127 / 189
南方諸国編
127 南方諸国へ-「セルー島」-妖精の国2
しおりを挟む
相手が国の代表ではなく神官だったが俺達の訪問理由を話すと、ちょっと微妙な顔をされた。
「その魔法共生菌は、この子達に影響はないでしょうか?」
あ、確かにその可能性もあるな。
魔法は生み出せるが人間を対象外にするために遺伝子操作してる。もし、妖精族も対象外になってたら大変なことになる。が、もう遅い。たぶん、俺達の体についててばら撒かれてる。
ー どう思う?
俺は、治癒の女神オリスさんと薬の女神クリスさんに声をかけた。
ぽっぽっ
お二方顕現。
それを見た女官たちはびっくりはしたが、女神様一行と知っているので大騒ぎにはならない。でも、さすがに顕現するシーンを見ると驚くよな。というか、確信に変わったかも?
「近くでよく見ないとね。おいで」と女神オリス。
手を差し伸べると、先ほど俺に挨拶した二十センチほどの妖精族の女がふわふわ女神オリスの所へ飛んで行った。
「あら? この子たちの魔法共生菌は、私たちが問題にしているのとちょっと違うわね」と女神オリス。
「そうね。人に感染する部分がないようね」と女神クリス。
「どういうこと?」
「つまり、この子たちが持っている魔法共生菌は人にはうつらないのよ」
ってことは、この南方諸国は安全なんだ。良かった! 最後だから気にしてたんだよ。
「じゃ、無害化魔法共生菌は必要ないと?」
「どうかなぁ? 今問題にしている魔法共生菌に勝てるな要らないけど、そうじゃないなら予防として散布したほうがいい」
「なるほど」
「ただ、この子の中ではもう無害化魔法共生菌に変わり始めてるみたいね。もう少し見ないと影響は分からないけど」と女神オリス。
ちょっと接触しただけなのに生物界の生存競争は激しいな。
女神クリスも妖精族にちょっと触れた後、眼を閉じている。神眼で拡大して見ているようだ。
そんな話をしていると、別の若い神官が収穫していたフルーツを持ってきた。
「よろしければ、どうぞ」
受け取って見ると、桃というよりプラム? 大きさはプラムより少し大きい。スキャンして問題ないので齧ってみた。
「うん。甘くて旨いな。いける」俺がそう言うと、美鈴達も手を出した。
俺、毒味役? ま、能力あるからいいけど。っていうか、お前らも能力あるじゃん。あ、味は分からないからか。
「かなり、高カロリーかもな」と言うと、美鈴とミゼールは手を引っ込める。分かりやすい奴ら。
「まぁ、でも酒よりはましだろ」また、手を出す。面白い。
「気にしてるんだ」
「いじわるなんだから~」と美鈴。
「人が悪いですマスター」とミゼール。
「これ、美味しい!」シュリは素直でいいな。
「うむ。旨いな」つられて、ナエル王も口にして称賛した。
実際、ジューシーで種が小さく食感はプラムというよりぶどうだった。面白いフルーツだ。これ、大量に作れないかな?
「これは美味しいフルーツですね。作り方は難しいんでしょうか?」
「こちらでは、ここでしか育ちませんが、それほど特別なことをしているわけではありません」神官セルナは、そう答えた。
妖精族が世話してるのか? ならそう言うか。ここの神官たちが育てているのかもな。ただ、ここ以外では育たないんだったら知らないだけで特殊な条件があるのかも。
収穫するのを見た限りではコーヒーの実のように枝にぎっしり生っていて収穫量は多そうなんだけどな。種と土を持ち帰って調べてみようかな?
「妖精たちはこのラームの実しか食べませんから大切に育てています」と神官セルナ。
分析してみたが完全栄養食というわけでは無かった。これだけで、生きていけるなら、やはり人間とはちょっと違う進化をしたんだろう。
俺が感心していたら、先ほどの妖精がふわふわ飛んできてラームの実を俺に「ハイッ。ワタシノキモチ」と渡してくれた。もっと食えってことかな?
「ありがとう。うん。旨いな」
「あっ」神官が驚いた顔をした。なんだ?
「なんか、またリュウジがしでかした気がする」美鈴が怪しいことを言う。
「またなの?」何それ。
「あら?」
「だな」
「リュウジ怖い」
って、いつの間に来てるんだよ女神隊! もしかして美鈴が呼び出した? いや、今の「あっ」は俺じゃないから。神官だから。集合するなよ。
「人聞きの悪いことを言うな。今、何も言ってないし。何もしてないだろ?」
「あの。妖精族が『ワタシノキモチ』と言ってラームを渡すときは、忠誠を誓いますという意味です」神官セルナは言いにくそうに言った。
「なんでだよ。それ無理やり過ぎだろ!」
そんな無茶な! 予め言っとけよ! 可愛いから許せるけど、地雷だろそれ!
「アリスノマスター」
何かと思ったが、アリスつながりか。その話をされたらそうだけど。ちゃんと分かってるんだ。
「感がいいのね」イリス様も感心している。
「そういうことね」アリスも納得したようだ。
「まぁ、それはいいけど。忠誠って、どういう意味になるんだ?」
「その子は常に付き従います」と神官。
「いや、それは出来ないだろう? ラームがあるところから離れられないだろ?」
っていうか、妖精が付きまとうとか、そういうファンタジー展開要らないから。いや、妖精じゃなくて、妖精族の魔法使いだけどな!
「リュウジは鬼だ」
「鬼ね」
「鬼なのだ」
「リュウジ怖い」なんで、そうなる。ってか、女神隊何しに来た?
「お前ら」
「ちょっといいかな?」そこでクリスさんから声が掛かった。
「お、クリスさん何か分かりましたか?」
「うん、簡単に分析した限りでは妖精族に悪影響はないみたい。それと、その妖精族の体の中は、もう無害化魔法共生菌に置き換わってるよ。それでも、問題無く飛べてるから大丈夫じゃないかな?」
「なるほど。よかったな」
「ハイ、マスター」
「あ~、それは……」
「前回の神様降臨の最には、その子のご先祖様が忠誠を誓いました」
俺が思案していると神官セルナが教えてくれた。
「そう言えば、再来とか言ってたけど以前にも神の降臨がこの島にあったの?」
「はい。百年ほど前と聞いています」
「ふむ。百年前か」
ー 百年前って、魔法共生菌が大陸で流行り出した時期だよな?
ー そうだね。コリスからもそう聞いてる。
ー 二代前の神が来たんだろうか?
ー どうだろう? 二千年前から不干渉主義だったから、その時だけじゃないかな?
ー あるいは、偽物か?
ー 今から調べるのは無理でしょ?
ー だよな。
「話戻すけど、この果実がないと連れて行けないよね?」
「はい。確かに」神官も困った顔。
「ねぇ、このラームって収穫してからどのくらい食べられるの?」突然アリスが聞いた。
「そうですね。普通は毎日収穫しますが、一週間ほどなら食べられます」
「なら、祭壇に備えたラームを転移すればいいんじゃない?」あ、アリスが要らぬ知恵を。
「ハイ?」
「分かりました」あ、分かっちゃったんだ。神官がお供えしてくれるんだ。
「あ~、ちょっと待て。最初に言っとくけど、これは嫁ではなく従者だからな? 種族違うからな! それと、冒険とかに行かないからな!」
「リュウジったら拘るわね! 面白い展開なのに!」とアリス。俺はアリスの玩具かよ!
「惜しいわね。もうちょっとでパーティ組めそうなのに」とイリス様。
パーティはマズいですよ。勇者いませんけど? 神様いますけど? 神様だらけですけど?
「ちょっと確率を……」
「いい絵が描けそう! リュウジ怖い」
絶対遊んでるよな。
てか、神様や使徒がいる冒険者パーティって何? 絶対変だよね? そもそも神様が魔王を倒しに行ったりしたら第一話で終わっちゃうんだけど? 製作委員会が黙ってないんだけど?
あ、そう言えば俺、魔王認定されてたじゃん。そのあと神になったけど! これ魔王倒したことになるの? 自己完結しちゃってるんだけど? 話終わってるんだけど!
「ワタシ、ミリィ。ヨロシクネ」あ~、意外と賢そうで何より。
「マスター、アンナイスル」俺を案内してくれるのか? しかも、いい子っぽい。
「うん。そうか」ミリィが飛び上がったので、諦めて俺も一緒に飛び上がって空中散歩をすることにした。
「おおおっ。さすがにアリス様のマスターですね」
やはり、実際に飛ぶところを見ると驚くんだな。てか、信じて無かった?
「マスターハヤイ!」
俺が普通に飛んだら追い付けないようだ。
「ん? あ、そうか。魔力弱いもんな。そうそう、これ付けられるか? って、リングはデカすぎて無理か?」
「マスターウレシイ」そういって、小さめの魔王化リングを渡したら、ミリィは腕輪にした。
「きゃ、これ凄いですマスター」
「いや、いきなり活舌がはっきりしてるんだが」
「ワタシ、なんだか体中から力が湧きだした感じがします」
「うん。というより、ちょっとデカくなってないか?」
さっき、二十センチメートルくらいだったハズだが、五センチくらい大きくなった気がする。なんか、妖精族には特殊な効果があるのか? 魔族に化けたりしないよな?
「そうかな? ああ、これでマスターに追い付けます」
ミリィは結構素早く飛べるようになっていた。まぁ、これは想定内。
それから、俺はミリィに俺の飛び方を教えたり、連れられて果樹園の他のフルーツを見て回った。まぁ、見るだけなら神眼があるけど神眼に説明はないからな。
帰ったら、ミリィを見て神官たちが唖然としていた。
「その魔法共生菌は、この子達に影響はないでしょうか?」
あ、確かにその可能性もあるな。
魔法は生み出せるが人間を対象外にするために遺伝子操作してる。もし、妖精族も対象外になってたら大変なことになる。が、もう遅い。たぶん、俺達の体についててばら撒かれてる。
ー どう思う?
俺は、治癒の女神オリスさんと薬の女神クリスさんに声をかけた。
ぽっぽっ
お二方顕現。
それを見た女官たちはびっくりはしたが、女神様一行と知っているので大騒ぎにはならない。でも、さすがに顕現するシーンを見ると驚くよな。というか、確信に変わったかも?
「近くでよく見ないとね。おいで」と女神オリス。
手を差し伸べると、先ほど俺に挨拶した二十センチほどの妖精族の女がふわふわ女神オリスの所へ飛んで行った。
「あら? この子たちの魔法共生菌は、私たちが問題にしているのとちょっと違うわね」と女神オリス。
「そうね。人に感染する部分がないようね」と女神クリス。
「どういうこと?」
「つまり、この子たちが持っている魔法共生菌は人にはうつらないのよ」
ってことは、この南方諸国は安全なんだ。良かった! 最後だから気にしてたんだよ。
「じゃ、無害化魔法共生菌は必要ないと?」
「どうかなぁ? 今問題にしている魔法共生菌に勝てるな要らないけど、そうじゃないなら予防として散布したほうがいい」
「なるほど」
「ただ、この子の中ではもう無害化魔法共生菌に変わり始めてるみたいね。もう少し見ないと影響は分からないけど」と女神オリス。
ちょっと接触しただけなのに生物界の生存競争は激しいな。
女神クリスも妖精族にちょっと触れた後、眼を閉じている。神眼で拡大して見ているようだ。
そんな話をしていると、別の若い神官が収穫していたフルーツを持ってきた。
「よろしければ、どうぞ」
受け取って見ると、桃というよりプラム? 大きさはプラムより少し大きい。スキャンして問題ないので齧ってみた。
「うん。甘くて旨いな。いける」俺がそう言うと、美鈴達も手を出した。
俺、毒味役? ま、能力あるからいいけど。っていうか、お前らも能力あるじゃん。あ、味は分からないからか。
「かなり、高カロリーかもな」と言うと、美鈴とミゼールは手を引っ込める。分かりやすい奴ら。
「まぁ、でも酒よりはましだろ」また、手を出す。面白い。
「気にしてるんだ」
「いじわるなんだから~」と美鈴。
「人が悪いですマスター」とミゼール。
「これ、美味しい!」シュリは素直でいいな。
「うむ。旨いな」つられて、ナエル王も口にして称賛した。
実際、ジューシーで種が小さく食感はプラムというよりぶどうだった。面白いフルーツだ。これ、大量に作れないかな?
「これは美味しいフルーツですね。作り方は難しいんでしょうか?」
「こちらでは、ここでしか育ちませんが、それほど特別なことをしているわけではありません」神官セルナは、そう答えた。
妖精族が世話してるのか? ならそう言うか。ここの神官たちが育てているのかもな。ただ、ここ以外では育たないんだったら知らないだけで特殊な条件があるのかも。
収穫するのを見た限りではコーヒーの実のように枝にぎっしり生っていて収穫量は多そうなんだけどな。種と土を持ち帰って調べてみようかな?
「妖精たちはこのラームの実しか食べませんから大切に育てています」と神官セルナ。
分析してみたが完全栄養食というわけでは無かった。これだけで、生きていけるなら、やはり人間とはちょっと違う進化をしたんだろう。
俺が感心していたら、先ほどの妖精がふわふわ飛んできてラームの実を俺に「ハイッ。ワタシノキモチ」と渡してくれた。もっと食えってことかな?
「ありがとう。うん。旨いな」
「あっ」神官が驚いた顔をした。なんだ?
「なんか、またリュウジがしでかした気がする」美鈴が怪しいことを言う。
「またなの?」何それ。
「あら?」
「だな」
「リュウジ怖い」
って、いつの間に来てるんだよ女神隊! もしかして美鈴が呼び出した? いや、今の「あっ」は俺じゃないから。神官だから。集合するなよ。
「人聞きの悪いことを言うな。今、何も言ってないし。何もしてないだろ?」
「あの。妖精族が『ワタシノキモチ』と言ってラームを渡すときは、忠誠を誓いますという意味です」神官セルナは言いにくそうに言った。
「なんでだよ。それ無理やり過ぎだろ!」
そんな無茶な! 予め言っとけよ! 可愛いから許せるけど、地雷だろそれ!
「アリスノマスター」
何かと思ったが、アリスつながりか。その話をされたらそうだけど。ちゃんと分かってるんだ。
「感がいいのね」イリス様も感心している。
「そういうことね」アリスも納得したようだ。
「まぁ、それはいいけど。忠誠って、どういう意味になるんだ?」
「その子は常に付き従います」と神官。
「いや、それは出来ないだろう? ラームがあるところから離れられないだろ?」
っていうか、妖精が付きまとうとか、そういうファンタジー展開要らないから。いや、妖精じゃなくて、妖精族の魔法使いだけどな!
「リュウジは鬼だ」
「鬼ね」
「鬼なのだ」
「リュウジ怖い」なんで、そうなる。ってか、女神隊何しに来た?
「お前ら」
「ちょっといいかな?」そこでクリスさんから声が掛かった。
「お、クリスさん何か分かりましたか?」
「うん、簡単に分析した限りでは妖精族に悪影響はないみたい。それと、その妖精族の体の中は、もう無害化魔法共生菌に置き換わってるよ。それでも、問題無く飛べてるから大丈夫じゃないかな?」
「なるほど。よかったな」
「ハイ、マスター」
「あ~、それは……」
「前回の神様降臨の最には、その子のご先祖様が忠誠を誓いました」
俺が思案していると神官セルナが教えてくれた。
「そう言えば、再来とか言ってたけど以前にも神の降臨がこの島にあったの?」
「はい。百年ほど前と聞いています」
「ふむ。百年前か」
ー 百年前って、魔法共生菌が大陸で流行り出した時期だよな?
ー そうだね。コリスからもそう聞いてる。
ー 二代前の神が来たんだろうか?
ー どうだろう? 二千年前から不干渉主義だったから、その時だけじゃないかな?
ー あるいは、偽物か?
ー 今から調べるのは無理でしょ?
ー だよな。
「話戻すけど、この果実がないと連れて行けないよね?」
「はい。確かに」神官も困った顔。
「ねぇ、このラームって収穫してからどのくらい食べられるの?」突然アリスが聞いた。
「そうですね。普通は毎日収穫しますが、一週間ほどなら食べられます」
「なら、祭壇に備えたラームを転移すればいいんじゃない?」あ、アリスが要らぬ知恵を。
「ハイ?」
「分かりました」あ、分かっちゃったんだ。神官がお供えしてくれるんだ。
「あ~、ちょっと待て。最初に言っとくけど、これは嫁ではなく従者だからな? 種族違うからな! それと、冒険とかに行かないからな!」
「リュウジったら拘るわね! 面白い展開なのに!」とアリス。俺はアリスの玩具かよ!
「惜しいわね。もうちょっとでパーティ組めそうなのに」とイリス様。
パーティはマズいですよ。勇者いませんけど? 神様いますけど? 神様だらけですけど?
「ちょっと確率を……」
「いい絵が描けそう! リュウジ怖い」
絶対遊んでるよな。
てか、神様や使徒がいる冒険者パーティって何? 絶対変だよね? そもそも神様が魔王を倒しに行ったりしたら第一話で終わっちゃうんだけど? 製作委員会が黙ってないんだけど?
あ、そう言えば俺、魔王認定されてたじゃん。そのあと神になったけど! これ魔王倒したことになるの? 自己完結しちゃってるんだけど? 話終わってるんだけど!
「ワタシ、ミリィ。ヨロシクネ」あ~、意外と賢そうで何より。
「マスター、アンナイスル」俺を案内してくれるのか? しかも、いい子っぽい。
「うん。そうか」ミリィが飛び上がったので、諦めて俺も一緒に飛び上がって空中散歩をすることにした。
「おおおっ。さすがにアリス様のマスターですね」
やはり、実際に飛ぶところを見ると驚くんだな。てか、信じて無かった?
「マスターハヤイ!」
俺が普通に飛んだら追い付けないようだ。
「ん? あ、そうか。魔力弱いもんな。そうそう、これ付けられるか? って、リングはデカすぎて無理か?」
「マスターウレシイ」そういって、小さめの魔王化リングを渡したら、ミリィは腕輪にした。
「きゃ、これ凄いですマスター」
「いや、いきなり活舌がはっきりしてるんだが」
「ワタシ、なんだか体中から力が湧きだした感じがします」
「うん。というより、ちょっとデカくなってないか?」
さっき、二十センチメートルくらいだったハズだが、五センチくらい大きくなった気がする。なんか、妖精族には特殊な効果があるのか? 魔族に化けたりしないよな?
「そうかな? ああ、これでマスターに追い付けます」
ミリィは結構素早く飛べるようになっていた。まぁ、これは想定内。
それから、俺はミリィに俺の飛び方を教えたり、連れられて果樹園の他のフルーツを見て回った。まぁ、見るだけなら神眼があるけど神眼に説明はないからな。
帰ったら、ミリィを見て神官たちが唖然としていた。
24
お気に入りに追加
582
あなたにおすすめの小説

明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです

元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~
冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。

【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。

異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!
あるちゃいる
ファンタジー
山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。
気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。
不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。
どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。
その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。
『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。
が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。
そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。
そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。
⚠️超絶不定期更新⚠️
転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!
nineyu
ファンタジー
男は絶望していた。
使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。
しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!
リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、
そんな不幸な男の転機はそこから20年。
累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされ、生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれてしまった、ベテランオッサン冒険者のお話。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?

神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる