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床山にて
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「おーい、クチナシ。いるよな? 頼むよー」
「あーはいはい」
何とも面倒くさそうな返事が聞こえてきた。そしてにゅうっと戸棚の影から出てきた妖怪を見ると、福松は「ピっ」と変な呼吸音を出した。そこに現れた彼には顔がなかった。目も鼻も口も。広く世間に知られた名前で『のっぺらぼう』というお化けである。
よれよれのTシャツにダメージジーンズを履いていた。シューズもかなり年季が入っている。肩掛けのバックには吉成と同じく床山で使うようなハサミや櫛などが詰まっていた。それにしてもTシャツにプリントされている『男は顔じゃない』って…のっぺらぼうが着ているとギャグなのか何なのか判断に困った。
「オレ、クチナシ。よろしく」
「福松と言います。よろしくお願いします」
「そんじゃ、頼んだよ」
「へい」
何とも熟年のスタッフよろしく淡々としたやり取りで二人の会話は終わってしまった。クチナシはそそくさと部屋の一番隅っこの鏡前に進む。
「ホラ。何、ぼさっとしてんの。羽二重やんだろ?」
「あ、はい」
少しぶっきらぼうな態度に福松は僅かに心で二の足を踏んだ。こういう人間もいるんだから、こういう妖怪もいるんだろうなと自分で自分を納得させて指定された席に腰を掛けた。
「羽二重は完全に初めて?」
「はい。見たこともないです…」
福松は少しだけウソをついた。こうなったら完全に素人を装った方が得だと思ったからだ。
「ん。じゃあ道具の説明から。前の引き出し開けて」
言われるがままに引き出しを開ける。するとそこには見たことも使い方も分からない道具や化粧品が入っていた。クチナシは横から手を突っ込んで、鏡台の前にそれらを並べ始める。
「基本的に使うのは右から順番に竹櫛、鬢付け油、タタキ、ツブシ、ベンジン、マステ、ドーランの七つかな。これを使って羽二重を固定しつつ、肌になじませると」
「はい」
「で、実際に付けるのがコレ」
クチナシは一度裏に引っ込んでから、白濁色の布を二枚持ってきた。二角に黒いテープが二本ずつくっ付いており、片方は半分近くが青茶色い塗料か何かで汚れている。お世辞にも清潔感は微塵にも感じられなかった。
日本舞踊の先生が付けていたのはもう少しきれいな布だったはず、と福松は自分の記憶とソレとを照らし合わせていた。
「これが羽二重。更に言うと上ハブと下ハブに別れるから。名前の通り下ハブが下、つまり頭に直接つける。その上に上ハブを乗せるって訳。ここまではOK?」
「はい。大丈夫です」
「じゃあ実際に巻いてみるから。まずは前髪の生え際を鬢付け油で固める」
「鬢付け油ってのが…これですね」
福松は今しがた説明されたものを手に取った。見た目と感触的には強く固めたういろうとか羊羹のようなだった。早い話が齧ってみたら美味しそうという感想を持ったのだ。
「なんか食べられそうですね」
「ああ。人によっちゃおやつにしてるよ」
「マジっすか?」
「嘘に決まってんだろ。アホか?」
「えぇ…」
…なるほど。こういう感じでコミュニケーションを取ってくるタイプね、と福松は一つ壁を作った。
「ほら。時間もないんだろ? 一回目はやってやるからさっさと覚えるんだな」
「…はい。頑張ります」
「はい、じゃあ前髪を掻き上げて」
「こうですか?」
「そう。そのまんまな」
クチナシはそう言って福松の後頭部を押さえると、手に持った鬢付け油をこれでもかという強さで押し付け始めた。柔らかいとは言え無理から押し付けられると流石に皮膚が抉れそうだった。
「イデデデっ!」
「我慢我慢。この油が馴染まないと羽二重が滑ってかつらどころじゃならなくなる。痛いくらいに塗り込んで丁度いい」
「にしても…イテテテ」
「コツとしてはとにかく上に鬢付けをつけて伸ばすこと。髪の毛のラインを揃えて土台にするから、向きは極力そろえる。ばらけていると羽二重が決まんないからズレまくる」
毛が抜けるし、頭皮が削られる。後には文字通り油で塗り固められた不快感とヒリヒリとした痛みが残る。そんな感覚が前髪の生え際ともみ上げを覆うまで続いた。
「こんなもんかな? とりあえずこの頭の油の感覚だけ覚えて。次から一人でやる時も最低限、このくらいは塗り固めること。OK?」
「わ、分かりました…」
「じゃあ、次。下ハブをつけるから、さっきみたいに髪を押さえて。鬢付け塗ったところはなるべく触らないように」
「こうですかね?」
「そう。そのままね」
クチナシはふわりと下ハブを福松の頭の上に乗せた。そして布の端を生え際の少し上に合わせてピッタリとくっ付けた。それにタイミングを見計らい、福松も手をすっとずらす。するとコメカミと眉間を指で押さえるように指示を出された。
羽二重についていた黒いテープを巻き付け、羽二重を固定する。テープの部分には鬢付け油が染みこんでいるようで、糊がなくても簡単に張り付いてしまう。
「後頭部に首の付け根が少々窪んでるだろ? そこにひっかけるイメージでテープを止める。きつさは…少し痛いくらいがいい。多少緩んでも平気だから」
「はい」
「そんで次は羽二重を小さく畳んでいく。羽二重で頭にもう一個皮膚を作る感覚だね。引っ張るから押さえてろよ? ずれたらぶっとばす」
「へい」
福松は思わず指に力を込めた。そうすると首ごと動かされる様な力が加わった。鏡越しに下ハブを見ると見る見るうちに皺が取れ、平らに慣らされていく。大方が終わると、余分な盛り上がりを潰したり、補強の意味でマスキングテープを数カ所に張る。モノの数分で頭に張り付くように下ハブが付けられた。
「あーはいはい」
何とも面倒くさそうな返事が聞こえてきた。そしてにゅうっと戸棚の影から出てきた妖怪を見ると、福松は「ピっ」と変な呼吸音を出した。そこに現れた彼には顔がなかった。目も鼻も口も。広く世間に知られた名前で『のっぺらぼう』というお化けである。
よれよれのTシャツにダメージジーンズを履いていた。シューズもかなり年季が入っている。肩掛けのバックには吉成と同じく床山で使うようなハサミや櫛などが詰まっていた。それにしてもTシャツにプリントされている『男は顔じゃない』って…のっぺらぼうが着ているとギャグなのか何なのか判断に困った。
「オレ、クチナシ。よろしく」
「福松と言います。よろしくお願いします」
「そんじゃ、頼んだよ」
「へい」
何とも熟年のスタッフよろしく淡々としたやり取りで二人の会話は終わってしまった。クチナシはそそくさと部屋の一番隅っこの鏡前に進む。
「ホラ。何、ぼさっとしてんの。羽二重やんだろ?」
「あ、はい」
少しぶっきらぼうな態度に福松は僅かに心で二の足を踏んだ。こういう人間もいるんだから、こういう妖怪もいるんだろうなと自分で自分を納得させて指定された席に腰を掛けた。
「羽二重は完全に初めて?」
「はい。見たこともないです…」
福松は少しだけウソをついた。こうなったら完全に素人を装った方が得だと思ったからだ。
「ん。じゃあ道具の説明から。前の引き出し開けて」
言われるがままに引き出しを開ける。するとそこには見たことも使い方も分からない道具や化粧品が入っていた。クチナシは横から手を突っ込んで、鏡台の前にそれらを並べ始める。
「基本的に使うのは右から順番に竹櫛、鬢付け油、タタキ、ツブシ、ベンジン、マステ、ドーランの七つかな。これを使って羽二重を固定しつつ、肌になじませると」
「はい」
「で、実際に付けるのがコレ」
クチナシは一度裏に引っ込んでから、白濁色の布を二枚持ってきた。二角に黒いテープが二本ずつくっ付いており、片方は半分近くが青茶色い塗料か何かで汚れている。お世辞にも清潔感は微塵にも感じられなかった。
日本舞踊の先生が付けていたのはもう少しきれいな布だったはず、と福松は自分の記憶とソレとを照らし合わせていた。
「これが羽二重。更に言うと上ハブと下ハブに別れるから。名前の通り下ハブが下、つまり頭に直接つける。その上に上ハブを乗せるって訳。ここまではOK?」
「はい。大丈夫です」
「じゃあ実際に巻いてみるから。まずは前髪の生え際を鬢付け油で固める」
「鬢付け油ってのが…これですね」
福松は今しがた説明されたものを手に取った。見た目と感触的には強く固めたういろうとか羊羹のようなだった。早い話が齧ってみたら美味しそうという感想を持ったのだ。
「なんか食べられそうですね」
「ああ。人によっちゃおやつにしてるよ」
「マジっすか?」
「嘘に決まってんだろ。アホか?」
「えぇ…」
…なるほど。こういう感じでコミュニケーションを取ってくるタイプね、と福松は一つ壁を作った。
「ほら。時間もないんだろ? 一回目はやってやるからさっさと覚えるんだな」
「…はい。頑張ります」
「はい、じゃあ前髪を掻き上げて」
「こうですか?」
「そう。そのまんまな」
クチナシはそう言って福松の後頭部を押さえると、手に持った鬢付け油をこれでもかという強さで押し付け始めた。柔らかいとは言え無理から押し付けられると流石に皮膚が抉れそうだった。
「イデデデっ!」
「我慢我慢。この油が馴染まないと羽二重が滑ってかつらどころじゃならなくなる。痛いくらいに塗り込んで丁度いい」
「にしても…イテテテ」
「コツとしてはとにかく上に鬢付けをつけて伸ばすこと。髪の毛のラインを揃えて土台にするから、向きは極力そろえる。ばらけていると羽二重が決まんないからズレまくる」
毛が抜けるし、頭皮が削られる。後には文字通り油で塗り固められた不快感とヒリヒリとした痛みが残る。そんな感覚が前髪の生え際ともみ上げを覆うまで続いた。
「こんなもんかな? とりあえずこの頭の油の感覚だけ覚えて。次から一人でやる時も最低限、このくらいは塗り固めること。OK?」
「わ、分かりました…」
「じゃあ、次。下ハブをつけるから、さっきみたいに髪を押さえて。鬢付け塗ったところはなるべく触らないように」
「こうですかね?」
「そう。そのままね」
クチナシはふわりと下ハブを福松の頭の上に乗せた。そして布の端を生え際の少し上に合わせてピッタリとくっ付けた。それにタイミングを見計らい、福松も手をすっとずらす。するとコメカミと眉間を指で押さえるように指示を出された。
羽二重についていた黒いテープを巻き付け、羽二重を固定する。テープの部分には鬢付け油が染みこんでいるようで、糊がなくても簡単に張り付いてしまう。
「後頭部に首の付け根が少々窪んでるだろ? そこにひっかけるイメージでテープを止める。きつさは…少し痛いくらいがいい。多少緩んでも平気だから」
「はい」
「そんで次は羽二重を小さく畳んでいく。羽二重で頭にもう一個皮膚を作る感覚だね。引っ張るから押さえてろよ? ずれたらぶっとばす」
「へい」
福松は思わず指に力を込めた。そうすると首ごと動かされる様な力が加わった。鏡越しに下ハブを見ると見る見るうちに皺が取れ、平らに慣らされていく。大方が終わると、余分な盛り上がりを潰したり、補強の意味でマスキングテープを数カ所に張る。モノの数分で頭に張り付くように下ハブが付けられた。
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