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間章 勇者と森妖精の泡沫の鎮魂歌
第325.5話 ルアーナだけの秘密
しおりを挟む布一つ纏っていない体に赤い色の水着が付けられる。背中で紐を括ろうとレインがした瞬間ズルっと胸から布がずれしまった。
その後何度も合わせてはズレ合わせてはズレを繰り返し、ルアーナの目が凍りついて行くのに気づいたレインは慌てて口を開いた。
「あ、あはは…わ、私の試着用のやつを貰ってきちゃったみたいですね…ど、どうして間違っちゃったんだろうなぁ…」
「…そう。」
「あはは…」
大分怒っているルアーナは慌てて水着を回収したレインの胸を見て何を思ったかレインの服に手を付けた。
それに驚いたレインが離れようとした瞬間、ルアーナはレインの服を脱がし始めた。抵抗しようにもあまりの早業に抵抗のしようがない。よってあっという間に裸のルアーナに裸にされてしまった。
「ひ、姫様ぁ~怒らせたのは謝りますから~」
「…怒ってないし…ただ体を見たくなっただけだし。」
「そんなこと言ったこと無いじゃないですか…」
最後の言葉をガン無視してレインの体に手を触れるルアーナ。
その手はまず肩から始まり大きな巨峰を執拗なくらいに指で触る。その感触は若さを全面に出したようなプニッとしていてそれでいて弾力のあるボールを触っているような感覚だ。気に入ったのか次第に指一本だったのが二本三本と増えていき最終的には手全体でその感触を楽しみ始めた。
楽しそうな表情になっていくルアーナとは逆にレインは段々と異性には見せられない顔になっていく。
どうやらルアーナは無意識に魔力を胸に流しているようでそれが色々な神経に作用しているのか胸が段々と感覚が鋭くなっていく。鋭くなっていくということは触られている感覚が増していく。頂点や股を触られている訳でも無いのにレインは14歳で味わうはずの快楽を感じ始める。
するとレインの腰が抜けたのか床にぺたりと座り込んだのだが逃さんとルアーナも床に座り込み再び触り始める。
逃れられなかったレインはそこからしばらくの間頭が真っ白になってしまい完全に硬直してしまうのだった。
ルアーナはその後しばらくの間触り続けハッと正気に戻るとそこには異性どころか同性にすら見せられない表情になったレインがいた。
それを見て顔を真っ青にしたルアーナは一先ず魔力を別の形で流し込みレインを眠らせた。
約一時間後目覚めたレインは触られた事どころか服を脱がされた事すら記憶を失っていた。
「…良かった…14歳で味わったら…駄目だもんね…。」
この事はルアーナだけの秘密にすることにした。
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