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111 石鹸工場、稼働開始!
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――カイルside――
次の工場へ箱庭経由で向かうと、既にリディアが石鹸を作る為の道具を一式用意してしまっていた。
石鹸を包装する紙もキッチリとだ。
一般市民用の安い石鹸を作る為だが、それなりに角を削る作業と、手間暇は必要になる。
その上、石鹸によって香りが違う為、簡単な薔薇石鹸とラベンダー石鹸をこっちで大量に作って貰う予定だ。
「カイル、こちらの準備は出来ましてよ。既に購入したタウンハウスを管理する方々は雇い済みですし、今度は仕事を求めている男性を雇ってきてくださいませ!」
「その前にリディア、そろそろ一旦箱庭に戻って、まずは切れかけている商品のチェックだ。シャンプー系は軒並み凄い売れで足りないかも知れない」
「ハッ!」
「明日、男性従業員を雇えるように商業ギルドへ行ってくる。石鹸担当は、本当にナナリシアさんでいいのか?」
「ええ、ナナリシアさんがやる気満々でしたわ」
「そ、そうか」
「酷い目に遭った彼女ですけれど、サーシャさんとノマージュさんがやる気を出した事で火がついたのでしょうね。けれど、男性だらけの場所にナナリシアさんだけを任せませんわ。錬金術が使えて石鹸担当のポムお婆様も副リーダーでやってまいりますわ」
「ポム婆さんか……」
「ナナリシアさんは優しいですけれど、ポムお婆様は厳しいですわよ」
「そうだな、上手くいくと良いんだが」
「そうですわね」
「じゃあ明日は石鹸工場で、明後日は調理師とウエイトレスやウエイターを一気に雇うか」
「そうしてくださいませ。お肉が大量にあるのでしょう?」
「ああ、既にレアのアイテムボックスが、牛肉に3つ、鳥に9つ、豚に6つ満杯だ。新たなレアなアイテムボックスを所望だそうだ」
「多いですわね、捌き切れるかしら」
「肉を食べてこその男、肉を食べてこその冒険者だ。安心してくれ。そしてビールを大量に作ってくれ。アイテムボックス10個でも足りないと思うぞ」
「分かりましたわ!!」
こうしてリディアと共に箱庭に戻り、レアなアイテムボックスを数個手に取ると商業ギルドへと向かい、牧場へアイテムボックスを届けて欲しい旨と、明日が石鹸工場の為の面接で男性50人を雇いたい旨と、その一週間後に調理師を50人、ウエイトレスやウエイターを80人雇う為の面接を行う事を告げた。
サルビア担当のギルド職員は合計5人に増え、皆バタバタと動き始めている。
更に、一気に没落貴族が職を手にしていると言う話は王太子領でも広がり、その雇い主がサルビアであることを聞いた街の人たちは「まぁ、サルビアだしな」とあまり驚かなかったそうだ。
人が雇われて荒れる事が少なくなれば、街の治安も良くなっていく。
その為にも、俺達は出来るだけ急いでやるべきことをやらなくちゃならないんだ。
問題は七輪や網、炭の方だが……七輪はもう少しで出来上がると夕食時に連絡があった。
網の方は3店舗分にもう少し届かないが急ピッチで進めてくれている。
炭も一人で5つ頑張っているようで、過労死しないか心配になる。
明日、商業ギルドに行った際には最初に欲しいと言っていた不遇スキル持ちが居ればいいんだが……。
それでも、何日かは店の中で肉を食べながらの研修になるのだし、その間に見つかればいいなと思っていた矢先の事だった――。
朝、商業ギルドに行くと既に50人を超える元貴族男性が集まっていたらしく、急ぎ面接に入った。
だが、元々貴族男性とは雇うのに適さない者が多い。
妙にプライドが高かったりと、こちらの話を聞こうともしない者も多かった。
正直言うと――50人集められる自信が無い程に。
ギルド職員も頭を抱えた。
それもそうだろう……厳選に厳選を重ねてコレなのだから。
「どうなんだね? 私を雇うと言うのは決まりかね?」
「不採用ですね」
「なんだと!!」
このやり取りを何度繰り返せばいいのやら、隣に座るギルド職員は顔面真っ青状態だ。
「貴方は既に貴族ではありませんので、雇い主はコチラです。それを理解できない方は、申し訳ありませんが即刻お帰り下さい」
「なんと無礼な!」
「無礼で結構。そう言う考えの方は帰って頂いて結構ですよ」
「失礼する!!」
そう言う元貴族男性の多い事多い事。
それでも、元男爵家の男性などは庶民に近いからか、まだ雇いやすかった。
いっそ高位貴族は雇うのを止めようかと今後の検討材料にいれたのも束の間、結局元貴族男性で雇えたのは10人、残りは力仕事がまだできるお年寄りの平民ばかりだった。
それでも人数はギリギリの50人。
ホッと安堵の息を吐いたのは言うまでもない。
「貴族男性は今後、雇わない方向で行きます」
「私共もそれが良いと思います……正直、あそこまで酷いとは思いませんでした。ダンノージュ侯爵家に何と申訳の立たない事を」
「いえ、実際あのような貴族男性では次の仕事は見つからないでしょう。まとめて鉱山送りに出来ないか王太子と話し合う良い材料が出来ました」
「それが宜しいかと」
鉱山は今も人手不足だ。
貴族男性が本当に仕事が無くてどうしようもなくなった場合、それでも雇い主を探した場合は鉱山送りにする事になるだろう。
特に今回、妻にも子供達にも逃げられた、所謂父親の貴族男性が多かったのも問題だ。
彼らはひっそりと鉱山暮らしをする羽目になるだろう。
それでも何とか50人。
下は18歳から上は60代まで幅広いが、何とか形にはなりそうで良かったと安堵した。
そして、貴族男性10人はその後、男性寮となるタウンハウスに向かい、翌日ギルド職員と共に他のお年寄りの一般男性も集まって『石鹸工場』に到着すると、美しいナナリシアさんと怖そうなポム婆さんの落差に驚いているようだった。
「これからあなた方に石鹸作りを教えるナナリシアです。私の補佐にポムお婆様が受けてくださいました」
「フン! ナナリシアだけじゃ不安だからね。男ども! シッカリと働きな」
「「「「はい!!」」」」
「石鹸作りには花も使います。今から一週間、全員で石鹸作りを一緒にしていきますので、その一週間で石鹸作りを全て覚えてください。難しい事はありません。力仕事があるだけです」
「「「「はい!!」」」」
「ナナリシアに色目を使って近づこうとしたら、棒で引っ叩くから覚悟するように! 3回叩かれたら辞めてもらうよ! いいね!!」
「「「「はい!!!!!」」」」」
「ふふふ、皆さん、此れから宜しくお願いしますね」
「「「「宜しくお願いします!!」」」」
なんだろう、軍隊かな?
思わず遠い目をしたのは、俺だけではなかったようだ。
ギルド職員とも目が合い、苦笑いが零れたが一週間後には大人数の面接が待っているのだ。
その間は三店舗の店の準備に取り掛かるが、丁度その日の内に工事が終わった事を伝えて貰えた。
明日からはジューダスのいる店も含めて三店舗の改装工事が始まる。
俺も気を引き締めなくてはと思っていた矢先の事だった――。
「カイルさん見つかりました! 陶芸師と建設師と炭師の方々が見つかりました!」
「本当ですか!」
「直ぐに面接を行いますか?」
「ええ、直ぐに!!」
思いがけず求めていた人材が見つかった様だ。
しかも全員神殿契約をしてくれるのだと言う。
直ぐに面接しなくては勿体ない事案だろう!!
きっとリディアも喜ぶ!
そう思い、急ぎ商業ギルドへと戻り、息を整えてからドアを開けると――求めていた人数分の建設師、陶芸師、炭師の人たちが佇んでいた。
次の工場へ箱庭経由で向かうと、既にリディアが石鹸を作る為の道具を一式用意してしまっていた。
石鹸を包装する紙もキッチリとだ。
一般市民用の安い石鹸を作る為だが、それなりに角を削る作業と、手間暇は必要になる。
その上、石鹸によって香りが違う為、簡単な薔薇石鹸とラベンダー石鹸をこっちで大量に作って貰う予定だ。
「カイル、こちらの準備は出来ましてよ。既に購入したタウンハウスを管理する方々は雇い済みですし、今度は仕事を求めている男性を雇ってきてくださいませ!」
「その前にリディア、そろそろ一旦箱庭に戻って、まずは切れかけている商品のチェックだ。シャンプー系は軒並み凄い売れで足りないかも知れない」
「ハッ!」
「明日、男性従業員を雇えるように商業ギルドへ行ってくる。石鹸担当は、本当にナナリシアさんでいいのか?」
「ええ、ナナリシアさんがやる気満々でしたわ」
「そ、そうか」
「酷い目に遭った彼女ですけれど、サーシャさんとノマージュさんがやる気を出した事で火がついたのでしょうね。けれど、男性だらけの場所にナナリシアさんだけを任せませんわ。錬金術が使えて石鹸担当のポムお婆様も副リーダーでやってまいりますわ」
「ポム婆さんか……」
「ナナリシアさんは優しいですけれど、ポムお婆様は厳しいですわよ」
「そうだな、上手くいくと良いんだが」
「そうですわね」
「じゃあ明日は石鹸工場で、明後日は調理師とウエイトレスやウエイターを一気に雇うか」
「そうしてくださいませ。お肉が大量にあるのでしょう?」
「ああ、既にレアのアイテムボックスが、牛肉に3つ、鳥に9つ、豚に6つ満杯だ。新たなレアなアイテムボックスを所望だそうだ」
「多いですわね、捌き切れるかしら」
「肉を食べてこその男、肉を食べてこその冒険者だ。安心してくれ。そしてビールを大量に作ってくれ。アイテムボックス10個でも足りないと思うぞ」
「分かりましたわ!!」
こうしてリディアと共に箱庭に戻り、レアなアイテムボックスを数個手に取ると商業ギルドへと向かい、牧場へアイテムボックスを届けて欲しい旨と、明日が石鹸工場の為の面接で男性50人を雇いたい旨と、その一週間後に調理師を50人、ウエイトレスやウエイターを80人雇う為の面接を行う事を告げた。
サルビア担当のギルド職員は合計5人に増え、皆バタバタと動き始めている。
更に、一気に没落貴族が職を手にしていると言う話は王太子領でも広がり、その雇い主がサルビアであることを聞いた街の人たちは「まぁ、サルビアだしな」とあまり驚かなかったそうだ。
人が雇われて荒れる事が少なくなれば、街の治安も良くなっていく。
その為にも、俺達は出来るだけ急いでやるべきことをやらなくちゃならないんだ。
問題は七輪や網、炭の方だが……七輪はもう少しで出来上がると夕食時に連絡があった。
網の方は3店舗分にもう少し届かないが急ピッチで進めてくれている。
炭も一人で5つ頑張っているようで、過労死しないか心配になる。
明日、商業ギルドに行った際には最初に欲しいと言っていた不遇スキル持ちが居ればいいんだが……。
それでも、何日かは店の中で肉を食べながらの研修になるのだし、その間に見つかればいいなと思っていた矢先の事だった――。
朝、商業ギルドに行くと既に50人を超える元貴族男性が集まっていたらしく、急ぎ面接に入った。
だが、元々貴族男性とは雇うのに適さない者が多い。
妙にプライドが高かったりと、こちらの話を聞こうともしない者も多かった。
正直言うと――50人集められる自信が無い程に。
ギルド職員も頭を抱えた。
それもそうだろう……厳選に厳選を重ねてコレなのだから。
「どうなんだね? 私を雇うと言うのは決まりかね?」
「不採用ですね」
「なんだと!!」
このやり取りを何度繰り返せばいいのやら、隣に座るギルド職員は顔面真っ青状態だ。
「貴方は既に貴族ではありませんので、雇い主はコチラです。それを理解できない方は、申し訳ありませんが即刻お帰り下さい」
「なんと無礼な!」
「無礼で結構。そう言う考えの方は帰って頂いて結構ですよ」
「失礼する!!」
そう言う元貴族男性の多い事多い事。
それでも、元男爵家の男性などは庶民に近いからか、まだ雇いやすかった。
いっそ高位貴族は雇うのを止めようかと今後の検討材料にいれたのも束の間、結局元貴族男性で雇えたのは10人、残りは力仕事がまだできるお年寄りの平民ばかりだった。
それでも人数はギリギリの50人。
ホッと安堵の息を吐いたのは言うまでもない。
「貴族男性は今後、雇わない方向で行きます」
「私共もそれが良いと思います……正直、あそこまで酷いとは思いませんでした。ダンノージュ侯爵家に何と申訳の立たない事を」
「いえ、実際あのような貴族男性では次の仕事は見つからないでしょう。まとめて鉱山送りに出来ないか王太子と話し合う良い材料が出来ました」
「それが宜しいかと」
鉱山は今も人手不足だ。
貴族男性が本当に仕事が無くてどうしようもなくなった場合、それでも雇い主を探した場合は鉱山送りにする事になるだろう。
特に今回、妻にも子供達にも逃げられた、所謂父親の貴族男性が多かったのも問題だ。
彼らはひっそりと鉱山暮らしをする羽目になるだろう。
それでも何とか50人。
下は18歳から上は60代まで幅広いが、何とか形にはなりそうで良かったと安堵した。
そして、貴族男性10人はその後、男性寮となるタウンハウスに向かい、翌日ギルド職員と共に他のお年寄りの一般男性も集まって『石鹸工場』に到着すると、美しいナナリシアさんと怖そうなポム婆さんの落差に驚いているようだった。
「これからあなた方に石鹸作りを教えるナナリシアです。私の補佐にポムお婆様が受けてくださいました」
「フン! ナナリシアだけじゃ不安だからね。男ども! シッカリと働きな」
「「「「はい!!」」」」
「石鹸作りには花も使います。今から一週間、全員で石鹸作りを一緒にしていきますので、その一週間で石鹸作りを全て覚えてください。難しい事はありません。力仕事があるだけです」
「「「「はい!!」」」」
「ナナリシアに色目を使って近づこうとしたら、棒で引っ叩くから覚悟するように! 3回叩かれたら辞めてもらうよ! いいね!!」
「「「「はい!!!!!」」」」」
「ふふふ、皆さん、此れから宜しくお願いしますね」
「「「「宜しくお願いします!!」」」」
なんだろう、軍隊かな?
思わず遠い目をしたのは、俺だけではなかったようだ。
ギルド職員とも目が合い、苦笑いが零れたが一週間後には大人数の面接が待っているのだ。
その間は三店舗の店の準備に取り掛かるが、丁度その日の内に工事が終わった事を伝えて貰えた。
明日からはジューダスのいる店も含めて三店舗の改装工事が始まる。
俺も気を引き締めなくてはと思っていた矢先の事だった――。
「カイルさん見つかりました! 陶芸師と建設師と炭師の方々が見つかりました!」
「本当ですか!」
「直ぐに面接を行いますか?」
「ええ、直ぐに!!」
思いがけず求めていた人材が見つかった様だ。
しかも全員神殿契約をしてくれるのだと言う。
直ぐに面接しなくては勿体ない事案だろう!!
きっとリディアも喜ぶ!
そう思い、急ぎ商業ギルドへと戻り、息を整えてからドアを開けると――求めていた人数分の建設師、陶芸師、炭師の人たちが佇んでいた。
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