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173 絶対条件と、結婚の条件と、ムードゼロと。
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事の始まりは――ライトさんとロキシーお姉ちゃんが帰宅して、レインさんやノイルさんが帰宅したことから始まりますわ。
カイルを待っていたロックでしたけれど、珍しくいるものだからノイルさんとレインさんが驚かれましたの。
そして事情を説明すると、なんとレインさんが【聖騎士】であることが判明。
ロックは直ぐに弟子入りを志願したのですが、それを断った事でこんなことに……。
「確かに君のスキルは聖騎士として申し分は無いよ。ただ、まだ君は文字を覚えきれていないだろう? 聖騎士は確かに優れたスキルだが、必要になる元になるものが多いんだ」
「それが……勉強って言うのか?」
「そう、最低限王国文字を読み書きできるようになる事、それに計算が出来るようになることが最低条件だよ。言葉使いも柔らかくならないと、聖騎士の名が泣く」
「……だが俺は直ぐにでもカイル兄とリディア姉の為に、」
「直ぐにと言うのは無理だ」
「何でだよ!!」
「カイルは既に、Bランク冒険者だよ? 君はレベルが低い、それでは聖騎士が守られる立場になってしまう」
「カイル兄は……Bランク冒険者?」
「それに、聖騎士としてスキルやレベルを上げたいのなら実践が不可欠になってくる。文字や計算を覚えた後は、二つの進み方があるが、一つは近衛兵として城で実践を積むか、冒険者となって仲間たちとレベルを上げるかだな」
「だが俺は」
「将来的にはカイルたちを守れる。遠回りでもそれが一番の近道であることは確かなんだ」
「………」
「君が冒険者になると言うのであれば、知り合いの冒険者に頼むことも可能だよ? だがそれは今ではない。今は勉学に励みなさい」
レインさんの言葉にロックは俯き、悔しそうにしてらっしゃいますわ。
どう声を掛けるべきか悩んでいる所に、カイルが帰宅してまいりましたの。
「どうしたんだ、荒げた声が響いてたぞ」
「カイル」
「やぁカイル、ロックくんが私と同じ聖騎士でね。それで将来の進み方を話し合っていたんだよ」
「凄いじゃないかロック!」
「うん……。でも今の俺じゃ何もかもが足りないって言われて……」
「そう、レベルやスキル発動も甘いしね」
「うう……」
「それでカイル、ロックにはどっちの道をお勧めするかな? 冒険者か、近衛兵としての実践か。スキル的には申し分ないんだよ。後はどちらを進ませるかは、雇い主になる君たちが選ぶのも一つの手だと思うよ」
「雇い主?」
「ええ、ロックはわたくしたちの専属護衛騎士になりたいんですって」
「なるほど、それでか」
「聖騎士の近衛兵なんて引く手あまただ。カイルにはその伝手もある。だが、そういう彼らは基本的に、良い所のおぼっちゃまが多い。スラム出身のロックには辛い事になるかもしれないよ」
確かに聖騎士スキルとは、基本的に貴族が持つスキル。
それをスラム出身の彼が手にしていることは、周囲から良く見られない可能性の方が高いですわ。
それなら冒険者はどうかと言われると……危険が伴う冒険者になって、もし万が一にでも命を落とす事になったらと思うと、言葉が出ませんわ。
すると――。
「そうだな、よしロック。君は冒険者の道を進むんだ」
「いいのかいカイル」
「ああ、だが俺と同じBランクにまでは上げてこい。一緒に肩を並べたいからな」
「肩を……並べる?」
「そうだとも、俺は一度パーティから追放された身だ。それも魔付きになってからな。そんな俺と肩を並べるくらい強くなったら、リディアを守り切るには丁度いい」
「俺とカイル兄で、リディア姉を守れるってこと?」
「ああ、一緒にリディアを守れるか?」
「――俺は冒険者になる!」
「おう! だったらまずは読み書きと計算できるようにならないとな! 目標はそこそこデカいぞ? 頑張れるな?」
「任せてくれ!」
「頼りにしてるぞロック!」
まぁ、まぁ、まあ!!
カイルったらあんなに険悪だった雰囲気を一気に変えてしまいましたわ!
ロックはその後、部屋に戻って読み書きの練習をしてくると言って、いい笑顔で去って行きましたし、レインさんは苦笑いしてましたけれど、どういう事かしら?
「カイルは人の心を掴むのが上手いね」
「どうかな? ただロックには目標が必要だったんだ。あいつは何時も誰かを守っていた。それを、俺と二人で守ろうと言えば、必死に強くなろうとするだろう? それに勉強も手を抜かなくなると思ったんだ」
「なるほどねぇ……それはカイル、君の人徳があってこそだよ?」
「ははは、そうだといいんだけどな。それでリディア、子供達のスキルで何かあったか?」
「ええ、様々なスキルを持っている子供達が多かったですわ。既にスキルが分かっている子たちは弟子入り先を決めていますけれど、鉱山師の子たちはカイルからの許可待ちですわ。採掘所に入る許可が欲しいんですって。それと、わたくし弟子が二人出来ましたわ」
「リディアちゃんに弟子かい?」
「ええ、箱庭師と、ロストテクノロジー持ちがいましたの」
「そいつは」
「凄いな……ロストテクノロジー持ちか」
「二人とも12歳と言う若さですけれど、伸びしろは十分ありますわ!」
「私と変わらない年なんですね……凄い」
「二つのスキルは己の創造性が重要ですわ。わたくしが箱庭師と言われた時は、今のような形の箱庭師になりたいと思ったからこそですもの」
そう、あのゲームの箱庭のような。
いるだけでホッと安心出来るような箱庭は、今でも忘れられない風景ですわ。
「ですので、ファビオニアとフォルジャーには、出来るだけわたくしに付いて来て貰う事にしますわ。ミレーヌさんから話を聞くのも大事ですわね」
「俺も弟子を取ろうかな」
「あら、カイルがですの?」
「一人じゃ回しきれないところもあるしな。だが弟子を取るにしてもどうしたものか」
「ロックがショックを受けるぞ?」
「そうだよな、でもロックにはBランクまで上がったら常に一緒に付いて来てもらう予定だから、俺の補佐が出来る人間を一人欲しい」
「それでしたら、ロックの補佐をしていた子はどうかしら? スキルは確か弁護士でしたわ」
「それこそ俺に着いてきちゃ駄目だろ、もっと勉強できるところにいけるようにしてやらないとな。学園とか」
「そうですわね。ダンノージュ侯爵家の養子にでもすれば学園に入る事は可能でしょうけれど」
「ああ、いっそ纏めて孤児たちを俺達の養子にしたいな」
「それは良い考えですわね」
「リディア」
「はい」
「結婚するか?」
「仕方ありませんわね。子供達の為ですわ」
「「そんなノリでのプロポーズで良いのか」」
こうして、薬師問題が解決したら結婚する報告をしにアラーシュ様に会いに行く事にしましたわ。
無論、元スラム孤児たちを養子にすると言うのは取引としてわたくしが握りますけれど。
ダンノージュ侯爵家の跡継ぎはわたくしが産む子がなるでしょうし、問題はありませんわね。
その後、カイルからサーシャさんが求めているマネキンの話を聞き、明日作ってお渡しすると言う話をしていると――。
「では、私はロキシーを正式な婚約者として書面に出すことをお爺様に伝えますね」
「アンタもこの流れで言うのかい」
「ロマンチックにした方が良いですか?」
「いや、アンタ達兄弟にそれは求めちゃ駄目だと改めて知ったから良いよ」
そう言えば、ライトさんって一番浪漫もないような告白から始まりましたわよね。
結婚式くらいは、ロキシーに浪漫を味わってもらいたいと心の底から思った出来事でしたわ。
カイルを待っていたロックでしたけれど、珍しくいるものだからノイルさんとレインさんが驚かれましたの。
そして事情を説明すると、なんとレインさんが【聖騎士】であることが判明。
ロックは直ぐに弟子入りを志願したのですが、それを断った事でこんなことに……。
「確かに君のスキルは聖騎士として申し分は無いよ。ただ、まだ君は文字を覚えきれていないだろう? 聖騎士は確かに優れたスキルだが、必要になる元になるものが多いんだ」
「それが……勉強って言うのか?」
「そう、最低限王国文字を読み書きできるようになる事、それに計算が出来るようになることが最低条件だよ。言葉使いも柔らかくならないと、聖騎士の名が泣く」
「……だが俺は直ぐにでもカイル兄とリディア姉の為に、」
「直ぐにと言うのは無理だ」
「何でだよ!!」
「カイルは既に、Bランク冒険者だよ? 君はレベルが低い、それでは聖騎士が守られる立場になってしまう」
「カイル兄は……Bランク冒険者?」
「それに、聖騎士としてスキルやレベルを上げたいのなら実践が不可欠になってくる。文字や計算を覚えた後は、二つの進み方があるが、一つは近衛兵として城で実践を積むか、冒険者となって仲間たちとレベルを上げるかだな」
「だが俺は」
「将来的にはカイルたちを守れる。遠回りでもそれが一番の近道であることは確かなんだ」
「………」
「君が冒険者になると言うのであれば、知り合いの冒険者に頼むことも可能だよ? だがそれは今ではない。今は勉学に励みなさい」
レインさんの言葉にロックは俯き、悔しそうにしてらっしゃいますわ。
どう声を掛けるべきか悩んでいる所に、カイルが帰宅してまいりましたの。
「どうしたんだ、荒げた声が響いてたぞ」
「カイル」
「やぁカイル、ロックくんが私と同じ聖騎士でね。それで将来の進み方を話し合っていたんだよ」
「凄いじゃないかロック!」
「うん……。でも今の俺じゃ何もかもが足りないって言われて……」
「そう、レベルやスキル発動も甘いしね」
「うう……」
「それでカイル、ロックにはどっちの道をお勧めするかな? 冒険者か、近衛兵としての実践か。スキル的には申し分ないんだよ。後はどちらを進ませるかは、雇い主になる君たちが選ぶのも一つの手だと思うよ」
「雇い主?」
「ええ、ロックはわたくしたちの専属護衛騎士になりたいんですって」
「なるほど、それでか」
「聖騎士の近衛兵なんて引く手あまただ。カイルにはその伝手もある。だが、そういう彼らは基本的に、良い所のおぼっちゃまが多い。スラム出身のロックには辛い事になるかもしれないよ」
確かに聖騎士スキルとは、基本的に貴族が持つスキル。
それをスラム出身の彼が手にしていることは、周囲から良く見られない可能性の方が高いですわ。
それなら冒険者はどうかと言われると……危険が伴う冒険者になって、もし万が一にでも命を落とす事になったらと思うと、言葉が出ませんわ。
すると――。
「そうだな、よしロック。君は冒険者の道を進むんだ」
「いいのかいカイル」
「ああ、だが俺と同じBランクにまでは上げてこい。一緒に肩を並べたいからな」
「肩を……並べる?」
「そうだとも、俺は一度パーティから追放された身だ。それも魔付きになってからな。そんな俺と肩を並べるくらい強くなったら、リディアを守り切るには丁度いい」
「俺とカイル兄で、リディア姉を守れるってこと?」
「ああ、一緒にリディアを守れるか?」
「――俺は冒険者になる!」
「おう! だったらまずは読み書きと計算できるようにならないとな! 目標はそこそこデカいぞ? 頑張れるな?」
「任せてくれ!」
「頼りにしてるぞロック!」
まぁ、まぁ、まあ!!
カイルったらあんなに険悪だった雰囲気を一気に変えてしまいましたわ!
ロックはその後、部屋に戻って読み書きの練習をしてくると言って、いい笑顔で去って行きましたし、レインさんは苦笑いしてましたけれど、どういう事かしら?
「カイルは人の心を掴むのが上手いね」
「どうかな? ただロックには目標が必要だったんだ。あいつは何時も誰かを守っていた。それを、俺と二人で守ろうと言えば、必死に強くなろうとするだろう? それに勉強も手を抜かなくなると思ったんだ」
「なるほどねぇ……それはカイル、君の人徳があってこそだよ?」
「ははは、そうだといいんだけどな。それでリディア、子供達のスキルで何かあったか?」
「ええ、様々なスキルを持っている子供達が多かったですわ。既にスキルが分かっている子たちは弟子入り先を決めていますけれど、鉱山師の子たちはカイルからの許可待ちですわ。採掘所に入る許可が欲しいんですって。それと、わたくし弟子が二人出来ましたわ」
「リディアちゃんに弟子かい?」
「ええ、箱庭師と、ロストテクノロジー持ちがいましたの」
「そいつは」
「凄いな……ロストテクノロジー持ちか」
「二人とも12歳と言う若さですけれど、伸びしろは十分ありますわ!」
「私と変わらない年なんですね……凄い」
「二つのスキルは己の創造性が重要ですわ。わたくしが箱庭師と言われた時は、今のような形の箱庭師になりたいと思ったからこそですもの」
そう、あのゲームの箱庭のような。
いるだけでホッと安心出来るような箱庭は、今でも忘れられない風景ですわ。
「ですので、ファビオニアとフォルジャーには、出来るだけわたくしに付いて来て貰う事にしますわ。ミレーヌさんから話を聞くのも大事ですわね」
「俺も弟子を取ろうかな」
「あら、カイルがですの?」
「一人じゃ回しきれないところもあるしな。だが弟子を取るにしてもどうしたものか」
「ロックがショックを受けるぞ?」
「そうだよな、でもロックにはBランクまで上がったら常に一緒に付いて来てもらう予定だから、俺の補佐が出来る人間を一人欲しい」
「それでしたら、ロックの補佐をしていた子はどうかしら? スキルは確か弁護士でしたわ」
「それこそ俺に着いてきちゃ駄目だろ、もっと勉強できるところにいけるようにしてやらないとな。学園とか」
「そうですわね。ダンノージュ侯爵家の養子にでもすれば学園に入る事は可能でしょうけれど」
「ああ、いっそ纏めて孤児たちを俺達の養子にしたいな」
「それは良い考えですわね」
「リディア」
「はい」
「結婚するか?」
「仕方ありませんわね。子供達の為ですわ」
「「そんなノリでのプロポーズで良いのか」」
こうして、薬師問題が解決したら結婚する報告をしにアラーシュ様に会いに行く事にしましたわ。
無論、元スラム孤児たちを養子にすると言うのは取引としてわたくしが握りますけれど。
ダンノージュ侯爵家の跡継ぎはわたくしが産む子がなるでしょうし、問題はありませんわね。
その後、カイルからサーシャさんが求めているマネキンの話を聞き、明日作ってお渡しすると言う話をしていると――。
「では、私はロキシーを正式な婚約者として書面に出すことをお爺様に伝えますね」
「アンタもこの流れで言うのかい」
「ロマンチックにした方が良いですか?」
「いや、アンタ達兄弟にそれは求めちゃ駄目だと改めて知ったから良いよ」
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