食事が終わってからは大人たちが見守りでついて、ある程度自由にさせつつ色々な事を学ぶ機会と言うのがあっても、罰は当たりませんもの。
件の男の子も、お泊り保育に参加して少しでも明るくなってくれれば嬉しいですし。
そこまでまとめた所で、テントや調味料を作りたかったですけれど丁度15時半となってしまい、わたくし達は書類を片付けて鞄に仕舞い、丁度キリアさんとカイルも来たところで城へ向かう事になりましたの。
話し合いが長引く可能性もありますけれど、仕方ありませんわね。
さて、どんな話が飛び出すかしら。
気合を入れて挑みますわ!!
「――と言う事ですので、味付けに関する物が不足気味だという事です」
「味付けですわね……。子供の好きな味付けと言うとやはりアレも作った方がいいかしら」
「アレですね」
「ええ、アレですわ」
「カレー粉やカレーの元になる塊等を用意してあげると喜ぶかもしれませんね」
「では、使い方の書いたメモも挟んでおきましょう。後はハーブソルトとバーベキュー味の粉、それにデミグラスソースの作り方も用意すればいいかしら?」
「胡椒は一般的に高価なものですが、そちらも追加でお渡ししますか?」
「ええ、塩に砂糖、胡椒は大事だと思いますわ。それに幾つかのハーブとソースも用意しておきましょう。それだけで味の幅は広がりますし、後は粉末だしですわね。子供達にも和食文化を広げていきたいですわ。味噌は発酵食品ですから腸内環境を整え、病気になりにくくなりますもの」
「となると、冷蔵庫と言うものも必要になってきますね」
「そうですわね。お薬用の小さな冷蔵庫では足りないでしょうし、魔石もこちらから出すとして、各孤児院に冷蔵庫を完備しましょう。わたくしも行って台所を見せて貰い、設置をしますわ」
「「宜しくお願いします」」
「他の物資は今のところは滞りなくかしら?」
「はい、オムツも少し多めに入れていますが、足りているようです」
「では、今度はオムツも多めに在庫を作っておきますわね」
そんな話し合いをしていると、ロストテクノロジー持ちのフォルジャー……通称、フォルが手を上げましたわ。
「俺もついて行っていいでしょうか?」
「ええ、構いませんわ」
「あの……私も後学の為に付いて行きたいです……」
「ええ、ファビーも一緒に行きましょう」
ファビーは箱庭師、色々と創造力が必要な箱庭師にとって、想像力も必要になる為わたくしに付いて来て学んでいる最中ですわ。
それはフォルにも言える事ですけれど。
以前、ファビーとフォルが一日わたくしについて回って仕事をしている様子を見学した際、「リディア姉は何時休んでいるんですか?」なんて聞かれたことがありますけれど、確かにここ最近まともに休んだ記憶がありませんわね。
でも、それだけ忙しいという事は、売れ行きも好調である証拠であり、子供達の手助けも出来ている証拠だと思いましたわ。
――子供の手助けと言えば。
「ねぇ? ミレーヌの所から何か連絡は来ていないのかしら?」
「ミレーヌ様からですか? 今のところ孤児となりそうな子供はいらっしゃらないとの事でしたが、親御さんに少々問題のある子供さんがいらっしゃるとか」
「まぁ」
「保護をするべき段階ではないそうですが、親が結構横暴な方らしく、お迎えの時間も言わずに連れてきて、お預かりの物もない時が多いそうです」
「それは聞き捨てなりませんわね。かといって、ちゃんと持ってくるようにと注意すれば横暴な方でしたら子供を連れてこなくなる可能性も……」
「ええ、その塩梅がとても難しいそうです。一度お子様とミレーヌ様がお話をした事があるそうですが、家では静かにしてることが多いのだとか」
「家庭の問題にどこまでこちらが踏み込んでいいか悩みますわね。そう言う親御さんって、何かのきっかけで子供を迎えに来なくなる可能性は0ではありませんから」
「あの……では……その」
「どうしたのファビー」
「……一時お預かりをしてみては……如何でしょうか」
「一時お預かり……お泊り保育かしら?」
「「「お泊り保育?」」」
確かに前世でも保育園や幼稚園でも年長さんになれば、一日だけのお泊り保育があった筈ですわ。確かにそれは入れても良いかもしれないわね。
「キリアさん、件の子の年齢は?」
「6歳です」
「なら行けますわね……。本格的に寒くなる前に、一度6歳から10歳までの子供を中心に、お泊り保育をしてはどうかしら? 朝から預かって、夜はこちらの箱庭でバーベキューをしますの。キャンプファイヤーですわ! それに、6歳から10歳の子の人数によりますけれど、砂浜にテントを張って冒険者ごっこをするのもありですわね」
「男の子も女の子でも、冒険者に憧れている子は多いですからアリだと思います」
「でも、冒険者の使うテントは重くて大変ですよ?」
「あらフォルったら。そんな時こそ、ロストテクノロジーの出番ですわよ?」
「と言うと?」
「便利なテントを作るんですの。わたくしが作ってみますから、後で仕組みを見てから自分で作ってみます?」
「失敗するかもしれませんから、簡単な方からお願いいます」
「では、寝袋と言うものを一つ用意しますから、ファルが後で作ってみて下さいませ」
前世では、ワンタッチタイプのテントも沢山出ていましたわ。
一人用テントならワンタッチで作れる物が良いんじゃないかしら。大きさは子供にあわせて少し小さめにして作れば場所も節約できますものね。それにランタンもあるとより効果的ですわ。
後は露店で使っている椅子に机を一つの大きなテントで用意して、そこで休憩もしながら過ごすのはいい思い出になりますわ! 花火も作ってしまいましょう!
「リディア様は本当にお忙しいのに、子供の事となると色々案があるんですから」
「けれど、テントと言うのは子供達にとっても憧れですから良いのではないでしょうか」
「外でバーベキューと言うのも、男の子の浪漫だと思いますよ」
「わ……私はそのうち……職業訓練とかも……いいんじゃないかなって思います」
「ファビーは子供の将来の事をよく考えてるね」
「ファルだって男の子の浪漫を良く解っているわ」
「職業訓練所……その案、王太子様に伝えて良いかしら」
「「「「え!?」」」」
「ちょっと、今日の16時に王太子様に呼ばれてまして、色々ご説明やら説教やらをしなくてはなりませんの。あの荒れ果てた王太子領を復興させるためには、色々な案を出さなくてはなりませんものね。キリアさんとカフェラさんはわたくしの補佐として来てもらい、ファビーとファルはわたくしの弟子として城に登城して貰います。いい経験をしてくださいね」
「「「「ひぇっ」」」」
「暫く王太子様からの呼び出し以外は特にありませんし、後の事はカイルに任せてますので、キリアさんは今からミレーヌさんに本日の夜話し合いに来て欲しい事を伝えてくださいませ。お泊り保育の案が出ていると。カフェラさんはお泊り保育の際にどんな遊びをするべきかも一緒に考えて欲しいですわ」
「「はい」」
「また、ファル、ファビーには子供が好きそうな事をドンドン言って欲しいんですの。その中から王太子様にお伝えするような物も出てくるでしょうし。まぁ専ら王太子様がご要望なのは、王太子領に欲しい産業とかだと思いますけれど」
そう、王太子領ではこれと言った産業がない。
農地は多いけれど、それは貴族が持っている領地での事であって、王都での産業と言うものが余りにも少ないのも問題だわ。
それ故に雇用が生み出せていないのもまた事実で、ロストテクノロジーで手伝おうと思えば何とでもなるけれど、それだけは避けたい。
王太子領が自ら自立した産業を持ち、領が富まねば国民は貧困にあえぐばかり。
そして、良い案が出ていないのも問題ですわ……。
これは16時に始まる王太子との会談で話し合いましょう。
その後キアラさんが託児所のミレーヌさんの元へ向かった後、皆さんとで『お泊り保育』の際に出来たら嬉しい事等を話し合い、箱庭にいる子供達も含めて海の浅瀬での貝拾いをしてバーベキューで焼くなどの案も出ましたわ。
食べることに関して男の子はガッツリいきますものね。
また、自作の絵本を作って貰う事にもしましたわ。
将来なりたい職業になった自分等、夢は大きくあるべきですものね!
また、職業体験をしたい子には、させてみようという案も採用しましたわ。
朝は何時も通り授業や託児所で過ごしてもらい、午後の食事が終わってからは大人たちが見守りでついて、ある程度自由にさせつつ色々な事を学ぶ機会と言うのがあっても、罰は当たりませんもの。
件の男の子も、お泊り保育に参加して少しでも明るくなってくれれば嬉しいですし。
そこまでまとめた所で、テントや調味料を作りたかったですけれど丁度15時半となってしまい、わたくし達は書類を片付けて鞄に仕舞い、丁度キリアさんとカイルも来たところで城へ向かう事になりましたの。
話し合いが長引く可能性もありますけれど、仕方ありませんわね。
さて、どんな話が飛び出すかしら。
気合を入れて挑みますわ!!
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