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あとがき

お礼とご報告とおまけ

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 拙作『妖怪屋敷のご令嬢が魔術アカデミーに入学します』をお読み頂き、誠にありがとうございます。

 エピソード毎に完結させ、一定の評価がされた場合に続編を書くというスタイルで執筆活動をしております。

 先日、第一部を完結しましたところ予想以上の反響となりました。私の中のボーダラインを越え、自分の中では皆様から評価を得て、続編を期待されている作品だと判断するに至り、続編の執筆を開始する所存でございます。

 並行で執筆している作品もあり、完成は四カ月後を見越しております。書き溜めが叶えば小出しで連載を開始する可能性もありますが、どうか気長にお待ち頂ければ幸いです。

 今後も作品共々よろしくお願いいたします。



おまけ・『キャラクター・世界観の設定』


【七つの大罪に因んだ寮名と冠する悪魔と眷属】
寮名   悪魔      眷属
傲慢の寮 ルシファー   グリフォンと蛇

強欲の寮 マモン     ゴブリンと豚

嫉妬の寮 レヴィアタン  マーメイドと烏賊

憤怒の寮 サタン     ドラゴンと禿鷲

色欲の寮 アルモデウス  夢魔と兎

暴食の寮 ベルゼブブ   ケルベロスと蝿

怠惰の寮 ベルフェゴール フェニックスと猫



【十三の悪魔を形成する生き物】
山羊、蜘蛛、蛇、烏賊、蝙蝠、豚、猫、兎、禿鷲、蝗、鼠、鴉、蝿



 キャラクター設定

【山本亜夜子 サンモトアヤコ】
 本作の主人公。魔女候補生。妖怪一家「山本家」の第二子にして長女。妖怪の父と人間の母の間に生まれた。母親の霊力が高かったため半妖にもなっていない完全な人間。しかし霊的魔術的な能力値がとても高い。
 父が家督を譲るために兄弟同士での継承権争いを提案したため、自分の部下になる者を探すためにアカデミーに入学する。
 西洋かぶれで日本的なものをダサくてくだらないと思う価値観を持っており、妖怪の長になること自体に興味はない。ただ単純に兄を見返して、兄を屈服させ服従させてやりたいという思いが大きい。
 日本にいる間に魔女界で変わり者のとして名高い「コルドロン・アクトフォー」の下で幼少より魔女修行を受けており、才能を開花させる。
 勝利のことは利用したいと思う反面、かなりの苦手意識がある。


【波路勝利 なみち かつとし】
 本作の第二主人公。具流波路派(つぶさりゅう なみちは)の使い手で武器武具の扱いが上手い。アカデミーに在する魔法使いや悪魔を相手に生身で太刀打ちできるほど。
 胆力という肉体強化に特化した特殊な術を使う。
 反面、魔法の実力はからっきしで亜夜子と同じ期間を魔術修行に費やしても一向に魔術が扱えなかった。コルドロンより空間収納魔法を施されたペンダントを受け取っている。具流の技術と空間収納術がうまい具合にかみ合い、あらゆる方向からの抜刀術や、長物を暗器として使うなどの変則攻撃が可能になっている。
 幼少の頃に亜夜子に一目惚れをして、依頼ずっと交際を申し込んでいる。亜夜子はその実力に気が付いていない設定も面白そう。


【フィフスドル・アンチェントパプル】
 吸血鬼貴族の御曹司。力も地位も絶大だが、それをひけらかすことはない。自意識過剰が多い吸血鬼の中で、かなり珍しいタイプ。人間に強い関心を持っており、殺害することを良しとしない。この点もかなり珍しい。反面、同族への礼儀にはかなりうるさい。
 顔立ちも整っているので、入学するという情報が飛び交ってから早々に亜夜子のターゲットにされている。単純な実力で叶わない事を悟ると、色仕掛けで手駒にしようと画策されるが、今一つなびかない。天然? 亜夜子に惚れる設定をつけてもいいかも。


【コルドロン・アクトフォー】
 かつて栄華を極めたとされる伝説の魔女。彼女の行動原理は「興味」にあり、自分の興味を満たすために苦労は厭わないのは勿論、他人が持っている興味も尊重する。数々の伝説・悪評を残す一方で大変な変わり者であり、一定の地に留まる事を嫌う。極東の日本でしばらく定住してまで魔法の指導を行ったのは、一重に亜夜子と勝利の特異な血統の者たちに魔法を教えたらどうなるのかという興味からである。


【ヒドゥン=シクレット】
 モンスターハンター。シクレット家は怪物狩りの名門。得物は弓や飛び道具。
 人間を侮ってはいけないと考えているアカデミー学長の推薦枠。本人も悪魔や魔術師の研究や、それらに対して牽制の意味を込めて入学を決意。
ローブを深く被り、革のスカートを愛用している。かなりのポーカーフェイス。祈りの言葉以外で喋ることは稀。
聖霊術の使い手。射出した銃弾や矢に精霊を付与させるのが得意。付与された物体は鳥や馬のように動物の形を取ることが多い。


【オラツォリス・エデナク】
 人間の少年。16歳だが華奢な体つきをしており、貧弱な体質。精神的にも気弱だが、勉学や魔法の才能は高い。あく人間の子供を養子にして人間界に溶け込もうとする一風変わった義両親に育てられている。エデナク家はそう言った意味でも有名な悪魔族。
 争いは望まず、本人もかなりの小心者なので正直、帰りたいとすら思っている。『新入生の祭り』で暴走したのは校長が用意した人形。


【ウェンズデイ・ウェットグレイヴ】
 悪魔の少女。16歳。烏賊の悪魔。ウェットグレイブは海辺で人間を誘惑する悪魔の名門。
体躯は小さいが、みんな思い描くようなお嬢様設定。少しお転婆な要素も入れたい。オラツォリスとは社交の場で出会ってから妙に気になる様子。彼が人間であるという事は知っている。
 何よりも恋愛に興味を持ち、それを優先する。叶った恋よりも叶わなかった恋の話を聞くことに喜びを見出す性癖の持ち主。しかし当然ながら自分に降りかかる悲恋は嫌。




 以下は適当組。執筆中に思いついたキャラクターや話の進行上、必要に迫られたキャラクター達なので細かな設定はなし。伸び代があるとも言える。

【リリィ】
 アヤコの侍女。兎の悪魔

【サドニーズ】
 ウェンズデイの執事。ハゲワシの悪魔

【アーネ・ネア・アンネ】
 オラツォリスの侍女。山羊の悪魔。

【トゥザンドナイル】
 アンチェントパプル家の分家の嫡男。吸血鬼。軽薄。
 フィフスドルと真逆のキャラをイメージ。

【デキマ・モルタ・ノーナ】
 代々アンチェントパプル家に仕えてきた家の猫の悪魔の三姉妹。なおデキマのみ男性。三卵生の三つ子。名前の元ネタはローマ神話の運命の三女神から。本人たちに運命をどうこうする能力はない。
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