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第一章【桜、新緑を越えて】
君との出会い③
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外は随分と暗くなっていた。
真詞がスーパーでうずくまっていたときにかかっていた曲は昼の一時を教えるものだったはずだから、あれから四時間くらいは経っているかもしれない。
「帰ら、ないと……」
真詞だって分かっている。あの家以外に居場所なんてない。他に行く当てもなければお金もないし、ついでに友達もいなかった。
また両手で膝を抱え込むと、顎を中に埋める。
辺りが真っ暗になるまでそうして、さすがに怖くなってきて渋々家路に着いた。
「真詞! よかった……!」
玄関を開けた途端に母に抱きしめられた。
十一歳。小学校も高学年になってこんなコミュニケーションは取った記憶がほとんどない。
それだけ大変なことであるはずなのに、真詞は母の腕を少し乱暴に外すと、静かにリビングに向かった。
家を飛び出したときにはいたはずの父はいなかった。真詞を探し回っているのだろう。玄関口で母が焦った様子で「帰ってきたわ! よかった……!」と電話していている声が聞こえた。
キッチンのラックからカップラーメンを取り出すとお湯を入れて、さっさと二階の自分の部屋に向かう。そうして無言のままに、真詞はその日を終えた。
翌日、まだ両親が起きない内に家を出た。朝ごはんを用意していたら見つかるかもしれないので、食パンを生のまま牛乳で押し込んだ。
まずは町中を散歩してみた。学校に行くときも、始業の少し前に着くように家を出ているから、こんな早朝に外に出ることなんて初めてだった。
昼間と違って空気が涼しく感じる。ジョギングをしている人や、犬の散歩をしている人とたまにすれ違う。
昨日のスーパーは当然閉まっていて、少し先に行ったところにあるコンビニにはお客さんが一人もいない。道一本先にある大通りの車の音もほとんどしない。
普段は素通りする横道に入って新しい道を見つけた。
工事中の家が三階建てだということを知った。
道端のタンポポの綿毛が無くなっていることや、今日の空には雲が少ないことに気付いた。
大きなマンションの入り口の階段に座って休んだり、門の閉まった学校を外から眺めたりもした。
そうして過ごして少しずつ音が増えてきた頃に、とうとう真詞の足は止まった。偶然だったのかどこかで意識していたのかは分からないけど、それはあの神社の前だった。
石造りの鳥居を見上げる。迷わず潜って昨日の場所へ向かった。
何もなかった。誰もいなかった。
尻もちを着いた辺りに座る。両手を足首の前で組むと膝を開いて参道の方を見た。
ジワジワと目の前が霞んだけど、意地でも雫は落としたくなくて何度も瞬きをして誤魔化す。
悔しい。悲しい。辛い。寂しい。自分はひとりぼっちなんだ。
そんなごちゃごちゃした感情が体を突き破って、今にも爆発しそうだ。
「さみしい? さみしい?」
不意に問いかけられた声に聞き覚えがあった。昨日のフワフワの声だった。声と言うのも少し違うかもしれない。真詞には「さみしい」と聞こえているけど、ただ鈴のような音がしているだけのような気もした。
「さみしくなんて、ない」
真詞は意地を張った。
「さみしい? さみしい?」
フワフワはもう一回聞いてきた。
もしこの声に「さみしい」と答えたら、どうなるんだろう。そんな好奇心がムムッと湧いた。何だか危険なことをしてみたい気分になっていた。
「――さみしい。さみしいんだ」
フワフワの言うように繰り返すと、カメラのフラッシュのような明かりで目が眩んだ。
咄嗟に目に翳していた左手を下ろしながらそっと目を開く。
最初に目に入ったのは銀色の長い髪だった。次に甕覗きの着物、平らな石と小さな祠。
少しずつ降り積もる桜の花びら。
この場所には木なんてないのに、この花びらがどこからくるのかと真詞はどこか場違いなことを思う。
「君、どうやって来たの……」
驚くと言うよりは呆れた声で男は言った。
「んなこと言ったって、俺はフワフワと話してただけだ」
「フワフワ?」
「こう、白くて、このくらいで、たんぽぽの綿毛? ってか、鳥の羽を集めたみたいな」
真詞は両手で大きさを表しながら、自分でも不思議なくらい一生懸命に説明してみせた。
「なに? それ?」
男が目を丸める。
「あんたのなにかじゃないの? あれ」
「知らないよ。大体、オレはここに誰かを入れるつもりはないんだよ。君がどうして入ってこれるのかも分からないよ、オレは君が好きじゃないのに」
男が両腕を組む。
「君さ、暇なの?」
「ひ、まじゃない……」
「暇なんだね」
答えるときについ目線を外してしまったのが敗因だったのだろうか。見事に言い当てられて言葉に詰まる。
「ねぇ、君、オレの話し相手になりなよ。二回もここに来れたのも何かの縁だしね」
「何で俺が!」
「だって、暇なんでしょ? オレは一人でここにいるのにも少し飽きてきたところだったし、丁度いいと思うんだけど」
「勝手に決めんな」
「じゃあ、出てく? 別にオレはどっちでもい」
「分かったよ! 意地悪だな」
「そう? そうかもね。でも、素直な方がいいよ」
「余計なお世話だ。……あんた、お節介なの?」
「え? どうだろう。人と話したことがないから分からないな」
確かにその通りだと思ってしまって口を閉じる。
「じゃあ、まずお近づきの印に名前、じゃなくてもいいや。なんて呼べばいいかを教えてよ」
「え……」
「何かあるでしょ? あだ名とか、なんでもいいんだけど」
「え、えーと。じゃあ、聖(ひじり)」
「ひじり? 聖ね、分かった」
巡は一瞬不思議そうな顔をして、でもすぐに真詞の偽名を受け入れた。
これは密かに憧れていた名前だ。聖なると書いてひじりと読むなんて、ちょっとカッコイイと思うのだ。
「じゃあ、聖。好きな食べ物は?」
「え……寿司」
「いいね。ネタは? オレはマグロ」
「俺はいくら。って待てよ。あんた寿司食べるのかよ?」
「食べられるよ? 食べた記憶はないけど、味は分かるから」
「は、はぁ?」
「あ! 今度寿司買ってきてよ! 食べてみたいなぁー!」
言っている意味が分からなかった。何で食べたことがないのに味が分かるのか。
「い、嫌だ。お小遣いがなくなっちゃうじゃん」
「いいじゃんか。お供え物だと思えば」
「あんた、自分で神様じゃないって言ってなかった?」
「あはは! よく覚えてたね! あ、じゃあ次。好きな教科は?」
「英語……」
「へぇー。もしかして英会話できたりする?」
「前に習ってた」
「そうなんだぁ」
巡はそうやって色々なことを聞いてきた。彼自身も答えられることは答えてくれたし、スムーズとまではいかなくとも、会話は途切れなかった。
「さて、今日はここまで。もう帰りな」
苦手なクラスメイトを聞かれたときだった。言葉少なに、大きな犬を飼っていた男子の話をしていたときのことだった。
「え? まだいいだろ?」
親に持たされている子供用のスマホを見ると、デジタル表記の時計はまだまだ早朝を示している。
決して、決して巡との時間が名残惜しいわけではなくて、ただただ家にいたくないだけだと、自分を何かから説得する。
「ダメだよ。帰って」
「そんな、勝手な……!」
「ここ、オレの場所だよ? じゃあね」
「おい! ちょっと待……!」
やっぱり周りで舞い踊る桜の花びらと真っ白な閃光にさっさと追い出された。座り込んでいたのは神社の隅っこで、外は夕日が沈みかけていた。
「え……?」
さっきまで確かに早朝だったのに、目の前にはオレンジ色に染まる木々がある。
――神隠し。
そんな言葉が頭に浮かんだ。
真詞がスーパーでうずくまっていたときにかかっていた曲は昼の一時を教えるものだったはずだから、あれから四時間くらいは経っているかもしれない。
「帰ら、ないと……」
真詞だって分かっている。あの家以外に居場所なんてない。他に行く当てもなければお金もないし、ついでに友達もいなかった。
また両手で膝を抱え込むと、顎を中に埋める。
辺りが真っ暗になるまでそうして、さすがに怖くなってきて渋々家路に着いた。
「真詞! よかった……!」
玄関を開けた途端に母に抱きしめられた。
十一歳。小学校も高学年になってこんなコミュニケーションは取った記憶がほとんどない。
それだけ大変なことであるはずなのに、真詞は母の腕を少し乱暴に外すと、静かにリビングに向かった。
家を飛び出したときにはいたはずの父はいなかった。真詞を探し回っているのだろう。玄関口で母が焦った様子で「帰ってきたわ! よかった……!」と電話していている声が聞こえた。
キッチンのラックからカップラーメンを取り出すとお湯を入れて、さっさと二階の自分の部屋に向かう。そうして無言のままに、真詞はその日を終えた。
翌日、まだ両親が起きない内に家を出た。朝ごはんを用意していたら見つかるかもしれないので、食パンを生のまま牛乳で押し込んだ。
まずは町中を散歩してみた。学校に行くときも、始業の少し前に着くように家を出ているから、こんな早朝に外に出ることなんて初めてだった。
昼間と違って空気が涼しく感じる。ジョギングをしている人や、犬の散歩をしている人とたまにすれ違う。
昨日のスーパーは当然閉まっていて、少し先に行ったところにあるコンビニにはお客さんが一人もいない。道一本先にある大通りの車の音もほとんどしない。
普段は素通りする横道に入って新しい道を見つけた。
工事中の家が三階建てだということを知った。
道端のタンポポの綿毛が無くなっていることや、今日の空には雲が少ないことに気付いた。
大きなマンションの入り口の階段に座って休んだり、門の閉まった学校を外から眺めたりもした。
そうして過ごして少しずつ音が増えてきた頃に、とうとう真詞の足は止まった。偶然だったのかどこかで意識していたのかは分からないけど、それはあの神社の前だった。
石造りの鳥居を見上げる。迷わず潜って昨日の場所へ向かった。
何もなかった。誰もいなかった。
尻もちを着いた辺りに座る。両手を足首の前で組むと膝を開いて参道の方を見た。
ジワジワと目の前が霞んだけど、意地でも雫は落としたくなくて何度も瞬きをして誤魔化す。
悔しい。悲しい。辛い。寂しい。自分はひとりぼっちなんだ。
そんなごちゃごちゃした感情が体を突き破って、今にも爆発しそうだ。
「さみしい? さみしい?」
不意に問いかけられた声に聞き覚えがあった。昨日のフワフワの声だった。声と言うのも少し違うかもしれない。真詞には「さみしい」と聞こえているけど、ただ鈴のような音がしているだけのような気もした。
「さみしくなんて、ない」
真詞は意地を張った。
「さみしい? さみしい?」
フワフワはもう一回聞いてきた。
もしこの声に「さみしい」と答えたら、どうなるんだろう。そんな好奇心がムムッと湧いた。何だか危険なことをしてみたい気分になっていた。
「――さみしい。さみしいんだ」
フワフワの言うように繰り返すと、カメラのフラッシュのような明かりで目が眩んだ。
咄嗟に目に翳していた左手を下ろしながらそっと目を開く。
最初に目に入ったのは銀色の長い髪だった。次に甕覗きの着物、平らな石と小さな祠。
少しずつ降り積もる桜の花びら。
この場所には木なんてないのに、この花びらがどこからくるのかと真詞はどこか場違いなことを思う。
「君、どうやって来たの……」
驚くと言うよりは呆れた声で男は言った。
「んなこと言ったって、俺はフワフワと話してただけだ」
「フワフワ?」
「こう、白くて、このくらいで、たんぽぽの綿毛? ってか、鳥の羽を集めたみたいな」
真詞は両手で大きさを表しながら、自分でも不思議なくらい一生懸命に説明してみせた。
「なに? それ?」
男が目を丸める。
「あんたのなにかじゃないの? あれ」
「知らないよ。大体、オレはここに誰かを入れるつもりはないんだよ。君がどうして入ってこれるのかも分からないよ、オレは君が好きじゃないのに」
男が両腕を組む。
「君さ、暇なの?」
「ひ、まじゃない……」
「暇なんだね」
答えるときについ目線を外してしまったのが敗因だったのだろうか。見事に言い当てられて言葉に詰まる。
「ねぇ、君、オレの話し相手になりなよ。二回もここに来れたのも何かの縁だしね」
「何で俺が!」
「だって、暇なんでしょ? オレは一人でここにいるのにも少し飽きてきたところだったし、丁度いいと思うんだけど」
「勝手に決めんな」
「じゃあ、出てく? 別にオレはどっちでもい」
「分かったよ! 意地悪だな」
「そう? そうかもね。でも、素直な方がいいよ」
「余計なお世話だ。……あんた、お節介なの?」
「え? どうだろう。人と話したことがないから分からないな」
確かにその通りだと思ってしまって口を閉じる。
「じゃあ、まずお近づきの印に名前、じゃなくてもいいや。なんて呼べばいいかを教えてよ」
「え……」
「何かあるでしょ? あだ名とか、なんでもいいんだけど」
「え、えーと。じゃあ、聖(ひじり)」
「ひじり? 聖ね、分かった」
巡は一瞬不思議そうな顔をして、でもすぐに真詞の偽名を受け入れた。
これは密かに憧れていた名前だ。聖なると書いてひじりと読むなんて、ちょっとカッコイイと思うのだ。
「じゃあ、聖。好きな食べ物は?」
「え……寿司」
「いいね。ネタは? オレはマグロ」
「俺はいくら。って待てよ。あんた寿司食べるのかよ?」
「食べられるよ? 食べた記憶はないけど、味は分かるから」
「は、はぁ?」
「あ! 今度寿司買ってきてよ! 食べてみたいなぁー!」
言っている意味が分からなかった。何で食べたことがないのに味が分かるのか。
「い、嫌だ。お小遣いがなくなっちゃうじゃん」
「いいじゃんか。お供え物だと思えば」
「あんた、自分で神様じゃないって言ってなかった?」
「あはは! よく覚えてたね! あ、じゃあ次。好きな教科は?」
「英語……」
「へぇー。もしかして英会話できたりする?」
「前に習ってた」
「そうなんだぁ」
巡はそうやって色々なことを聞いてきた。彼自身も答えられることは答えてくれたし、スムーズとまではいかなくとも、会話は途切れなかった。
「さて、今日はここまで。もう帰りな」
苦手なクラスメイトを聞かれたときだった。言葉少なに、大きな犬を飼っていた男子の話をしていたときのことだった。
「え? まだいいだろ?」
親に持たされている子供用のスマホを見ると、デジタル表記の時計はまだまだ早朝を示している。
決して、決して巡との時間が名残惜しいわけではなくて、ただただ家にいたくないだけだと、自分を何かから説得する。
「ダメだよ。帰って」
「そんな、勝手な……!」
「ここ、オレの場所だよ? じゃあね」
「おい! ちょっと待……!」
やっぱり周りで舞い踊る桜の花びらと真っ白な閃光にさっさと追い出された。座り込んでいたのは神社の隅っこで、外は夕日が沈みかけていた。
「え……?」
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