35 / 52
妖怪屋敷のご令嬢が…
6-3
しおりを挟む
そうして私は改めて二人を見た。ま、結果は火を見るよりも明らかだが。フィフスドルは初めから協力的だし、ヒドゥンはこの期に及んでも口を噤み続けるだろう。
そう思いこんでいたのでヒドゥンが、
「俺も構わない」
と返事をしたのには、私だけでなく全員が驚いた。
そうして半数が私の側についたことでまずウェンズデイが折れた。元々私には好意的な印象を持ってくれていたのだから、やはり献身的な協力というものに抵抗があったようだ。
トゥザンドナイルも主張が強いタイプではない。数が私に傾いたことで絵に描いたように意見を翻して軽々しい返事をしてきた。
「っち。わかったよ」
揉めるだけ損だと判断したのか、案外すんなりとイガルームは折れた。私は少しだけ彼の事を見直した、と言うよりも自分の予想が外れたことに動揺したのかも知れない。イガルームだけは絶対に私の提案には乗ってこないと思っていたのだ。
ともかく全員の了承が得られたことには変わりない。そうこうしている間にも私達が揉めるかトラブっていると勘違いして勢いをつけた寮生たちが突っ込んできているのだから。私は指を指すのと同時に指示を出した。
「まずはこっちから!」
私は宣言通り土を操ってバリケードを作ることにした。
『汝の業に染まりし地において、全てその地を償うことを赦すべし』
詠唱を終えるとサークルの外側の土が城壁のように盛り上がった。これはさっきの名前も知らない男子生徒が身を隠すのに使ったのと同じ魔法。尤も威力はまるで比較にならないけど。
意図的に一カ所だけを開けてそこから狙い撃つ作戦だったが、副次的に接近していた敵を囲う壁にもなってしまう。急な地形の変化に動揺した寮生たちは何よりも先に防御を優先した行動を見せる。やはり身を隠されると攻撃魔法でそれを打破したい…しかし怪我を負わせたら失格になるというジレンマが鬱陶しい。
「俺がやる」
イガルームは短くそういうと、私の肩に手を置いて場所を譲らせた。すると次の瞬間に、彼の顔が狼のそれに変貌する。
こいつ人狼だったのか。
とは言え、正体を知った上でイガルームの粗暴さや野蛮なところを思い返すとそれも納得だ。ま、オブラートに包んで野性味が溢れるとでも表現しておいてやろう。
イガルームは狼の顔に相応しいようなけたたましい雄叫びを前へと飛ばす。衝撃波のように広がるイガルームの咆哮は恐怖心を煽り、まともに受けた寮生たちはすくみ上って魔法がまともに使用できなくなっている。その様子を見て、私はいつかウェンズデイが言っていたことを思い出した。イガルームの生まれたスソムルガ家は暴力的な支配を悪魔の美徳と考える家だと言っていた。今の咆哮による魔法は彼の実力の一端ではあろうが、その性質は色濃く反映されているように思える。
ウェンズデイは時代遅れと揶揄していたが、原始的な恐怖の扱いに長けたコイツは案外利用価値が高いのではないかと思えてしまう。
ともかくイガルームの咆哮にビビって大抵の奴が魔法を剥がされている。距離も最早精密射撃と呼ばれるような距離じゃないし、何よりもほとんどが腰を抜かしてまともに歩くことすらできない様子だ。インクをつけるのは難しいことではなかった。
インクが付き肉体の自由が奪われたことを確認すると、私は叫ぶように言いながら魔法を展開、土壁を転回させた。
「時計回りに門を作るから、手当たり次第に仕留めて」
言うが早いか地面に流していた魔力を操り直す。すると土壁は自分が土であることを忘れたかのような流動的な動きを見せ、瞬く間に形を変えながら宣言通り右回りに攻撃用の砲口が移動し始めた。
「すごい…こんなに素早く魔法式を計算できるなんて」
私はまたオラツォリスが賛辞をしてくれたのかと思った。だが実際は他ならぬフィフスドルの言葉で、それがたまらなく嬉しかった。
けど、それもイガムールの粗野な暴言にかき消されてしまったのだが。
「おい、門の移動が速すぎるぞ。まともに狙えねえだろ」
「それはあなたが不器用だからでなくて?」
「んだと!?」
珍しくウェンズデイが喧嘩腰にそう言う。だがイガルームには取り合わず、私に向かって続けた。
「アヤコ。そのままの速さでよろしくてよ」
そう言った次の瞬間。ウェンズデイのスカートの中から何かが飛び出してきた。関節などはまるでなく、生きた鞭か太い蛇のように動くそれは正しく烏賊の脚だった。
烏賊の悪魔だったんだ、ウェンズデイって。
スカートから飛び出した六本の脚を使い、彼女は連続でインクを飛ばし始めた。手数もとい脚数が尋常ではなく土壁に阻まれて私達の様子が見えづらいことと相まってかなり奇襲の成功率が上がっている。しかし文字通り手当たり次第の攻撃のせいで命中率はそれほどでもない。数の暴力で押し通しているに過ぎなかった。
けれども、私が移動させている門から見える寮生のほとんどがインクを付けられ、拘束されていく。ウェンズデイがインクを浴びせ損ねた寮生達を悉くヒドゥンが制圧しているからだ。
土壁を移動する最中、横目で彼の術を見た。二丁の拳銃を器用に使い、銃弾の代わりに魔法を発射している…いやフィフスドルによればヒドゥンの使う術は魔に属さないものだったか。まあ、それは今はどうでもいい。特筆するべきはヒドゥンの射撃の腕前だ。的確にウェンズデイが撃ち漏らした寮生だけをターゲットにしている。私も流石にあそこまで精密にインクを飛ばすことはできない…かも知れない。
どちらにせよ、圧倒できているのは間違いないのだから問題なしだ。
「皆さん! 上からっ」
不意にオラツォリスの情けなく不安に駆られたような声が響いた。彼の声に全員が目線を上へとやった。見れば箒に跨ったり、翼をはためかせたりと寮生たちが空を飛んで私達の頭上から攻撃を仕掛けようとしていた。
それを見た瞬間、私は「しまった」と心から思った。
土壁で四方の逃げ道を塞いでしまっては、後は上から攻めると思うのは至極当然の事。というか、そもそも私達七人は最初からフィールドを縦横無尽に動き回ることができないのだ。上からインクを飛ばされたら対抗手段は限られてしまう。
案の定、飛行している十数人が上からインクを降らしてくる。でたらめに撃ったところで、雨のように降り注ぐのだから攻撃の効率は高いものになる。防ごうにも地上にだってまだ敵は多い、土壁の障壁をどかす訳にもいかない。
「フィフスドルっ! トゥザンドナイルっ!」
私は二人の名前を呼ぶだけで、それを命令とした。
「大丈夫です」
「まっかしといてぇ」
凛々しい声と鬱陶しい声で返事が返ってきた。
フィフスドルとトゥザンドナイルの二人は自分の牙を使って素早く指の噛み切ると、その手を勢いよく振るった。滴る血は空へと投げ出されると同時に無数の真っ赤な蝙蝠へと成り代わり上空へと羽ばたいていく。
蝙蝠たちは降り注ぐインクを体に受けると、それを体内に取り込んでは分裂して数を増やしていった。私達に向かって降ってきたインクは全てが蝙蝠によって防がれて、倍々に増えた蝙蝠たちは空を飛んでいる寮生たちに襲い掛かると、赤いインクと化して次々に敵を落としていったのだ。
けど、アレはアレはまずいよね?
落下の勢いで怪我ででもされたら二人が失格になってしまうかも知れない。
不本意だが助けてやらないと。
『甚だしく強き西風を、悉く追い立てる東風を、交じり荒ぶ彼の地に寄こせ』
そう呪文を唱えると私は右手で箒を掃った。土壁にぶち当たった風は上昇気流となり、フィフスドル達に絡めとられた寮生たちを包み込み、落下スピードを落とす。
「た、対属魔法を一度に!?」
イガムールの唖然とした声が聞こえた。そう言えば西洋の悪魔や魔法使いは『火水風土』の四大元素を主軸にして魔法を使うとコルドロン先生が言っていた。四大元素理論においては、土の魔法と風の魔法は対立関係にある属性なので同時に使用するのはかなりの熟練度が求められる。
けれど日本生まれかつ、妖怪の血を引いている私は西洋の魔法構成論に加えて妖力と母親から受け継いだ東洋式の術構成論も組み込んでいる。風と土を同時操るのは大した労力じゃないのだよ。
とうとう憎まれ口を並べるイガルームを感嘆させられたこともそうだが、なによりも七つの大罪の面々を私が指揮しているという事実に底知れぬ多幸感と達成感を覚えていた。
この学年の代表はやっぱり私だ。そう全員に見せつけて、全員の記憶に刻み込んでやる。
―――そう思った矢先の事だった。
そう思いこんでいたのでヒドゥンが、
「俺も構わない」
と返事をしたのには、私だけでなく全員が驚いた。
そうして半数が私の側についたことでまずウェンズデイが折れた。元々私には好意的な印象を持ってくれていたのだから、やはり献身的な協力というものに抵抗があったようだ。
トゥザンドナイルも主張が強いタイプではない。数が私に傾いたことで絵に描いたように意見を翻して軽々しい返事をしてきた。
「っち。わかったよ」
揉めるだけ損だと判断したのか、案外すんなりとイガルームは折れた。私は少しだけ彼の事を見直した、と言うよりも自分の予想が外れたことに動揺したのかも知れない。イガルームだけは絶対に私の提案には乗ってこないと思っていたのだ。
ともかく全員の了承が得られたことには変わりない。そうこうしている間にも私達が揉めるかトラブっていると勘違いして勢いをつけた寮生たちが突っ込んできているのだから。私は指を指すのと同時に指示を出した。
「まずはこっちから!」
私は宣言通り土を操ってバリケードを作ることにした。
『汝の業に染まりし地において、全てその地を償うことを赦すべし』
詠唱を終えるとサークルの外側の土が城壁のように盛り上がった。これはさっきの名前も知らない男子生徒が身を隠すのに使ったのと同じ魔法。尤も威力はまるで比較にならないけど。
意図的に一カ所だけを開けてそこから狙い撃つ作戦だったが、副次的に接近していた敵を囲う壁にもなってしまう。急な地形の変化に動揺した寮生たちは何よりも先に防御を優先した行動を見せる。やはり身を隠されると攻撃魔法でそれを打破したい…しかし怪我を負わせたら失格になるというジレンマが鬱陶しい。
「俺がやる」
イガルームは短くそういうと、私の肩に手を置いて場所を譲らせた。すると次の瞬間に、彼の顔が狼のそれに変貌する。
こいつ人狼だったのか。
とは言え、正体を知った上でイガルームの粗暴さや野蛮なところを思い返すとそれも納得だ。ま、オブラートに包んで野性味が溢れるとでも表現しておいてやろう。
イガルームは狼の顔に相応しいようなけたたましい雄叫びを前へと飛ばす。衝撃波のように広がるイガルームの咆哮は恐怖心を煽り、まともに受けた寮生たちはすくみ上って魔法がまともに使用できなくなっている。その様子を見て、私はいつかウェンズデイが言っていたことを思い出した。イガルームの生まれたスソムルガ家は暴力的な支配を悪魔の美徳と考える家だと言っていた。今の咆哮による魔法は彼の実力の一端ではあろうが、その性質は色濃く反映されているように思える。
ウェンズデイは時代遅れと揶揄していたが、原始的な恐怖の扱いに長けたコイツは案外利用価値が高いのではないかと思えてしまう。
ともかくイガルームの咆哮にビビって大抵の奴が魔法を剥がされている。距離も最早精密射撃と呼ばれるような距離じゃないし、何よりもほとんどが腰を抜かしてまともに歩くことすらできない様子だ。インクをつけるのは難しいことではなかった。
インクが付き肉体の自由が奪われたことを確認すると、私は叫ぶように言いながら魔法を展開、土壁を転回させた。
「時計回りに門を作るから、手当たり次第に仕留めて」
言うが早いか地面に流していた魔力を操り直す。すると土壁は自分が土であることを忘れたかのような流動的な動きを見せ、瞬く間に形を変えながら宣言通り右回りに攻撃用の砲口が移動し始めた。
「すごい…こんなに素早く魔法式を計算できるなんて」
私はまたオラツォリスが賛辞をしてくれたのかと思った。だが実際は他ならぬフィフスドルの言葉で、それがたまらなく嬉しかった。
けど、それもイガムールの粗野な暴言にかき消されてしまったのだが。
「おい、門の移動が速すぎるぞ。まともに狙えねえだろ」
「それはあなたが不器用だからでなくて?」
「んだと!?」
珍しくウェンズデイが喧嘩腰にそう言う。だがイガルームには取り合わず、私に向かって続けた。
「アヤコ。そのままの速さでよろしくてよ」
そう言った次の瞬間。ウェンズデイのスカートの中から何かが飛び出してきた。関節などはまるでなく、生きた鞭か太い蛇のように動くそれは正しく烏賊の脚だった。
烏賊の悪魔だったんだ、ウェンズデイって。
スカートから飛び出した六本の脚を使い、彼女は連続でインクを飛ばし始めた。手数もとい脚数が尋常ではなく土壁に阻まれて私達の様子が見えづらいことと相まってかなり奇襲の成功率が上がっている。しかし文字通り手当たり次第の攻撃のせいで命中率はそれほどでもない。数の暴力で押し通しているに過ぎなかった。
けれども、私が移動させている門から見える寮生のほとんどがインクを付けられ、拘束されていく。ウェンズデイがインクを浴びせ損ねた寮生達を悉くヒドゥンが制圧しているからだ。
土壁を移動する最中、横目で彼の術を見た。二丁の拳銃を器用に使い、銃弾の代わりに魔法を発射している…いやフィフスドルによればヒドゥンの使う術は魔に属さないものだったか。まあ、それは今はどうでもいい。特筆するべきはヒドゥンの射撃の腕前だ。的確にウェンズデイが撃ち漏らした寮生だけをターゲットにしている。私も流石にあそこまで精密にインクを飛ばすことはできない…かも知れない。
どちらにせよ、圧倒できているのは間違いないのだから問題なしだ。
「皆さん! 上からっ」
不意にオラツォリスの情けなく不安に駆られたような声が響いた。彼の声に全員が目線を上へとやった。見れば箒に跨ったり、翼をはためかせたりと寮生たちが空を飛んで私達の頭上から攻撃を仕掛けようとしていた。
それを見た瞬間、私は「しまった」と心から思った。
土壁で四方の逃げ道を塞いでしまっては、後は上から攻めると思うのは至極当然の事。というか、そもそも私達七人は最初からフィールドを縦横無尽に動き回ることができないのだ。上からインクを飛ばされたら対抗手段は限られてしまう。
案の定、飛行している十数人が上からインクを降らしてくる。でたらめに撃ったところで、雨のように降り注ぐのだから攻撃の効率は高いものになる。防ごうにも地上にだってまだ敵は多い、土壁の障壁をどかす訳にもいかない。
「フィフスドルっ! トゥザンドナイルっ!」
私は二人の名前を呼ぶだけで、それを命令とした。
「大丈夫です」
「まっかしといてぇ」
凛々しい声と鬱陶しい声で返事が返ってきた。
フィフスドルとトゥザンドナイルの二人は自分の牙を使って素早く指の噛み切ると、その手を勢いよく振るった。滴る血は空へと投げ出されると同時に無数の真っ赤な蝙蝠へと成り代わり上空へと羽ばたいていく。
蝙蝠たちは降り注ぐインクを体に受けると、それを体内に取り込んでは分裂して数を増やしていった。私達に向かって降ってきたインクは全てが蝙蝠によって防がれて、倍々に増えた蝙蝠たちは空を飛んでいる寮生たちに襲い掛かると、赤いインクと化して次々に敵を落としていったのだ。
けど、アレはアレはまずいよね?
落下の勢いで怪我ででもされたら二人が失格になってしまうかも知れない。
不本意だが助けてやらないと。
『甚だしく強き西風を、悉く追い立てる東風を、交じり荒ぶ彼の地に寄こせ』
そう呪文を唱えると私は右手で箒を掃った。土壁にぶち当たった風は上昇気流となり、フィフスドル達に絡めとられた寮生たちを包み込み、落下スピードを落とす。
「た、対属魔法を一度に!?」
イガムールの唖然とした声が聞こえた。そう言えば西洋の悪魔や魔法使いは『火水風土』の四大元素を主軸にして魔法を使うとコルドロン先生が言っていた。四大元素理論においては、土の魔法と風の魔法は対立関係にある属性なので同時に使用するのはかなりの熟練度が求められる。
けれど日本生まれかつ、妖怪の血を引いている私は西洋の魔法構成論に加えて妖力と母親から受け継いだ東洋式の術構成論も組み込んでいる。風と土を同時操るのは大した労力じゃないのだよ。
とうとう憎まれ口を並べるイガルームを感嘆させられたこともそうだが、なによりも七つの大罪の面々を私が指揮しているという事実に底知れぬ多幸感と達成感を覚えていた。
この学年の代表はやっぱり私だ。そう全員に見せつけて、全員の記憶に刻み込んでやる。
―――そう思った矢先の事だった。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
【取り下げ予定】愛されない妃ですので。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃になんて、望んでなったわけではない。
国王夫妻のリュシアンとミレーゼの関係は冷えきっていた。
「僕はきみを愛していない」
はっきりそう告げた彼は、ミレーゼ以外の女性を抱き、愛を囁いた。
『お飾り王妃』の名を戴くミレーゼだが、ある日彼女は側妃たちの諍いに巻き込まれ、命を落としてしまう。
(ああ、私の人生ってなんだったんだろう──?)
そう思って人生に終止符を打ったミレーゼだったが、気がつくと結婚前に戻っていた。
しかも、別の人間になっている?
なぜか見知らぬ伯爵令嬢になってしまったミレーゼだが、彼女は決意する。新たな人生、今度はリュシアンに関わることなく、平凡で優しい幸せを掴もう、と。
*年齢制限を18→15に変更しました。
絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
後宮にて、あなたを想う
じじ
キャラ文芸
真国の皇后として後宮に迎え入れられた蔡怜。美しく優しげな容姿と穏やかな物言いで、一見人当たりよく見える彼女だが、実は後宮なんて面倒なところに来たくなかった、という邪魔くさがり屋。
家柄のせいでら渋々嫁がざるを得なかった蔡怜が少しでも、自分の生活を穏やかに暮らすため、嫌々ながらも後宮のトラブルを解決します!
【完結】ツインクロス
龍野ゆうき
青春
冬樹と夏樹はそっくりな双子の兄妹。入れ替わって遊ぶのも日常茶飯事。だが、ある日…入れ替わったまま両親と兄が事故に遭い行方不明に。夏樹は兄に代わり男として生きていくことになってしまう。家族を失い傷付き、己を責める日々の中、心を閉ざしていた『少年』の周囲が高校入学を機に動き出す。幼馴染みとの再会に友情と恋愛の狭間で揺れ動く心。そして陰ではある陰謀が渦を巻いていて?友情、恋愛、サスペンスありのお話。
天狗と骨董屋
吉良鳥一
キャラ文芸
高校生だった少年、高住真尋は大学進学に伴い住む場所は何処がいいかなど散策していた。
そこでとある掛け軸が目に止まり骨董屋へと足を踏み入れた。
しかし、その骨董屋の壺を不注意で壊してしまう。
そこで骨董屋の主人からここでバイトするよう提案され、更にここに住めばいいと言われ断れるわけもなく住む所が決まった。
だが、その骨董屋は普通とは違う店だった。
そして真尋自身も普通ではなかった___
人気MMOの最恐クランと一緒に異世界へ転移してしまったようなので、ひっそり冒険者生活をしています
テツみン
ファンタジー
二〇八✕年、一世を風靡したフルダイブ型VRMMO『ユグドラシル』のサービス終了日。
七年ぶりにログインしたユウタは、ユグドラシルの面白さを改めて思い知る。
しかし、『時既に遅し』。サービス終了の二十四時となった。あとは強制ログアウトを待つだけ……
なのにログアウトされない! 視界も変化し、ユウタは狼狽えた。
当てもなく彷徨っていると、亜人の娘、ラミィとフィンに出会う。
そこは都市国家連合。異世界だったのだ!
彼女たちと一緒に冒険者として暮らし始めたユウタは、あるとき、ユグドラシル最恐のPKクラン、『オブト・ア・バウンズ』もこの世界に転移していたことを知る。
彼らに気づかれてはならないと、ユウタは「目立つような行動はせず、ひっそり生きていこう――」そう決意するのだが……
ゲームのアバターのまま異世界へダイブした冴えないサラリーマンが、チートPK野郎の陰に怯えながら『ひっそり』と冒険者生活を送っていた……はずなのに、いつの間にか救国の勇者として、『死ぬほど』苦労する――これは、そんな話。
*60話完結(10万文字以上)までは必ず公開します。
『お気に入り登録』、『いいね』、『感想』をお願いします!
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
猫な彼女と普通な彼。
滑るさん
キャラ文芸
ある日、不思議な色をした猫に引っ掛かれ………。
その猫のせいで彼女は猫化する体質になってしまう。
猫耳が生えるのでなく、本物の猫に……。
家でも学校でもパニクる彼女の前に手を差しのべたのは、幼馴染の彼だった。
※文章を修正しました。
この作品は、不定期更新です。ご了承下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる