神樹のアンバーニオン (3) 絢爛! 思いの丈!

芋多可 石行

文字の大きさ
上 下
122 / 201
絢爛!思いの丈!

もっとも!ミステリアスファイル ③

しおりを挟む

 なんか、口笛っぽい不気味なBGMが欲しくなるKIMODAMESI的状況にある我らアンバーニオン軍は現在、須舞 宇留を探索中であります。あれ···?

 どーも、2ーBのオカルトマニア、モットモくんです。
 なんかまだまだ続くみたいですヨ?何故かってと作者がね?ジゴクダーとか最終回よりつらいとか僕らにはナンノ事だかサッパリ訳分かんない事言ってるようですが?もう少しお付き合いの程を宜しくお願い致します···。



 現時点でウチらの目的は人探しではあるんだけども、イマイチ緊張感が足りないのはコイツ、九尾炭くおすみ 夢令のせいである。

 さっきからガイドさんの周りを懐いているかのようにペタペタピトピトリとつきまとい、スキスキアピールを漂わせては女子メンバーから放たれる冷たい視線もナンノソノ。タイヘンおおらかそうな人柄に思えたガイドさんさえ、少々困った雰囲気を時折醸し出しているのを俺は見逃さなかったんだ。
 このままだと更にエスカレートするだろうと業を煮やしたマユミコ委員長は、遂に彼に指令を出したのだろうか?。
 マユミコ委員長が指差す道路の上、なんか黒くて丸くて小さいヤツがなんか動いてる気がする···。

「アッ!九尾炭隊員!あれはなんでやんショウ!充分気を付けて偵察に行くべし!アンバーニオン軍!出動!」
「む!ラジャー!」
 そのハキハキささえ、ガイドさんに対する元気アピールである。半分はしゃぐように未知の物体にテヒョテヒョと駆け寄る夢令。マユミコ委員長と女子数名が、一時凌ぎを得て安堵したようにため息をつく。するとガイドさんの背後に、行軍の最後尾で殿しんがりを勤めていたスタッフのお姉わんちィさんが、ビタリとステップを踏んで背後へにじり寄ったみたいだ。

「!」
「···バラスなよ?」
「···ナ?何が?」
「···何がって!アンタの正体が化け猫のオッサンだと知れた日にゃアノ少年のいたいけな純情はどうなる!」
「···ぬ!!気付いておったか!?」
「···わかってるな?キュンキュンな思い出を持ったまま最後まで楽しく帰ってもらうんだよ!いいな!ガタゴンベェ!」
「···プフ!wwwキュンキュンって!オメェ何歳だwww!」
「···なっ!ウルセぇ!化け猫のオッサンのクセに女装してるヤツに言われタカねぇ!わかったか!もう!」
「···はいのハイヨ!」

 
 ···あの、なんかトンデモネェ事言ってんですけど?!俺ガイドさんの前歩いてるからヒソヒソ話でも聞こえてくるんですけど?でも夢令の為にも口をつぐむ他無く······コレはいつか、お酒でも呑めるようになったら語ろうと思うよ?
 なんて事をしてると、薄暗闇の向こうで夢令が声を上げた。

「委員長ー!ガイドさーん!見失ったー!なんだったんだろねー?ネズミ?」

 するとすぐ脇にあったトウモロコシ畑から、ガサガサと葉が擦れる音が響いた。
「うわっ!」
「気を付けて!クマかもよ!」
「ひえええ!」
 スタッフのお姉さんがペンライトを乱雑にかざしながら夢令に駆け寄る。そしてその音の主は、大きく伸びたトウモロコシの茎と茎の間からすぐに姿を現した!
"ッ!」
 スタッフのお姉さんが向けたペンライトに照らし出され、間の抜けた声を上げたのは痩せたスキンヘッドのオッサンだった。だけどなんでだろう?恐怖と一緒に違和感が俺の中を駆け抜ける!
「ドゥへェッ!」
「またオメェかー!オラァ!待ちやがれー!」
「キヒェェェェ!」
 両脇に大きなトウモロコシを抱え、キモい掛け声を吐いて道路に飛び出し逃げて行くオッサンを追いかけるスタッフのお姉さん。夢令はその光景を呆然と見ている事しか出来ないようだ。

「あら~また行っちゃったよ?」
 五雄が呆れていると、火加ほたしが俺の中に流れる違和感を払拭してくれた。
「見た?あのバカみたいなトウモロコシドロボーの顔!なんでマジックペンで二重まぶた描いてんの?!」
「えーウソー!?なにそれー!よく見てたねー?」
「アレが例の変質者?」
 ···郡川の反応を見ると、彼女をはじめ女子達のショックは然程さほどでもないようで安心した。だが今度は夢令が、···である。
「あーん!怖かったよー!ガイドさぁん!」
「にゃひ!」
 夢令が甘える子猫のようにガイドさんの懐に飛び込む。ガイドさんは、ものスゴーク微妙な表情をしていたので、またもやマユミコ委員長が夢令の首根っこを掴んで引き剥がす。
「んにェ!」
「まだまだ!スタッフさんのプラン続行!このライト持って更に偵察にイケ!クマには充分注意!」
「···ンンンンッッィイエッすァー!」
 姿勢を正した夢令は、マユミコ委員長とガイドさんにわざとらしい敬礼をすると、マユミコ委員長から受け取った黒い変なデザインの懐中電灯を持って再び先陣を切った。あれで大丈夫なのかな?

 それからしばらく歩いてみたけど、一本道にも関わらず、宇留もスタッフのお姉さんもドロボーも夢令も···?、居ない。どうなってるんだ一体?かと思えばいきなり、「シッ!」と菖蒲摘ショーブがみんなに静かにするように、ヒソヒソとけしかけた。

「···なんか聞こえる!」
「···え?!」

 ············ ······ ······

 本当に何処かから会話が聞こえる。なんか遠くで男女が話し合うような声。時折か細く笑い合う声もする。全員がその場に立ち止まり、困惑しながら周囲を見渡していると、ガイドさんが森側の開けた場所にライトを向けた。
「誰だ?!」
「!!!」
 その開けた場所は元公園のような小さな広場だった。
 中央にあるベンチには、夏用学生服を着たカップルが背を向けて座っている。
「!!」
全員の背中が、もれなくビクンと弾んだ瞬間だった。

「あっ···ごめんナッ···」「あ!ごめんなさい」「ごめんッ!」「ごめんなさいごゆっくり!」「ごめんね!」「ごめんなさいごめん」「ンゴメ!」「ごめーん!」「ゴメネー?!」

 ガイドさんはすぐにライトを反らし、全員が気まずそうに謝りながらそそくさと先を目指す。そのカップルは自分達を照らす光が遠ざかる瞬間まで、こちらを一切振り向かなかった。だがちょっと待ってくれみんな!お邪魔しちゃイカンという気持ちは分かる。分かるけどさ?なんだろうこの違和感。生存者って言い方はおかしいけど、数少ない寝てないウチの生徒がこっそりデートしてたのかも知れないじゃん?それになんであの二人振り向かなかったんだろう?なんかおかしくね?あんな感じの奴らってウチに居たっけ?地元のヒトにしたってなんで無灯火?ねぇ?みんな······

          ギャアアアアアア!!

 俺の背筋が冷え冷えしていると、道路の向こうから絶叫が聞こえてきた。
「え?!イヤ今度は何?」
「夢令の声じゃね?」
「ああっ!」
 ガイドさんが道の先をライトで照らす。やっぱり絶叫の大元は叫びながらこちらに向かって全力疾走してくる夢令だった。

「く、熊だ──────────!!」

「ギャああ!」「ヒ!ヒィィ!」
「あのおバカ!事前のレクチャーであれ程野生動物に背を向けるなと!」
「助けて────!ガイドさーん」
 街灯の下をマジ走りで駆け抜ける夢令と、適度な距離を開けてドッポドッポとステップを踏む熊の表情は、犬のように笑っていた。夢令に文句を言う女子ばかりではなく、俺も含めた男子までもがマユミコ委員長の背後に殺到する。それに驚き戸惑ったマユミコ委員長は、いつもの三倍のトーンで引き笑いした。
「うええ!ヒっ!!ヒぃ─────────!」

「こ!こっちくんな!」
 熊 · バオオオオ!!

「夢令!オメェもこっちくんな!」

「そんなー!?」

 まるで熊ボーリングのピンと化した俺達。全員が目をギュッと閉じて身をすくめ、もうダメかと思った瞬間。ドサァ!という音と同時に周りが静かになる。
「??」
 全員が恐る恐る目を開ける。
 そこには、マユミコ委員長のすぐ目の前で倒れている大きなツキノワグマの姿があった。熊の姿は、ガイドさんのライトによってスポットライトのように道路の上に浮かび上がっている。成る程、これは立派な熊だ!首筋に妙にツヤツヤした大きめの黒いオデキがあるのが特徴的なツキノワグマは、未だに道路の上でうつ伏せで倒れ動かない。そして夢令。なんでお前はまたガイドさんにしがみついてんだコノヤロー!
「すげぇ!委員長が熊倒した!」
「え!えええ!!?」
「クマゴロシ!」
「ちょ!ち、違うってば!」
「クマゴロシ!」「クマゴロシすげぇ!!」「ありがとー!」

 クーマゴーロシ!クーマゴーロシ!
 
 パン!パン!パチパチパチパチ···
 全員が拍手をしながらマユミコ委員長を称える。
「も~~!」

 ガバッ!

「!」
 拍手の音が気付けになったのだろうか?熊は急に起き上がった。多分熊もみんなも何が起こったのか分からないといった表情をしてたと思う。
 そして全員が叫び声を上げようかという瞬間。俺は偶然見てしまった。
 熊に注目している全員の背後に立つガイドさんの顔が、明らかに化け猫を彷彿とさせる恐ろしい顔に変化していた。
 当の熊も、ガイドさんの大きな目と大きく裂けた口から目が離せなくなっている。

 熊 · ヴぉ!ヴァオオーー!

 訳 · 「ア!アッカさんんん!?ヒィィ!サーセンしたぁああ!」

 熊は親にイタズラを見られた悪ガキのように身をバタつかせ、来た道を逃げ帰って行く。みんなが呆気にとられている間に、俺は勇気を出して偶然を装おい、ガイドさんの顔をもう一度チラ見してみる。
 手に持ったライトの照り返しに浮かび上がったその顔は、普通の美人バスガイドさんのたおやかな表情に戻っていた。

「た、助かった?」「なんだったんだ!」

 過ぎ去った一難。
 その場でほぼ全員が胸を撫で下ろし、呼吸を整え、ガイドさんは「あらまぁ···」と言いながらまだお腹にしがみついている夢令の頭を優しく撫でている。
 チリンチリン!
「!」
 だがその安堵も束の間。今度は俺達の背後から、自転車のベル?が二回、みんなを驚かせた。

「こんばんわー!」
「!」
 そのアイドル声優のようなボイスに、トノハルがいち早く反応した。
 自転車。それも、レンタサイクルによくあるマーキングが施された自転車に乗った女の子が、挨拶をしながら俺達のすぐ横を通りすがった。
 女の子の自転車のライトが道の先で消えて見えなくなるまで、再びフリーズする俺達。
 だけどその沈黙を破った宿里の言葉が、個人的にこのKIMODAMESIミッションで一番怖かったんだ···。

「あれれ~?緑のスカート?あの娘、こないだの不審他校生徒じゃねぇ?」


「「「「「「ヒッ!ヒィィェェェ!!」」」」」」

 もう本当、なんでこんな所に?ってみんな思ったんだろうね?絶叫までみんなハモっちゃったんだよ。



        最









しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

「メジャー・インフラトン」序章1/ 7(太陽の季節 DIVE!DIVE!DIVE!ダイブ!ダイブ!ダイブ!)

あおっち
SF
  脈々と続く宇宙の無数の文明。その中でより高度に発展した高高度文明があった。その文明の流通、移動を支え光速を超えて遥か彼方の銀河や銀河内を瞬時に移動できるジャンプ技術。それを可能にしたジャンプ血清。  その血清は生体(人間)へのダメージをコントロールする血清、ワクチンなのだ。そのジャンプ血清をめぐり遥か大昔、大銀河戦争が起こり多くの高高度文明が滅びた。  その生き残りの文明が新たに見つけた地、ネイジェア星域。私達、天の川銀河の反対の宙域だった。そこで再び高高度文明が栄えたが、再びジャンプ血清供給に陰りが。天の川銀河レベルで再び紛争が勃発しかけていた。  そして紛争の火種は地球へ。  その地球では強大な軍事組織、中華帝国連邦、通称「AXIS」とそれに対抗する為、日本を中心とした加盟国軍組織「シーラス」が対峙していたのだ。  近未来の地球と太古から続くネイジェア星域皇国との交流、天然ジャンプ血清保持者の椎葉清らが居る日本と、高高度文明異星人(シーラス皇国)の末裔、マズル家のポーランド家族を描いたSF大河小説「メジャー・インフラトン」の前章譚、7部作。  第1部「太陽の季節 DIVE!DIVE!DIVE!ダイブ!ダイブ!ダイブ!」。  ジャンプ血清は保持者の傷ついた体を異例のスピードで回復させた。また血清のオリジナル保持者(ゼロ・スターター)は、独自の能力を飛躍的に引き上げる事が出来たのだ。  第2次大戦時、無敵兵士と言われた舩坂弘氏をモデルに御舩大(ミフネヒロシ)の無敵ふりと、近代世界のジャンプ血清保持者、椎葉きよし(通称:お子ちゃまきよし)の現在と過去。  ジャンプ血清の力、そして人類の未来をかけた壮大な戦いが、いま、始まる――。  彼らに関連する人々の生き様を、笑いと涙で送る物語。疲れたあなたに贈る微妙なSF物語です。  本格的な戦闘シーンもあり、面白い場面も増えます。  是非、ご覧あれ。 ※加筆や修正が予告なしにあります。

底辺エンジニア、転生したら敵国側だった上に隠しボスのご令嬢にロックオンされる。~モブ×悪女のドール戦記~

阿澄飛鳥
SF
俺ことグレン・ハワードは転生者だ。 転生した先は俺がやっていたゲームの世界。 前世では機械エンジニアをやっていたので、こっちでも祝福の【情報解析】を駆使してゴーレムの技師をやっているモブである。 だがある日、工房に忍び込んできた女――セレスティアを問い詰めたところ、そいつはなんとゲームの隠しボスだった……! そんなとき、街が魔獣に襲撃される。 迫りくる魔獣、吹き飛ばされるゴーレム、絶体絶命のとき、俺は何とかセレスティアを助けようとする。 だが、俺はセレスティアに誘われ、少女の形をした魔導兵器、ドール【ペルラネラ】に乗ってしまった。 平民で魔法の才能がない俺が乗ったところでドールは動くはずがない。 だが、予想に反して【ペルラネラ】は起動する。 隠しボスとモブ――縁のないはずの男女二人は精神を一つにして【ペルラネラ】での戦いに挑む。

神樹のアンバーニオン

芋多可 石行
SF
 不登校から立ち直りつつある少年、須舞 宇留は、旅行で訪れた祖父の住む街で琥珀の中に眠る小人の少女、ヒメナと出会う。  彼女を狙う謎の勢力からヒメナを守る為に、太陽から飛来した全身琥珀の巨神、アンバーニオンの操縦者に選ばれた宇留の普通の日々は、非日常へと変わって行く···  今、少年の非日常が、琥珀色に輝き始める。

タイムワープ艦隊2024

山本 双六
SF
太平洋を横断する日本機動部隊。この日本があるのは、大東亜(太平洋)戦争に勝利したことである。そんな日本が勝った理由は、ある機動部隊が来たことであるらしい。人呼んで「神の機動部隊」である。 この世界では、太平洋戦争で日本が勝った世界戦で書いています。(毎回、太平洋戦争系が日本ばかり勝っ世界線ですいません)逆ファイナルカウントダウンと考えてもらえればいいかと思います。只今、続編も同時並行で書いています!お楽しみに!

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

「メジャー・インフラトン」序章4/7(僕のグランドゼロ〜マズルカの調べに乗って。少年兵の季節JUMP! JUMP! JUMP! No1)

あおっち
SF
 港に立ち上がる敵AXISの巨大ロボHARMOR。遂に、AXIS本隊が北海道に攻めて来たのだ。その第1次上陸先が苫小牧市だった。  これは、現実なのだ!  その発見者の苫小牧市民たちは、戦渦から脱出できるのか。  それを助ける千歳シーラスワンの御舩たち。  同時進行で圧力をかけるAXISの陽動作戦。  台湾金門県の侵略に対し、真向から立ち向かうシーラス・台湾、そしてきよしの師範のゾフィアとヴィクトリアの機動艦隊。  新たに戦いに加わった衛星シーラス2ボーチャン。  目の離せない戦略・戦術ストーリーなのだ。  昨年、椎葉きよしと共に戦かった女子高生グループ「エイモス5」からも目が離せない。  そして、遂に最強の敵「エキドナ」が目を覚ましたのだ……。  SF大河小説の前章譚、第4部作。  是非ご覧ください。 ※加筆や修正が予告なしにあります。

アルバイトで実験台

夏向りん
BL
給料いいバイトあるよ、と教えてもらったバイト先は大人用玩具実験台だった! ローター、オナホ、フェラ、玩具責め、放置、等々の要素有り

処理中です...