黒猫と12人の王

病床の翁

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魔術

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 帝国の首都ゼーテへと向かう事に決めた俺達だったがまだ魔術大国マジックヘブンに滞在していた。
 なぜなら橙犬のやつの荷物がまとまらないからだ。
 宿屋に泊まって今日で8日目、これ以上泊まるならさらに滞在費を拈出しなければならない。
 今日も俺達は橙犬の荷物整理の状況確認にタワーへとやってきていた。
 流石にもうエレベータにも慣れてすぐに10階に到着すると、橙犬のいる部屋へとやってきた。
 一応ノックしてから扉を開けるとそこは荷物があふれかえった状態になっていた。
「研究を続けるなら魔道顕微鏡は必須だろう。でも大きいな。バックに入るかな。あ。大きいといれば魔道分析器も持って行かないとダメだな。うむむ。これではバックが3つ以上になってしまう。」
 今日も様々な魔道具をバックに詰め込みつつ、なにを持っていくべきかを悩んでいる橙犬がそこにいた。
「お。今日もすまんね。まだ荷物整理が出来ていないんだ。今日中には終わらせるから待っていてくれたまえ。」
「そんなこと言うてお前さん、昨日も荷物整理が終わらんかったじゃないか?」
 紫鬼が反論する。
 確かにここ数日、今日終わる今日終わるを繰り返してまだ荷造りが終わっていない橙犬である。
 そこで俺は気付いた。
 大切なことを伝え忘れていたのだ。
「あぁ。そういえば言い忘れてたんだがな。俺の術で影に荷物を入れて置けるんだ。こうやって。」
 俺は影収納から昨日作ったカレーの入った鍋を取り出して見せる。
「なに?影に収納ができる術だって?オイラも知らない術だぞ?なんだ?どうやっている?」
「これはヨルの妖術によるものだ。暗黒神の加護があって出来る妖術だから再現は難しいと思うぞ。」
「むむむ。まだオイラの知らない術があるとは妖術の研究もしておくべきだったか。」
「そんなことよりこの影収納を使えば研究に必要な機材とやらも持ち運べるんじゃないのか?」
「確かに!そんな便利な術があったなら最初から教えて欲しかったぞ。バック3つになっても問題ないじゃないか。」
 そういうと橙犬は喜々として荷物を詰め始めた。
 もう取捨選択するつもりもなくすべて持っていく勢いである。
 結局橙犬の荷物は大きめのバック4つにもなった。
 が、問題なく俺の影収納に格納出来て、やっと出発となったのである。

 魔術大国マジックヘブンから帝国の首都ゼーテへと向かう途中には大陸最大の砂漠、死者の砂漠がある。
 ここは全長50kmにもなる大砂漠で、C~Bランクの魔物も多数出現する危険地帯だ。
 橙犬の荷物整理にかけた時間を利用して俺達は砂漠用の装備や備品の準備を進めていた。
 砂嵐から体を守る為の外套に太陽熱から頭を守る為の帽子、日中は暑く夜は寒い砂漠の気候に対応した魔道テントなど、その品数は相当なものになった。
 しかもそれぞれが結構な額であり痛い出費となった。
 しかし大丈夫。
 実はここ数日の間に更に1件、仕事盗みをこなしていた。
 ここマジックヘブンでも悪い商人や貴族の噂は聞いた。
 その中でも一番裕福そうな貴族の家に忍び込んだのだ。

 その日はいつも通り月の出た晩であった。
 紫鬼は宿に残し、俺とヨル、そして白狐だけで出発した。
 白狐に関してはいつも通り逃走経路上での追手の足止めを頼んでいた。
 3階建ての邸宅に到着すると俺は手頃な窓から侵入し、ヨルには窓の外から室内を観察して回って貰った。
 だがその日は運悪く、忍び込んだ部屋から廊下に出るタイミングで夜回り中の警備兵1人とばったりでくわしてしまったのだ。
「なに?曲者か?」
 もう少しで応援を呼ばれるところだった。
 しかし俺は慌てず相手の背後にまわりこむと首筋に打撃1閃、相手の意識を刈り取った。
 目覚められても面倒だったので手持ちのロープでぐるぐる巻きにして忍び込んだ部屋へと入れておいた。
 警備兵が帰ってこないことに気付いた他の警備の者がやってくるまでには仕事を終わらせないといけなくなった。
 久々の時間制限付きミッションである。

 俺が警備兵をす巻きにしている間にヨルが怪しげな区画を見つけた。
 ここもやはり窓のない部屋があったのだ。
 俺はすばやくその部屋の前に移動する。
 案の定、鍵がかかっている。
 しかし俺にかかれば鍵などないに等しい。
 殺し屋時代に培った鍵開けの技術を使って素早く開錠する。
 宝の部屋にはさまざまな魔道具と思われる品々があった。
 中には何に使うのか想像も出来ない手に乗るほど小さい船や空でも飛びそうな羽を持った蝙蝠型のなにかもあった。
 中でも気になったのは手首に巻き付けるようなバンドの着いた小さい時計だった。
 壁掛け時計や置時計などは今までも見たことはあったがここまで最小化出来ているものは初めて見た。
 しかもそれが5本もある。
 自分で使う分には換金もしないから獲ってもいいかなと思ったのだが、俺は貨幣専門の盗賊。
 親父もよく言っていた。
 初心忘れるべからずである。
 俺は小さい時計を諦めて部屋の奥に設えられた宝箱に近づく。
 この宝箱にも鍵がされていたがそこはちょちょいと開けた。
 宝箱の中には大金貨が数枚に金貨が数十枚、大銀貨と銀貨が数十枚入っていた。
 俺は根こそぎ影収納へと収め始める。

 俺が忍び込んだ部屋から外に出るのと、他の警備兵が上がってきたのはほぼ同時だった。
 屋根を走る俺のうしろで、
「どうした?なにがあったんだ?」
 とす巻きにした警備兵に話かける声が聞こえたが無視である。
 俺は当初から決めていた逃走経路を走る。
 途中白狐とも合流した。
 どうやらまだ追手は来ていないらしい。
 俺達は街の端までは屋根を走り、ある程度したところで下に降り、夜間のデートを楽しむカップルが如く装いで宿屋へと戻ったのであった。

 さていよいよ出発かと思われた矢先に橙犬が言いだした。
「おい。研究材料よ。まずはお前の組織を調べさせてくれ。魂が二つ入った肉体に興味がある。」
「おいおい橙犬よ。まずは出発しないか?ワシらもあまり時間をかけたくはない。砂漠に入ってからでも研究は出来るであろう?」
「いやだ。まずは研究が先だ。ちゃんと研究材料として研究対象になってくれるという約束を守ってもらうぞ。」
 子供のわがままは聞いてやるしかない。
 俺はなおも先を急ごうとする紫鬼を宥め、橙犬に問う。
「組織を調べるって具体的にどうしたらいいんだ?」
「うむ。お前の皮をくれ。少しで構わん。魔道顕微鏡でのぞき込むのでな。血が出ない程度に皮を剥いでくれ。」
「それなら簡単だ。」
 俺はいうなりナイフで腕を切りつけ、肉片を採取した。
 少し血が出たが問題はない。
「血が出ない程度にって言ったじゃないか。オイラは血とかに弱いんだ。あまり傷口を見せないでくれ。」
 橙犬は言いながら俺から肉片を受け取ると魔道顕微鏡とやらを覗き込んだ。
「…。一応聞くが研究材料よ。お前は普通の人間族だよな?」
「研究材料と呼ぶな。俺には黒猫という名前がある。もちろん俺は人間だぞ?どうした?何か変なのか?」
「うむ。細胞の再生速度が以上に速い。これなら手足の再生とまではいかないがナイフ程度で突かれた傷なら自己治癒力ですぐ直せてしまうだろう。これが霊体が2つ入っているからなのか神徒だからなのかはわからんが。」
「あぁ。そういう事なら俺は神徒とやらじゃないぞ?こっちのヨルが神徒だ。」
「なに?神徒の体に化け猫が憑依したんじゃなくて普通の人間に神徒である化け猫が憑依したのか?」
 確かにそのあたり詳しく説明はしていなかった。
 俺はヨルが憑依した経緯を改めて説明する。
「なんとこんなにかわいい子猫が神徒だったとは。」
 言いながら橙犬はどこかから取り出した猫じゃらしをヨルに向ける。
『儂をペット扱いするでないわ。』
 言いながらヨルは2本の尻尾をゆらゆらさせながら猫じゃらしに猫パンチを浴びせ始めた。
 本人は気付いていないかもしれないが傍から見たら完全にペットと遊ぶ子供の姿である。
 猫じゃらしでヨルと遊びながら橙犬が言う。
「もともと人間だと言うなら驚異的な事だぞ。霊体が2つあるからなのか化け猫に憑依されたからなのかはわからないが再生速度が常人の倍以上だ。もう人間やめていると言えるくらいだ。」
「そこまでか?他になにか調べるものはないのか?」
「うむ。そう言えば昔霊体を覗ける眼鏡を作った研究者がいたような。一応製品化前に確認してほしいと言われて研究途中のものを貰った覚えがあるぞ。」
 言いながら橙犬は一度仕舞った荷物をがさごそし始めた。
「うむ。見つからないな。荷物の中には仕舞い込んだはずだからそれは砂漠に行ってからでもいいだろう。」
 ということでやっと砂漠へと向かう事になった。

 砂漠に入って1時間、少し早いが橙犬がバテてきたので最初の休憩を取る事にした。
 今回が初めての旅となる橙犬の姿はと言うと熱さ対策の外套に頭を太陽光から守る為の帽子に自信の身長の倍近くある杖に水やお菓子やらが入ったリックを背負った状態である。
 リュックの中のお菓子やらを出せばもう少し楽にあるけるだろうに絶対持っていくのだと言って聞かなかった。
 そんな橙犬はまたヨルと遊んでいる。
「ヨルー。お菓子食べるかぁ?猫じゃらしの方がいいかぁ?」
 随分と猫好きらしい。
 言われているヨルも、
『だから儂をペット扱いするでないわ。でも少しお菓子を貰おうかの。』
 まんざらでもなさそうだ。
 そんな橙犬に俺は気になっていた事を聞く。
「なぁ。この前自分は魔術に呪術、召喚術を極めたって言ってたがあれってどういう事なんだ?そもそも魔法と魔術って何が違うんだっけ?」
 橙犬は得意そうに言う。
「なんだ?こんなところで魔術講義をすることになるとはな。まず魔法と魔術についてだが、魔法は魔族がその体内に流れる魔力を使って起こす現象で、人族が闘気を使って技を出す感覚に近い。一方の魔術は魔力を持たない人族が魔法の再現をするために生み出した術で、大気中の魔素を術式に流すことで魔法を模倣しているのだ。そして魔術と言っても多岐に渡っており、火や水、氷などの現象を生み出す術を魔術、毒や麻痺、混乱などの状態を対象に付加する術を呪術と言う。召喚術は少し特殊で術式を使って精霊界に住むという精霊を呼び出して使役する術だ。」
 これには紫鬼も興味深々と言った様子で質問する。
「その召喚術ってのはどんな精霊を呼び出せるんじゃ?」
「火の精霊サラマンダー、風の精霊シルフ、土の精霊ノーム、水のウンディーネなど様々だ。ただし精霊術には1つ難点があってな。呼び出す精霊とは仲良くならないと出てきてくれないんだ。オイラは土の精霊ノームくらいしか使役してなかったからな。他の精霊を呼び出すのはちょっと大変なんだ。」
 これには俺も疑問を挟む。
「極めたんじゃなかったのか?」
 橙犬は慌てて言う。
「四大精霊のすべてを1度は呼び出したことがある!呼び出すことなら出来るんだい!」
 勢いよく反論された。
 そういうものなのだろうと納得する。
「じゃあもう1つ質問。魔術とお前が持っているその長い杖とは関係があるのか?長い方がいいとか?」
 目を向けた先には橙犬が持っていた目算で2mちかくある杖がある。
 よく見れば先端に拳大の石が付いていた。
「長さは関係ない。問題はついている魔石の方だ。魔石はそもそもが魔素を多く含んだ鉱石だからな。魔術を使う際の魔素吸収に影響が出る。だから大きな魔石を持っていた方が魔術の威力が増すのさ。」
「じゃあなんでそんな長い杖にしてるんだ?」
「オイラはまだまだ伸び盛りなんだ。身長が伸びる度に杖を変えるのも面倒だからな。背が伸びても使える長さにしてあるんだ。」
 これには白狐が疑問を唱える。
「あれ?長い杖だけじゃなく短い杖、確かワンドとか言うのもありましたよね?」
「ワンドなんてカッコ悪いじゃないか。杖はスタッフに限るのさ。」
 拘りがあるらしい。
 ほどほどに休憩が取れた俺達はまた砂漠を歩き始めた。

 歩き始めてしばらくすると前方にデカい蟻が現れた。
 しかもその数がやばい。
 次から次へと集まっている。
 目前一体が黒い絨毯を敷いたようだ。
 ジャイアントアントは単体ではEランクの魔物だが必ず群れで行動する。
 その数が脅威と見なされ群れでいるジャイアントアントはCランクにまで跳ね上がる。
 これに対して橙犬が前に出て言った。
「さっそくオイラが戦えるってことを証明する場面が来たな。」
「おいおい。流石に数が多いぞ。無理はせんほうがいいぞ。」
 紫鬼がなだめる。
 しかし橙犬はやる気満々である。
「まぁ見ておくがいい。いくぞ!王化!呪王!」
 そう言うと橙犬の右手親指のリングにはまったオレンジ色の王玉からオレンジ色の煙が立ち上る。
 その煙は体に吸い込まれるように消えていき、残ったのは犬を連想させるフルフェイスの兜に、オレンジ色の全身鎧を身に着けた橙犬が立っていた。
「では見せてやろう。オイラの実力を!」
 そう言うと手にした杖を蟻の大群に向けて呪文を唱え始める。
「魔素よ集まれ、集まれ魔素よ。火炎の力へとその姿を変えよ。」
 杖の先に魔法陣が描かれ始める。
「魔素よ燃えろ、燃えろよ魔素よ。我が目前の敵を火炎となりて打倒し給え!ファイアボール」
 橙犬が呪文を唱え終えると杖の先に描かれた魔法陣より直径60㎝程度の大きさの火球が生まれ、蟻の集団の先頭に命中した。
 ドーンと大きな音を立てて数十の蟻達が燃え上がった。
 がそれを合図に蟻達がこちらを敵だと認識したように迫ってきた。
「確かに凄い威力ではあるが連発は出来ないんじゃろ?下がっておれ。王化!鬼王!剛鬼!」
 紫鬼が全身赤紫の王鎧に身を包み、戦闘集団へと向かっていった。
「私達も行きましょう。王化!破王!」
 白狐もそう言うと全身白の王鎧に身を包み、蟻の集団へと向かっていった。
「橙犬!群れの奥を狙えるか?戦闘集団に向けて撃たれたらみんなを巻き込んじまう。」
「あぁ。奥だな。任せておけ!」
 そう言うとまた橙犬は呪文の詠唱を始めた。
 俺は白狐と紫鬼が討ち漏らした蟻が橙犬に近づかないように橙犬の前に陣取る。
『儂の出番はなさそうじゃ。儂は寝る。なにかあれば起こせ』
 ヨルは完全にやる気がなく橙犬の隣で丸くなる。
 俺は両手にナイフを構え近づいてきた1匹の頭部と胸部の間の節を狙って切りつける。
 簡単に頭部が落ちたがなぜかまだ体が動いている。
 俺は蟻の6本の足を切り落としその動きを止めた。頭を落としても動き続けるとか、まぢで虫が嫌いになる。

 なんだかんだで100匹以上の蟻を討伐し、俺達は一息ついた。
 橙犬は自慢げに言う。
「どうだい、オイラの魔術は?凄かっただろ?」
「うむ。確かに威力は凄かったが、お前さんが攻撃しなければ戦闘は避けられたかもしれん。攻撃する前には相談して欲しいところじゃな。」
 紫鬼が苦言を呈する。
 それを白狐宥める。
「まぁまぁ。橙犬さんも戦えることを証明したかったんですよね?今回は大目に見ましょう。私も刀が振るえて満足ですし。」
 結局自分が刀を振るえるか否かが問題の様だ。
 全く戦闘狂には困ったものだ。
 俺達はそこで2度目の休憩を取ることにした。
 目の前には沢山の蟻の死骸が転がっており、所々で燃え上がったカスが燻っている。
 全く心休まる景色ではないが暑さの中、運動したからには休息が必要だ。
 俺は紫鬼に怒られ少しシュンとしている橙犬に話しかける。
「魔術ってのは凄いんだな。さっきのは火の魔術だろ?他にはどんなのが使えるんだ?」
 橙犬は機嫌を直したかのように饒舌に語る。
「オイラが使えるのは火・水・土・風の四大魔術の他に複合魔術として氷・雷の6種類が使えるぞ。それにさっき見せたボール系だけじゃなく速度と貫通力のあるアロー系や複数に分かれるショット系も使えるんだ!」
「そうか。本当に凄いな。俺が対峙したことがある魔術師は直径10㎝程度の火球しか使ってこなかった。お前の火球がもっとデカかったもんな。でも魔術師は近づかれたら一気に戦力が下がるだろ?今度からは連携を考えて行動しような」
 俺が言うと素直に橙犬は頷いた。
『まぁその歳であれほどの魔術が使えるのは誇っていいがな。』
 ヨルもフォローしていた。

 そんなわけで俺達の初めての共同作業は無事に完了したのだった。
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