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妖怪屋敷のご令嬢がクラスメイトに出会います
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他の合格者が入ってくると、やはりみんながこぞって私を話題の中心へと運んだ。眼中にはないと言っておきながら、それでも羨望や尊敬の目で見られることは決して悪い気はしなかった。でもドアを開けて新顔が増える度に、一々自己紹介をし直すのはいい加減に面倒だった。
ただチラリと横目でみたウェンズデイやアーネ達は逐一あいさつをし返していたから、こちらの上流階級というのも楽じゃないんだなあ、とそんな事を思っていた。尤も彼女たちは私と違って顔見知りが多いのか、ほんの数秒の会釈だけで事を済ますパターンも多かったが。
悪魔が礼儀正しくていいのだろうかと、そんな考えも浮かんだけれど、すぐにコルドロン先生の言葉も思い出した。
『悪魔は礼儀正しいよ、それに規則も守る。そうでなきゃ人を騙せないだろう? アタシの経験則じゃ外面のいい悪魔ほど中身のぶっ飛んだとんでもない悪魔が多かったねぇ』
先生の言葉には不思議な重みがあった。
それを踏まえて周りを見てみると、悪魔たちは確かに腹に一物抱えていそう思えてならなかった。
やがて形容しがたい程に不気味な音色の鐘の音が室内に響く。特に説明はなかったが直感的に試験の終了の合図だと、みんなが似た様な感想を口にし始めた。
そうするとやはり誰となくおしゃべりを終え、一人また一人と席へ着いていく。ただ試験の成績が悪い人達、つまりはゴールするのが遅かった人ほど奥の机に腰かけていった。そんなルールがあるのか、それとも暗黙の規則なのかはわからなかったが、流れに乗って私は最前列の真ん中の席に座ることにした。
全員が着席したのと、教室のドアが開いたのは本当に同時だった。
ツカツカと一人の教師風の魔女が入ってくる。どこかで見た事があると思ったが、すぐにスタートの時に試験のルールを説明していた人だと思い出した。
魔女はコホンと、わざとらしい咳ばらいをすると小さい癖によく通る声で言う。
「まずは皆さん、合格おめでとうございます。多少のハプニングがありまして合格者が例年よりも多くなってしまいましたが、その分賑やかな学年になる事でしょう。お互いが研鑽を積み、魔術を高め合う事を期待します」
ハプニング、と言う単語が出た時に先生が私を一睨みしたような気がした。
それに加えて合格者が多かったという文言で一つの仮説が組み立てられた。
…今日合格した何人か、私が魔法で作った道を追ってきたんじゃないの? 動く枝も蜘蛛も、他にも仕掛けられていた罠なんかも丸ごと焼き払ってしまった…しかも道路のおまけつきで。
そりゃ余程の馬鹿でない限り私の通った道を使うに決まってるよね。合格者が増えるはずだ。
ま、そんな事に気が付いたところで別に何も変わらないけど。合格者が増えたところで、私の目的は強い悪魔を手駒にすることだ。どの道実力で合格できた人に会えればそれで十分だった。
ジェナルオと名乗った教師はこれからの大雑把なスケジュールを教えてくれた。
授業開始は四日後から。それまでは寮での生活を送りつつ、オリエンテーションをしながら学校に慣れるようにと言われた。退屈なお話がくどくどと続くよりもよっぽどマシだったが、呆気ないとそれはそれで調子が狂う。
やがて先生の話が終わり、寮へ案内する段階に来ると先生は
「寮に移動する前に、アヤコ・サンモトとウェンズデイ・ウェットグレイブの二名は私についてきてください。他の者は誘導の先生の指示に従って、速やかに寮へ移動し、準備を始めるように」
急に名前を呼ばれたことに、私は少しだけ驚いた。
チラリと同じく名指しで指名されたウェンズデイを見ると、さも当然というような誇らしい顔をしていた。
「お先に失礼いたします」
そう言って部屋を出て行くアーネを見送りつつ、私はウェンズデイに何か知っているのかを聞いてみた。
「きっと【七つの大罪】についてですわ」
「【七つの大罪】?」
「ええ。この学校では入学試験の上位成績者七名が【七つの大罪】というその学年をまとめ、取り締まるメンバーに選ばれますの。色々と面倒を押し付けられることも多いと聞きますが、少なくとも学年の中ではある程度の自由がきくくらいの権力は当たえられるそうですわ。少なくともこの教室にいた皆さんは今後、私達の顔色を伺って学生生活を送ることになるでしょうね」
ウェンズデイは良からぬことを企んでいるような笑顔を見せた。
なるほどね。その学年に限っての生徒会とか風紀委員みたいなものだと思えば分かりやすいかもしれない。いずれにせよ、成績優秀で学校側からも覚えめでたい存在になったという点は間違いなさそうだった。
そうこうしている内に教室から他の生徒が全員いなくなった。
「では参りましょう。お二人ともついてきてください」
◇
廊下に出た私達は皆が向かったのとは反対の方向へ連れていかれた。工匠が作った鉄格子のような枠が嵌っている窓の外には、月明かりに照らされた庭が見えている。全容は未だに分からないけれど、かなりの広さがあると思って間違いない。
このおどろおどろしい紋様が施された壁や柱や天井がどこまでも続いている。それ自体は大したことはないのだけれど、これが延々に繋がっていると思うと何となく気味が悪くなった。私は人間だが、心の中はそこら辺の妖怪よりもよっぽど化け物だと思う。そんな私でも薄気味悪く思えてしまうのだから、この学校はやはり悪魔の為のものなんだと再認識させられた。
しばらくは会話がなく、足音だけが空しく廊下に響いていた。
その沈黙を破ったのはウェンズデイの問いかけだった。
「ねえ、先生。私達が呼ばれたのは、やはり【七つの大罪】に選ばれたからなんでしょう」
「ふふ。流石はウェットグレイブ家のお嬢様。その通りですよ」
「お聞きしたいのだけれど、私とアヤコの試験結果はいかほどだったんです?」
それを聞いて私も肩が動いた。絶対的な自信はあるけれど、男女で部屋が別れていた事で少し、それが揺らいでいた。少なくとも私と同じくらい噂がささやかれているアンチェントパプル家の男子とはいい勝負だったんじゃないかと根拠もなく思っている。
先生は手に持ったボードの資料をパラパラとめくり、質問に答えた。
「ウェンズデイ・ウェットグレイブは…女子では二着、全体では六着の記録です」
…!?
六着?
おかしい。低すぎない? 私の予想では一位と二位を私とアンチェントパプルで争って、彼女は三位…少なくとも四位には入っているだろうと思い込んでいた。
じわりと嫌な予感が胸中に広がっていく。いっそのこと「やめて」と先生を制止しようかとすら思ってしまった。
そんな私の不安などは微塵も理解していない先生が淡々と私の順位を読み上げる…。
「アヤコ・サンモトは…四位に入っています」
一瞬、時間が停まったかと思った。
私は生まれて初めて自分の耳を信じられなくなってしまった。
四位……?
あり得ない…あり得ない!
この試験は全部が好調だったのに。あの蜘蛛の魔族に足止めを喰らった時間はあったけど、その分大技で遅れは取り戻せたはず。それなのに、私よりも早く着いた奴が三人もいるっていうの…?
私の表情から色が無くなるのが自分でも分かった。必死で均しているのに、心のざわめきが抑えられない。だからこの屈辱を最大限の笑顔で表現した。
それでも滲み出る何かに教師とウェンズデイは言葉を失っている。
「先生」
「…はい」
かすれた様な、裏返ったような声が廊下に飲み込まれた。
「私よりも先に合格した三人には、これから会えるんですよね?」
「え、ええ。定例に従って、その三名とあなたの後に合格した七位までが同じく呼び出されていますから」
「では急ぎましょう」
私よりも下の合格者はもうどうでもいい。その上位三人にしかもう興味は湧かなかった。
それからは件の部屋の前に着くまで無言の時間だけが流れていった。
ただチラリと横目でみたウェンズデイやアーネ達は逐一あいさつをし返していたから、こちらの上流階級というのも楽じゃないんだなあ、とそんな事を思っていた。尤も彼女たちは私と違って顔見知りが多いのか、ほんの数秒の会釈だけで事を済ますパターンも多かったが。
悪魔が礼儀正しくていいのだろうかと、そんな考えも浮かんだけれど、すぐにコルドロン先生の言葉も思い出した。
『悪魔は礼儀正しいよ、それに規則も守る。そうでなきゃ人を騙せないだろう? アタシの経験則じゃ外面のいい悪魔ほど中身のぶっ飛んだとんでもない悪魔が多かったねぇ』
先生の言葉には不思議な重みがあった。
それを踏まえて周りを見てみると、悪魔たちは確かに腹に一物抱えていそう思えてならなかった。
やがて形容しがたい程に不気味な音色の鐘の音が室内に響く。特に説明はなかったが直感的に試験の終了の合図だと、みんなが似た様な感想を口にし始めた。
そうするとやはり誰となくおしゃべりを終え、一人また一人と席へ着いていく。ただ試験の成績が悪い人達、つまりはゴールするのが遅かった人ほど奥の机に腰かけていった。そんなルールがあるのか、それとも暗黙の規則なのかはわからなかったが、流れに乗って私は最前列の真ん中の席に座ることにした。
全員が着席したのと、教室のドアが開いたのは本当に同時だった。
ツカツカと一人の教師風の魔女が入ってくる。どこかで見た事があると思ったが、すぐにスタートの時に試験のルールを説明していた人だと思い出した。
魔女はコホンと、わざとらしい咳ばらいをすると小さい癖によく通る声で言う。
「まずは皆さん、合格おめでとうございます。多少のハプニングがありまして合格者が例年よりも多くなってしまいましたが、その分賑やかな学年になる事でしょう。お互いが研鑽を積み、魔術を高め合う事を期待します」
ハプニング、と言う単語が出た時に先生が私を一睨みしたような気がした。
それに加えて合格者が多かったという文言で一つの仮説が組み立てられた。
…今日合格した何人か、私が魔法で作った道を追ってきたんじゃないの? 動く枝も蜘蛛も、他にも仕掛けられていた罠なんかも丸ごと焼き払ってしまった…しかも道路のおまけつきで。
そりゃ余程の馬鹿でない限り私の通った道を使うに決まってるよね。合格者が増えるはずだ。
ま、そんな事に気が付いたところで別に何も変わらないけど。合格者が増えたところで、私の目的は強い悪魔を手駒にすることだ。どの道実力で合格できた人に会えればそれで十分だった。
ジェナルオと名乗った教師はこれからの大雑把なスケジュールを教えてくれた。
授業開始は四日後から。それまでは寮での生活を送りつつ、オリエンテーションをしながら学校に慣れるようにと言われた。退屈なお話がくどくどと続くよりもよっぽどマシだったが、呆気ないとそれはそれで調子が狂う。
やがて先生の話が終わり、寮へ案内する段階に来ると先生は
「寮に移動する前に、アヤコ・サンモトとウェンズデイ・ウェットグレイブの二名は私についてきてください。他の者は誘導の先生の指示に従って、速やかに寮へ移動し、準備を始めるように」
急に名前を呼ばれたことに、私は少しだけ驚いた。
チラリと同じく名指しで指名されたウェンズデイを見ると、さも当然というような誇らしい顔をしていた。
「お先に失礼いたします」
そう言って部屋を出て行くアーネを見送りつつ、私はウェンズデイに何か知っているのかを聞いてみた。
「きっと【七つの大罪】についてですわ」
「【七つの大罪】?」
「ええ。この学校では入学試験の上位成績者七名が【七つの大罪】というその学年をまとめ、取り締まるメンバーに選ばれますの。色々と面倒を押し付けられることも多いと聞きますが、少なくとも学年の中ではある程度の自由がきくくらいの権力は当たえられるそうですわ。少なくともこの教室にいた皆さんは今後、私達の顔色を伺って学生生活を送ることになるでしょうね」
ウェンズデイは良からぬことを企んでいるような笑顔を見せた。
なるほどね。その学年に限っての生徒会とか風紀委員みたいなものだと思えば分かりやすいかもしれない。いずれにせよ、成績優秀で学校側からも覚えめでたい存在になったという点は間違いなさそうだった。
そうこうしている内に教室から他の生徒が全員いなくなった。
「では参りましょう。お二人ともついてきてください」
◇
廊下に出た私達は皆が向かったのとは反対の方向へ連れていかれた。工匠が作った鉄格子のような枠が嵌っている窓の外には、月明かりに照らされた庭が見えている。全容は未だに分からないけれど、かなりの広さがあると思って間違いない。
このおどろおどろしい紋様が施された壁や柱や天井がどこまでも続いている。それ自体は大したことはないのだけれど、これが延々に繋がっていると思うと何となく気味が悪くなった。私は人間だが、心の中はそこら辺の妖怪よりもよっぽど化け物だと思う。そんな私でも薄気味悪く思えてしまうのだから、この学校はやはり悪魔の為のものなんだと再認識させられた。
しばらくは会話がなく、足音だけが空しく廊下に響いていた。
その沈黙を破ったのはウェンズデイの問いかけだった。
「ねえ、先生。私達が呼ばれたのは、やはり【七つの大罪】に選ばれたからなんでしょう」
「ふふ。流石はウェットグレイブ家のお嬢様。その通りですよ」
「お聞きしたいのだけれど、私とアヤコの試験結果はいかほどだったんです?」
それを聞いて私も肩が動いた。絶対的な自信はあるけれど、男女で部屋が別れていた事で少し、それが揺らいでいた。少なくとも私と同じくらい噂がささやかれているアンチェントパプル家の男子とはいい勝負だったんじゃないかと根拠もなく思っている。
先生は手に持ったボードの資料をパラパラとめくり、質問に答えた。
「ウェンズデイ・ウェットグレイブは…女子では二着、全体では六着の記録です」
…!?
六着?
おかしい。低すぎない? 私の予想では一位と二位を私とアンチェントパプルで争って、彼女は三位…少なくとも四位には入っているだろうと思い込んでいた。
じわりと嫌な予感が胸中に広がっていく。いっそのこと「やめて」と先生を制止しようかとすら思ってしまった。
そんな私の不安などは微塵も理解していない先生が淡々と私の順位を読み上げる…。
「アヤコ・サンモトは…四位に入っています」
一瞬、時間が停まったかと思った。
私は生まれて初めて自分の耳を信じられなくなってしまった。
四位……?
あり得ない…あり得ない!
この試験は全部が好調だったのに。あの蜘蛛の魔族に足止めを喰らった時間はあったけど、その分大技で遅れは取り戻せたはず。それなのに、私よりも早く着いた奴が三人もいるっていうの…?
私の表情から色が無くなるのが自分でも分かった。必死で均しているのに、心のざわめきが抑えられない。だからこの屈辱を最大限の笑顔で表現した。
それでも滲み出る何かに教師とウェンズデイは言葉を失っている。
「先生」
「…はい」
かすれた様な、裏返ったような声が廊下に飲み込まれた。
「私よりも先に合格した三人には、これから会えるんですよね?」
「え、ええ。定例に従って、その三名とあなたの後に合格した七位までが同じく呼び出されていますから」
「では急ぎましょう」
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