43 / 48
第三章 悪役令嬢は王妃なんです!
第44話 作家とはミステリアスですのよ!
しおりを挟む
「纏め上げてきましたわ~!!」
とても機嫌のいい声が玄関から聞こえ、リコネルが帰宅したのが分かりました。
昨日の夜、ボランティア園で働く老人院の方々がいらっしゃったら、送迎馬車を用意すると伝えていたのですが、早速案を纏め上げて朝から出かけていました。
「ご報告いたしますわね!」
「王妃様、護衛騎士も少なくして外出為さるのははやめてください。我々の心臓が持ちませんよ」
「あら、ごめんなさいね。急いでいましたの」
エリオに言われ苦笑いを浮かべるリコネル。
一国の王妃となってもリコネルの行動はあまり変わらず、寧ろ積極的に仕事に打ち込んでおられます。
「それで、ご報告と言うのは?」
「ええ、老人院に向かい、元気なお年寄りで園でのボランティア活動をしたい方々を募ったんですけど、シフトを組んでも余るくらいの人数がいらっしゃいましたわ。取り敢えず一週間通えるようにシフトを組んで、一度に送迎できるのは8人までと決めてきましたの。馬車二台分ですわね」
「なるほど、それを一週間分でシフトを組むことが出来たのですね」
「ええ! 体調不良などがある場合は休んで頂いて、その代わり別の日のシフトの方がヘルプで入ることも決まりましたわ」
「良かったです。先ほど園から連絡が来て、0歳から3歳までの子供の保育士が不足し始めていると連絡があったのですよ。一旦はその方々には0歳から3歳までのお子さんの面倒を見てもらいながら保育士の募集をかけようと思います」
「それが宜しいですわね」
精力的に働く親の助けになるように動くリコネルに感謝をし、尚且つ、ボランティアでも子供の面倒を見てくださるご老人達に後々お礼を言わねばなりませんね。
老人院は現在元王都にも建設中で、これで路上で亡くなるお年寄りが少しでも減ればと力を入れています。
園を含め、老人院もそれなりの規模の建築をお願いしていますし、建設為には費用は渋ったりはしません。
できうる限り早く、それでいて働いている方々の無理のない範囲でとお願いしつつ、元王都では建設ラッシュが始まっていました。
――その中で1つ立ち上がっている問題が、焼け落ちてしまった学園の建設です。
貴族の社交場、貴族の顔つなぎの場でもある学園を作ることに反対はしません。
ですが、華美なものを要求してくる学園側に、私は眉を寄せたのでした。
学園側の言い分は「将来を担う貴族の為の社交場であるのだから、一流の物を用意すべき」と言う事でした。
私は学園にも通っていませんし、貴族との顔つなぎは当時苦労した記憶はありますが……そこまでして貴族の顔つなぎとは大事なものなのだろかと首を傾げます。
「リコネル」
「何でしょう?」
「元王都にあった学園からの要請書が届いています。華美で一流の物を使った学園を新たに作るべきだという要請書です。リコネルはどう考えますか?」
学園を追放されたリコネルにこんなことを聞くのは気が引けましたし、胸が痛みましたが、リコネルは「そうですわね……」と口にしたのち、静かに口を開きました。
「正直、華美なものなど必要ないと思いますわ。確かに貴族だから美しいものをと言うのは分かりますけど、最低限、礼節に重んじる建設が望ましいと思いますの」
「ふむ」
「そもそも、今は貴族の相手をハイハイと聞いている暇はほとんどありませんし、時間の無駄ですわ。あの方々は求めるならば天井がありませんもの。しかも自分の懐が痛まないのであれば尚更でしょうね」
「確かにそれはありますね」
「質素堅実に過ごせば人としての大事なものも理解できますわ。煌びやかな世界だけが貴族の世界ではないと思いますもの」
質素堅実。
そう口にしたリコネルの言葉には重みがありました。
確かに華やかだけが貴族ではありませんし、華美な学園など必要ないと思いました。
「そもそも、そんなに美しい学園がいいのなら、貴族たちに寄付金を募ればよいですわ。どれほどの寄付金が集まれば彼らの求めている煌びやかな学園が出来るのか理解させれば宜しいですし」
「それもそうでしたね。この要請書には貴族の間で寄付金を募る事も考慮せよと返事を返しましょう」
「それが宜しいですわ」
こうして暫し頭を悩ませていた学園からの要望書は、何とか処理ができそうですね。
私自身が貴族とのやり取りがあまり得意ではないので、リコネルがそばにいてくださって良かったと改めて思う瞬間です。
問題は今後も浮上するかもしれませんが、その時はその時で対応していきましょう。
「それから、明日のリコネル商会の親睦会ですけど、ジュリアス様も来られるんですの?」
「ええ、貴方さえ良ければですが。新人の小説家さんや絵本作家さん、挿絵作家さんなど中々会うことが出来ない存在ですからね」
「フフッ! 確かに小説作家に童話作家とは謎が多いですわよね。人気になる小説の名前は分かっても、作家の名前がいまいち覚えられないとかありますもの」
「そうですね、お恥ずかしい限りですが」
「それが作家の運命ですわよ。世に出ても本人の事は分からない。それが作家であり絵師ですわ」
クスクス笑いながら語るリコネルに、私は「なるほど……」と返事を返しました。
確かにそう思えば不思議な職業ですね。
「作家は姿を見せないのも1つの方法であり、やり方ですわ。姿が見えないほうが小説を楽しめると言うのもありますけど、姿が見えない事でミステリアスさが増して良いと言うのも1つの事情でもありますのよ」
「そうなのですね」
そんな会話をしながらも、私は無粋ながら作家さんに会えると言う事にワクワクしていました。
リコネルを見ていても思いますが、まぁリコネルの場合公の場に出ることが多いので、一般的とは言えませんが……やはりどことなくミステリアスなのです。
作家とはそういうものなのでしょうか?
『ちなみに、我も明日一緒に行くぞ? セクシー小説を書く作家と言うのを見てみたいからのう!』
「ま、まぁ確かに」
一番会うのに勇気がいるのは、セクシー小説作家さんかもしれないと思いました。
とても機嫌のいい声が玄関から聞こえ、リコネルが帰宅したのが分かりました。
昨日の夜、ボランティア園で働く老人院の方々がいらっしゃったら、送迎馬車を用意すると伝えていたのですが、早速案を纏め上げて朝から出かけていました。
「ご報告いたしますわね!」
「王妃様、護衛騎士も少なくして外出為さるのははやめてください。我々の心臓が持ちませんよ」
「あら、ごめんなさいね。急いでいましたの」
エリオに言われ苦笑いを浮かべるリコネル。
一国の王妃となってもリコネルの行動はあまり変わらず、寧ろ積極的に仕事に打ち込んでおられます。
「それで、ご報告と言うのは?」
「ええ、老人院に向かい、元気なお年寄りで園でのボランティア活動をしたい方々を募ったんですけど、シフトを組んでも余るくらいの人数がいらっしゃいましたわ。取り敢えず一週間通えるようにシフトを組んで、一度に送迎できるのは8人までと決めてきましたの。馬車二台分ですわね」
「なるほど、それを一週間分でシフトを組むことが出来たのですね」
「ええ! 体調不良などがある場合は休んで頂いて、その代わり別の日のシフトの方がヘルプで入ることも決まりましたわ」
「良かったです。先ほど園から連絡が来て、0歳から3歳までの子供の保育士が不足し始めていると連絡があったのですよ。一旦はその方々には0歳から3歳までのお子さんの面倒を見てもらいながら保育士の募集をかけようと思います」
「それが宜しいですわね」
精力的に働く親の助けになるように動くリコネルに感謝をし、尚且つ、ボランティアでも子供の面倒を見てくださるご老人達に後々お礼を言わねばなりませんね。
老人院は現在元王都にも建設中で、これで路上で亡くなるお年寄りが少しでも減ればと力を入れています。
園を含め、老人院もそれなりの規模の建築をお願いしていますし、建設為には費用は渋ったりはしません。
できうる限り早く、それでいて働いている方々の無理のない範囲でとお願いしつつ、元王都では建設ラッシュが始まっていました。
――その中で1つ立ち上がっている問題が、焼け落ちてしまった学園の建設です。
貴族の社交場、貴族の顔つなぎの場でもある学園を作ることに反対はしません。
ですが、華美なものを要求してくる学園側に、私は眉を寄せたのでした。
学園側の言い分は「将来を担う貴族の為の社交場であるのだから、一流の物を用意すべき」と言う事でした。
私は学園にも通っていませんし、貴族との顔つなぎは当時苦労した記憶はありますが……そこまでして貴族の顔つなぎとは大事なものなのだろかと首を傾げます。
「リコネル」
「何でしょう?」
「元王都にあった学園からの要請書が届いています。華美で一流の物を使った学園を新たに作るべきだという要請書です。リコネルはどう考えますか?」
学園を追放されたリコネルにこんなことを聞くのは気が引けましたし、胸が痛みましたが、リコネルは「そうですわね……」と口にしたのち、静かに口を開きました。
「正直、華美なものなど必要ないと思いますわ。確かに貴族だから美しいものをと言うのは分かりますけど、最低限、礼節に重んじる建設が望ましいと思いますの」
「ふむ」
「そもそも、今は貴族の相手をハイハイと聞いている暇はほとんどありませんし、時間の無駄ですわ。あの方々は求めるならば天井がありませんもの。しかも自分の懐が痛まないのであれば尚更でしょうね」
「確かにそれはありますね」
「質素堅実に過ごせば人としての大事なものも理解できますわ。煌びやかな世界だけが貴族の世界ではないと思いますもの」
質素堅実。
そう口にしたリコネルの言葉には重みがありました。
確かに華やかだけが貴族ではありませんし、華美な学園など必要ないと思いました。
「そもそも、そんなに美しい学園がいいのなら、貴族たちに寄付金を募ればよいですわ。どれほどの寄付金が集まれば彼らの求めている煌びやかな学園が出来るのか理解させれば宜しいですし」
「それもそうでしたね。この要請書には貴族の間で寄付金を募る事も考慮せよと返事を返しましょう」
「それが宜しいですわ」
こうして暫し頭を悩ませていた学園からの要望書は、何とか処理ができそうですね。
私自身が貴族とのやり取りがあまり得意ではないので、リコネルがそばにいてくださって良かったと改めて思う瞬間です。
問題は今後も浮上するかもしれませんが、その時はその時で対応していきましょう。
「それから、明日のリコネル商会の親睦会ですけど、ジュリアス様も来られるんですの?」
「ええ、貴方さえ良ければですが。新人の小説家さんや絵本作家さん、挿絵作家さんなど中々会うことが出来ない存在ですからね」
「フフッ! 確かに小説作家に童話作家とは謎が多いですわよね。人気になる小説の名前は分かっても、作家の名前がいまいち覚えられないとかありますもの」
「そうですね、お恥ずかしい限りですが」
「それが作家の運命ですわよ。世に出ても本人の事は分からない。それが作家であり絵師ですわ」
クスクス笑いながら語るリコネルに、私は「なるほど……」と返事を返しました。
確かにそう思えば不思議な職業ですね。
「作家は姿を見せないのも1つの方法であり、やり方ですわ。姿が見えないほうが小説を楽しめると言うのもありますけど、姿が見えない事でミステリアスさが増して良いと言うのも1つの事情でもありますのよ」
「そうなのですね」
そんな会話をしながらも、私は無粋ながら作家さんに会えると言う事にワクワクしていました。
リコネルを見ていても思いますが、まぁリコネルの場合公の場に出ることが多いので、一般的とは言えませんが……やはりどことなくミステリアスなのです。
作家とはそういうものなのでしょうか?
『ちなみに、我も明日一緒に行くぞ? セクシー小説を書く作家と言うのを見てみたいからのう!』
「ま、まぁ確かに」
一番会うのに勇気がいるのは、セクシー小説作家さんかもしれないと思いました。
31
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢の身代わりで追放された侍女、北の地で才能を開花させ「氷の公爵」を溶かす
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の罪は、万死に値する!」
公爵令嬢アリアンヌの罪をすべて被せられ、侍女リリアは婚約破棄の茶番劇のスケープゴートにされた。
忠誠を尽くした主人に裏切られ、誰にも信じてもらえず王都を追放される彼女に手を差し伸べたのは、彼女を最も蔑んでいたはずの「氷の公爵」クロードだった。
「君が犯人でないことは、最初から分かっていた」
冷徹な仮面の裏に隠された真実と、予想外の庇護。
彼の領地で、リリアは内に秘めた驚くべき才能を開花させていく。
一方、有能な「影」を失った王太子と悪役令嬢は、自滅の道を転がり落ちていく。
これは、地味な侍女が全てを覆し、世界一の愛を手に入れる、痛快な逆転シンデレラストーリー。
偽りの断罪で追放された悪役令嬢ですが、実は「豊穣の聖女」でした。辺境を開拓していたら、氷の辺境伯様からの溺愛が止まりません!
黒崎隼人
ファンタジー
「お前のような女が聖女であるはずがない!」
婚約者の王子に、身に覚えのない罪で断罪され、婚約破棄を言い渡された公爵令嬢セレスティナ。
罰として与えられたのは、冷酷非情と噂される「氷の辺境伯」への降嫁だった。
それは事実上の追放。実家にも見放され、全てを失った――はずだった。
しかし、窮屈な王宮から解放された彼女は、前世で培った知識を武器に、雪と氷に閉ざされた大地で新たな一歩を踏み出す。
「どんな場所でも、私は生きていける」
打ち捨てられた温室で土に触れた時、彼女の中に眠る「豊穣の聖女」の力が目覚め始める。
これは、不遇の令嬢が自らの力で運命を切り開き、不器用な辺境伯の凍てついた心を溶かし、やがて世界一の愛を手に入れるまでの、奇跡と感動の逆転ラブストーリー。
国を捨てた王子と偽りの聖女への、最高のざまぁをあなたに。
婚約破棄された翌日、兄が王太子を廃嫡させました
由香
ファンタジー
婚約破棄の場で「悪役令嬢」と断罪された伯爵令嬢エミリア。
彼女は何も言わずにその場を去った。
――それが、王太子の終わりだった。
翌日、王国を揺るがす不正が次々と暴かれる。
裏で糸を引いていたのは、エミリアの兄。
王国最強の権力者であり、妹至上主義の男だった。
「妹を泣かせた代償は、すべて払ってもらう」
ざまぁは、静かに、そして確実に進んでいく。
追放先の辺境で前世の農業知識を思い出した悪役令嬢、奇跡の果実で大逆転。いつの間にか世界経済の中心になっていました。
緋村ルナ
ファンタジー
「お前のような女は王妃にふさわしくない!」――才色兼備でありながら“冷酷な野心家”のレッテルを貼られ、無能な王太子から婚約破棄されたアメリア。国外追放の末にたどり着いたのは、痩せた土地が広がる辺境の村だった。しかし、そこで彼女が見つけた一つの奇妙な種が、運命を、そして世界を根底から覆す。
前世である農業研究員の知識を武器に、新種の果物「ヴェリーナ」を誕生させたアメリア。それは甘美な味だけでなく、世界経済を揺るがすほどの価値を秘めていた。
これは、一人の追放された令嬢が、たった一つの果実で自らの運命を切り開き、かつて自分を捨てた者たちに痛快なリベンジを果たし、やがて世界の覇権を握るまでの物語。「食」と「経済」で世界を変える、壮大な逆転ファンタジー、開幕!
『レベルMAXの引退生活』 〜追放先でダラダラしていたら、いつの間にか世界最強の聖域になっていました〜
小林 れい
ファンタジー
「働いたら負け」と言って追放された最強聖女、成層圏で究極のニート生活を極める 〜神々がパシリで、寝顔が世界平和の象徴です〜
「お願いだから、私を一生寝かせておいて」
前世でブラック企業の社畜として命を削ったヒロイン・ユラリア。異世界に転生し、国を救う「聖女」として崇められるも、彼女の願いはただ一つ――「もう一歩も動きたくない」。
しかし、婚約者の第一王子からは「働かない聖女など不要だ!」と無情な婚約破棄と国外追放を言い渡されてしまう。 「え、いいんですか? 本当に休んでいいんですね!?」
喜びに震えながら、ユラリアは人類未踏の死の荒野へと引きこもる。だが、彼女の「怠惰」を極めるための魔力は、いつしか世界の理(ことわり)さえも書き換えていった。
神龍王を巨大な「日除け」に。
料理の神を「おやつ担当の給食係」に。
妖精王を「全自動美容マシーン」に。
「面倒くさい」を原動力に開発された魔導家電や、異世界の娯楽(ゲーム)。挙句の果てには、地上を離れ、邸宅ごと空へと浮かび上がる!
地上の元婚約者が、聖女を失った王国の没落に泣きつこうとも、成層圏に住む彼女には豆粒ほどにも見えない。 神々さえもパシリにする史上最強のニート聖女が、夢の中でも二度寝を楽しむ、贅沢すぎる究極の休日が今、始まる!
離婚と追放された悪役令嬢ですが、前世の農業知識で辺境の村を大改革!気づいた元夫が後悔の涙を流しても、隣国の王子様と幸せになります
黒崎隼人
ファンタジー
公爵令嬢リセラは、夫である王子ルドルフから突然の離婚を宣告される。理由は、異世界から現れた聖女セリーナへの愛。前世が農業大学の学生だった記憶を持つリセラは、ゲームのシナリオ通り悪役令嬢として処刑される運命を回避し、慰謝料として手に入れた辺境の荒れ地で第二の人生をスタートさせる!
前世の知識を活かした農業改革で、貧しい村はみるみる豊かに。美味しい作物と加工品は評判を呼び、やがて隣国の知的な王子アレクサンダーの目にも留まる。
「君の作る未来を、そばで見ていたい」――穏やかで誠実な彼に惹かれていくリセラ。
一方、リセラを捨てた元夫は彼女の成功を耳にし、後悔の念に駆られ始めるが……?
これは、捨てられた悪役令嬢が、農業で華麗に成り上がり、真実の愛と幸せを掴む、痛快サクセス・ラブストーリー!
追放された私の代わりに入った女、三日で国を滅ぼしたらしいですよ?
タマ マコト
ファンタジー
王国直属の宮廷魔導師・セレス・アルトレイン。
白銀の髪に琥珀の瞳を持つ、稀代の天才。
しかし、その才能はあまりに“美しすぎた”。
王妃リディアの嫉妬。
王太子レオンの盲信。
そして、セレスを庇うはずだった上官の沈黙。
「あなたの魔法は冷たい。心がこもっていないわ」
そう言われ、セレスは**『無能』の烙印**を押され、王国から追放される。
彼女はただ一言だけ残した。
「――この国の炎は、三日で尽きるでしょう。」
誰もそれを脅しとは受け取らなかった。
だがそれは、彼女が未来を見通す“預言魔法”の言葉だったのだ。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる