119 / 189
南方諸国編
119 酒の女神サリス
しおりを挟む
H&Hズと香水を作る話をしていて蒸留の話をしたら不思議な顔をされた。
「じょうりゅうですか?」不思議そうに言うヒラク。
そういえばこの世界には蒸留という概念が無かった。
「そうか、この世界には蒸留器がないのか」
「それ、花の香りを取り出すのに使うんですか?」
「うんそう。圧搾機で絞ってもいいんだけど、蒸留すると香りの成分だけが取り出せるし、長持ちするんだよ」
「え~っ、それ絶対欲しい!」
それで、蒸留器を作ってみることにした。
* * *
最近は金属が自由に手に入るようになったので、窯と長いパイプを使って記憶にある蒸留器を作ってみた。
試行錯誤の末、なんとか花の香りを抽出できたので二人に披露してみた。
「きゃっ、これ凄いですマスター。香りそのものです」とヒラク。
ドライフラワーを作っていたヒラクだけに驚きも大きいようだ。
「これは、香水と言ってちょっとだけ使うものだよ。沢山の花から香りの成分だけを集めてるからな。濃いからほんのちょっと使うんだ」
「なるほど。一滴で花百本分とかになるんですね?」
「そういうこと」
「これ、何の香りですか?」
見てたヒスイも手に取って慎重に香りを嗅いだ。
「これは、中庭に咲いている赤い花だよ、きっと」とヒラク。
「おっ、ヒラク正解」
「ああ、あの香りのいい花ね! でも、強くなるとちょっと違いますね」とヒスイ。
彼女も、香りには敏感なようだ。
「ああ、ほんのちょっと使うのがポイントだよ。香りもちょっと違うけどね」
「でも、いい香りには違いないですね」
ヒスイも気に入ったようだ。
「こうして香水にしてしまえば、花が咲いていない季節でも香りを楽しめるわけだ」
ぽっ
そこに、女神オリスが登場。
「私も興味あります。ちょっといいかな?」
「はい。どうぞ」とオリス。一人で登場するのは珍しい。
「うん、これ凄くいい香りね!」
治癒師の女神が食い付いて来るとは思わなかった。
「あぁ、香りを使って治療することもあるんです」
オリスは、不思議そうに見る俺に説明した。アロマテラピーとかかな?
「そうなんだ。じゃぁ、やっぱり蒸留して成分集めたりしてるんですか?」
もしかすると、治癒目的に普通の香水とは違うものも作ってる?
「はい、やってますね」
その後、俺の手作り蒸留器は女神オリスの指導で高性能な香水製造機になった。
これなら西岸同盟の新しい産業に使えるだろうと、ヒラクも熱心に抽出方法を勉強していた。
* * *
香水作りがうまくいったので談話室で、その話を披露していた。
「まぁ、蒸留酒がないから蒸留技術はないとは思ってたんだよな。やっと出来てほっとしたよ」
「ん? 婿殿、蒸留酒とはなんのことかのぉ?」とペリ君が食いついた。
「うん、そこ詳しく」とテル君も食いついた。
あ、のんべに教えちゃいけない情報だったかも。
「ええっと、なんだったかなぁ?」
「いやいや、もう誤魔化してもだめなのじゃ」とリリー参戦。
「なんでリリーまで。お前、酒飲まないだろ~?」
「ちょっと、面白そうな気配がしたのじゃ」
「あ、女神隊集合」
ニーナまで食い付いて来た。
ぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっ
なんか、連続音になってるし。
「あ~っ、いや、これは思い付いてないから。思い出しただけだから」
「でも、トンデモ話なんでしょ?」とニーナ。
「いや、この世界にはないけど、別に珍しい話じゃないよ。蒸留酒なんて」
「ああ、蒸留して作った強いお酒のことね?」イリス様は知ってる模様。
「なに! 強い酒とな!」とペリ君。
「おお、面白いですね」とテル君。
この王様二人、のんべ仲間っぽいな。
「はい、アルコール成分が濃縮されるので、キツイというか酔いやすくなります」
「ほほう。ぜひ、飲んでみたいものじゃ」とペリ君。
「いいですね。私にもぜひ飲ませて欲しいものです」とテル君。
「そうは言っても、蒸留の仕方くらいしか分からないからなぁ。香りのいい樽に詰めて熟成させるとかしないと……あ、酒の女神様なんていないよね? 普通に酒の神ならオヤジだよね?」
「いるわよ」とアリス。
「いるんかい」
「酒の男神も居るし、女神もいるわよ。だって酒の種類も世界の数だけあるんだし、全てをカバーしてるわけないわよ」とアリス。
「ああ、なるほど。そういうことね。じゃ、この世界担当の酒の女神様とかいるんだ」
「もちろん!」
ぽっ
「わたしです。あstfr6です」
早っ! もしかして見てた?
「あ、始めまして。リュウジです。アリスが呼びました?」
「いえ、この世界も担当なので見てました」
やっぱり。なんか、この世界ちょっと注目されてる? されてるよな、やっぱ。
「そうなんだ。あ、じゃぁ、酒の神でサリスさんって呼んでいいですか?」
「はい、酒でサリスなんて、ぴったりですね。ふふ」あ、ネーミングルールも御存じなんですね?
「たまたまですけど。それで、蒸留酒の作り方とか教えて貰ったり出来ますか?」
「もちろん、いいですよ。沢山作って、みんなで頂きましょう!」あ~っ、やっぱりのんべなんだ。
「いいわね! わたしも楽しみよ!」とアリス。アリスもかよ!
「楽しみね」とイリス様。
「楽しみなのだ」とウリス様。あれ?そういや以前酒持ってたな。
「楽しみが怖い!」とエリス様。だよね。
「アリスさん、みなさんもよろしく!」あれ? これ眷属にする流れ?
ー そりゃそうよ。あんたの要請で出て来たのよ。
ー そうだけど。俺、知らないし。
ー 私もみんなも知ってるから大丈夫。
ー そうか、了解。
「じゃ、サリスさんも俺の眷属でいいですか?」
「はい、お願いします!」
最近は眷属にするのも簡単なので気軽に聞ける。
以前は、ない筈の能力でキスとかして苦労してたのが懐かしい。
まぁ、あれはあれで良かったなぁ。
ー 良かったんだ。
ー だから、盗聴禁止!
ちなみに、今でもキスで眷属にすることは出来る。
七人の侍女隊も、これで眷属化したし。あれ? やっぱり、俺の能力ってちょっと変かも?
「あ、リュウジはキスで眷属にしたいそうです」
「ちょっ。あ~、嘘です。あ、もう眷属にしました」
「あ、はい。ちょっと残念?」と女神サリス。
こういうのは、さらっと流しちゃおう。っていうか、嫁にするのとは違うし。
「あら、わたしも残念」えっ? イリス様なら全然OKです。アリスGJ。もう一度眷属にしましょう。
ー もう無効だから。
ー わかってるって。アリスの嫉妬が飛んでくるもんな。
ー 分かってるんじゃない。
ー 自分で、けしかけた癖に。
ー 残念でしたっ。
ー からかう為か。
「我も、ちょっと残念である」
「まじですか?」
「冗談なのだ」
「やっぱりか」
「わたしには聞かないの?」
「いや、誰にも聞いてないし」
「聞いて?」
「いいっ」
「どうして?」
「キスが怖いっていうから」
「バレてるし」
やっぱりか!
「じゃ、みんなで女神湯ね!」
だよね~っ。
ちなみに、女神サリスは見た目、酒を飲みそうもない清楚な感じだ。
もしかすると、ザルではなく、いい感じに酔うタイプかもしれない。そうだよな。酒の神様なのに酔えないなんてあるわけないよな? 楽しく酔う神様だよな?
「あ、露天風呂で飲んだりして」
「何それ、知らない! お風呂でお酒飲むの?」
女神サリスも知らないのか。こういう習慣は、地域性が出るのかな?
「えっ? そうですか? まぁ、弱い酒限定です。ああ、この世界の酒は弱いのでちょうどいいかも」
「いいわね! それ!」
妙にアリスが楽しそう。
で、一同で女神湯へ。
「うふふふ。念願の女神湯でお酒飲めるなんて、嬉しぃ~っ。このお酒のお舟もいいわね」
何故か桶がサリスに受けてる。
「あ、そうですね。この桶だけ古風な形で残ってますね」
「そうなの? なにか、お酒の樽みたいでいいわねっ? 香りもいいし」
俺は、徳利のように酒をサリスの器に注いだ。
「はい、どうぞ」
「ありがとう。じゃ、お返し」
「どもども」なんか、いきなり仲良くなってる。
「リュウジ、アリスが睨んでるわよっ」イリス様が教えてくれた。
「あ、アリスごめんなさい」とサリス。
「いいのよ。今日は初めてだし」次回はダメなんだ。
そうは言っても、結局みんなでわいわいお酒飲んで女神湯に入ったのだった。
あっ、みんな神様なのでお風呂で酒飲んでも危険はないのご心配なく。
ちなみに、ペリ君とテル君は入れません。
あ、別に風呂作るか? って、あっても楽しくないか。
<酒の女神サリス>
イラスト:AIアニメジェネレーターにて生成。
https://perchance.org/ai-anime-generator
「じょうりゅうですか?」不思議そうに言うヒラク。
そういえばこの世界には蒸留という概念が無かった。
「そうか、この世界には蒸留器がないのか」
「それ、花の香りを取り出すのに使うんですか?」
「うんそう。圧搾機で絞ってもいいんだけど、蒸留すると香りの成分だけが取り出せるし、長持ちするんだよ」
「え~っ、それ絶対欲しい!」
それで、蒸留器を作ってみることにした。
* * *
最近は金属が自由に手に入るようになったので、窯と長いパイプを使って記憶にある蒸留器を作ってみた。
試行錯誤の末、なんとか花の香りを抽出できたので二人に披露してみた。
「きゃっ、これ凄いですマスター。香りそのものです」とヒラク。
ドライフラワーを作っていたヒラクだけに驚きも大きいようだ。
「これは、香水と言ってちょっとだけ使うものだよ。沢山の花から香りの成分だけを集めてるからな。濃いからほんのちょっと使うんだ」
「なるほど。一滴で花百本分とかになるんですね?」
「そういうこと」
「これ、何の香りですか?」
見てたヒスイも手に取って慎重に香りを嗅いだ。
「これは、中庭に咲いている赤い花だよ、きっと」とヒラク。
「おっ、ヒラク正解」
「ああ、あの香りのいい花ね! でも、強くなるとちょっと違いますね」とヒスイ。
彼女も、香りには敏感なようだ。
「ああ、ほんのちょっと使うのがポイントだよ。香りもちょっと違うけどね」
「でも、いい香りには違いないですね」
ヒスイも気に入ったようだ。
「こうして香水にしてしまえば、花が咲いていない季節でも香りを楽しめるわけだ」
ぽっ
そこに、女神オリスが登場。
「私も興味あります。ちょっといいかな?」
「はい。どうぞ」とオリス。一人で登場するのは珍しい。
「うん、これ凄くいい香りね!」
治癒師の女神が食い付いて来るとは思わなかった。
「あぁ、香りを使って治療することもあるんです」
オリスは、不思議そうに見る俺に説明した。アロマテラピーとかかな?
「そうなんだ。じゃぁ、やっぱり蒸留して成分集めたりしてるんですか?」
もしかすると、治癒目的に普通の香水とは違うものも作ってる?
「はい、やってますね」
その後、俺の手作り蒸留器は女神オリスの指導で高性能な香水製造機になった。
これなら西岸同盟の新しい産業に使えるだろうと、ヒラクも熱心に抽出方法を勉強していた。
* * *
香水作りがうまくいったので談話室で、その話を披露していた。
「まぁ、蒸留酒がないから蒸留技術はないとは思ってたんだよな。やっと出来てほっとしたよ」
「ん? 婿殿、蒸留酒とはなんのことかのぉ?」とペリ君が食いついた。
「うん、そこ詳しく」とテル君も食いついた。
あ、のんべに教えちゃいけない情報だったかも。
「ええっと、なんだったかなぁ?」
「いやいや、もう誤魔化してもだめなのじゃ」とリリー参戦。
「なんでリリーまで。お前、酒飲まないだろ~?」
「ちょっと、面白そうな気配がしたのじゃ」
「あ、女神隊集合」
ニーナまで食い付いて来た。
ぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっ
なんか、連続音になってるし。
「あ~っ、いや、これは思い付いてないから。思い出しただけだから」
「でも、トンデモ話なんでしょ?」とニーナ。
「いや、この世界にはないけど、別に珍しい話じゃないよ。蒸留酒なんて」
「ああ、蒸留して作った強いお酒のことね?」イリス様は知ってる模様。
「なに! 強い酒とな!」とペリ君。
「おお、面白いですね」とテル君。
この王様二人、のんべ仲間っぽいな。
「はい、アルコール成分が濃縮されるので、キツイというか酔いやすくなります」
「ほほう。ぜひ、飲んでみたいものじゃ」とペリ君。
「いいですね。私にもぜひ飲ませて欲しいものです」とテル君。
「そうは言っても、蒸留の仕方くらいしか分からないからなぁ。香りのいい樽に詰めて熟成させるとかしないと……あ、酒の女神様なんていないよね? 普通に酒の神ならオヤジだよね?」
「いるわよ」とアリス。
「いるんかい」
「酒の男神も居るし、女神もいるわよ。だって酒の種類も世界の数だけあるんだし、全てをカバーしてるわけないわよ」とアリス。
「ああ、なるほど。そういうことね。じゃ、この世界担当の酒の女神様とかいるんだ」
「もちろん!」
ぽっ
「わたしです。あstfr6です」
早っ! もしかして見てた?
「あ、始めまして。リュウジです。アリスが呼びました?」
「いえ、この世界も担当なので見てました」
やっぱり。なんか、この世界ちょっと注目されてる? されてるよな、やっぱ。
「そうなんだ。あ、じゃぁ、酒の神でサリスさんって呼んでいいですか?」
「はい、酒でサリスなんて、ぴったりですね。ふふ」あ、ネーミングルールも御存じなんですね?
「たまたまですけど。それで、蒸留酒の作り方とか教えて貰ったり出来ますか?」
「もちろん、いいですよ。沢山作って、みんなで頂きましょう!」あ~っ、やっぱりのんべなんだ。
「いいわね! わたしも楽しみよ!」とアリス。アリスもかよ!
「楽しみね」とイリス様。
「楽しみなのだ」とウリス様。あれ?そういや以前酒持ってたな。
「楽しみが怖い!」とエリス様。だよね。
「アリスさん、みなさんもよろしく!」あれ? これ眷属にする流れ?
ー そりゃそうよ。あんたの要請で出て来たのよ。
ー そうだけど。俺、知らないし。
ー 私もみんなも知ってるから大丈夫。
ー そうか、了解。
「じゃ、サリスさんも俺の眷属でいいですか?」
「はい、お願いします!」
最近は眷属にするのも簡単なので気軽に聞ける。
以前は、ない筈の能力でキスとかして苦労してたのが懐かしい。
まぁ、あれはあれで良かったなぁ。
ー 良かったんだ。
ー だから、盗聴禁止!
ちなみに、今でもキスで眷属にすることは出来る。
七人の侍女隊も、これで眷属化したし。あれ? やっぱり、俺の能力ってちょっと変かも?
「あ、リュウジはキスで眷属にしたいそうです」
「ちょっ。あ~、嘘です。あ、もう眷属にしました」
「あ、はい。ちょっと残念?」と女神サリス。
こういうのは、さらっと流しちゃおう。っていうか、嫁にするのとは違うし。
「あら、わたしも残念」えっ? イリス様なら全然OKです。アリスGJ。もう一度眷属にしましょう。
ー もう無効だから。
ー わかってるって。アリスの嫉妬が飛んでくるもんな。
ー 分かってるんじゃない。
ー 自分で、けしかけた癖に。
ー 残念でしたっ。
ー からかう為か。
「我も、ちょっと残念である」
「まじですか?」
「冗談なのだ」
「やっぱりか」
「わたしには聞かないの?」
「いや、誰にも聞いてないし」
「聞いて?」
「いいっ」
「どうして?」
「キスが怖いっていうから」
「バレてるし」
やっぱりか!
「じゃ、みんなで女神湯ね!」
だよね~っ。
ちなみに、女神サリスは見た目、酒を飲みそうもない清楚な感じだ。
もしかすると、ザルではなく、いい感じに酔うタイプかもしれない。そうだよな。酒の神様なのに酔えないなんてあるわけないよな? 楽しく酔う神様だよな?
「あ、露天風呂で飲んだりして」
「何それ、知らない! お風呂でお酒飲むの?」
女神サリスも知らないのか。こういう習慣は、地域性が出るのかな?
「えっ? そうですか? まぁ、弱い酒限定です。ああ、この世界の酒は弱いのでちょうどいいかも」
「いいわね! それ!」
妙にアリスが楽しそう。
で、一同で女神湯へ。
「うふふふ。念願の女神湯でお酒飲めるなんて、嬉しぃ~っ。このお酒のお舟もいいわね」
何故か桶がサリスに受けてる。
「あ、そうですね。この桶だけ古風な形で残ってますね」
「そうなの? なにか、お酒の樽みたいでいいわねっ? 香りもいいし」
俺は、徳利のように酒をサリスの器に注いだ。
「はい、どうぞ」
「ありがとう。じゃ、お返し」
「どもども」なんか、いきなり仲良くなってる。
「リュウジ、アリスが睨んでるわよっ」イリス様が教えてくれた。
「あ、アリスごめんなさい」とサリス。
「いいのよ。今日は初めてだし」次回はダメなんだ。
そうは言っても、結局みんなでわいわいお酒飲んで女神湯に入ったのだった。
あっ、みんな神様なのでお風呂で酒飲んでも危険はないのご心配なく。
ちなみに、ペリ君とテル君は入れません。
あ、別に風呂作るか? って、あっても楽しくないか。
<酒の女神サリス>
イラスト:AIアニメジェネレーターにて生成。
https://perchance.org/ai-anime-generator
28
お気に入りに追加
585
あなたにおすすめの小説

【完結】神スキル拡大解釈で底辺パーティから成り上がります!
まにゅまにゅ
ファンタジー
平均レベルの低い底辺パーティ『龍炎光牙《りゅうえんこうが》』はオーク一匹倒すのにも命懸けで注目もされていないどこにでもでもいる冒険者たちのチームだった。
そんなある日ようやく資金も貯まり、神殿でお金を払って恩恵《ギフト》を授かるとその恩恵《ギフト》スキルは『拡大解釈』というもの。
その効果は魔法やスキルの内容を拡大解釈し、別の効果を引き起こせる、という神スキルだった。その拡大解釈により色んなものを回復《ヒール》で治したり強化《ブースト》で獲得経験値を増やしたりととんでもない効果を発揮する!
底辺パーティ『龍炎光牙』の大躍進が始まる!
第16回ファンタジー大賞奨励賞受賞作です。

異世界に行けるようになったんだが自宅に令嬢を持ち帰ってしまった件
シュミ
ファンタジー
高二である天音 旬はある日、女神によって異世界と現実世界を行き来できるようになった。
旬が異世界から現実世界に帰る直前に転びそうな少女を助けた結果、旬の自宅にその少女を持ち帰ってしまった。その少女はリーシャ・ミリセントと名乗り、王子に婚約破棄されたと話し───!?

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
「無加護」で孤児な私は追い出されたのでのんびりスローライフ生活!…のはずが精霊王に甘く溺愛されてます!?
白井
恋愛
誰もが精霊の加護を受ける国で、リリアは何の精霊の加護も持たない『無加護』として生まれる。
「魂の罪人め、呪われた悪魔め!」
精霊に嫌われ、人に石を投げられ泥まみれ孤児院ではこき使われてきた。
それでも生きるしかないリリアは決心する。
誰にも迷惑をかけないように、森でスローライフをしよう!
それなのに―……
「麗しき私の乙女よ」
すっごい美形…。えっ精霊王!?
どうして無加護の私が精霊王に溺愛されてるの!?
森で出会った精霊王に愛され、リリアの運命は変わっていく。

異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです

精霊さんと一緒にスローライフ ~異世界でも現代知識とチートな精霊さんがいれば安心です~
舞
ファンタジー
かわいい精霊さんと送る、スローライフ。
異世界に送り込まれたおっさんは、精霊さんと手を取り、スローライフをおくる。
夢は優しい国づくり。
『くに、つくりますか?』
『あめのぬぼこ、ぐるぐる』
『みぎまわりか、ひだりまわりか。それがもんだいなの』
いや、それはもう過ぎてますから。

異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~
小狸日
ファンタジー
交通事故に巻き込まれて、異世界に転移した拓(タク)と浩司(コウジ)
そこは、剣と魔法の世界だった。
2千年以上昔の勇者の物語、そこに出てくる勇者の遺産。
新しい世界で遺跡探検と異世界料理を楽しもうと思っていたのだが・・・
気に入らない異世界の常識に小さな喧嘩を売ることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる