121 / 189
南方諸国編
121 神魔ストリングレコーダー出来ました
しおりを挟む
ある日の女神湯、今日は何故か俺とアリスとイリス様で入っていた。
夏なので夜だが長湯をすることはあまりない。
「ねぇ、リュウジ」
「なんだね。アリス」
「そろそろ、タブレットみたいに映像を記録出来てもいいんじゃないの?」
「作れってこと?」
「うん。だって、もう何度も見返してるし」飽きた?
「いや、それ、記録出来たとしても……まぁ、言いたいことは分かった」
しょうがない、女神様のお願いだしね。
「あら、記録出来るようになるの? 素敵ね」イリス様も興味が?
「速攻で開発いたします。イリス様」
横で、アリスがガッツボーズ。謀ったな~っ。
* * *
と言うわけで、神魔科学の女神カリスと神魔道具の女神キリスに登場願った。もちろんミルルも一緒。
「要は、神魔フォンで通信している信号を記録・再生できればいいわけですね」さすがキリスさん。話が早い。
「はい。そうです。できれば、途中からでも再生できるのがいいです。映像を見ながら、記録場所を探すときがあるので」
「ああ、なるほど。確かリュウジさんがいた世界だと、磁気や電気で記録してましたよね」
「はい。回転する円盤に場所を移動しながら記録とかしてました」
「回転? あのタブレットって回転するもの入っていたかしら?」ふと、女神カリスが不思議そうに言う。
「ああそうか。そういう装置があったんですが、あのタブレットやスマホでは使ってないですね。非常に細かい網の目みたいな構造のものに直接電気を封じ込めたりしてました」
「網の目?」
「はい、交差したところの情報を読み書きするんです」
「なるほど、細分化して記録する訳ですね。でも、魔力や神力の信号だとさっき言ってたように繋がっているほうがいいかも知れません」
あ、女神カリスは、昔の螺旋状のディスクドライブを連想したようだ。確かにそういうのもあった。まぁ、いいか。
「なるほど。魔力パターンや神力パターンの場合は、やはり魔力あるいは神力をそのまま記録する必要があるでしょうね」
女神キリスも同意らしい。そういうものなのか。
「結晶石に取り込むように、信号を細い糸のように閉じ込められないでしょうか?」
俺は結晶石に神力を封じ込めた時のことを思い返して言ってみた。
「ああ、なるほど。確かに、素材としては結晶石と同じ成分がいいでしょうね。ただ、ディスク形式は難しいかも知れません」と女神キリス。
「確かに」女神カリスも。
回転させるのは無理か?
「あっ、別に回転しなくていいです。メカ的に大変なので」
ディスク状のメディアをこの世界で生産するのを想像できないしな。
* * *
結局、ディスク形式はやめた。
原理は良く分からんが球体の結晶石の中に神力や魔力の細い線をぐるぐると入れたような物になった。この線に情報を記録するらしい。
これ、昔あったエンドレステープに近いかも。初めと終わりがつながっているので、延々と再生出来るような構造だ。中で絡まないのが不思議。
まぁ、糸を巻いてるわけじゃないからな。もしかして内部構造としては二重なのか? 芯の魔力だけ動いているのか?
まぁ、原理はともかく、後はポジショニングさえ出来ればいいわけだ。
これは等間隔でマーキングしたらいいって俺が言ったので、すんなり決まったらしい。これで、頭出しが出来るようになった。シャトルも出来る。って、まんまビデオテープだな。
ちなみに、記録再生ヘッドは魔力と神力が引き合う性質を利用しているとのこと。
「これよ。これなのよ」
プロトタイプの神魔ストリングレコーダーを見てアリスが感激している。
「これ、頭出しっていうの? 探しながら映像がちょこちょこ見れて探し易いわね!」
そう、シャトル機能でビュンビュン先送りしながら、埋め込まれた映像を時々表示しているので探しやすいのだ。
「だろ? まぁ、これは経験がものを言う世界だからな」まぁ、仕事で使ってたし。
「これは素晴らしいものが出来ましたね。さすがに、出来上がった時のイメージを持ってる人がいると違います」
実際の神魔道具として仕上げた女神キリスも納得のようだ。
「この記録は、どのくらい保存出来るんでしょう?」
あまり考えていなかったのか女神キリスは、ちょっと考えた。
「まだ実績としてはないので保証は出来かねますが、魔力ストリングは非常に安定しているので強力な魔力場に晒されなければ消えたりしないと思います」と女神キリス。
「つまり、結晶石の保存期間くらいってことですか?」
「上手くいけば」
「それは素晴らしいです。これ神力でもそのまま動きますか?」
「はい、対応しています。神界用には神力ストリングレコーダーになりますね。両方対応しているので、どちらも同じ記録結晶石が使えます」
「さすがですね。もう、千年とか一万年とか保存できそう。あ、神界で採用されるかも」
* * *
こうして、神魔フォンに神魔ストリングレコーダーを付けるられるようになった。
会話の記録も出来るしビデオも撮れる。まぁ、スマホのビデオ機能とほぼ同じことが出来るわけだ。しかも、こっちのほうが映像は断然綺麗だし、全周パノラマも使える。なかなか使い勝手もいい。
ということで、今日はルセ島でビデオ撮影会だ。
「リュウジいくわよ~っ」
ニーナを始め、嫁たちは大はしゃぎ。
手振れ補正機能も付いてるので、最高の映像が撮れると思う。
まぁ、取っただけだと他人には見せられないので自分たちが楽しむためだけの映像だけど。
ところが、後で再生して分かったことだが、手振れ補正機能が半端ない上に映像が超綺麗で音声もリアルと物凄いことになっていた。
特に全周パノラマにすると超リアルでやばい。もう、頭の上にカメラをセッティングして生活してみたくなるレベル。ま、実際にやると間抜けなカメラマンになると思うけど。「xxxさんの一日みたいな他人の生活の疑似体験」なんてことも可能かも。
まぁ、これだけリアルな映像を記録できるとなったら、俺の世界だったら大騒ぎなってしまうだろう。
誰もが記録映像を残そうと必死になること請け合いだ。俺も、嫁達の若い映像を残しておこう……あれ? ちょっと待て。嫁たちは使徒だから年とらないじゃん。若いままじゃん。じゃ、要らないか。あ~でも、神格化する前の人間だった頃の映像とか貴重かもな~。よし、映像残そう!
ってことで、いきなりカメラマンになる俺。もう、浜辺で撮りまくりですよ。って、よく考えると俺自身もそうか。まだ人間だった頃の俺とか……ま、考えても仕方ない。撮るだけ撮っとこう。
しかし、こうなると次に必要なものは編集機だな。
* * *
「ビデオ編集機ですか?」
編集機の製作を神魔道具の女神キリスにお願いしてみた。
「はい。神魔ストリングレコーダーのおかげて超リアルな素晴らしい映像が撮れるようになったんですけど、同時にどうでもいい余計な映像も撮れちゃうわけです。必要な映像のみを切り出して一つの作品に纏めたいんです」
「なるほど」
「今の神魔ストリングレコーダーでも一応可能なんですけど、そうすると編集するときにノイズやゴミ映像が入り易いんです」と何とか説明する俺。
「わかりました。ちょっと考えてみます」
その後、俺は地球にいた頃に経験した編集機の知識をなんとか伝えるのだった。
これでなんとかなりそうだ。ほっと一安心する俺とエリス様だった。
実は、途中からエリス様も参加している。何故かと言うと、映像作品の女神様ってエリス様だったのだ。動画の女神様って別にいてもいいような気もするが。今までなかったものなので兼任するようだ。
もしかすると、これから誕生するのか?
「ねぇ、リュウジ」
女神キリスにお願いして部屋を出た後、エリス様が何気なく言う。
「やっぱりリュウジと私は深い関係になる運命なのね?」と妙な言い方をするエリス様。
「エリス様、その誤解を生むような表現は止めてください」
「そう? 神同士の深い関係なんて別に問題ないよ?」
「それはそうだけど」
「ふふふ。リュウジ、やっぱり怖い子」
やっぱり?
深い関係はともかく、これで映像作品を作ることが出来るようになったのだった。
夏なので夜だが長湯をすることはあまりない。
「ねぇ、リュウジ」
「なんだね。アリス」
「そろそろ、タブレットみたいに映像を記録出来てもいいんじゃないの?」
「作れってこと?」
「うん。だって、もう何度も見返してるし」飽きた?
「いや、それ、記録出来たとしても……まぁ、言いたいことは分かった」
しょうがない、女神様のお願いだしね。
「あら、記録出来るようになるの? 素敵ね」イリス様も興味が?
「速攻で開発いたします。イリス様」
横で、アリスがガッツボーズ。謀ったな~っ。
* * *
と言うわけで、神魔科学の女神カリスと神魔道具の女神キリスに登場願った。もちろんミルルも一緒。
「要は、神魔フォンで通信している信号を記録・再生できればいいわけですね」さすがキリスさん。話が早い。
「はい。そうです。できれば、途中からでも再生できるのがいいです。映像を見ながら、記録場所を探すときがあるので」
「ああ、なるほど。確かリュウジさんがいた世界だと、磁気や電気で記録してましたよね」
「はい。回転する円盤に場所を移動しながら記録とかしてました」
「回転? あのタブレットって回転するもの入っていたかしら?」ふと、女神カリスが不思議そうに言う。
「ああそうか。そういう装置があったんですが、あのタブレットやスマホでは使ってないですね。非常に細かい網の目みたいな構造のものに直接電気を封じ込めたりしてました」
「網の目?」
「はい、交差したところの情報を読み書きするんです」
「なるほど、細分化して記録する訳ですね。でも、魔力や神力の信号だとさっき言ってたように繋がっているほうがいいかも知れません」
あ、女神カリスは、昔の螺旋状のディスクドライブを連想したようだ。確かにそういうのもあった。まぁ、いいか。
「なるほど。魔力パターンや神力パターンの場合は、やはり魔力あるいは神力をそのまま記録する必要があるでしょうね」
女神キリスも同意らしい。そういうものなのか。
「結晶石に取り込むように、信号を細い糸のように閉じ込められないでしょうか?」
俺は結晶石に神力を封じ込めた時のことを思い返して言ってみた。
「ああ、なるほど。確かに、素材としては結晶石と同じ成分がいいでしょうね。ただ、ディスク形式は難しいかも知れません」と女神キリス。
「確かに」女神カリスも。
回転させるのは無理か?
「あっ、別に回転しなくていいです。メカ的に大変なので」
ディスク状のメディアをこの世界で生産するのを想像できないしな。
* * *
結局、ディスク形式はやめた。
原理は良く分からんが球体の結晶石の中に神力や魔力の細い線をぐるぐると入れたような物になった。この線に情報を記録するらしい。
これ、昔あったエンドレステープに近いかも。初めと終わりがつながっているので、延々と再生出来るような構造だ。中で絡まないのが不思議。
まぁ、糸を巻いてるわけじゃないからな。もしかして内部構造としては二重なのか? 芯の魔力だけ動いているのか?
まぁ、原理はともかく、後はポジショニングさえ出来ればいいわけだ。
これは等間隔でマーキングしたらいいって俺が言ったので、すんなり決まったらしい。これで、頭出しが出来るようになった。シャトルも出来る。って、まんまビデオテープだな。
ちなみに、記録再生ヘッドは魔力と神力が引き合う性質を利用しているとのこと。
「これよ。これなのよ」
プロトタイプの神魔ストリングレコーダーを見てアリスが感激している。
「これ、頭出しっていうの? 探しながら映像がちょこちょこ見れて探し易いわね!」
そう、シャトル機能でビュンビュン先送りしながら、埋め込まれた映像を時々表示しているので探しやすいのだ。
「だろ? まぁ、これは経験がものを言う世界だからな」まぁ、仕事で使ってたし。
「これは素晴らしいものが出来ましたね。さすがに、出来上がった時のイメージを持ってる人がいると違います」
実際の神魔道具として仕上げた女神キリスも納得のようだ。
「この記録は、どのくらい保存出来るんでしょう?」
あまり考えていなかったのか女神キリスは、ちょっと考えた。
「まだ実績としてはないので保証は出来かねますが、魔力ストリングは非常に安定しているので強力な魔力場に晒されなければ消えたりしないと思います」と女神キリス。
「つまり、結晶石の保存期間くらいってことですか?」
「上手くいけば」
「それは素晴らしいです。これ神力でもそのまま動きますか?」
「はい、対応しています。神界用には神力ストリングレコーダーになりますね。両方対応しているので、どちらも同じ記録結晶石が使えます」
「さすがですね。もう、千年とか一万年とか保存できそう。あ、神界で採用されるかも」
* * *
こうして、神魔フォンに神魔ストリングレコーダーを付けるられるようになった。
会話の記録も出来るしビデオも撮れる。まぁ、スマホのビデオ機能とほぼ同じことが出来るわけだ。しかも、こっちのほうが映像は断然綺麗だし、全周パノラマも使える。なかなか使い勝手もいい。
ということで、今日はルセ島でビデオ撮影会だ。
「リュウジいくわよ~っ」
ニーナを始め、嫁たちは大はしゃぎ。
手振れ補正機能も付いてるので、最高の映像が撮れると思う。
まぁ、取っただけだと他人には見せられないので自分たちが楽しむためだけの映像だけど。
ところが、後で再生して分かったことだが、手振れ補正機能が半端ない上に映像が超綺麗で音声もリアルと物凄いことになっていた。
特に全周パノラマにすると超リアルでやばい。もう、頭の上にカメラをセッティングして生活してみたくなるレベル。ま、実際にやると間抜けなカメラマンになると思うけど。「xxxさんの一日みたいな他人の生活の疑似体験」なんてことも可能かも。
まぁ、これだけリアルな映像を記録できるとなったら、俺の世界だったら大騒ぎなってしまうだろう。
誰もが記録映像を残そうと必死になること請け合いだ。俺も、嫁達の若い映像を残しておこう……あれ? ちょっと待て。嫁たちは使徒だから年とらないじゃん。若いままじゃん。じゃ、要らないか。あ~でも、神格化する前の人間だった頃の映像とか貴重かもな~。よし、映像残そう!
ってことで、いきなりカメラマンになる俺。もう、浜辺で撮りまくりですよ。って、よく考えると俺自身もそうか。まだ人間だった頃の俺とか……ま、考えても仕方ない。撮るだけ撮っとこう。
しかし、こうなると次に必要なものは編集機だな。
* * *
「ビデオ編集機ですか?」
編集機の製作を神魔道具の女神キリスにお願いしてみた。
「はい。神魔ストリングレコーダーのおかげて超リアルな素晴らしい映像が撮れるようになったんですけど、同時にどうでもいい余計な映像も撮れちゃうわけです。必要な映像のみを切り出して一つの作品に纏めたいんです」
「なるほど」
「今の神魔ストリングレコーダーでも一応可能なんですけど、そうすると編集するときにノイズやゴミ映像が入り易いんです」と何とか説明する俺。
「わかりました。ちょっと考えてみます」
その後、俺は地球にいた頃に経験した編集機の知識をなんとか伝えるのだった。
これでなんとかなりそうだ。ほっと一安心する俺とエリス様だった。
実は、途中からエリス様も参加している。何故かと言うと、映像作品の女神様ってエリス様だったのだ。動画の女神様って別にいてもいいような気もするが。今までなかったものなので兼任するようだ。
もしかすると、これから誕生するのか?
「ねぇ、リュウジ」
女神キリスにお願いして部屋を出た後、エリス様が何気なく言う。
「やっぱりリュウジと私は深い関係になる運命なのね?」と妙な言い方をするエリス様。
「エリス様、その誤解を生むような表現は止めてください」
「そう? 神同士の深い関係なんて別に問題ないよ?」
「それはそうだけど」
「ふふふ。リュウジ、やっぱり怖い子」
やっぱり?
深い関係はともかく、これで映像作品を作ることが出来るようになったのだった。
29
お気に入りに追加
582
あなたにおすすめの小説

明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです

元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~
冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。

レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!
あるちゃいる
ファンタジー
山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。
気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。
不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。
どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。
その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。
『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。
が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。
そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。
そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。
⚠️超絶不定期更新⚠️

神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!
nineyu
ファンタジー
男は絶望していた。
使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。
しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!
リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、
そんな不幸な男の転機はそこから20年。
累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされ、生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれてしまった、ベテランオッサン冒険者のお話。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる