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第4章 魔導都市レーヴァテイン
荷台は美人ばかりのようです
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私達は今、ローガンの購入した馬車に揺られてレーヴァテインを目指している。
「こ、これでいいんだよね?」
私は不安になって荷台に座る仲間たちを見渡した。
「似合ってますよユズキさん」
「ん。変な所はない」
イスカとフーシェがバッチリだというように親指を立てた。
「はぁ、不安だなぁ」
ガタガタと舗装の良くない街道を馬車は進んでいく。
車のようなサスペンションがあるわけではないので、上下に突き上げるような振動は腰に辛い。
「大丈夫よ。こう見れば皆、ゴフル卿に献上される女性として怪しまれないはずよ」
向かいに座っているリズが人差し指を立てると、自らの作戦に自信を持って答える。
「ところで、そのゴフル卿というやつはどんな人物なの?」
私の言葉に、リズの顔が曇った。
嫌な予感しかしない。
「え、ええっと。一言で言うと、金で気に入った女の子を多く侍らせる変態よ」
ゾワッとする言葉に、女性の身体が生理的な嫌悪感を感じたのか背筋が寒くなった。
「ヒッ!」
セラ様が青ざめた顔で両手を握りしめた。
「しかも飽きっぽいから、飽きられた女性は良くて実家へ送還。戻る家のない娘達は娼館送りや、部下にあてがわれたりしてるわ」
「なんで、そんなクズみたいな人がのさばっているのですか?」
感情を押し殺したようにイスカが言葉を絞り出す。
「──排除、できないのよ。実質ドルトンのお抱えのようなものだし、幅広く事業にも手を出していて、ドミナントとレーベンの交易にも深く関わっているから」
排除したくとも、お飾りとして『魔王』に担ぎ上げられていたリズにとっては、手が出せなかったのだろう。
「私達、街に入ったらそのゴフルの館に向かうの?」
正直近寄りたくなかったけど、建前上は献上品である身として、館に行かなければならないのかもしれない。
「いえ、まずは宿屋に入るわ。こんなことになるなんて思わなかったけど、私の張った結界のせいで、外から入る時には手順を踏まないとすぐに侵入者の警報が鳴ってしまうの」
「リズさんが張った結界なら、なんとかできないのですか?」
イスカの問いにリズは顔を横に振る。
「結界を制御する装置は中にあるの。今思えば、私が死んでも機能できるように配慮してたのね」
「リズさん⋯⋯」
リズの隣に座るセラ様が心配そうにリズを覗き込む。
「色々と知ってしまったし、これはレーベンを変えるためのチャンスなのよ。例えお父様と対峙することになったとしても、私はレーベンの民を守りたい──ただ」
力強く言い放ったリズが、最後に少し口ごもる。
「何か気になることでも?」
私の言葉にリズは小さく頷く。
「レーヴァテインの城内に不思議な波動があるの──。ドルトンやグレインの様な実力を反映した波動じゃなくて、不定形で掴み所のない波動が⋯⋯。ただ、私はその波動の人物に会ったことがないのよ」
「ドルトン達がリズに会わせないようにしていた?」
「──えぇ、おそらく。あの城で戦力としてはグレイン、ドルトン、私がレベル的にはトップクラスなはずよ。でも、あの波動は凄く不気味なように思えるの」
正体が分からない敵が潜んでいる可能性。
注意するに越したことはない。
「ん。なんか不思議な光景」
荷台の幌の隙間から見える光景をフーシェが指差した。
「んー?どれどれって、何あれ?」
私は身を乗り出して馬車の前方に広がる光景に驚愕した。
「ふむ。何やら抉り取られたような跡がありますな。レーヴァテインに近づくにつれて増えてきております」
馬車の手綱を握るローガンが教えてくれる。
アイスクリームをスプーンで引っ掻いたかのような、何かの力によって抉り取られた痕跡があちこちに確認できる。
「この原因が何なのか、私も知らされていないのよ。そして、町の復興にドルトン達は予算を投じなかったわ」
悔しそうにリズが言葉を絞り出す。
「む、そろそろ町に入りますぞ。皆さん中にお戻り下さい」
ローガンの言葉に、私達は荷台の席に着席して幌をおろした。
数分も経たないうちに、馬車の外から衛兵と思われる魔族の声が飛んできた。
「止まれっ!」
野太い声から、声の主は男だろう。
制止に応じるように、馬車はゆっくりと止まった。
「どうしましたか?」
落ち着いた口調のローガンの声が幌の向こうから聞こえてくる。
さすがローガン、動揺することなく至って自然な口調だ。
「通行証を見せろ。あと、積荷はなんだ?」
ローガンはリズが偽造した通行証を見せたのだろう。
ゴソゴソという音のやり取りが聞こえてくる。
幌をおろした馬車の中は薄暗く、幌の隙間や破れた布地からうっすらと光が差し込む程度で、外の様子は全く分からない。
見えないことが不安になり、私はイスカの手をギュッと握った。
軽く握り返してくれる柔らかいイスカの手の感触に、少し気持ちが落ち着いてくる。
「貴族の方への献上品でございます」
あえてローガンは誰にとは言わなかった。
「⋯⋯中を確認しても」
やはり積荷は確認されるよね。
緊張が高まるが、私は事前にリズから言われていたことを思い出す。
笑顔、笑顔⋯⋯
魔族も人族も美人の笑顔には弱い。
もし、荷台を開けられたら愛想笑いでもいいから作りなさい。
元、男の私がそんな笑顔を見せられるか、不安は募るがやるしかない。
「えぇ、お待ち下さい」
ローガンは、御者台から降りる仕草をしたのだろう。
「ええいっ!馬に暴れられたら困るだろう。御者は降りんでよい!私が確かめる!」
ガシャガシャと鎧の金属音が響き渡り、後方の幌が掴まれたかと思うと、手荒くめくられてしまった。
「なっ⋯⋯!」
笑顔、笑顔⋯⋯
笑えているかは不安なところだが、私は精一杯の笑顔を作ると手を振った。
逆光であまりよく見えないが、獣人と思わしき衛兵の魔族は言葉を詰まらせた。
「兵士さん、乱暴にしてはいけませんよ。皆、壊れやすいものですから」
ローガンの言葉に、衛兵は静かに幌を戻した。
気のせいか、顔が真っ赤のように見えた。
これは効果絶大だったようだ。
周りを見渡すと、苦笑する女性陣のメンバーの顔が見えた。
あ、フーシェは興味なさそうね。
「ご、ゴホンッ。あんな美女達に見つめられるなんて思わなくて、思わず取り乱してしまったではないか」
ふーん。
やっぱり、顔赤くなったんだ。
少しだけ、してやったりという気持ちだ。
「あのような者たち、どこで見繕ってきたのだ?」
興奮冷めやらぬ衛兵。
「ふふっ、それは企業秘密でございますぞ。さて、先を急ぎますゆえ、今日はこれでよい夢を見てください。先の女子が夢に現れてくれるやもしれませんぞ」
ローガンがお金が入った小袋を衛兵に渡したようだ。
「おっ、おぅ!引き止めてすまぬな!行ってよいぞ!」
俄然、気分を良くしたような衛兵の声が聞こえてきた。
ガラッと、車輪が動き出す音がして馬車は進み出す。
なんとか、町の中には入れるようだ。
「ハアッ、緊張した」
私はパタパタと手のひらで顔を仰いだ。
「これで、第一関門は通過ってとこかしら」
リズの言葉に私達は頷く。
「さて、宿屋はどこでございますか?」
「分かった、今行くわ」
リズは口早に詠唱を唱えると、幌から身を乗り出した。
「ここまで来たら人並に紛れ込めるし、見た目を男性に変えたわ──ええっと、こっちよ」
「ふふ、口調も直さないとですな」
ローガンの言葉に、リズが少ししまったという風に肩をすくめた。
首都と言うには、本当に復興が進んでいないのか、待ち行く人影は少なく活気がない。
荷台から見える景色には、小高い丘の上にどっしりとした作りの城が見えた。
その城だけは町の寂れた感じや、生々しい痕跡は一切見られず、眼下のレーヴァテインの町を威圧するような存在感を放っている。
「あれも、敵を威圧するためと言われてたけど、町のこの状態を見れば、『魔王』だけが良い暮らしをしていると民衆に印象付けるための小細工だったのね」
悔しそうなリズの言葉が聞こえてくる。
私達は、目立たぬように言葉少なく大人しく馬車に揺られた。
馬車は荒れた石畳に、固い車輪の音を響かせながら、ゆっくりと宿屋へと進んで行った。
「こ、これでいいんだよね?」
私は不安になって荷台に座る仲間たちを見渡した。
「似合ってますよユズキさん」
「ん。変な所はない」
イスカとフーシェがバッチリだというように親指を立てた。
「はぁ、不安だなぁ」
ガタガタと舗装の良くない街道を馬車は進んでいく。
車のようなサスペンションがあるわけではないので、上下に突き上げるような振動は腰に辛い。
「大丈夫よ。こう見れば皆、ゴフル卿に献上される女性として怪しまれないはずよ」
向かいに座っているリズが人差し指を立てると、自らの作戦に自信を持って答える。
「ところで、そのゴフル卿というやつはどんな人物なの?」
私の言葉に、リズの顔が曇った。
嫌な予感しかしない。
「え、ええっと。一言で言うと、金で気に入った女の子を多く侍らせる変態よ」
ゾワッとする言葉に、女性の身体が生理的な嫌悪感を感じたのか背筋が寒くなった。
「ヒッ!」
セラ様が青ざめた顔で両手を握りしめた。
「しかも飽きっぽいから、飽きられた女性は良くて実家へ送還。戻る家のない娘達は娼館送りや、部下にあてがわれたりしてるわ」
「なんで、そんなクズみたいな人がのさばっているのですか?」
感情を押し殺したようにイスカが言葉を絞り出す。
「──排除、できないのよ。実質ドルトンのお抱えのようなものだし、幅広く事業にも手を出していて、ドミナントとレーベンの交易にも深く関わっているから」
排除したくとも、お飾りとして『魔王』に担ぎ上げられていたリズにとっては、手が出せなかったのだろう。
「私達、街に入ったらそのゴフルの館に向かうの?」
正直近寄りたくなかったけど、建前上は献上品である身として、館に行かなければならないのかもしれない。
「いえ、まずは宿屋に入るわ。こんなことになるなんて思わなかったけど、私の張った結界のせいで、外から入る時には手順を踏まないとすぐに侵入者の警報が鳴ってしまうの」
「リズさんが張った結界なら、なんとかできないのですか?」
イスカの問いにリズは顔を横に振る。
「結界を制御する装置は中にあるの。今思えば、私が死んでも機能できるように配慮してたのね」
「リズさん⋯⋯」
リズの隣に座るセラ様が心配そうにリズを覗き込む。
「色々と知ってしまったし、これはレーベンを変えるためのチャンスなのよ。例えお父様と対峙することになったとしても、私はレーベンの民を守りたい──ただ」
力強く言い放ったリズが、最後に少し口ごもる。
「何か気になることでも?」
私の言葉にリズは小さく頷く。
「レーヴァテインの城内に不思議な波動があるの──。ドルトンやグレインの様な実力を反映した波動じゃなくて、不定形で掴み所のない波動が⋯⋯。ただ、私はその波動の人物に会ったことがないのよ」
「ドルトン達がリズに会わせないようにしていた?」
「──えぇ、おそらく。あの城で戦力としてはグレイン、ドルトン、私がレベル的にはトップクラスなはずよ。でも、あの波動は凄く不気味なように思えるの」
正体が分からない敵が潜んでいる可能性。
注意するに越したことはない。
「ん。なんか不思議な光景」
荷台の幌の隙間から見える光景をフーシェが指差した。
「んー?どれどれって、何あれ?」
私は身を乗り出して馬車の前方に広がる光景に驚愕した。
「ふむ。何やら抉り取られたような跡がありますな。レーヴァテインに近づくにつれて増えてきております」
馬車の手綱を握るローガンが教えてくれる。
アイスクリームをスプーンで引っ掻いたかのような、何かの力によって抉り取られた痕跡があちこちに確認できる。
「この原因が何なのか、私も知らされていないのよ。そして、町の復興にドルトン達は予算を投じなかったわ」
悔しそうにリズが言葉を絞り出す。
「む、そろそろ町に入りますぞ。皆さん中にお戻り下さい」
ローガンの言葉に、私達は荷台の席に着席して幌をおろした。
数分も経たないうちに、馬車の外から衛兵と思われる魔族の声が飛んできた。
「止まれっ!」
野太い声から、声の主は男だろう。
制止に応じるように、馬車はゆっくりと止まった。
「どうしましたか?」
落ち着いた口調のローガンの声が幌の向こうから聞こえてくる。
さすがローガン、動揺することなく至って自然な口調だ。
「通行証を見せろ。あと、積荷はなんだ?」
ローガンはリズが偽造した通行証を見せたのだろう。
ゴソゴソという音のやり取りが聞こえてくる。
幌をおろした馬車の中は薄暗く、幌の隙間や破れた布地からうっすらと光が差し込む程度で、外の様子は全く分からない。
見えないことが不安になり、私はイスカの手をギュッと握った。
軽く握り返してくれる柔らかいイスカの手の感触に、少し気持ちが落ち着いてくる。
「貴族の方への献上品でございます」
あえてローガンは誰にとは言わなかった。
「⋯⋯中を確認しても」
やはり積荷は確認されるよね。
緊張が高まるが、私は事前にリズから言われていたことを思い出す。
笑顔、笑顔⋯⋯
魔族も人族も美人の笑顔には弱い。
もし、荷台を開けられたら愛想笑いでもいいから作りなさい。
元、男の私がそんな笑顔を見せられるか、不安は募るがやるしかない。
「えぇ、お待ち下さい」
ローガンは、御者台から降りる仕草をしたのだろう。
「ええいっ!馬に暴れられたら困るだろう。御者は降りんでよい!私が確かめる!」
ガシャガシャと鎧の金属音が響き渡り、後方の幌が掴まれたかと思うと、手荒くめくられてしまった。
「なっ⋯⋯!」
笑顔、笑顔⋯⋯
笑えているかは不安なところだが、私は精一杯の笑顔を作ると手を振った。
逆光であまりよく見えないが、獣人と思わしき衛兵の魔族は言葉を詰まらせた。
「兵士さん、乱暴にしてはいけませんよ。皆、壊れやすいものですから」
ローガンの言葉に、衛兵は静かに幌を戻した。
気のせいか、顔が真っ赤のように見えた。
これは効果絶大だったようだ。
周りを見渡すと、苦笑する女性陣のメンバーの顔が見えた。
あ、フーシェは興味なさそうね。
「ご、ゴホンッ。あんな美女達に見つめられるなんて思わなくて、思わず取り乱してしまったではないか」
ふーん。
やっぱり、顔赤くなったんだ。
少しだけ、してやったりという気持ちだ。
「あのような者たち、どこで見繕ってきたのだ?」
興奮冷めやらぬ衛兵。
「ふふっ、それは企業秘密でございますぞ。さて、先を急ぎますゆえ、今日はこれでよい夢を見てください。先の女子が夢に現れてくれるやもしれませんぞ」
ローガンがお金が入った小袋を衛兵に渡したようだ。
「おっ、おぅ!引き止めてすまぬな!行ってよいぞ!」
俄然、気分を良くしたような衛兵の声が聞こえてきた。
ガラッと、車輪が動き出す音がして馬車は進み出す。
なんとか、町の中には入れるようだ。
「ハアッ、緊張した」
私はパタパタと手のひらで顔を仰いだ。
「これで、第一関門は通過ってとこかしら」
リズの言葉に私達は頷く。
「さて、宿屋はどこでございますか?」
「分かった、今行くわ」
リズは口早に詠唱を唱えると、幌から身を乗り出した。
「ここまで来たら人並に紛れ込めるし、見た目を男性に変えたわ──ええっと、こっちよ」
「ふふ、口調も直さないとですな」
ローガンの言葉に、リズが少ししまったという風に肩をすくめた。
首都と言うには、本当に復興が進んでいないのか、待ち行く人影は少なく活気がない。
荷台から見える景色には、小高い丘の上にどっしりとした作りの城が見えた。
その城だけは町の寂れた感じや、生々しい痕跡は一切見られず、眼下のレーヴァテインの町を威圧するような存在感を放っている。
「あれも、敵を威圧するためと言われてたけど、町のこの状態を見れば、『魔王』だけが良い暮らしをしていると民衆に印象付けるための小細工だったのね」
悔しそうなリズの言葉が聞こえてくる。
私達は、目立たぬように言葉少なく大人しく馬車に揺られた。
馬車は荒れた石畳に、固い車輪の音を響かせながら、ゆっくりと宿屋へと進んで行った。
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