アホが逝くVRMMOーそれはご都合主義の塊ー

ポテトン

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本編

6話スキル特訓

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 スキルの特訓を始めて数十分経った。
 あれから【アザトース】のスキルは一応変化した。
 鞭の様な、貧弱そうな触手?も太さ5cmくらいになった。
 ちなみに何故、触手に?があるかと言うと、この触手?は文字通り触れると、腐蝕させるからだ。
 あの壊れない丸太を覚えているだろうか?。
 あの壊れないと言っていた丸太を、表面だけだがからだ。
 ついでに言えば、丸太は戦闘など特別な場合を除き、いつでも召喚できるらしい。
 だから、俺は触手?と呼んでいる。
 ちなみに、分かった事がMP使事だ。
 つまり、このスキルは無限に使えて、特訓し放題ってわけだ。
(ここから、難易度を大幅に上げる)
 俺は、何とか形状を変化できないか、してみる。
 感覚的には出来そうな感じではあるが、これがなかなか難しい。
 形状を変化させようとしても、何も変化が起こらない。
 よく見ると、一部分だけポコッとしてるかな?、ぐらいの感覚である。

 数分後には、少し飽きたので背中の触手?を操作しながら、変化出来ないか?とするが、更に難しくなった。
 ぶっちゃけポコッとしてる部分が消えたんじゃないか、と感じる。
(遅ければ一応操作出来るが、変化させようとすると止まるんだよなぁ)
 更に数分後には、変化よりも操作の方が少し上手くなった。
 とりあえず、手の動きというか感覚で操作出来る感じには、操作が上達した。
 手の動きに連動出来る様になったのは、また飽きたので手を動かしながら、触手?を操作していた為である。
(ちょっと変化させるのに真面目になろ)

 更に数分後、触手?がもう1本増えた。
 また途中で飽きたので、今度は増やせないかという事をやっていた。
 そしたら初期の触手?状態で増えたので、もしかしたら上手くいけば無限に増やせるんじゃないか?、となり面白そうに感じてしまったので、触手?を増やす事に専念している。
 ……変化させる事は、多分どうにかなるでしょ。

 更に数分後、触手?は10本になっていた。
 大きさも、それぞれ5cmになっている。
(さすがに変化に挑戦するかぁ)
 今度は、さすがに変化の練習をしないとな。
 いつまで経っても寄り道してしまう。
 更に数分後、触手?は剣の様に変化していた。
(ようやく変化出来たぞ、次はこの状態で操作だ)
 次は、剣状態の触手?を操作する。
 だが、操作するとグニャグニャになったり、刃の状態が切れなさそうな状態になったり、これもまた難しい。
(扱える様にする特訓は、道のりが長そうだ)

 更に数分後、触手?は剣状態で操作出来る様になった。
(剣状態が一番簡単そうだからやったが、次はいろんな変化をやってみるか)
 だが、剣状態の時の様には上手く出来ず、なかなかに苦労する。
 更に数分後、触手?の数と太さが増した。
 数は20本と太さは10cmになり、おそらく更に自由度が増したと思われる。
 実際、でかい戦斧などにしようとしたら質量が足りなかった。
 手斧などは出来た。
 なので、触手?の数と質量を増やしたが、まだ増やしてみようと思う。

 更に数分後、俺の背中からは大男が両手で持つ様な、でかい戦斧に変化できた。
 数は30本と太さ20cmだ。
 どうやって背中から生やしてるかは知らんが、感覚的に根本は細くなっている感じがする。
(次は人の腕でもやってみるか)
 次は、背中から触手?ではなく人の腕に出来ないか、やってみる。
 更に飛んで1時間後、ある程度実戦で使える様になった。
 触手?を人の腕状態で操作する事が出来る様になった。
 ジャンケンも出来るし、殴れる。
 ちなみに腕に出来る数は今は二本である。
(やべぇ、使える様になる程楽しい)
 そこで、俺は気づいた、気付いてしまった。
 これ、俺の体を【アザトース】で事が出来るんじゃないか、と。
(出来る様になったら、変身!とか出来そう……、よしやろう)
 こうして、狂気的な特訓が始まった。
 更に飛んで2時間後、変身とか、手から先を剣に出来る様になったりした。
 途中、間違えて腹を開けたせいで内臓が出そうになったが、まさに死に物狂いで何とかした。
 今考えると何で生きてたのか分からないが、血は出てなかったので、一応体を循環していたと思われる。
 DVDだとモザイク無しで内臓見れるよ!。
 ……DVD無いけどね。
(あ、分裂というか触手?で剣を作れないかな?)
 更に数分後、割と簡単に触手?を分断して剣にする事に成功した。
 この調子だと他も出来るだろう。
 ちなみに、その合間に触手?の数と太さも増えて60本と太さ40cmになった。
 どうやら人体改造で熟練度が大幅に増したらしい。
(ここまで来るとどこまで出来るか、成長出来るか、やってみるか)
 そして、俺は楽しすぎて、勝負の事を忘れて【アザトース】のスキル特訓をした。

ー深夜12時頃ー

(まだ試せてない事もあるが、現状でできる事は、だいぶ上達した)

ースキル【アザトース】特訓結果ー
操作関連、とりあえずたくさん操作できる
変化関連、質量あれば出来ない事ないんじゃね?
変身関連、自分の体の性能を強化したり、性質を変えたりとか
分断・分裂関連、遠隔操作とか出来るっぽい
その他いろいろ出来る、応用の方法がたくさん
ー以上スキル【アザトース】の結果ー

(やべぇ、応用の方法がありすぎて把握しきれん)
 この【アザトース】反則級に強いぞ?、で【超越之傲慢】も全力じゃないと。
 この感じだと【超越之傲慢】も反則級だろうな。
 ……今も十分反則級だけど、この上があると思うと恐ろしい。
(さて、次は【超越之傲慢】でも鍛えるかねって、ん?)
 そう、思ってステータスを確認すると変化が起こっていた。

ーーーーー
PN:マイン
種族:英霊(最下級)Lv0
職業:魔王Lv0

10倍の能力値:基礎能力値
HP:80/100:10
MP:600/600:60
STR:250:25
INT:150:15
VIT:50:5
DEX:100:10
AGI:150:15
LUK:250:25
AP:0
スキル
《超越之大罪》
【超越之傲慢】
《邪神》
【アザトース】
《神話》
【生産の神意・改】
《大罪》
【怠惰】【暴食】【嫉妬】
《ユニークスキル》
【ラッキー・ランダム・ゴッド】【予測可能回避不可能】【宇宙戦艦】【釣り術】【経験増加】【スライム召喚・改】【爆弾魔・改】【幸運】
《謎スキル》
【大自爆・改】【大跳躍】【ハリセン・改】【超人間ミサイル】【異次元落とし】【筋肉術・超】
《普通スキル》
【大ド根性】【製造・改】【気配感知・改】【索敵】【パルクール】
ーーーーー

(10倍?、とりあえず確認だ)

ーーーーー
【超越之傲慢】
自分の能力を10倍成長させる
自分の能力を10倍上昇させる
自分より統合能力値が低い場合、半分能力が下がる
自分と統合能力値がほぼ互角の場合、能力は下がらない
ーーーーー

(スキルの効果が変わってる?)
 確かに俺は、【超越之傲慢】を鍛えようとは思ったが、実際どう鍛えるのか分からなかったが、もしかして。
(【アザトース】を扱える様にしたあとに確認して変わってる、つまり鍛錬する事?)
 いや、それだけじゃない、おそらく事も条件と思われる。
(今までの俺は【アザトース】で明らかに、普通じゃない事をやっていた)
 ぶっちゃけ変身あたりから何度も頭痛くなったし、何なら鼻血も出た、でも楽しくてやめられなかった。
 ……まるで、薬やった人みたいだな。
 あと、ちょっとHP削れてた。
 やる事無くなったけど、更に特訓のハードル上げれば上達するかな?。
(よし、やるか)
 そして、俺が勝負していた事を思い出す事は無かった。
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