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七章 的場萌花
二
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この日、ついに私は心に決めていた。
もうダメだ! 正直に言って、やめてもらおう。
的場に敵視されてしまっては一巻の終わりだ。そう確信した私は、舟渡にもう私のことを見てこないようにきっぱりと注意しようと心に決めていた。午前中の授業の間の休み時間も……、昼休みも……、午後のわずかな時間も……、私は舟渡が一人になる瞬間を狙って、彼を監視し続けた。琴乃も私の決心に理解を示してくれているようで、特に注意や妨害はしてこなかった。しかし琴乃は、一つだけ心配事があるとも言っていた。いったい何なのだろうか。私にはその真相がわからなかった。
「ねーえー、今度の数Aの小テストなんだけどさー、あたしバカだから全然自信ないの~」
「あっ、また教えてってか、まったく……、しょうがないな~」
「啓ちゃん、見て見てっ! じゃーん!」
「おっ、すごいなー萌花。国英は得意なんだねー」
「うふふふっ、今度は啓ちゃんのおかげで数学も得意になっちゃうかも~」
「はい、今日のお弁当はこれ、食べてみる~?」
「えっ……、え、ありがとう。気持ちだけで十分だよ~、萌花だっでおなか一杯にならないだろ」
「きゃはっ! あたしのこと心配してくれてるの~! 啓ちゃんってやっぱり優しいのねっ!」
ダメだ。全然ダメ。
しぶといやつだった。舟渡が一人になる隙をまるで与えはくれなかった。的場は暇さえあれば彼のもとへ行き、イライラするほど甘ったるいおしゃべりを始めてくる。しかも舟渡も舟渡でやけになれなれしい。恋心を抱いている彼が他の女子と仲良くおしゃべりをしているのを見るのがこんなにもつらいことだったとは……。
「ほい、百合絵、ハンカチ」
「え……、はっ!」
目が湿っている。舟渡の観察を続けていた私の目には無意識に涙があふれていたようだ。
「萌花~っ、これなんだけど~」
「あっ! 優希~っ。ごめ~ん啓ちゃん、ちょっと待っててね」
何⁉ 誰あの子?
そう思った私は的場が駆け寄った方を見た。女子が四人ほど、集まっておしゃべりしていた。どうやら的場の他クラスの友達のようだった。
なんだよあいつ。彼氏もいるし、友達もたくさん。おまけに胸まで……。
ちょっと悔しくなってしまった私だったが、引き続き観察を続けた。的場は先ほどの友達たちと一緒に盛り上がっていたが、しばらくするとみんな一緒にどこかへ行ってしまった。
!
私は確信した。学校で舟渡が一人になる瞬間。ついにその時は訪れた。
「おっ、今いいんじゃね?」琴乃もそう言った。
「うん、行ってくる……」すでに覚悟を決めていた私は、返事を返した時にはもう立ち上がっていた。
辺りをきょろきょろしながら舟渡に近づいていく。
あっ、ダメッ! 今はダメッ!
私のドキドキが邪魔をする。自分自身にそう言い聞かせながら舟渡の距離を詰めていった。
「あ……、あの……、ちょっと……」
「はっ! 西谷……」
舟渡も驚いていた。なぜか彼の顔も少々赤くなっているようだ。
「あっ、あのさ……、話があるんだけど……」
「えっ! あっ!、ああ……」
強いドキドキ感に耐えながらも、私は勇気を出して何とか言った。しかし、なぜだか舟渡もドキドキしているように思えた。
「あっ……、べ……、別に怒ってるわけじゃないからねっ」
「あっ……、わ、わかった…………とりあえずここじゃまずいから、ちょっと来てくれ」そう言って舟渡は立ち上がりそそくさと教室を後にしようとした。
私も急いで後を追った。琴乃とちらっと目が合った。琴乃はウィンクしながら親指を立てていた。やったよ! 心の中でそう言って私はウィンクを返した。
私と舟渡は校舎の屋上へと続く階段の踊り場へ来ていた。
「あっ、あのさ……、な、何で私のこと……、見るの……?」
「えっ……!」
「あっ、だから……、何で私のこと見てくるの?」
「えっ……、そ、そうかな……、西谷のこと、そんなに見てるかな……」
舟渡はとぼけているのか私と同じように無意識で見てしまうのか知らなかったけど、私を見つめていることを認めようとしなかった。
「わっ、わかった! 俺が西谷のこと、じろじろ見ちゃってるってことなんだよな⁉」
突然の返事だった。しかし彼も彼で納得しきれていないように見えた。
「う、うん……。なんか私……、授業中……、あなたに見つめられてる気がして……。だから……、ごめん……。もう私のこと、見つめないでくれないかなぁ……」
ドキドキし過ぎで倒れそうになったけど、何とかミッションをクリアすることができた。
「……もしかして、俺のこと嫌い……?」
舟渡は一瞬目を見開いたが落ち着いた様子でそう言った。
「えっ! そ、そんな……、嫌いだなんて……」
私は動揺した。まさか舟渡がそんなに弱気なことを言ってくるとは思ってもいなかったからだ。
「そんなわけないじゃん! 好き、大好きよ!」そう言いたかった私だったが、ただでさえ恥ずかしがっていた私には、そんなこと言えるはずもなかった。
あっ、そうだ! 的場だ!
ひらめいた私は、「だ、だって……、舟渡くんには的場さんがいるでしょ」焦る気持ちを抑えてそう言った。
「はっ!…… そうか……、知らないわけ……ないよな……」
「……」
「……はは……そうだな……、悪い悪い……。彼女にまで気を遣ってもらって……」
落ち込んでいるのだろうか?ややうつむきがちに舟渡は言った。
「……とりあえず、西谷のお願いはわかった。今度から気を付けるよ」
「う、うん……」
彼はちゃんとわかってくれたのだろうか。私にはわからなかった。しかしそんなことよりも、なぜかは知らないけれど、心残りな感じがした。
舟渡の後ろをとぼとぼと歩き教室に戻ろうとした。と、その時だった。あの甘ったるい声が聞こえた。
「ああっ~、啓ちゃ~ん。もぉ~、探したのよ~、どこ行ってたの?」
的場が戻ってきていた。ぼんやりした気持ちから我に返った私は自分の席のほうを見た。琴乃が焦ったように手招きしている。早く戻ってこいと言っているみたいだった。
慌てて席に戻ろうとする私の背中に、突然鋭い声が刺さった。
「ちょっと西谷さん! 啓ちゃんと何してたの!」
ドキドキしていた私は、とうとう的場から追い打ちをかけられてしまった。
「あ……、あああっ……、あの……、特に何も……」
「ええっ⁉ 聞こえな~い! 西谷さん! あなた、そんなに焦ってるってことは、啓ちゃんと二人で何かやましいことでもしてたのかしら~」
鋭い目つきで問い詰める的場を前に、私はどうすることもできなかった。
どうしよう……、どうしよう……。
もはや窮地に立たされた私だったが、突然、舟渡が叫んだ。
「萌花、やめろ! 違うんだ! 俺から誘ったんだ!」
「えっ⁉」
助かった……。しかし唐突な、しかも事実とは異なる舟渡の発言を、私は呑み込めないでいた。
「ええっ! 啓ちゃんが⁉ ちょっと~、西谷さんと何してたのよ~」
「あっ、落ち着け……。この前の数学の小テストのことでただ話をしてただけだ」
「も~、そうならそうと初めに言ってくれてもいいじゃな~い。しかも勝手に抜け駆けなんかしちゃって~」
「あ……、それは謝る……。ごめんな……」
舟渡を見て感心しきっていたが、彼の方は私に一切目もくれず、的場と一緒に教室を出ていこうとした。
舟渡……、ありがとう……。
例えようのないほどの感謝の気持ちであふれていた私だったが、的場がこちらへ鋭い視線を飛ばし手で追い払っているのが目に入ってしまった。
「あ……」
とうとう的場との冷戦が始まってしまった……。私はそう確信した。
もうダメだ! 正直に言って、やめてもらおう。
的場に敵視されてしまっては一巻の終わりだ。そう確信した私は、舟渡にもう私のことを見てこないようにきっぱりと注意しようと心に決めていた。午前中の授業の間の休み時間も……、昼休みも……、午後のわずかな時間も……、私は舟渡が一人になる瞬間を狙って、彼を監視し続けた。琴乃も私の決心に理解を示してくれているようで、特に注意や妨害はしてこなかった。しかし琴乃は、一つだけ心配事があるとも言っていた。いったい何なのだろうか。私にはその真相がわからなかった。
「ねーえー、今度の数Aの小テストなんだけどさー、あたしバカだから全然自信ないの~」
「あっ、また教えてってか、まったく……、しょうがないな~」
「啓ちゃん、見て見てっ! じゃーん!」
「おっ、すごいなー萌花。国英は得意なんだねー」
「うふふふっ、今度は啓ちゃんのおかげで数学も得意になっちゃうかも~」
「はい、今日のお弁当はこれ、食べてみる~?」
「えっ……、え、ありがとう。気持ちだけで十分だよ~、萌花だっでおなか一杯にならないだろ」
「きゃはっ! あたしのこと心配してくれてるの~! 啓ちゃんってやっぱり優しいのねっ!」
ダメだ。全然ダメ。
しぶといやつだった。舟渡が一人になる隙をまるで与えはくれなかった。的場は暇さえあれば彼のもとへ行き、イライラするほど甘ったるいおしゃべりを始めてくる。しかも舟渡も舟渡でやけになれなれしい。恋心を抱いている彼が他の女子と仲良くおしゃべりをしているのを見るのがこんなにもつらいことだったとは……。
「ほい、百合絵、ハンカチ」
「え……、はっ!」
目が湿っている。舟渡の観察を続けていた私の目には無意識に涙があふれていたようだ。
「萌花~っ、これなんだけど~」
「あっ! 優希~っ。ごめ~ん啓ちゃん、ちょっと待っててね」
何⁉ 誰あの子?
そう思った私は的場が駆け寄った方を見た。女子が四人ほど、集まっておしゃべりしていた。どうやら的場の他クラスの友達のようだった。
なんだよあいつ。彼氏もいるし、友達もたくさん。おまけに胸まで……。
ちょっと悔しくなってしまった私だったが、引き続き観察を続けた。的場は先ほどの友達たちと一緒に盛り上がっていたが、しばらくするとみんな一緒にどこかへ行ってしまった。
!
私は確信した。学校で舟渡が一人になる瞬間。ついにその時は訪れた。
「おっ、今いいんじゃね?」琴乃もそう言った。
「うん、行ってくる……」すでに覚悟を決めていた私は、返事を返した時にはもう立ち上がっていた。
辺りをきょろきょろしながら舟渡に近づいていく。
あっ、ダメッ! 今はダメッ!
私のドキドキが邪魔をする。自分自身にそう言い聞かせながら舟渡の距離を詰めていった。
「あ……、あの……、ちょっと……」
「はっ! 西谷……」
舟渡も驚いていた。なぜか彼の顔も少々赤くなっているようだ。
「あっ、あのさ……、話があるんだけど……」
「えっ! あっ!、ああ……」
強いドキドキ感に耐えながらも、私は勇気を出して何とか言った。しかし、なぜだか舟渡もドキドキしているように思えた。
「あっ……、べ……、別に怒ってるわけじゃないからねっ」
「あっ……、わ、わかった…………とりあえずここじゃまずいから、ちょっと来てくれ」そう言って舟渡は立ち上がりそそくさと教室を後にしようとした。
私も急いで後を追った。琴乃とちらっと目が合った。琴乃はウィンクしながら親指を立てていた。やったよ! 心の中でそう言って私はウィンクを返した。
私と舟渡は校舎の屋上へと続く階段の踊り場へ来ていた。
「あっ、あのさ……、な、何で私のこと……、見るの……?」
「えっ……!」
「あっ、だから……、何で私のこと見てくるの?」
「えっ……、そ、そうかな……、西谷のこと、そんなに見てるかな……」
舟渡はとぼけているのか私と同じように無意識で見てしまうのか知らなかったけど、私を見つめていることを認めようとしなかった。
「わっ、わかった! 俺が西谷のこと、じろじろ見ちゃってるってことなんだよな⁉」
突然の返事だった。しかし彼も彼で納得しきれていないように見えた。
「う、うん……。なんか私……、授業中……、あなたに見つめられてる気がして……。だから……、ごめん……。もう私のこと、見つめないでくれないかなぁ……」
ドキドキし過ぎで倒れそうになったけど、何とかミッションをクリアすることができた。
「……もしかして、俺のこと嫌い……?」
舟渡は一瞬目を見開いたが落ち着いた様子でそう言った。
「えっ! そ、そんな……、嫌いだなんて……」
私は動揺した。まさか舟渡がそんなに弱気なことを言ってくるとは思ってもいなかったからだ。
「そんなわけないじゃん! 好き、大好きよ!」そう言いたかった私だったが、ただでさえ恥ずかしがっていた私には、そんなこと言えるはずもなかった。
あっ、そうだ! 的場だ!
ひらめいた私は、「だ、だって……、舟渡くんには的場さんがいるでしょ」焦る気持ちを抑えてそう言った。
「はっ!…… そうか……、知らないわけ……ないよな……」
「……」
「……はは……そうだな……、悪い悪い……。彼女にまで気を遣ってもらって……」
落ち込んでいるのだろうか?ややうつむきがちに舟渡は言った。
「……とりあえず、西谷のお願いはわかった。今度から気を付けるよ」
「う、うん……」
彼はちゃんとわかってくれたのだろうか。私にはわからなかった。しかしそんなことよりも、なぜかは知らないけれど、心残りな感じがした。
舟渡の後ろをとぼとぼと歩き教室に戻ろうとした。と、その時だった。あの甘ったるい声が聞こえた。
「ああっ~、啓ちゃ~ん。もぉ~、探したのよ~、どこ行ってたの?」
的場が戻ってきていた。ぼんやりした気持ちから我に返った私は自分の席のほうを見た。琴乃が焦ったように手招きしている。早く戻ってこいと言っているみたいだった。
慌てて席に戻ろうとする私の背中に、突然鋭い声が刺さった。
「ちょっと西谷さん! 啓ちゃんと何してたの!」
ドキドキしていた私は、とうとう的場から追い打ちをかけられてしまった。
「あ……、あああっ……、あの……、特に何も……」
「ええっ⁉ 聞こえな~い! 西谷さん! あなた、そんなに焦ってるってことは、啓ちゃんと二人で何かやましいことでもしてたのかしら~」
鋭い目つきで問い詰める的場を前に、私はどうすることもできなかった。
どうしよう……、どうしよう……。
もはや窮地に立たされた私だったが、突然、舟渡が叫んだ。
「萌花、やめろ! 違うんだ! 俺から誘ったんだ!」
「えっ⁉」
助かった……。しかし唐突な、しかも事実とは異なる舟渡の発言を、私は呑み込めないでいた。
「ええっ! 啓ちゃんが⁉ ちょっと~、西谷さんと何してたのよ~」
「あっ、落ち着け……。この前の数学の小テストのことでただ話をしてただけだ」
「も~、そうならそうと初めに言ってくれてもいいじゃな~い。しかも勝手に抜け駆けなんかしちゃって~」
「あ……、それは謝る……。ごめんな……」
舟渡を見て感心しきっていたが、彼の方は私に一切目もくれず、的場と一緒に教室を出ていこうとした。
舟渡……、ありがとう……。
例えようのないほどの感謝の気持ちであふれていた私だったが、的場がこちらへ鋭い視線を飛ばし手で追い払っているのが目に入ってしまった。
「あ……」
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